11月30日(金)122日め 軽井沢から自宅へ(3rd終了)

朝、相棒バイクに荷物を積もうとしたら、、、

霜で真っ白。
軽井沢は寒いのだ。熊のラッキーくん、寒かった?

出発前、オーナーさんにインタビュー。
昨夜、インタビューさせてほしいとお願いしておいたのだ。

川崎市在住。ご主人はIT技術者。
お二人とも音楽が趣味。
(ゲストハウスの共有ルームにはピアノが2台ある。昨夜、夕食時にオーナーが演奏していた)

ゲストハウスを開業して1年ほど。
運営スタッフは、ご自身とお友達の女性1名の計2名。
その方も川崎在住。お二人とも川崎から通っている。

お友達はヘアメイクもなさるそう。
それであのヘアメイクメニューがあるのかと納得。

営業日は、夏場(繁忙期)は毎日、春・秋は休日のみ。冬は休業。
昨夜は平日だが例外的に営業したとのこと。
明日12月1日から冬季休業に入る予定。

ゲストハウスを始めた動機など、他にもいろいろお伺いしたのだが、プライベートな話になるので非公開です。すみません。

お話を伺い、きちんと良く考えているなあ、と感心。

設備産業としての宿泊施設が、時代の変化に合わせてどのように変わっていくのか。変わり続けることができるのか。
このような若い人たちが、チャレンジ&試行錯誤を続けていくのだろう。

お礼を言って宿を出発。今日もいい天気だ。

碓氷峠を下り、富岡の郊外あたりで、妙義山が目に入る。
上空には半月。
青空が気持ちいい。

紅葉したタラの木。春先にはこれらの木からタラの芽を収穫する。

青空と朝の空気を楽しみながら、しばらく走る。

トラックに積まれたコンニャク芋

畑を見ると、、、

コンニャク芋の収穫中。

近くまで行ってお話を伺う。
素人の質問に丁寧に答えてくださった。
コンニャク芋にもいくつかの種類があることを初めて知った。

このあと、ほぼ真っ直ぐに帰宅。
洗濯物を取り込み、お風呂を掃除、(普段は作ったことのない)夕飯を作る。

また、日常が戻ってきた。
日本一周3rdはこれにて終了。

やっぱり家が一番だ(笑)

【本日のデータ】

宿泊施設:ゲストハウス シャコンヌ軽井沢

(注)このブログには原則として宿泊施設の名前は出さないのだが、時間を割いてインタビューをさせていただいた場合などは例外。少しは宣伝しないと申し訳がない。

【今後の予定】

3月中旬ごろから4rdに出発するつもり。
4rdは、テント泊を中心に長期間帰宅しないで頑張ろうかな。

それまでの間、ブログは1週間に1回ぐらいは更新するつもり。
あまり更新がないと読者が忘れてしまうから(笑)
バイクの細かいカスタマイズ、持ち物、装備などについて書こうと思います。

登山などに出かけたら番外編を書くかも。

引き続きご愛読いただければ嬉しいです。

11月29日(木)121日め 木曽福島から軽井沢へ

木曾福島から軽井沢に向かう。

途中、頭に少しだけ雪を乗せた山を見かける。

山頂の樹木だけがわずかに雪化粧。
この微妙な感じ、いいね。

途中は特に撮るものもなく、軽井沢に到着。

定番の浅間山。
こちらもわずかに雪化粧。

宿に到着。
ペンション風ゲストハウス。ドミトリーではなく個室。
5歳の男の子がいる若い女性がオーナーだ。

男の子は共有スペースでテレビを見ていた。
名前と年齢を尋ねたら、しっかり回答。
きっと、みんなに聞かれるんだろうなあ。

ここでいろいろな人と知り合いながら大きくなるわけか。
楽しい人生になりそうだね。

ドアのロックが最新式。

ロック全体に手のひらを押し当てると、写真のように数字が光る。
宿から教えられた暗証番号を押すとロックが解除される。鍵不要。

う~む、合理的だ。

3つ折りの利用案内。折り畳むとトランプほどの大きさ。

内容も気が利いている。

ヘアアレンジのメニュー。
表が英語、裏が日本語。
まあ、おもてうらはないけど。

このブログには宿のことはあまり書かないが、興味深かったので例外です。

【本日のデータ】
軽井沢は木曽より寒い。

11月28日(水)120日め 下呂温泉から馬籠へ

せっかく下呂(げろ)温泉に泊まったのだから、ちょっとだけ観て回ろうと思い、相棒で朝の温泉街をトコトコ走る。

と、温泉街の外れに合掌村(がっしょうむら)というのがあり合掌造りの家が見られるらしい。
面白そうなので行ってみる。

屋根の存在感がすごい建物。
ここで入場料を支払えば、合掌造りの家を近くで見ることができるようだ。

中には入らず、エリアの周りをグルっと回ってみることにする。

屋根のてっぺんの紅葉が朝陽に光る。

隣の家は屋根の葺き替え中。

職人さん、ご苦労さまです。今日は天気いいので仕事がはかどりそうですね。

道からの風景。あまり大きくはないが、合掌造りだ。

高台にあるので、回り込むと見上げる形に。
紅葉と石垣が美しい。

さらに回り込む。紅葉はそろそろ終わりだが、落ち葉がいい感じ。

今日の宿、木曽福島に向かって走る。

ACコブラを発見。Continuation Cars(後継車)だろう
480万円。

なかなか出会えないので、記念のツーショット。

※ACコブラ:1960年代にレースで活躍したアメリカのスポーツカー。排気量は4~7L(モデルにより異なる)。現在も道楽的に製作するコンセプトのContinuation Cars(後継車)が製造販売されている。日本でも新車が購入できる。1800万~2000万円。なお、Continuation Cars(後継車)のことをレプリカと表現する人たちもいるようだ。

