2019/10/21 博多市街を散策、天神の屋台に行ってみた(D245)

午前中は荷物の整理。晩秋用の衣類とバイクウェアが宿に届く予定なので、送り返すものをまとめる。段ボール1箱分ぐらいになった。無駄に運んでいたようだ。

12時過ぎに整理が終わったので博多散策に出かける。もちろん徒歩。

宿を出たところですれ違った欧米系観光客。
中国語系だけかと思っていたが、そうでもないようだ。

博多と言えば博多ラーメン。たくさんのお店があるが、泡系と言われる博多一幸舎総本店で食べてみることにした。

追加トッピングなしのベーシックな食券を買う。
麺の硬さを「バリカタ」で注文。バリバリ硬い、の略だと思う。

出てきたものがこれ。
表面に細かい泡が立っている。確かに「泡系」
美味しい! クリーミー。スープも飲み干す。

対応していただいたスタッフといろいろお話。いろいろ質問したが、的確に回答してくださる。さすが、という感じ。

ラーメンを作っている人たちの、客との接し方や笑顔もハイレベル。
ご馳走さまでした、と言うと、きちんと目を合わせて一人ずつ笑顔で目礼。
厨房(特に天井や排気管)も客席も非常にきれいに管理されている。お店が開店してから7,8年だという。つまり、毎日、すべてを掃除しているということだ。
う~む、さすがだ! と感心。
味もいいが、総合的な顧客満足度が非常に高い。
どんな教育をしているのか、とても関心がわいた。

キャナルシティ博多まで歩く。
博多で有名な複合商業施設らしい。たまには都会的なところもいいだろう。

キャナルシティ博多の一部っぽい建物。とりあえず撮ってみた。

イベントエリアでサイクルパフォーマーが演技を終えて自己紹介中。
建物の形やデザインが面白い。

こっちではハロウィンのカボチャが木の下で寝ている。
が、まったく気にせず、ご老人がひと休み。

いろいろなお店があったが、まあ、複合商業施設だから当然。

博多の繁華街と言われる中洲に向かう。

那珂川(なかがわ)の中洲懸橋(なかすかけはし)。
渡るとき、心が広がるような解放感を感じた。いい橋だ。
元は「春吉橋」と言い、取り壊される危機に住民の反対で残ったとか。
いろいろあって、今の名称になったらしい。

天神エリアに入る。


三越ビルに映る大丸ビル(茶色のビル)
なかなか面白い風景だ。いいね!

天神地下街に入る。
いろいろなお店が並ぶが、特に面白いものはない。フツーの地下街だった。

天神エリアは屋台で有名らしい。
いろいろ調べて「焼きラーメン」で有名なお店にいってみることにした。
いつも行列ができているらしい。
念のため、開店20分前に様子を見に行くと、、、

ちょうどお店が開店の準備を始めたところ。お店の脇に人が並び始める。
えっ、もう。並ばねば。
で、4番目に並ぶ。よしよし。最初のグループに入れる。2番目のグループだったら1時間は待ちそうなので、並ぶのはやめようと考えていた。

お店はこんな感じ。12名が座れた。写真は食べ終わってから撮ったもの。

焼きラーメン 750円 だけを注文。
お酒は宿でゆっくり飲みたいので、ここでは注文しなかった。

15分ほど待って、出てきた焼きラーメンがこれ。
麺は柔らかくて歯ごたえがなく、甘みが強め。私の好みとはだいぶ違った。
食事ではなく酒の肴、と考えるべきなのだろう。

食べ終わって待ち行列を見ると、ざっと30人。屋台隣のビル沿いに並んでいる。
1巡するのに1時間近くかかるだろうから、最後尾は2~3時間待ち。
そんなにしてまでここで食べたいのかぁ、と思うが、並んだのも思い出の一つか。

【本日のデータ】
一幸舎:ラーメン 780円(記憶があいまい)
小金ちゃん:焼きラーメン 750円
歩数:13,445歩(リストバンド測定)、21,530歩(スマホ測定)

【本日の宿】
昨日と同じ。

2019/10/20 大宰府&大野城跡を歩く(D244)

博多から20km、40分ほど走って、大宰府天満宮に着く。
参道の入り口に西日本鉄道 大宰府駅がある。
駅の駐輪場に相棒バイクを停め、参道を歩く。

観光客であふれる参道。令和効果か?

