今日は、犬山城を観に行く。
現存12天守の一つ。かつ、国宝5天守の一つでもある。
岐阜のバイクショップを尋ねたあと行く予定だったのだが、時間が足りなくてパス。
再チャレンジというわけ。
桑名市から犬山城までは、木曽川沿いを60キロ、約2時間。軽いツーリング気分。
1000 桑名の宿を出発。
木曽川の堤防の上を走る。
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堤防の上は見晴らしがよい。大好きなルートだ。
天気は良いし、気分はウキウキ。
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ところどころで、ごく普通の素敵な景色と出会う。
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観光地では見られない、こういう景色が大好き。
日本一周は、こんな景色との出会いを求める旅なのだ、といつも思う。
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ほら、こんな景色、いいでしょう。
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そして、こんな景色も。
ピンクの花、整備されたコート、動き回るシニアの人たち。
のどかだ~。
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ルートから外れて、ピンクの花を見に行く。
コスモス。秋桜という漢字に漂う哀愁とは真逆。華やかな花です。
2時間ほど走り、犬山城に近づくと、、、
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THE お城、いきなりの降臨。
やはりお城はこうでなくちゃ。
お城近くの駐輪場に相棒バイクを停め、お城に向かう。
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国宝 犬山城。
石の大きさが現地の人たちの自慢さを象徴している。
赤い欄干の隣では着物の美女を撮影中。
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美女の隣の案内板。
「犬山城天守入場までの待ち時間」とある。今日は空白。ゼロってことね。
そんなに人気あるのか。さすが国宝。
石段を登る。
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途中には三光稲荷神社。
稲荷神社には、なぜ鳥居が並んでいるのだろう。
宗教的なこじつけはともかく、いつ誰がどんな建前で始めたのか。興味深い。
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城郭の見取り図。
松之丸は、三光稲荷神社があったところ。
城跡に神社が進出してきたわけですね。
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鉄門(くろがねもん)
パンフには「櫓門(やぐらもん)と推定され」とある。
復元とは書いてないので、それっぽく作ったもののようだ。
こういうのは不要。石垣だけでいい。
天守が本物なのだから、不純物はマイナスになるだけ。
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鉄門を抜けると天守が待っていた。
望楼型、三重四階地下二階、複合式天守。
とパンフにある。
「三重四階」が理解しにくい。
外から見ると、三階のようだが、ホントは四階ということか?
入って確かめよう。
複合式天守は、天守と付櫓(つけやぐら)が直結しているタイプ。
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右手の赤丸部分が付櫓。
よく見ると、変な出っ張りかたをしている。
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入口。
石垣の横腹から入る形。
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門扉。
年季の入り方が違う。
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階段わきの空間。
石垣に寄り掛かった木材がリアル。
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階段を登る。
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周囲は石垣。
ここはまだ地下ということだ。
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さらに登る。
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階段の途中で振り返ってみた。
梁の存在感が凄い。
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階段を登り切って振り返る。
ここが1階だ。広さが違う。
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この出っ張った部屋が付櫓。
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付櫓からの風景。
三方が見えて、戦いには役立ちそう。
1階の武者走りを進む。
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右手の出っ張りは、石落としの間。
敵の攻めに、あそこから石を落として応戦する。床が開くのかは未確認。
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武者走りをさらに進む。
ところどころが敷居と下がり壁で区切られている。
寒いときは引き戸で仕切り、部屋のように使うのだろうか。
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上段の間。
藩主が使う部屋。廊下より一段(10センチぐらい)高くなっている。
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上段の間を覗き込む。
写真右手は武者隠し。油断ならない相手と殿が会うとき、臣下が隠れているところ。
写真左手は床の間と物入れ。
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精巧な模型が展示してある。凄い力作。
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2階に上がる。
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2階に上がったところ。
おお、梁が天守らしくなってきた。
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いつもながら太い梁は見応えがある。
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曲がりが少ない木材がきれいに並ぶ。
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武具の間。
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武具を置く棚がある。
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柱と梁の構造模型。
各階の柱の位置関係がよくわかる。素晴らしい。
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2階の窓から外を見る。
ん? 格子が無い。なぜだろう。攻められたとき、どうするの?
3階に上る。
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階段途中で2階の梁を見る。
この角度もいいね。
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頭上にご注意、の貼紙。
きっと大勢がぶつけたんだろう。赤のピラピラがそれを物語る。
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3階。
天井が低い。左手に唐破風(からはふ)がある。
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唐破風の間。
ここも小さな部屋ということ。
三重四階の意味をガッテン。
唐破風は外から見ると二層目の上部だが、中では階が分かれていて3階になる。
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梁を見ながら最上階に上る。
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最上階。
赤い絨毯は観光用ギミック。板張りのまま見たかった。
なぜこんなものを敷くのか、理解に苦しむ。
鴨居の上の写真も邪魔。もっと、ありのままを見せてくれ~。
気を取り直して、外に出る。
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木曽川、ライン大橋、伊木山を望む。
川のこちらは犬山市、向こうは各務原(かかみがはら)市。
警備員さんが、岐阜城が見えるよ、と教えてくれた。
肉眼ではハッキリとはわからない。
カメラを最大の望遠にする。
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見えた。山頂に小さな凸がある。
直線距離、約20キロ。う~む、見えるもんだね。
天守を出る。
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見下ろすと、整理用の白い鎖がズラッと並ぶ。
土日にはチケット売場まで行列が続くとのこと。さすが国宝。
駐車場に向かう。
松之丸エリアにある神社の境内を通ると、、、
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鳥居から下がるライトが一つ、外れて落ちて、、、
緑の屋根を背景に、なかなか絵になる光景。
かな?
■本日のデータ
犬山城天守:入城料金550円。
■本日の宿
犬山城のごく近く。ビジネスホテル。建物裏の屋根付きエリアに駐輪。