運転席。
ナルディのハンドルは定番ですね。

昔、カブトムシのカブリオレに乗っていたとき、私も同じものを付けていた。
もう、30年ぐらい前の話。
クーラーはないし、幌の穴から雨が漏るしで、女王陛下には大不評。子供ができたときワンボックスカーに強制チェンジとなった。

ナルディ:ハンドルといえばナルディ、というぐらい有名なイタリアの名門ブランド。なお、マニアはハンドルなどという表現はせず、ステアリング・ホイールと言う。

※カブトムシ:フォルクスワーゲン・タイプ1。ドイツ車。ビートル(ドイツ語)、カブトムシ(日本語)が愛称。丸っこくて、見た目が似てるから。生産は、1938年~2003年。累計生産台数2152万9464台は四輪自動車として世界最多記録。なお、2輪の最多記録はスーパーカブ。年初に1億台突破。記録更新中。

カブリオレ:オープンカーのこと。アメリカではコンバーチブル、イギリスではロードスター、ドイツではカブリオレなどと言う。

55km、1時間半ほど走り、馬籠(まごめ)に着く。

馬籠宿の解説。明治28年と大正4年の大火で江戸時代の宿場の建物はほとんど消失したとある。現在の家屋はそれ以降に建てられたもの。
観光案内所で伺ったところ、それっぽく作っているが復元をしているとか、そういうわけではない、というお話だった。

坂を上る。長い坂の両脇に家屋があるのが馬籠宿の特徴だ。
石垣は火災で燃えないはず。江戸時代のものでは?と考えながら登る。

上り坂がずっと続く。

解説のとおりなら、この石畳は江戸時代のものということになる。

馬籠宿を通り抜けたところにある展望所からの風景。
右手下に馬籠宿の屋根が見える。

島崎藤村の『夜明け前』の一部が書かれた掲示板。
藤村は馬籠の出身。この小説の舞台も馬籠だ。

大学時代、藤村に心酔する友人が、「馬籠はいい、馬籠は素晴らしい」と力説していたのを思い出す。
別の友人は、「いや、妻籠のほうがいい」と主張し、大討論会になった。
私はどちらにも行ったことがなかったので、どちらでもいいから行ってみたいなあ、と考えていたような記憶がある。

2階の軒に下げられた干し柿。

知人に写真を見せたところ、皮むき器を使わず包丁で剥いている、と驚いていた。
よく見ると確かにそうだ。まったく気にしていなかった。
干し柿の剥き方に目が行くとは、そっちのほうが私には驚きだった。

こっちにも。やはり包丁剥き。

時代がかった家屋の写真を撮っても面白くない。
なので、造形的に面白い部分を撮ることにした。

手作りショップのディスプレイ。

干し柿の、ほどよく干された色が美しい。
のれんとの組み合わせもいい感じ。
ちなみに「きん」の下は「とん」です。

土産店の看板。
下半分の、時を経た変色ぐあいがいい感じ。

(おそらく)下水点検口。シンプルでいいデザイン。

「枡形」(ますがた)は、外敵が侵入しにくいように「く」の字形に曲げられた道。江戸時代の宿場には必ず設けられていたらしい。馬籠宿にもあり、観光スポットになっている。この下水点検口はそこにある。

時間がないので、馬籠はほどほどにして妻籠に向かう。

妻籠は1年ほど前に行ったので観る予定はないのだが、1カ所だけ寄りたいところがある。

これがここ。

関西電力 妻籠発電所

この設備が見たかった ↓

さっそく相棒とツーショット。

特にこの部分の造形が素晴らしい。
現役で稼働しているというのもいいですね。

いつまでも頑張ってください。

予定よりだいぶ遅くなった。木曾福島に向かって急ごう。

と、走り始めたとたんに、素敵な木造の橋が出現。

桃介橋(ももすけばし)

これは立ち寄るしかない。遅くなってもいいや。

相棒を歩道に停め、道の反対側に渡り、橋の脇を登る。

素晴らしい造形。

下は公園になっている。桃介橋も公園の一部だ。

桃介橋の解説。

※桃介橋についてはここをクリックしてウィキペディアをどうぞ。

付近のマップ。南木曾駅(なぎそえき)がすぐ近くだ。

電車で見学に来た10名ほどのグループと一緒になった。
南木曾にきたら桃介橋、という定番コースになっていてもおかしくない。

さて、今度こそ、本当に木曾福島に急ごう。

【本日のデータ】

コブラのレンタカーはないかな、と思って探してみたら、あることはある。
日本じゃないけど。
フランス、アメリカ、オーストラリアあたり。

う~ん、借りるとしてもだいぶ先になりそうだ。