2021/11/13 苗木城址に登り、浜松まで走る(D363)

※2021/11/16更新:やっとのことで通常版の公開です。

0500 起床。珈琲とパンで朝食。お茶をポットに入れる。

0610 宿を出発。途中、コンビニでオニギリ2個を買う。

0630 史料館に到着。

霧の中にたたずむ史料館。

0640 苗木城跡の駐車場に到着。

こんな早く来るのは私だけかと思っていたが、先客の車がたくさんある。
みんな好きだね。

0650 苗木城址に向かう。

足軽長屋跡に立つ大きな看板。かつての笛木城。CGで再現された画像だ。
山城ベストランキング1位、という文字が目を引く。

さらに進むと霧の中に高い石垣が見えてくる。

大矢倉跡。名称版には「櫓」ではなく「矢倉」と表記してある。意味は同じ。

天守には霧があるのか無いのか気になる。
天守のところだけ霧が無ければ、下に雲海が見える。
気になるので、天守へ直行。

途中の風景。紅葉が霧に霞む。

木製の展望台が見えてきた。昔、天守があったところ。

大きな岩を利用して作られている。なかなかの迫力。

あそこまで登ってみよう。

岩の存在感がすごい。

先客が霧の晴れるのを待っている。

天守を見上げる。岩の上にうまく作ったものだ。

脇に回り込む。なかなかの迫力。

石を削って梁を乗せてある。

こちらは、石を削って柱を乗せてある。

こちらも。

柱が乗っていた跡が残る。こちらにも建物があったということ。

石が無いところは高床式だ。清水寺の舞台と同じ構造。

展望台に上ってみる。

霧で何も見えない。

しばらく待つ。
たいくつなので、コンビニで買ったオニギリを食べ、ポットのお茶を飲む。

近くの人と雑談。
何度も来ているらしい。雲海の写真を見せてくれた。

おお~、いい写真ですね。今日はどうでしょうね。

さあ~。そのときどきで変わるからね。

しばらく雑談をしていたが、いっこうに晴れない。
霧が晴れるまで、下を見ることにする。

大矢倉跡の石垣に登る石段。広いので楽に登れる。

大矢倉跡の石垣の上。
天守を見ると、、、

霧に包まれた天守。
霧が薄くなり、朝陽が差し込む。右手には青空も。
幻想的な風景。これはこれでいいね。

霧が晴れそうなので、急いで天守(展望台)に戻る。

展望台からの風景。眼下は霧が晴れて川が見える。
上には霧のなごりが残る。

霧のなごりが面白い形だ。

周囲の景色が見えてきた。

青空をバックにした天守跡。手前にはなごりの石垣。

改めて眺める。うまく岩を利用したものだ。

馬洗岩。
この上に馬を乗せて洗い、水が豊富だと敵を欺いたところから名づけられた。
と案内板にある。

改めて天守(展望台)を見上げる。
よくあんなところに造ったものだ。

すっかり晴れた。気持ちがいい。

足元には柱が立っていた跡。

大矢倉跡を見下ろす。

二の丸を見下ろす。

紅葉の下を歩き、

天守(展望台)を望む。

武器庫跡。
柱を乗せる束石(つかいし)が整然と並ぶ。

的場。
弓の稽古をするところ。

改めて、大矢倉跡から天守を眺める。
幻想的な天守もいいが、青空の天守もいい。

1100 駐車場に戻る。

登り始めて4時間。とても面白かった。
山城の人気ナンバーワン、というのも納得。

さあ、浜松まで150キロ。5時間。一気に走ろう。

途中で出会った素敵な風景。

秋の真っただ中です。

1700 浜松の宿に到着。

山あいを走る、なかなかのツーリングコース。
バイクがたくさん走っていました。

■本日のデータ
笛木城跡:史料館で案内ガイドをもらうのがおススメ。城内マップが載っている。

■本日の宿
浜松市内。1階に昔の芸能人風衣装が並んでいる。
アパートを転用したような感じ。流し台あり。
ベッドのスプリングが痛くて寝られないので、ベッドパッドを要求。
チェックアウトしようとしたら、1階でカラオケ大会が始まっていた。
バイクを建物内に置かせてくれたのだが、廊下に芸能人風衣装が並んでいて出すのに一苦労。
カラオケ大会のホスト役のおじいさんが、宿のオーナーだった。
ヤマダ電機の系列だと言う。変な宿。
朝のできごとは、明日(2021/11/13)のブログをどうぞ。

2021/11/12 里山の風景を見ながら、苗木城址に向かう(D362)

