2019/11/27 東京 有明から自宅へ(D279)

0400 起床。準備。

0510 着岸。まだ暗い中、相棒バイクで自宅に向かって出発。

時刻が早いので道は空いている。ガンガン走れる。
レインボーブリッジを渡る。東京タワーの灯が綺麗だ。

トラックの脅威と戦いながら走り続ける。

0755 自宅到着。

これにて日本一周 セカンドステージ、終了。

来年、サードステージに出発できるだろうか?
すべてはわが家の女王陛下の御心しだい。
冬の間、臣下としての務めをりっぱに果たし、許可をいただけるよう頑張ろう!

冬眠中もブログはときどき書きます。
内容は、装備、相棒の状態、メンテナンス、まとめデータ、考察など。
自分用のメモ・記録が中心になると思います。

引き続きご愛読いただければ嬉しいです。

11月10日(土)102日め 川越から湯沢へ

3rdスタートします、とか言いながら、日光とか西沢渓谷とか、ちょこちょこ行っては戻ってきていた。

けっこう寒くなってきたし、いろいろ迷っていた。
服装、3rdのテーマ、ルート、などなど。

迷っていても時間の無駄なので、ざっくりと、
・完全な冬用装備で、
・秋と寒さを楽しむために、
・新潟(越後湯沢)→富山→石川、ときどき長野
と決めた。
12月半ばには戻るので、1カ月ちょっと。はたして耐えられるのか?

最初に泊まる越後湯沢は、いったん戻る前の最後の宿泊地。
一周というからには連続性にはこだわりたい。

準備に3日。細かい話なので割愛。

しいて挙げればこれ。
常時持ち歩く日本酒(保温袋に入れて保冷剤で冷却)を入れる容器を、
「飲み終わったペットボトル」から「登山用ウォーターパック」に変更。

これがそれ。
1L×2個を用意。これで1升分がバッチリ入る。
飲み終わると容器が薄くなってかさばらない。
とりあえず、飲みかけの七賢700ccぐらいを入れて出発。

今日のルートは、川越→熊谷→沼田→苗場(ドラゴンドラに乗りたい)→湯沢。

熊谷の荒川を渡る橋の上でモーターパラグライダーをやっているが目に飛び込む。

橋の途中でUターンは危険なので、渡り終わってから1kmほど戻る。

ちゃんとしたお店のフライトエリアだ。

こんにちは~。ちょっと拝見していいですかあ~?

いいですよぉ。ここ、エアーウイングって言うお店のフライトエリアなの。
お店は川島町。

そうなんですか。
私、30歳台のときにパラグライダーをやってて。毎週、金曜日の夜行で五竜とおみまで通ってました。
その後、30年ぐらいやってないんですけど、また始めたいなと思ってます。
川越なので、ここまで1時間ですね。夜行で通う必要ないですね(笑)。

ということで、いろいろお話。

こちらはエンジン調整に余念がないメンバー。

こちらは立ち上げ練習に余念がないメンバー。

いいなあ! 日本一周が終ったら、絶対モーターパラグライダー始めるぞ!

いろいろ話したかったけど、時間がないので早々に切り上げ。
ありがとうございます。また来ます。

しばらく、一心不乱に17号線を沼田に向けて走る。

道の駅「天然温泉 伊勢崎ゆまーる」でトイレ休憩。ついでに赤城山とスリーショット。

赤城山を遠くからきちんと見たのは初めてだ。
いつも近くまで来てるのに、ごめんなさい。
冬装備の詳細は改めて。

沼田で有名な、もつ煮で有名な永井食堂の前を通過。
すいていたら食べようと思っていたが、それどころではない。
尋常じゃない行列!

まあ、今日は土曜日だけどね。でも、もう14時だよ。
きっと開店前からずっと行列なんだろう。永井食堂、凄いなあ!

こちらは、持ち帰り用もつ煮込み「もつ子」の販売所。
3人前、1070円。
並んでないので、すぐ買える。
群馬では、もつ煮込みをよく食べるらしい。以前、道の駅のおねーさんとお話したとき、永井食堂から買ってきたのをベースにアレンジするの、って言っていた。

