2021/11/05 岐阜城へ登る(D355)

今日は、まずブログを書く。一昨日のが終わっていない。
何が何でも一昨日のは終わらせる。
順調に行けば、昨日のも書く。
岐阜城へ行くのはそのあとだ。

0600 起床。ブログ書き。

0630 朝食。
宿の無料朝食。無料にしてはなかなかのもの。
珈琲が豆を挽いて抽出するタイプというのが気に入った。

0700 ブログ書き再開。

0935 一昨日のブログ「彦根城を観る」が完了。公開。

引き続き、昨日のブログ「米原の十王水、関ヶ原を経て、岐阜のバイクショップへ」に取りかかる。

1320 ほぼ終了。これだけ進めておけば、夜には公開できるだろう。

岐阜城へ行く準備に取りかかる。

1350 宿を出発。まずは金華山ドライブウェイに向かう。

20分ほどで金華山ドライブウェイの開始地点(登り口)に着く。

金華山の頂上に天守が見える。
典型的な山城。こりゃぁ、確かに攻めるのはたいへんだわ。
岐阜城は、元は稲葉山城と言う。織田信長が攻めるのに難儀したことで有名だ。
最終的には信長が勝って城を奪い、名前を岐阜城と改めた。
このあたりの流れは、歴史書や小説がいろいろあるので、歴史マニアには常識。

金華山ドライブウェイの途中で見つけた登山ルートマップ。
ロープウェイを使わずに岐阜城に登るハイキングコースが6つもある。
これはいいね。次回はハイキングにしよう。
もちろん、次回は二人で来ます(笑)

金華山ドライブウェイから岐阜城がチラッと見える地点を発見。たぶんここだけ。

ね。間違いなく岐阜城でしょ。超望遠720mmでやっと見える大きさ。
広角24mmから超望遠720mmまで、私の愛機は役に立つカメラだ。
Panasonic TX2 というコンパクトデジカメ。
映像素子は1インチ。暗いところにもそこそこ強い。

さらに少し走ると、金華山ドライブウェイの展望台。

突き出した展望台がグッド。こういうの好き。

展望台からの風景。
岐阜の城下がよく見える。

1450 ロープウェイ麓駅の駐車場に到着。

ロープウェイのチケットを買う。往復1,100円。

1510 ロープウェイ出発。

ロープウェイのガイドさんが解説してくれる。最近では珍しい。

岐阜城に向かう。
ロープウェイに乗り合わせた修学旅行の高校生たちが前を歩く。

高校生たち専属のガイドさんが何やら解説。歴代城主が誰だったかという話をしている。
斎藤道三(どうさん)、斎藤義龍(よしたつ)、斎藤龍興(たつおき)などの親子の争いと城主の変遷。
複雑すぎて一回聞いても覚えられないよね。

私が先に石段を登る。見下ろせば急斜面。

もう少しでお城だというのに、この急斜面。
こりゃあ、攻めるのに苦労するなぁ。
気分は信長。

戦国時代の石垣が断片的に残っている。

斎藤龍興時代の石垣。

信長時代の石垣。

高校生のあとについて登る。

岐阜城撮影スポットからの天守。
と言っても、模擬天守でコンクリート製。どこまで再現しているかは???
でも、関係者は最善を尽くしているはず。なので、その努力に感謝。

信長入城後に造られた石垣。
石垣としては、よく残っているほう、らしい。
のちに、徳川時代になってから廃城となり、徹底的に壊された、らしい。
家康は信長の築いた城を残したくはなかった、らしい。
らしい、らしい、でスミマセン。歴史とはそんなもんです。真実は誰にもわからない。

お城へ向かう道から天守を見上げる。
こんな急なところを甲冑を着て武器を持って垂直に登るのはムリ。

やっとのことでお城に着く。

コンクリート製の模擬天守だが、最上層からの景色が見たいので入ってみる。
模擬天守は正式には「資料館」
チケットには「資料館入場料(大人券)」と書いてある。200円。

中に展示されているのは、「それっぽいもの」ばかり。
本物が何もない。関係者の苦労がしのばれる。

遠眼鏡(とおめがね)
昔のものだが、いつの時代の誰の所有かはわからない。雰囲気だけ。

信長が来ていたであろう甲冑をイメージして作ったもの。平成20年製作。
それっぽいけど、こんなに派手か? やり過ぎ感がハンパない。

最上階の天井。
それっぽいけど、あやしさ満点。なんだかなあ、と思うのは私だけ?