今日は、岐阜県中津川市の苗木城跡(なえぎじょうし)を観に行く。
犬山市からは、約70キロ。2時間ほどだ。

天守などの建物はないのだが、石垣などの遺構がよく残っている。
典型的な山城で、天守があったところに展望台がある。
Googleマップでは1,700人以上がコメント、その評価値が4.5。
これはとても高評価。ぜひとも行かなくては。

といういうことで、岐阜(岐阜)→愛知(名古屋)→三重(桑名)→愛知(犬山)→岐阜(中津川)と、目まぐるしい移動が続く展開に(笑)

1010 宿を出発。

少し走ったところで、奇妙なものが目に留まる。

丘の上に、赤・青・黄色の奇妙な物体。

太陽の塔のパチモンみたい。
Googleマップで調べたら、日本モンキーパークというテーマパーク。
目立つので宣伝効果は抜群。パチモンというマイナス効果もありそうだが、、、

中津川に向かう道は、山あいのを走るルートだ。

里山の風景。どこにでもありそうで、少ない風景。

小さな集落で、懐かしい郵便ポストが使われていた。
現役なのでピカピカ。集荷は1日に1回。

太陽光発電のパネルが目に留まった。

この乱雑な設置方法。大丈夫なのか?
と思ったが、よく見ると、置いてあるだけのよう。仮置き状態?

苗木城跡近くの城山大橋。

<危ない>わたるな!!
って、どういうこと?

木曽川。光と影の饗宴。

1300 苗木遠山史料館に到着。苗木城跡のすぐ近く。

まず、ここで苗木城跡の資料を手に入れよう。
バイクを停めて、史料館に入る準備をしていると、雨が降り出した。
あわててレインウェアを取りだし、急いで史料館に駆け込む。

ウェザーニューズの雨雲レーダーを確認。
あちゃ、30分~1時間は降り続きそうだ。
仕方がない。降っている間に史料館を見よう。

苗木城風吹門。
廃城で取り壊された苗木城の門をお寺が譲り受けたので残っていた。
ディスプレイでは、苗木城の解説をしている。

ドローンで撮影した映像が流れる。
やっぱり上から見るといいね。全体が俯瞰できる。

お城が存在していたときの模型。
多くの建物が岩の上に建っている。

岩の上に建つ天守。
今は、ここが展望台になっている。

反対側。こちら側もたくさんの建物が斜面にへばりつく。
う~ん、すごい。
城跡に行くのがますます楽しみになってきた。

1400 外に出る。雨はやんだが、空はどんより。

今から行っても、曇天の中、せいぜい2~3時間。
ちょっと短い。光がないと写真も冴えない。
よし、苗木城跡は明日にしよう。

ということで、今日はここまで。
早く宿に入って、ブログを書き、明日に備えよう。

1500 スーパーで夕食とお酒を買い、宿に入る。

1600 入浴後、ブログ書きスタート。

2200 ブログ書き9割完了。

よし、あとは明日にしよう。睡眠時間は確保せねば。
明日は0500起床。0600に宿を出発だ。

■本日のデータ
苗木遠山史料館:入館料330円。

■本日の宿
恵那峡の近く。苗木城跡からは約14キロ、20分。民宿。
15:00に宿に着いて、呼んでも応答がない。電話して、やっと出てきた。
最悪!と思ったがご主人がいい人で、心が和む。バイクはガレージに入れてくれた。

11月28日(水)120日め 下呂温泉から馬籠へ

せっかく下呂(げろ)温泉に泊まったのだから、ちょっとだけ観て回ろうと思い、相棒で朝の温泉街をトコトコ走る。

と、温泉街の外れに合掌村(がっしょうむら)というのがあり合掌造りの家が見られるらしい。
面白そうなので行ってみる。

屋根の存在感がすごい建物。
ここで入場料を支払えば、合掌造りの家を近くで見ることができるようだ。

中には入らず、エリアの周りをグルっと回ってみることにする。

屋根のてっぺんの紅葉が朝陽に光る。

隣の家は屋根の葺き替え中。

職人さん、ご苦労さまです。今日は天気いいので仕事がはかどりそうですね。

道からの風景。あまり大きくはないが、合掌造りだ。

高台にあるので、回り込むと見上げる形に。
紅葉と石垣が美しい。

さらに回り込む。紅葉はそろそろ終わりだが、落ち葉がいい感じ。

今日の宿、木曽福島に向かって走る。

ACコブラを発見。Continuation Cars(後継車)だろう
480万円。

なかなか出会えないので、記念のツーショット。

※ACコブラ:1960年代にレースで活躍したアメリカのスポーツカー。排気量は4~7L(モデルにより異なる)。現在も道楽的に製作するコンセプトのContinuation Cars(後継車)が製造販売されている。日本でも新車が購入できる。1800万~2000万円。なお、Continuation Cars(後継車)のことをレプリカと表現する人たちもいるようだ。