買おうか迷ったが、かさばるし、3日連続で食べることになりそうなので断念。

ひたすら走って苗場に着く。
陽は暮れ始めるし、雨は降り始めるし、寒いし、写真は撮れないし、、、

「ドラゴンドラ」と言う有名なロープウェイに乗りたかったが断念。

さらにひたすら走って越後湯沢の宿に着く。

ところが、この宿でトラブル発生。
事情を聞くと、あるあるネタ。怒ってもしょうがないので紳士的に対応(笑)
宿がごめんなさい、ということで、素泊り3,900円の料金で(たぶん)7,000円ぐらいの部屋に宿泊。
金額はみみっちい話だが、地方の宿の現状が垣間見られて面白かった。

【本日のことわざ】
災い転じて福となす。

【本日のビジネス教訓】
いろんなところで1極集中の傾向が強まる。永井食堂、ハンパない。

11月1日(木)101日め 西沢渓谷を歩く

140号線で秩父から山梨に抜けるところに雁坂トンネルがある。
トンネルの真ん中あたりが県境だ。

その雁坂トンネルを山梨に抜けたところに西沢渓谷がある。
紅葉真っ盛りらしいので、歩くことにした。

駐車場が狭く、紅葉の時期はすぐ満車になるらしい。
それなら早く行けばいいだろう。

0300 起床

0430 出発。西沢渓谷までは約90km、2時間30分だ。

秩父までの299号は、ほぼノンストップ。
秩父に入り、コンビニでおにぎりと飲み物を買う。

0640 西沢渓谷駐車場に到着。コンビニの時間を差し引くと2時間で来たことになる。向こうに見える橋が走ってきた道。

ヤマハの新型バイクだ。前輪が2つあるニュータイプ。

前輪が2つあるだけでなく、1つの前輪にフロントフォークが2本ある。
こんな構造なのは、走行中に転倒しにくく安定感を増すため。
コーナリングでは左右の前輪の沈み方が異なるので、バイクがちゃんと傾く。革新的な構造のバイクだ。そのうち試乗してみたい。

ということはさておき、まずはトイレだ。

ところがなかなか見つからない、、、
と思ったら、これ ↓ がトイレだった。

右手の看板がこれ ↓

「音入処」って、、、

「音入(おといれ)」と「おトイレ」を掛けている。オヤジギャグ。
みんな気づかず、苦情が来たのだろう。「トイレ」って紙が貼ってある。

う~む、せっかくここまでやったのだから、もう少しスマートに処理してほしかったなあ。
お洒落なデザインのトイレマークを付けるとか。

0730 出発。

入り口の案内図。目を近づけてよく見ないと文字が読めない。
黄色の線が遊歩道。この線を左回りに1周するのだ。

入り口のゲート。歩行者は左側から通過できる。昨年の夏、子熊が出たらしい。

西沢渓谷ハイキングコース 1周 約4時間、とある。
写真を撮りながらなので5時間30分として、13時ごろには戻れるだろう。

20分ほど歩くと立派なトイレが出現。

トレイ内の貼り紙。下から2行目に「※渓谷内はトイレがありません」とある。
これはウソ。

トイレの外の西沢渓谷鳥瞰図。左上の赤丸部分に「トイレ」とある。
※赤丸は私が写真に付けたもの。実物には付いていない。

拡大すれば、ほらこのとおり。
このトイレはGoogleマップにも表示されるので、間違いなくあるだろう。2~3時間でトイレに着けるはず。

0750 本格的に歩き始める。

まだ太陽の光が届かないところはしっとりした雰囲気。

少し登ると朝の光が届き始める。気分爽快。

西沢山荘に着く。今は避難小屋になっている。

田部重治の文学碑がある。

大正~昭和期の登山家、山岳紀行文家で、山岳界に大きな影響を与えた、とある。

西沢渓谷は、笛吹川の上流なのだ。まったく意識していなかった。

枯葉で埋まる道。もう最盛期は過ぎたのか

右下に二俣吊橋(ふたまたつりばし)が見える。

二俣吊橋を渡る。

吊橋からの風景。左手。紅葉が朝陽に輝く。

右手。正面は(たぶん)破風山。

吊橋を渡ると登り道。

紅葉を観ながら登る。

落ち葉の絨毯。

流れと紅葉と落ち葉。コントラストがグッド。

振り仰ぐと、青空と紅葉。

階段を登る途中。滝が見えたので記念撮影。
輝く黄葉と陰のオジサン。このコントラストがいいですね。

紅葉の色が複雑でグッド。

流れの青と落ち葉の茶とのコラボ。このコントラストがいい。

三重の滝。

エメラルドブルー! 指輪にしたい。

5分ほど歩く。

まあ、フグに見えないこともない。

2分ほど歩く。

どこが顔? 顔を探すと、いろいろなところが顔に見える。

青空と紅葉。

もう一枚。

繊細な紅葉の間を歩く。写真左手が遊歩道。転落防止の鎖が見える。

小さな橋を渡る。岩の白さが印象的な渓流だ。

確かに母胎(ぼたい)のような雰囲気。まあ、母胎は見たことがないのだが。
※母胎:赤ちゃんがいる母親の胎内。

若い女性のグループが多い。いいことだ。楽しみが増える。

落ち葉の谷を歩く。

滝見橋に着く。
西沢渓谷で一番有名な「七ツ釜五段の滝」の撮影ポイント。

七ツ釜五段の滝。周囲の紅葉は終わっていた。残念!