木組みを使ったデザインのスタバ。
みんなが記念撮影をしている。海外からの人たちも大喜び。

御神牛(ごしんぎゅう)の頭を撫でながら記念撮影する親子。
後ろでは順番待ちの大行列。

太鼓橋を渡る。
一つ目の太鼓橋から撮影。向こうに見えるのが二つ目の太鼓橋。
さらに向こうには鳥居と楼門。

楼門の前の広場ではバンドが演奏中。
広場は露店と観光客でいっぱい。
いつもこうなの? と思ったら、こんなポスターが、、、

SOL A MEETS IN DAZAIFU というイベントだった。
これほどじゃないけど、土日はお客さん、多いね。とはお店の人の話。

楼門。
屋根の上の龍は「登龍門伝説 飛龍大神ねぶた」

う~む、よくわからないが、いろいろなことを考えるものだ。

本殿前には参拝者の大行列。

参道には梅ヶ枝餅のお店がたくさん。

一つだけ買って食べてみた。平たくした大福餅を焼いたもの、という印象。
130円。このお店ではPayPayが使えた。

お店ごとにいろいろな作り方をしている。
買ったのは手作業で焼くお店だったが機械で焼く店もある。

2個ずつ焼く機械。グルグル回りながら焼き、下から出てくる棒が蓋をパカッと持ち上げる。

こちらは1個ずつ焼くタイプ。
きっと餅も1店舗ずつ異なるのだろう。比較研究したら面白いかも。

大宰府の北西に大野城跡がある。
大野城は、大宰府があった時代に築かれた古代山城だ。唐(とう)・新羅(しらぎ)連合軍から大宰府を守るために作られたと言われている。

行ってみよう。
途中の岩屋城跡にも寄ってみたい。

相棒バイクで3km、10分ほど走り、岩屋城跡(本丸跡)に着く。

岩屋城跡入口。ここから5分ほど階段を登る。

本丸跡では(たぶん)ツアーの人たちがガイドさんの説明を聞いていた。

素晴らしい見晴らしだ。大宰府の町全体が見下ろせる。

大宰府政庁跡。建物がない空間なので遠くからでもわかりやすい。

大野城跡入口付近のパーキングに着く。

大野城跡の案内版。
現在地はエリアの南端あたり。太宰府側だ。

バイクを停め、歩いて見て回る。

焼米ヶ原。

遠く見えるのはさっきのツアーグループ。あそこには玄清法印の墓がある。
※玄清法印:17歳で盲目になった僧侶。盲僧琵琶(筑前琵琶)の開祖。

なだらかな丘になっていて散策にはちょうどいい。

玄清法印の墓から少し登ったところ。見晴らしがいい。
ベンチではお母さんと娘さんが絵を描いていた。

大宰府天満宮がよく見える。

八ッ並地区に着く。ここには高床倉庫の礎石群がある。

これが礎石。
高さが異なる場所に14棟分の礎石がある。
イノシシのしわざなのか、土が掘り返されていた。

百聞石垣(ひゃっけんいしがき)。
大野城は南北に2kmほどの広さがあるが、その北端あたり。
100間(180m)近くあるのでこの名が付いたとか。
大野城はほとんどが土塁(どるい)。石垣は一部だ。

あっと言う間に15時だ。まだ観たいところがあるので、大野城跡は終わり。

大宰府政庁跡。大宰府の中心地だったところ。
建物の礎石が並んでいる。発掘調査に基づいて復元したもの。

坂本八幡宮。
「令和」で一気に有名になった。
大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅があったところらしい(所説あり)。
大宰府天満宮とは異なり、質素で落ち着いている。