最上層からの風景。これは本物。
長良川(ながらがわ)が流れる。鵜飼(うかい)で有名だ。

反対側。遠く木曽川(きそがわ)が流れている。のだが、遠すぎる。れ

城を出て少し下り、レストランの展望台に着く。

展望台からの風景。
低くなったからか、木曽川がわかるようになってきた。

下りのロープウェイからの風景。
乗客のいないゴンドラとすれ違う。もう、登りは乗せず、下りだけ乗せるのだろう。

金華山中腹の三重塔。ガイドさんが解説していたが、聞き逃した。

1630 相棒バイクが置いてある駐車場に戻る。

改めて岐阜城を見上げる。
あんな高いところに造られたら攻めあぐねるね。

天守の上を猛禽類が舞う。
どんなに高い城も猛禽類はやすやすと越えて、舞う。
いいなあ。生まれ変わるなら絶対に猛禽類だ。

スーパーマーケットで夕食を買い、宿に向かう。
と、かなた正面に、、、

ライトアップされた岐阜城が。
写真がブレブレ。ごめんなさい。
遠いし、暗いし、超望遠で、遅いシャッター速度で、三脚は無い。
これ以上はムリでした。

■本日のデータ
岐阜城ロープウェイ:往復1,100円。
天守のような外観をした資料館:入場料200円。

■本日の宿
昨日と同じ。2泊目。無料朝食の内容はOK。ほぼ満足。豆から抽出する珈琲のおかわり自由なのが気に入った。

2021/11/04 米原の十王水、関ヶ原を経て、岐阜のバイクショップへ(D354)