滝の上展望台に向かう。

お弁当を食べる人たち。
こちらはトイレに早く着きたいので先を急ぐ。

展望台に向かう最後の階段。けっこうきつい。

1010 西沢渓谷の終点に到着。右手が展望台。トイレもあるはず。

西沢渓谷案内図。
今までの案内図の中で一番わかりやすい。全部をこれにして「現在地」だけを変えたらいいのに。

あった。左手がトイレだ。ぎりぎりセーフ。よかった!

展望台&休憩所で昼食。コンビニのオニギリ。明太子と鮭が定番。

1035 さて、戻ろう。おっとその前に、、、

例によって記念撮影。

ここからは、なだらかな戻り道。

透け透けの橋から渓谷側を見下ろす。

遥か下に滝が見える。紅葉中のエメラルドブルー。このワンポイントがいい!

透け透けの橋がたくさんある。嬉しい。透けているものはみんな好き。

渓谷側を見下ろす。
亡くなった葉(枯葉)と生きている葉(紅葉)。
対照的なものが調和する風景。

空、山、紅葉、そして樹木の陰り。
空(宇宙)と地上。岩と植物。陽向(ひなた)と日陰(ひかげ)。
壮大なスケールの景色。どこにでもあるが、その壮大さには思い至らない景色だ。

しばらく歩く。

ひこいっちゃんころばし。
その昔、彦一さんが木材運搬トロッコの操作ミスで沢に転落したから。
左の2本がトロッコのレール。今は、ほぼ空中に浮いている。
このカーブでスピード出しすぎたら、そりゃ落ちるよねぇ。

大展望台に着く。向こうの山は(たぶん)破風山
左の凸が西破風山、右の凸が東破風山。

展望台の脇。ベンチから眺める紅葉がグッド。

なだらかな下り道を紅葉を楽しみながら歩く。

にしざわけいこくたのしいな。
まったく同感!
この、まっすぐな表現。
小学生が書いた標識だろうね。

陽が昇ってきたので、どこもかしこも紅葉が輝く。

落ち葉も輝く。

頭上に輝く紅葉の下を歩く。

見上げると落ち葉の乱舞。

見上げると青空と黄葉。

岩に根を張る樹木。赤い紅葉が華を添える。

トロッコが出現。もちろん走ってはいない。展示品。いいね!

木材搬出に使われたと解説にある。操縦したかったなあ。当時、生きていたら絶対「運材夫(トロッコ操縦者)」になるだろう。

渓谷側の斜面を見下ろす。

山側の斜面を見上げる。

正面を見る。
周り中が紅葉だ。

そろそろ遊歩道も終わりに近づく。

1200 ねとり大橋に到着。これでほぼ遊歩道を一周したことになる。

ねとり大橋からの風景。

駐車場近くの紅葉。朝は気づかなかった。陽が昇って輝き出した。

正午の陽に輝く紅葉。

1225 紅葉の間から駐車場が見える。

1245 さて帰ろう。秩父にも寄りたいところがある。

1340 秩父市役所裏のラーメン店「珍達そば」に到着。

珍達そば。
ざく切りのネギとゴマ油が効いたスープが独特。癖になる。
最近は秩父へ行くと必ず食べている。

秩父と言えば、ミューズパーク。イチョウ並木が有名だ。

と、思ったら、意外や意外、、、

八重桜だ。咲く時期を間違えた?

十月桜。咲く時期を間違えたわけではないらしい。

クモの糸で揺れるイチョウの葉
ずっと見ていた。

陽が傾き始めた。
青い空、イチョウ並木、長く伸びる2人の影。絵になる風景。

【本日の感想】
陽に透ける紅葉は美しい。
日陰のしっとりとした紅葉も風情がある。
場所と時刻で変化する偶然を楽しむのがお薦め。

ゴマ油が効いたラーメンは美味しい。