お宮の壁に貼られていた解説。
「令和」「万葉集」「梅花の宴」「大伴旅人」「大宰府」の関連性が解説されている。
こういうの、いいね。これで私もにわか令和通。

「祝 令和」の華やかなのぼり。

令和の記念碑。できたてのホヤホヤ。
私は記念碑には興味がないのだが、これはこれでいいね。

御朱印にも興味がないので、写真なし。ごめんなさい。

【今日のデータ】
梅ヶ枝餅:130円。
大野城跡:周囲を囲む土塁・石垣の総延長8km.自然歩道を歩くと面白そう。
坂本八幡宮:御朱印の授与日は決まっている。欲しい人は要注意。

【本日の宿】
博多駅近く。昨日とは異なる。
安い割には設備がいい。新しい考え方でメリハリを付けている。
メインターゲットは外国人と若年層。

2019/10/15 世界遺産 三池炭鉱を観る(D239)

今日は大牟田に行き、三池炭鉱を観る。
ここは世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

その前に、宿の近くの筑後川昇開橋(旧国鉄佐賀線筑後川橋梁)を観に行く。

橋の中央が上下に移動する。船が通るときには上がるのだ。

今は少しだけ上がった状態だ。上に人がいる。何をしているのだろう?

近づいてみる。

「故障のため通行できません」とある。
故障していなければ、1時間に1回、中央部が降下し、歩いて渡れるようだ。
渡ってみたかった。残念。

修理作業をしているのだろう。

隣には温泉。周辺の人たちは「大川昇開橋」と呼んでいるらしい。

5km、10分ほど走り、三重津(みえつ)海軍所跡に着く。
幕末佐賀藩海軍の本拠地だったところ。
世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

跡地の隣に佐野常民記念館があり、三重津海軍所の情報が得られる。

ドーム型シアター。三重津海軍所の解説動画を上映していただく。

天井いっぱいにCG動画が映し出される。なかなかの迫力。

解説VRのゴーグルを借り、裏へ出る。

向こうが三重津海軍所跡。手前は解説板。

1~6までの番号のところで解説VRが見られる。

ゴーグルを覗くとVR画像が見え、解説音声が流れる。

30km、1時間ほど走り、大牟田に着く。

宮浦石炭記念公園。世界遺産 宮浦抗跡が公園になっている。

三池炭鉱で唯一残る煙突がこれ。

月が~出た出たぁ~、月がぁ出た。三池炭鉱のぉ上にぃ~出た~。
あんまりぃ~煙突ぅがぁ高いのでぇ~、さぁぞやお月さん、煙たぁかろ。
さの、よいよい。

この炭坑節を知っているあなた、年齢がわかるよね。

坑道に入る列車。人を運ぶ。ワイヤーで引っ張るタイプ。

こちらは資材運搬用。

サイドダンプローダー。バケットが横に回転する。

フェースローダー。砕いた石炭を集めてベルトコンベアーに乗せる装置。

ドリルジャンボ。ダイナマイトを仕掛ける穴を掘る。

2km、10分ほど走り、宮原抗跡に着く。

銀色のデビーポンプとレンガ造りの蒸気機関機械室。
デビーポンプは坑内の水をくみ上げるもの。

三池炭鉱専用鉄道敷。

さらに3km、10分ほど走り、万田坑跡に着く。

本日休業。外から観ることはできるが中には入れない。残念。

銀色のがデビーポンプ。レンガ造りは蒸気機関機械室。

円柱は煙突の根元部分。

6km、15分ほど走ると三池港。

三池港閘門(こうもん)
港内の水位を調整する観音開きの扉。水圧を利用して開閉する。

クレーン船 大金剛丸。明治38年にイギリスから購入。現役。

三池炭鉱専用鉄道跡。

駆け足であちこち回ったが、ひと通り見ることができたので満足だ。
だいぶ陽も傾いたので宿に急ごう。

【本日のデータ】
万田坑跡だけが有料。410円。

【本日の宿】
熊本県山鹿市。三池港から40km、1時間。
明日はミルクロードを走るので、できるだけ阿蘇の近くに、と考えた結果。