6時に起きて昨日分のブログを書いていたのだが、終わったのは13時30分。
伊勢神宮(いせじんぐう)の外宮(げくう)と内宮(ないくう)は4キロほど離れた場所にある。
今からだと両方はムリだな、と判断。外宮にだけいくことにする。
1400 宿を出発。10分で外宮の駐車場に着く。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156087-1280x853.jpg)
豊受大神宮(外宮)(とようけだいじんぐう(げくう))の説明書き。
ほう、正式名称は 豊受大神宮なのか。知らなかった。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156009-1280x853.jpg)
境内マップ。
境内は広いがシンプル。これなら迷わず行けそうだ。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156010-1280x853.jpg)
木製の太鼓橋(たいこばし)を渡る。
それだけで神聖な気分になるのが不思議。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156011-1280x853.jpg)
御厩(みうまや)
神馬がいる馬小屋。馬小屋という表現は恐れ多いかも。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156012-1280x853.jpg)
神馬、笑智号(えみともごう)
ずっと眠そうにしていた。いくら神馬でも活躍の場がないとツライよね。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156037-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156039-1280x853.jpg)
偶然、神様への食事を運ぶ儀式と出会う。
あの箱の中に神様の食事が入っている。
たまたま近くにいたガイドさんに何という儀式か尋ねてみた。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156045-1280x853.jpg)
資料の中から、サッと取り出して見せてくれたのが、これ。
日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)
神様に朝夕のお食事を奉り、祈りと感謝を捧げるもの。
朝と夕方、毎日同じ時刻に行うが、夏と冬では時刻が少し変わるらしい。
この祭を見に来ていた人に教えていただいた。
正宮(しょうぐう)へ向かう。この「宮」は「ぐう」と濁る。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156046-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156060-1280x853.jpg)
正宮の隣に広い空き地がある。
伊勢神宮は20年ごとに建物を新しく作り変える。
次回は、この空き地に新しい建物を作る。
20年ごとに建物の位置が変わるわけだ。
これを式年遷宮(しきねんせんぐう)と言う。
この空き地は、古殿地(こでんち)or 御敷地(みしきち)と言う。
と、警備員さんが教えてくれた。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156051-1280x853.jpg)
正宮(しょうぐう) が見えてきた。
このエリアに複数の建物がある。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156052-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156054-1280x853.jpg)
鳥居の正面にあるのが拝殿(はいでん)
※11月01日追加:鳥居だと思ったものも、拝殿だと思ったものも、どちらも「門」だ、ということが翌日わかった。詳しくは明日のブログをどうぞ。
神様がいらっしゃる本殿(ほんでん)を拝するためのもの。拝殿門には白い御簾(みす)が掛けられており、本殿を直接見ることはできない。
参拝者は、拝殿門から御簾越しに参拝する。
正宮では、鳥居門から内側は撮影禁止。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156055-1280x853.jpg)
なので、外から見えるところだけを撮影。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156062-1280x853.jpg)
正殿は屋根だけが見える。金色に輝いていた。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156063-1280x853.jpg)
別宮(べつぐう)に向かう。
ここ外宮には、別宮が3つある。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156066-1280x853.jpg)
別宮 風宮(かぜのみや)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156068-1280x853.jpg)
別宮 土宮(つちのみや)
残るもう一つ、多賀宮(たかのみや)に向かう。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156069-1280x853.jpg)
石段を登る。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156071-853x1280.jpg)
夫婦杉とでも呼ばれそうな杉。
の前を通り、、、
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156073-1280x853.jpg)
多賀宮(たかのみや)
宮の目の前に杉がド~ンとあるのがいい。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156078-1280x853.jpg)
神楽殿(かぐらでん)
神様に歌や舞を奉るところ。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156086-1280x853.jpg)
奉納舞台。
勾玉池(まがたまいけ)の中にある。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156084-1280x853.jpg)
すぐ隣には「せんぐう館」
伊勢神宮に関する博物館だ。
入ってみた。300円。
内部は撮影禁止。
印象に残った展示物は、正殿(しょうでん)東面の原寸大模型。
原寸大というのは迫力がある。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/S__40181763-960x1280.jpg)
こんな感じ。パンフレットの該当箇所を撮ってみた。
他に興味深かったのは、
・正宮正殿の扉(遷宮前の古い正殿に使われていた実物)
・正宮全体の縮小模型(建物の配置がよくわかる)
・神様へ捧げる食事の実物大模型(食事の中身がよくわかる)
など。
神様へ捧げる食事は、神饌(しんせん)と言う。
中身は、御飯三盛、鰹節、魚、海草、野菜、果物、御塩、御水、御酒三献。
実物大模型を見て、とても質素なのに驚いた。
伊勢神宮 外宮へ行ったときは、ぜひ「せんぐう館」に入ることをお薦めする。
見学者がとても少なかったので、多くの参拝者は素通りしているのだろう。
もったいない。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156081-1280x853.jpg)
表参道から出る。鳥居の向こうが表参道。写真は出てから振り返ったところ。
裏から入って表から出る。私にとってはいつものことだが、最後に「せんぐう館」に立ち寄る流れだったので、これでいいと思う。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/10/P1156082-1280x853.jpg)
鳥居の前に菊が並んでいた。
もう菊の季節ですね。しみじみと感動。
伊勢神宮 外宮は、ほんとうに質素でシンプルで飾り気がない。
参拝者の受けを狙った銅像や宝塔はまったくのゼロ。
日本の神様の原点がしみじみと伝わってくる。
神社の最高峰がこれだけ質素だと、他の神社も質素にするしかない。
トップの重要性を再認識した一日です。
■本日のデータ
伊勢神宮外宮「せんぐう館」:入場料300円。入ることを強く推奨。
■本日の宿
昨日と同じ。2泊目。
ボイラーは直っていなかった。今日も冷たい水で頭と顔を洗い、湯ぶねで温まる。
明日も直らなかったら、温泉に行こう。