今日は石垣島から高速船で竹富島に行く。
(たぶん)外国人の団体さん。
これに乗る。
日本人の団体さん。この日は団体さんで溢れていた。
まず、竹富島ゆがふ館(ビジターセンター)に行ってみる。
ターミナルの向かいにある。裏手から入る。
アプローチがいい雰囲気。
庭には、トーナチ(和名ハスノハギリ)。
中に入る。
周辺海域の解説がある。
「石垣島と西表島の間に広がる海は石西礁湖(せきせいしょうこ)と呼ばれ、(略)
竹富島は、サンゴ礁が盛り上がって出来た周囲9.2kmの小さな島です。」とある。
竹富島は、サンゴ礁が盛り上がった島なのか! 知らなかった。
竹富島を中心としたマップ。台湾が近い。
昔の人たちはこんなに細かく海を識別していたのか。すごいなあ。
竹富町の島暦(しまごよみ)
ゆがふ館から出たところ。むしろ、こっちが正門。
赤い花が印象的だ。名称不詳。
竹富島にはあちこちにこのような解説が立っている。
中心部の集落に向かう道を歩く。
歩道を覆う樹木が特徴的だ。赤い花が咲いている。
20分ほど歩いて「東のスンマシャー」に着く。集落の入り口だ。
11.2キロの荷物はさすが重いが、やっぱり歩くのはいいね。ゆっくりといろいろなものを見ながら歩くと、今まで見過ごしていたことがいろいろ見えてくる。
少し歩くと竹富郵便局。小さな島なので郵便局はここだけ。
さらに歩くと水牛車に出会う。
追い越して、前に出て撮影。
竹富島のイメージは、やっぱり水牛車。
こちらは次の日に出会った水牛車。いきなり正面衝突!(笑)
ツノがくるっと丸くなっているね。個性的。
おっとっと、もう一台。
宿に到着。
竹富島はこんな感じの民宿がほとんど。
伝統的建築物保存地域なので元民家が多い。
そういえば、星のやがあるが、あれはどうなっている?
民家と同じ意匠で新築したのだろうか?
宿に荷物を置き、身軽になる。
さあ、歩き回るぞ。
まず、なごみの塔に行く。
コンクリート製。昭和28年建造らしい。今は登れない。
塔の下まで登って周囲を見回す。
すぐ後ろにある、あかやま展望台という名のビルの屋上からの風景。
左手になごみの塔が見える。
ちなみに、あかやま展望台の入場料は100円。
無人なので木の箱に入れるシステム。
喜宝院蒐集館(きほういんしゅうしゅうかん)に入る。
こちらも無人。入り口に300円を置くシステム。
展示品はいろいろあったが、この2点がお気に入り。
こんな衣装の女性と会ったら、それだけで惚れそう。
お昼だ。食べないことが多いのだが、せっかくなので沖縄そばを食べよう。
竹の子というお店。有名らしく順番待ち。
お店の向かいにある待合スペース。木陰で涼しかった。
10分ほど待って、入店。
沖縄そば、美味しかった。
心を奪われたのは、店主ご夫婦の娘さん。7歳。
ちょっとおしゃまだけど、聡明な顔立ち。しぐさがかわいい。
会計をするおじいちゃんの後ろで、お釣りを出して渡す。
お客さんが帰ると食器をお盆に乗せてキッチンまで運ぶ。
小さなからだで、麺の器を乗せたトレイを危なっかしげに一所懸命に運ぶ。
そのあとは食器洗い。
胸がキュンキュンしてきた。
カウンター席だったので、すぐ目の前で食器を洗っている。
話かけるなら今しかない。
こんにちは~。いくつですかぁ~。
ななさい
じゃあ、こんど二年生?
(うなづく)
いつもお手伝いしてるの~?
(うなづく)
そう、えらいねぇ~
だめだ、会話が続かない。
思春期にありがちな現象。諦めるしかない。
オレも7歳なので同い年。付き合ってほしい、って言いたかったのだが、、、
片思いはここまでにして、傷心を捨てに海にいこう。
海に向かって少し歩くと、西のスンマシャー。
数分で海に出る。
観光スポット、西桟橋。
透き通る海&記念撮影するファミリー&語り合うカップル。明るい! いいねぇ。
次の目的地は、コンドイビーチ。
照りつける陽射しの中を黙々と歩く。
シロオビアゲハ。黒と白のデザインがいい。
動きが速くて撮るのがたいへん。30枚中のベストショット。
朝顔系の植物。詳細不詳。
陽の光に透ける藤色の花びらが美しい。
コンドイビーチ到着。西桟橋から15分ぐらい。
おお! いきなり夏の風景。いいね。
泳がないので、次の目的地、カイジビーチを目指す。
さっきは車道脇の歩道を歩いてきたが、今度は海岸線を歩いてみよう。
砂浜は、サンゴの破片、貝殻の破片、有孔虫の骨などだけで、岩石の砂は見当たらない。だから白い。サンゴ礁が盛り上がった島だもんね。
陽射しから逃れて休息する二人。
沖縄パインかな?
カイジ浜に着く。
砂浜で何かを探す人たち。近寄ってみよう。
ああっあ、もう、暑くてやってらんないわよ。私は日陰で休みます、と(たぶん)言っているおかーさん。旦那と娘は一心腐乱に何かを探す。
はい、見つけました、星砂!
小さすぎてわからない? 写真を拡大してみてね。
星砂の正体は有孔虫の骨。
ビンいっぱいの骨が300円。
あたしならこっち買うわ、とさっきのおかーさん。
が言っている気がした。
竹富島はどこも花でいっぱいだ。
それでは、風走記写真展「竹富島、花のある風景」をどうそ。
引き続き、風走記写真展「シーサーがいる風景」
※小さくても必ずどこかにシーサーがいます。
【今日のマニアック】
【本日のデータ】
高速船:1330円(往復券)
※ご注意
アダンの葉に不用意に触れないでください。手を切るおそれがあります。
(マニュアル風注意書き)
なるほど。
引き続き校閲を期待してます。
自分で調べる時間が短縮できます(笑)
「沖縄パイン」はアダン(阿檀)ですね。
タコノキ科(気根が伸びるタイプの植物)で、パイナップル科ではないようです。
人間も食べられないことはないですが、今はヤシガニの好物として有名です。
葉は古くからムシロやワラジなどの民具を作るのに使われ、戦前にはアダン葉製のパナマ帽が沖縄県の特産品でした。
ちなみに琉球王国の政治家・蔡温は、防風・防潮・防砂林としてアダンを海岸地帯に植えるよう指導しています。今でも海岸地帯にはたくさんアダンが生えています。
そうなんですね。
あとで訂正しておきます。
「名称不詳」の赤い花は「デイゴ」です。沖縄の県花です。
「うりずん」の季節に咲く花として知られています。
「うりずん」とは旧暦2月から3月頃(新暦ではちょうど今頃)の季節をさす沖縄の言葉で、「潤い初め」が語源と言われています。冬が終わって大地が潤い、草が芽吹き花が開きはじめる季節です。良い時期に沖縄を訪問されました。
私のフィールドに入ってきたからには、曖昧な記述は容赦なく赤字を入れさせていただきますよ…フッフッフ…。
先生、お待ちしておりました(笑)
ぜひ、加筆・修正をよろしくお願いいたします。
あの本を持って来ればよかったと反省しきりです。