運転席。
ナルディのハンドルは定番ですね。

昔、カブトムシのカブリオレに乗っていたとき、私も同じものを付けていた。
もう、30年ぐらい前の話。
クーラーはないし、幌の穴から雨が漏るしで、女王陛下には大不評。子供ができたときワンボックスカーに強制チェンジとなった。

ナルディ:ハンドルといえばナルディ、というぐらい有名なイタリアの名門ブランド。なお、マニアはハンドルなどという表現はせず、ステアリング・ホイールと言う。

※カブトムシ:フォルクスワーゲン・タイプ1。ドイツ車。ビートル(ドイツ語)、カブトムシ(日本語)が愛称。丸っこくて、見た目が似てるから。生産は、1938年~2003年。累計生産台数2152万9464台は四輪自動車として世界最多記録。なお、2輪の最多記録はスーパーカブ。年初に1億台突破。記録更新中。

カブリオレ:オープンカーのこと。アメリカではコンバーチブル、イギリスではロードスター、ドイツではカブリオレなどと言う。

55km、1時間半ほど走り、馬籠(まごめ)に着く。

馬籠宿の解説。明治28年と大正4年の大火で江戸時代の宿場の建物はほとんど消失したとある。現在の家屋はそれ以降に建てられたもの。
観光案内所で伺ったところ、それっぽく作っているが復元をしているとか、そういうわけではない、というお話だった。

坂を上る。長い坂の両脇に家屋があるのが馬籠宿の特徴だ。
石垣は火災で燃えないはず。江戸時代のものでは?と考えながら登る。

上り坂がずっと続く。

解説のとおりなら、この石畳は江戸時代のものということになる。

馬籠宿を通り抜けたところにある展望所からの風景。
右手下に馬籠宿の屋根が見える。

島崎藤村の『夜明け前』の一部が書かれた掲示板。
藤村は馬籠の出身。この小説の舞台も馬籠だ。

大学時代、藤村に心酔する友人が、「馬籠はいい、馬籠は素晴らしい」と力説していたのを思い出す。
別の友人は、「いや、妻籠のほうがいい」と主張し、大討論会になった。
私はどちらにも行ったことがなかったので、どちらでもいいから行ってみたいなあ、と考えていたような記憶がある。

2階の軒に下げられた干し柿。

知人に写真を見せたところ、皮むき器を使わず包丁で剥いている、と驚いていた。
よく見ると確かにそうだ。まったく気にしていなかった。
干し柿の剥き方に目が行くとは、そっちのほうが私には驚きだった。

こっちにも。やはり包丁剥き。

時代がかった家屋の写真を撮っても面白くない。
なので、造形的に面白い部分を撮ることにした。

手作りショップのディスプレイ。

干し柿の、ほどよく干された色が美しい。
のれんとの組み合わせもいい感じ。
ちなみに「きん」の下は「とん」です。

土産店の看板。
下半分の、時を経た変色ぐあいがいい感じ。

(おそらく)下水点検口。シンプルでいいデザイン。

「枡形」(ますがた)は、外敵が侵入しにくいように「く」の字形に曲げられた道。江戸時代の宿場には必ず設けられていたらしい。馬籠宿にもあり、観光スポットになっている。この下水点検口はそこにある。

時間がないので、馬籠はほどほどにして妻籠に向かう。

妻籠は1年ほど前に行ったので観る予定はないのだが、1カ所だけ寄りたいところがある。

これがここ。

関西電力 妻籠発電所

この設備が見たかった ↓

さっそく相棒とツーショット。

特にこの部分の造形が素晴らしい。
現役で稼働しているというのもいいですね。

いつまでも頑張ってください。

予定よりだいぶ遅くなった。木曾福島に向かって急ごう。

と、走り始めたとたんに、素敵な木造の橋が出現。

桃介橋(ももすけばし)

これは立ち寄るしかない。遅くなってもいいや。

相棒を歩道に停め、道の反対側に渡り、橋の脇を登る。

素晴らしい造形。

下は公園になっている。桃介橋も公園の一部だ。

桃介橋の解説。

※桃介橋についてはここをクリックしてウィキペディアをどうぞ。

付近のマップ。南木曾駅(なぎそえき)がすぐ近くだ。

電車で見学に来た10名ほどのグループと一緒になった。
南木曾にきたら桃介橋、という定番コースになっていてもおかしくない。

さて、今度こそ、本当に木曾福島に急ごう。

【本日のデータ】

コブラのレンタカーはないかな、と思って探してみたら、あることはある。
日本じゃないけど。
フランス、アメリカ、オーストラリアあたり。

う~ん、借りるとしてもだいぶ先になりそうだ。