※最終更新 10/21 07:30 昨夜、舟下りの途中で寝落ちしたので、それ以降を最後まで追加。
今日は、熊野本宮の大鳥居と大斎原(おゆのはら)へ行ったあと、熊野川を舟で下り、熊野速玉大社まで行く。
今日はとてもゆっくりした日程だ。
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行動エリアは、赤線で囲んだあたり。
1000 宿を出ようとすると宿のご主人が、今日はどこまで行くの? バスがすぐに来ないなら載せてってあげるよ。とおっしゃる。
想定外の展開。
じゃあ、本宮までお願いします。
0930 という流れで車に乗せていただき、宿を出発。
昨日のブログにおもてなし精神ゼロって書いたけど、早とちりだったなあ。後で直さないと。などと考えながらご主人と雑談。3年前に神奈川から移住してきたそう。仕事は住宅のリペア。奥さんは観光センター勤務。民宿は副業なのだ。そうだと思いましたよ。やる気感じなかったもん。と心の中で思いながら口には出さず、大人の対応(笑)
0950 本宮に到着。
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鳥居の脇の旗が目立つ。赤丸の中の黒い鳥は八咫烏(やたがらす) 足が3本あるのが特徴。神武天皇が東征するときに熊野から大和まで先導したとの伝承がある。
大斎原・大鳥居に向かう。
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5分ほどで田んぼの中に大鳥居が見えて来た。確かに大きい。
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大鳥居の周りの田んぼでは餅米を作っている。釜餅という餅菓子の材料になる。
大鳥居の後ろが大斎原(おおゆはら)だ。
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ここから向こうが大斎原。神のエリアなので写真撮影は禁止。
熊野神社の社殿は昔この大斎原にあった。明治22年の大水害で多くの社殿が流された。流出を免れた上四社三棟は現在地に移築。流失した中四社と下四社が石造りの祠二基に合祀されている。と、解説板にある。
大斎原は50×100メートルほどの平地。石造りの祠2つと碑が1つある。
この碑の文字が美しかった。写真に撮れないのが残念!
碑は「一遍上人神勅名号碑」、字は「永田麟谷書」とある。あとで調べてみよう。
のんびりと大斎原を散策。
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すぐ隣を熊野川が流れている。大斎原は熊野川の中洲なのだ。
1100 まわりを散策しながら本宮前に戻る。
時間があるので熊野について勉強することにした。
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熊野古道館。熊野ビジターセンターみたいなもの。バス停のすぐ隣にある。向こうに見えるのは消防署。
熊野三山に関するビデオが流れていたのでしばらく観る。昼食をはさんでビデオを見たりブログを書いたり。
1325 舟下りの出発点を経由するバスに乗る。
1400 舟下りの出発点、道の駅熊野川で下車。
予約をしておいたので、バスを降りると舟下りのスタッフが待っていてくれた。
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川下りの衣装を着て傘をかぶり、川に向かう。
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舟に乗り込む。
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スタッフが一人ずつ記念写真を撮ってくれる。親指を立てているのが私です(笑)
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出発です。この白い衣装の方がガイドさん。
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山が崩れて道路が無くなり橋をかけたのがこれ。
熊野川は三重県と和歌山県の県境を流れている。舟の進行方向、左手が三重県、右手が和歌山県。さあ、この橋はどっちの県でしょう?
時刻と舟の進む方角だけ考えればすぐにわかります。
正解は最後で。
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周囲の山々を眺めながら、ゆっくりと進みます。
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面白い形の苔。何に見えるかはあなたしだいです。
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フツーの山々を見ながら進みます。ゆったりとした感じがグー。
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と思ったら、突然に全速力。エンジン付きなので緩急自在。
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美しい風景が広がる。
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ここから流れが速くなります、とガイドさん。
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おおっ、水しぶきが!
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また、のんびり。
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御船島(みふねじま、御舟島)が見えてきた。もうここは、熊野速玉神社(くまのはやたまじんじゃ)の境内だ。つい先日の10/16に御船(みふね)祭が行われた。神輿を乗せた9隻の美しい神幸船がこの島の周りを回るのだそう。
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私の後ろ側の人たち。白い服が船頭さん。
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河原にお腹の白い大きめの鳥がいる。ガイドさんによればミサゴという猛禽類。トンビやサシバの仲間。絶滅危惧種だという。このあたりでは比較的よく見かけるらしい。
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こちらはカモ。黒い豆粒にしか見えないが。
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山がザクッと削り取られている。関西空港用の石をここから採掘したらしい。柱状節理なので上部で発破をかけるとその下の石がドサっと崩れて簡単に採石できたようです。と、ガイドさん。
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昔の雰囲気を味わってみましょう。ということで、エンジンを止め、川の流れに舟をゆだねる。ガイドさんが横笛を吹く。平安時代の曲らしい。なかなか乙な趣向だ。
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赤い橋が見えてきた。そろそろ終点だ。
1550 船着場に到着。約1時間30分の舟旅。思ったとおりに楽しかった。
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スタッフさんが車でお出迎え。熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)まで送っていただいた。
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速玉大社、正面の鳥居。
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御神木の梛(ナギ) 国指定天然記念物になっている。
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神門。向こうに見えるのは上三殿。
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拝殿。奥に速玉宮がある。屋根の上が少し見えている。
今日の予定はこれで終了。コンビニでお弁当を買って宿に向かおう。
◼️本日のデータ
舟下り乗船料金:4,300円。
乗船時間:約1.5時間。
出船時刻:10:00、14:30 (2回のみ、予約制)
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乗船時にいただいたパンフレットの舟下りマップ。川が蛇行しているのがよくわかる。
◼️本日の宿
速玉大社から徒歩15分のゲストハウス。着いたら閉まっていた。電話してすぐに来てほしいと催促。冷たい風に吹かれながら10分ほど待った。
◼️本日の教訓
個人経営で副業的にやっている宿は人が常駐していないと思うべし。
■クイズの正解
答えは三重県です。
熊野川は北から南に流れているので、午後は右手から太陽が射して左手が照らされます。
橋が照らされているので、橋は左手の三重県側。
熊野川をまたぐ橋がとても少ないこともガイドさんの解説で初めて知りました。仲が悪いわけじゃないけど、たくさん作る必要がないほど往来がないのでしょうね。面白いです。