今日は、彦根から岐阜市へ向かう。
4年前に日本一周の相棒になるスーパーカブを購入したバイクショップがあるのだ。
近くを通るときにはお寄りする、と約束していた。

1020 宿を出発。

20分ほど走ったところで、白いタワーが目に留まる。

高い。煙突か?
だが最上部に部屋らしきものが見える、、、

隣のビルにFUJITECの文字が見える。
フジテックはエレベーターの製造をしている会社だ。
とすると、エレベーターの開発・テストをする建物に違いない。

1105 米原市の醒井(さめがい)にある十王水(じゅうおうすい)に着く。

澄んだ水が流れている。

硬度106.4mg/L(中硬水)の湧き水だ。

心が和むせせらぎが400mに渡って続く。

向かいには昔からの建物が続く。

長寿橋。正面は醒井区集会所。

醒井宿問屋場。
無料で閲覧できる。

問屋場と醒井宿の解説。

奥はこんな感じ。問屋場なので天井が高い。いい雰囲気。

問屋場前のせせらぎ。

緑の藻が光りに輝く。

では風走写真展。どうぞご覧ください。

美しいせせらぎを保つためには日々の活動が大切。

良い写真が撮れるのも、こういう人たちのおかげです。

1220 十王水を出発。関ヶ原へ向かう。

1300 関ヶ原、決戦地に到着。

まさにこのあたりで両軍が激突した。
左手の小高い場所に小さく見える白い旗が、石田三成の陣地。

行ってみよう。

上の白い旗が石田三成の陣地。

ここが陣地への登り口。

登ってみよう。
陣地から関ヶ原がどう見えるのか、楽しみ楽しみ。

たぶんこうだったんじゃないかな、という演出。雰囲気があっていいね。

しばらく登ると石田三成陣地に到着。
そこそこ疲れる。武者たちは甲冑を着て上り下りしたわけだからたいへんだ。

陣からの眺め。
関ヶ原全体がよく見える。石田三成になった気分。
三成がここに布陣した理由がよくわかる。

現在の写真に重ねた布陣図。
あの軍はあそこね。なるほど、なるほど。

上からの布陣図。
この狭いエリアで(4万人~5万人)×2=8万人以上の人たちが激突したわけだ。

さて、三成の陣地を見たら、家康の陣地も見なければ。

ということで、家康の陣地に向かう。
家康の陣地は、戦いの最初と最後では異なる。
最後の陣地が近いので、まずそっちへ行こう。

相棒バイクで2~3分で到着。歩いても10分ちょっと。
ひえ~、最後はこんなに近く来たわけか。
少しづつ陣地を移動させて、勝利が決まって陣取ったのがここ。

ど~ん、と大きな建物が建っていた。
岐阜関ケ原古戦場記念館。その向こうは関ケ原町歴史民俗学習館。

JR関ヶ原駅の近く。
線路に沿って、関ヶ原の戦いの説明板がずっと続く。

駅前の交流館。
関ヶ原を盛り立てようぜ、という意気込みがすごい。

さて、こうなったら、家康の最初の陣地にも行かねば。
最初の陣地は少し離れている。2.6キロ、バイクで6分。

途中で見かけた、溜(た)まり醬油の醸造所。渋い。

家康軍、最初の陣地。小高い丘の上にある。

登ってみた。

陣地からの眺め。関ヶ原はほとんど見えない。

位置の説明板を見ても、ずいぶん遠いことがわかる。

ここじゃ、見えないじゃん、もっと近くに移動せい。
っていう気持ちになるのはよくわかる。

さて、関ヶ原はこのくらいにして、岐阜のバイクショップに急ごう。

1510 バイクショップ ノースウィングJCに到着。

社長(兼店長)は、今朝から2日間バイクツーリングです、って。
お客さんと一緒だから遊びじゃない、仕事だ、って。
遊びと仕事の境界線がない仕事っていいなあ。憧れます。

社長なんかいなくてもいいや。4年前にお世話になった事務職の女性と記念撮影。
とても親切で気さくで可愛い女性です。自分のスーパーカブも持ってます。

社長は明後日の朝には出勤する、ということなので、岐阜を立ち去る前にもう一度お寄りすることに。

このあと、写真を撮ってくれた技術職の方といろいろお話。
とても楽しい時間でした。ありがとうございました。

■本日のデータ
料金の支払いは特になし。
関ヶ原は思った以上に観光地になっていた。
冬、雪が降ると関ヶ原付近で新幹線が立ち往生することは有名な話。
雪を遮る高い山が北側に無いのが、その理由らしい。

■本日の宿
岐阜。2連泊の1泊め。
宿に駐輪場がなく、近くの公営駐輪場を利用。
洗濯機&乾燥機が無料。なので洗濯をする。
朝食も無料。

11月28日(水)120日め 下呂温泉から馬籠へ

せっかく下呂(げろ)温泉に泊まったのだから、ちょっとだけ観て回ろうと思い、相棒で朝の温泉街をトコトコ走る。

と、温泉街の外れに合掌村(がっしょうむら)というのがあり合掌造りの家が見られるらしい。
面白そうなので行ってみる。

屋根の存在感がすごい建物。
ここで入場料を支払えば、合掌造りの家を近くで見ることができるようだ。

中には入らず、エリアの周りをグルっと回ってみることにする。

屋根のてっぺんの紅葉が朝陽に光る。

隣の家は屋根の葺き替え中。

職人さん、ご苦労さまです。今日は天気いいので仕事がはかどりそうですね。

道からの風景。あまり大きくはないが、合掌造りだ。

高台にあるので、回り込むと見上げる形に。
紅葉と石垣が美しい。

さらに回り込む。紅葉はそろそろ終わりだが、落ち葉がいい感じ。

今日の宿、木曽福島に向かって走る。

ACコブラを発見。Continuation Cars(後継車)だろう
480万円。

なかなか出会えないので、記念のツーショット。

※ACコブラ:1960年代にレースで活躍したアメリカのスポーツカー。排気量は4~7L(モデルにより異なる)。現在も道楽的に製作するコンセプトのContinuation Cars(後継車)が製造販売されている。日本でも新車が購入できる。1800万~2000万円。なお、Continuation Cars(後継車)のことをレプリカと表現する人たちもいるようだ。

運転席。
ナルディのハンドルは定番ですね。

昔、カブトムシのカブリオレに乗っていたとき、私も同じものを付けていた。
もう、30年ぐらい前の話。
クーラーはないし、幌の穴から雨が漏るしで、女王陛下には大不評。子供ができたときワンボックスカーに強制チェンジとなった。

