さあ、今日は与那国島だ。日本最西端の場所がある。
なぜ人間は端に行きたくなるのだろう?
行けるところまで行ってみました、という達成感か?
端ってどうなっているんだろう、という好奇心か?
まあ、それはともかく、日本一周と言うからには端まで行かないとね。
石垣島から与那国島まで連れて行ってくれるのは、約50人乗りのプロペラ機。
誘導係のオジサンに頼んで記念撮影。
子供のころ、立っているものは親でも使え、っていう格言?を教わったので、常にそれを実行中。
この、歩いていってタラップを登る、という搭乗方法、大好き!
いかにも、飛行機に乗りました! っていう感じがする。
1005 石垣空港を離陸。
座席が運よくプロペラの隣!
プロペラ機マニアにとっては最上級の特等席。
離陸の瞬間を撮りまくった中の1枚がこれ。
題して「プロペラと海」、、、平凡、、、(汗)
天気が悪かったので雲があるのが残念だが、まあ良しとしよう。
運は望みすぎないことが大切だ。
1042 与那国島上空。
海が青い。
降りるときもタラップだ。いいね。
タラップを降りて歩く乗客を飛行機から見送る客室乗務員さん。
はにかんだような微笑みが魅力的だ。客室乗務員さんはみな美人だが、はにかむ笑みを持つ人はまれだ。
素敵な便に乗り合わせた幸運に乾杯!
(注)客室乗務員さんはこの1名。
荷物をカーゴに乗せる風景。
こういう風景を見られるのもローカル線のいいところ。
1110 宿の人に送迎され、島西端の久部良港近くの宿に到着。
例によってレンタルバイクを借りる。
1200 さあ、まずは日本最西端を目指そう。
1210 あっと言う間に日本最西端到着。
石垣島より台湾のほうが6km近い!
天気に恵まれれば台湾が見える、らしい(真偽不明)
1240 では、端から端へ、島の東端を目指そう。
1320 ダンヌ浜。
と、そこに、、、
石垣島行き1335発RAC744便。離陸直後なので脚が出ている。(たぶん)格納中。
1335 与那国空港。
駐車場の植物が面白かった。
成長の流れが一目で見られるタイミングだったらしい。
ね。すごいでしょ。こんなにいいタイミングってある?
植物の名称は不詳。
1350 ナンタ浜。
と、また、廃物マニア垂涎の光景が、、、
陸に上がった水中観光船。見えるのは空ばかり。
錆びたスクリュー。
天を仰ぐ覗き窓。
過ぎし良き日を思い出しているような、、、
1420 ディンダバナ。
ご覧のとおり。
岩に沿って歩いて行けるところまで行った先の風景。
1500 東崎灯台。
曇っていて風が強く、雨もパラつく中で到着。
寒いと南国も北国と変わらない印象になる! ことを発見。
場所よりタイミングなのだ!
ま、写真じゃわからないけどね。
灯台から島の中央部を望む風景。
遠くに見える(たぶん)電波塔は島のどこからでも見える。
小さな島だ、ということを実感。
1510 軍艦島。見てのとおり。
1518 立神岩。見てのとおり。
1600 宿に到着。
たった4時間で島を一周。雨がパラついたので急いだこともあるけど。
【本日の夕飯】
カップラーメンの沖縄そば。沖縄限定販売。
与那国島には飲食店や売店が少ない。
売店には限られたものしかない。
というわけで今日はこれ。
【本日のデータ】
航空運賃(石垣島→与那国島):13,780円(取扱料金1,080円を含む)
島一周の距離:約26km
売店の数:数軒
駐車場の、小さいヤシの木みたいな植物は「ソテツ(蘇鉄)」です。
ヤシの木に似てますが、ヤシの木の仲間ではないようです。
ソテツがこんなふうに育つのは知りませんでした。面白い写真ですね。
ソテツは琉球王朝時代から救荒作物として栽培されていました。蔡温も「蘇鉄は凶年の補となり、わけて重宝なるもの」として栽培を奨励しています。
種子(見た目うまそう)と幹から採れるデンプンを食用にするのですが、しっかり毒抜きをしないと中毒死します。
第一次大戦後の戦後恐慌の際は、ソテツを食べなければならないほど県民が貧窮に陥り(そして中毒死が相次ぎ)、「ソテツ地獄」と呼ばれました。
※私もそろそろ頭を沖縄モードに切り替える必要を感じているので、良い復習になります。
蘇鉄ですか!
私が子供のころ、田端義夫という歌手が、
♪ 赤い蘇鉄の 実も熟れる頃
♪ 加那(かな)も年頃 加那も年頃
♪ 大島育ち
と歌っていたのを思い出しました。
「大島育ち」という歌です。
この「大島」は「奄美大島」のことですが。
植物の名前がわかってよかったです。
写真を自慢しやすくなりました(笑)