南阿蘇鉄道でトロッコ列車を走らせているらしい。
面白そうだ。 乗ってみよう。
始発の高森駅に行く。
土日祝日のみ運行。今日は土曜日。ラッキー!
1130発、1330発、1430発の3便。繁忙期は1030が加わる。
1130発の切符を買う。座席指定。いいね。並ばなくて済む。
1120 ホームに入る。
幸せなファミリーがいっぱい。いいなあ。一人は寂しい。
車掌さんは何かを説明中。出発前からご苦労さまです。
先頭は電気機関車。客車は3両。
運転手さんが駅長さんから何かを手渡されて、いよいよ出発。
※何かの説明はあったのだが忘れてしまった。これを持っている運転手だけが列車を走らせていいというシステムなので、別の列車が走って衝突することはない、という何か。子供のころ西武鉄道で同じ光景を見た記憶がある。懐かしい。
1130 高森駅を出発。風を切って走り出す。
ススキと稲穂と外輪山。
見晴台駅。
なぜか女性が一人立っている。モデルさん?
ここは「午後の紅茶」のCMで上白石萌歌(かみしらいしもか)さん(※)が立っていた駅、ということで有名らしい。
※上白石萌歌:アニメ『君の名は。』のヒロインの声で有名になった上白石萌音(かみしらいしもね)さんの妹。
駅の自販機にあるのは「午後の紅茶」だけ! いいね、この徹底ぶり!
車掌さんの漫談的トークに車内は爆笑。往復の1時間、ずっとしゃべりっぱなし。
私の席2号車1Cから前を撮影。1号車には誰もいない。小豆色は機関車。
3両編成で乗っているのは2両目だけ。採算は取れるのか? 現実は厳しい。
阿蘇白川駅では忍者が登場。手裏剣の代わりに飴を車内にばら撒く。
子供たち大喜び。
終点の中松駅。震災の被害でここから先は復旧待ち。
機関車のドアが開いている。ラッキー! とばかりに運転席を撮影。
こっちでは駅員さんがファミリーを撮影。美人ママ、大満足。
中松駅で折り返して出発。手を振る観光客&バイトのお兄さん。
杉の根元は水源。南阿蘇にはたくさんの水源がある。ここもその一つ。
「ここの水でウィスキー割るとスッゲー美味しいんすよ」と車掌さん力説。
小池水源。景色が美しい。
南阿蘇白川水源駅。牛めし弁当を売るおねーさん。
「最後の一つです、どなたかいかがですかぁ~」の叫びも空しく、シーン。
じゃあ私が買うか、と、つい買ってしまった。
踏切を過ぎ、
蕎麦畠を過ぎ、
稲穂が実る田んぼを過ぎ(赤いのは曼殊沙華)、
秋の風情の木々を過ぎ、
古い機関車の脇を過ぎると、
高森駅に帰還。往復1時間の旅は終了。
列車が見えるベンチで牛めし弁当をいただく。
こういうノンビリした日もいいね。
高森駅舎内。見上げるとこんな風景。寄せ書きと寄せ書きと絵画と絵画。
さあ、今日は熊本市街の宿まで行かねば。
ルートはこう。
高森駅 → 阿蘇パノラマライン(草千里)→ 阿蘇市(宿に鍵を返す)→ 二辺塚城跡(パラグライダー練習エリア) →阿蘇ネーチャランド(パラグライダー情報収集)→ ミルクロード → 熊本市街(宿)
二辺塚城跡(パラグライダー練習エリア)で、相棒バイクのウィンドウスクリーンを割るアクシデント発生。書くと長くなるので省略。
ミルクロードを走るとパラグライダーが飛ぶのが見える。
草の生える砂利道を走り、エリアに到着。
そこには、素晴らしい景色が待っていた。
説明不要。ご覧あれ。
【本日のデータ】
トロッコ列車:往復1380円
【本日の宿】
阿蘇市街だが山の中。古い温泉旅館。安い割には居心地がいい。連泊予定。