ナルディ:ハンドルといえばナルディ、というぐらい有名なイタリアの名門ブランド。なお、マニアはハンドルなどという表現はせず、ステアリング・ホイールと言う。

※カブトムシ:フォルクスワーゲン・タイプ1。ドイツ車。ビートル(ドイツ語)、カブトムシ(日本語)が愛称。丸っこくて、見た目が似てるから。生産は、1938年~2003年。累計生産台数2152万9464台は四輪自動車として世界最多記録。なお、2輪の最多記録はスーパーカブ。年初に1億台突破。記録更新中。

カブリオレ:オープンカーのこと。アメリカではコンバーチブル、イギリスではロードスター、ドイツではカブリオレなどと言う。

55km、1時間半ほど走り、馬籠(まごめ)に着く。

馬籠宿の解説。明治28年と大正4年の大火で江戸時代の宿場の建物はほとんど消失したとある。現在の家屋はそれ以降に建てられたもの。
観光案内所で伺ったところ、それっぽく作っているが復元をしているとか、そういうわけではない、というお話だった。

坂を上る。長い坂の両脇に家屋があるのが馬籠宿の特徴だ。
石垣は火災で燃えないはず。江戸時代のものでは?と考えながら登る。

上り坂がずっと続く。

解説のとおりなら、この石畳は江戸時代のものということになる。

馬籠宿を通り抜けたところにある展望所からの風景。
右手下に馬籠宿の屋根が見える。

島崎藤村の『夜明け前』の一部が書かれた掲示板。
藤村は馬籠の出身。この小説の舞台も馬籠だ。

大学時代、藤村に心酔する友人が、「馬籠はいい、馬籠は素晴らしい」と力説していたのを思い出す。
別の友人は、「いや、妻籠のほうがいい」と主張し、大討論会になった。
私はどちらにも行ったことがなかったので、どちらでもいいから行ってみたいなあ、と考えていたような記憶がある。

2階の軒に下げられた干し柿。

知人に写真を見せたところ、皮むき器を使わず包丁で剥いている、と驚いていた。
よく見ると確かにそうだ。まったく気にしていなかった。
干し柿の剥き方に目が行くとは、そっちのほうが私には驚きだった。

こっちにも。やはり包丁剥き。

時代がかった家屋の写真を撮っても面白くない。
なので、造形的に面白い部分を撮ることにした。

手作りショップのディスプレイ。

干し柿の、ほどよく干された色が美しい。
のれんとの組み合わせもいい感じ。
ちなみに「きん」の下は「とん」です。

土産店の看板。
下半分の、時を経た変色ぐあいがいい感じ。

(おそらく)下水点検口。シンプルでいいデザイン。

「枡形」(ますがた)は、外敵が侵入しにくいように「く」の字形に曲げられた道。江戸時代の宿場には必ず設けられていたらしい。馬籠宿にもあり、観光スポットになっている。この下水点検口はそこにある。

時間がないので、馬籠はほどほどにして妻籠に向かう。

妻籠は1年ほど前に行ったので観る予定はないのだが、1カ所だけ寄りたいところがある。

これがここ。

関西電力 妻籠発電所

この設備が見たかった ↓

さっそく相棒とツーショット。

特にこの部分の造形が素晴らしい。
現役で稼働しているというのもいいですね。

いつまでも頑張ってください。

予定よりだいぶ遅くなった。木曾福島に向かって急ごう。

と、走り始めたとたんに、素敵な木造の橋が出現。

桃介橋(ももすけばし)

これは立ち寄るしかない。遅くなってもいいや。

相棒を歩道に停め、道の反対側に渡り、橋の脇を登る。

素晴らしい造形。

下は公園になっている。桃介橋も公園の一部だ。

桃介橋の解説。

※桃介橋についてはここをクリックしてウィキペディアをどうぞ。

付近のマップ。南木曾駅(なぎそえき)がすぐ近くだ。

電車で見学に来た10名ほどのグループと一緒になった。
南木曾にきたら桃介橋、という定番コースになっていてもおかしくない。

さて、今度こそ、本当に木曾福島に急ごう。

【本日のデータ】

コブラのレンタカーはないかな、と思って探してみたら、あることはある。
日本じゃないけど。
フランス、アメリカ、オーストラリアあたり。

う~ん、借りるとしてもだいぶ先になりそうだ。