2019/10/23 博多から小倉へ(D247)

今日は、ほぼ残念な一日だった。
まあ、たまにはこんな日もあるだろう。むしろ今まで少なすぎたのかもしれない。

午前中は、荷物の整理、宿の予約などなど。

12時に博多を出発。
目的地の小倉までは95kmほどなので、3~4時間で着くだろう。
という考えが甘かった。

まず、志賀島へ向かう。昨日、お会いしたライダーさんに勧められたからだ。

宿から25km、50分ほど走る。
志賀島近くは高速コーナー多く、車が少ないので快適に走れる。
でも、それだけ。スーパーカブでは高速コーナーもただ空いている道にすぎない。
島自体は平凡なのですぐ小倉に向かう。

小倉の手前に皿倉山展望台がある。ちょっと立ち寄ってみよう。

70km、2時間ほど走り、麓に着く。
展望台の手前の駐車場までは4km、20分ほど。往復40分。
迷ったが、登ることに。
細いクネクネ道を登る。曇っているし、夕方になったし、寒いし、トイレにも行きたいし、、、

駐車場に着く。公衆トイレがある。ラッキー!
見晴らしはゼロ。展望台へは25分ほど歩かねば。
そろそろ日が暮れる。宿までは30分かかる。
展望台まで歩くのはやめ、オーバーズボンを履き、長袖シャツを2枚着込む。
家から送ってもらった冬用ライダーウェアを昨日受け取って着てきた。
いいタイミングだった。

20分ほど下って麓に着く。

景色は見えなかったが、しかたない。
世界遺産「官営八幡製鐵所旧本事務所」に行こう。

3km、10分ほど、Googleマップの指示で走り、近くまで着く。
それらしきものはない。

いろいろ探し、15分ほど走って八幡製鉄所の門に着く。
守衛さんに聞くと、6kmほど向こうのスペースワールド駅から歩くのだとおっしゃる。え~!

6km走り、スペースワールド駅前に相棒バイクを停める。

どっちへ行けばいいのか? 
案内を探すと、微妙に違う案内図が、、、

こっちは、線路の右側を歩け、という図。

こっちは、線路の左側を歩け、という図。

まあ、どっちでもいいんだろう。
線路の右側を歩くことにしよう。

少し歩いたところの案内。
よし、ここを登ればいいんだな。

ところが、、、階段を登ると、、、行き止まり。
え~、歩けない。

あっちこっち歩いて見つからず、駅員さんに聞いて、、、
などと30分ほど無駄にしているうちに、営業(開館)時間終了。

しかたない。諦めて宿に向かおう。
小倉に入り、Googleマップの指示通りに走ったつもりが、、、
間違えて入ったバイパスが渋滞中。
ここでは20分ほど時間を無駄に。

途中のコンビニで夕飯のお弁当を買い、疲れ切って宿に到着。

イライラしない、頭にこない、焦らない、の3カ条を厳守。
深呼吸して、口角を挙げてムリムリ笑顔を作った。
おかげで事故は起こさずに無事。
ラッキー! と思おう。

【本日のデータ】
八幡・小倉は、工業地帯で都会だ。車は多いし、道も複雑。
明治の産業革命遺産は、企業が所有しているものが多い。
観る場所や入る場所などいろいろ複雑なので要注意。

【本日の宿】
小倉市街地。道が混んでいて、宿に着くのに必死だった。

2019/10/15 世界遺産 三池炭鉱を観る(D239)

今日は大牟田に行き、三池炭鉱を観る。
ここは世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

その前に、宿の近くの筑後川昇開橋(旧国鉄佐賀線筑後川橋梁)を観に行く。

橋の中央が上下に移動する。船が通るときには上がるのだ。

今は少しだけ上がった状態だ。上に人がいる。何をしているのだろう?

近づいてみる。

「故障のため通行できません」とある。
故障していなければ、1時間に1回、中央部が降下し、歩いて渡れるようだ。
渡ってみたかった。残念。

修理作業をしているのだろう。

隣には温泉。周辺の人たちは「大川昇開橋」と呼んでいるらしい。

5km、10分ほど走り、三重津(みえつ)海軍所跡に着く。
幕末佐賀藩海軍の本拠地だったところ。
世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

跡地の隣に佐野常民記念館があり、三重津海軍所の情報が得られる。

ドーム型シアター。三重津海軍所の解説動画を上映していただく。

天井いっぱいにCG動画が映し出される。なかなかの迫力。

解説VRのゴーグルを借り、裏へ出る。

向こうが三重津海軍所跡。手前は解説板。

1~6までの番号のところで解説VRが見られる。

ゴーグルを覗くとVR画像が見え、解説音声が流れる。

30km、1時間ほど走り、大牟田に着く。

宮浦石炭記念公園。世界遺産 宮浦抗跡が公園になっている。

三池炭鉱で唯一残る煙突がこれ。

月が~出た出たぁ~、月がぁ出た。三池炭鉱のぉ上にぃ~出た~。
あんまりぃ~煙突ぅがぁ高いのでぇ~、さぁぞやお月さん、煙たぁかろ。
さの、よいよい。

この炭坑節を知っているあなた、年齢がわかるよね。

坑道に入る列車。人を運ぶ。ワイヤーで引っ張るタイプ。

こちらは資材運搬用。

サイドダンプローダー。バケットが横に回転する。

フェースローダー。砕いた石炭を集めてベルトコンベアーに乗せる装置。

ドリルジャンボ。ダイナマイトを仕掛ける穴を掘る。

2km、10分ほど走り、宮原抗跡に着く。

銀色のデビーポンプとレンガ造りの蒸気機関機械室。
デビーポンプは坑内の水をくみ上げるもの。

三池炭鉱専用鉄道敷。

さらに3km、10分ほど走り、万田坑跡に着く。

本日休業。外から観ることはできるが中には入れない。残念。

銀色のがデビーポンプ。レンガ造りは蒸気機関機械室。

円柱は煙突の根元部分。

6km、15分ほど走ると三池港。

三池港閘門(こうもん)
港内の水位を調整する観音開きの扉。水圧を利用して開閉する。

クレーン船 大金剛丸。明治38年にイギリスから購入。現役。

三池炭鉱専用鉄道跡。

駆け足であちこち回ったが、ひと通り見ることができたので満足だ。
だいぶ陽も傾いたので宿に急ごう。

【本日のデータ】
万田坑跡だけが有料。410円。

【本日の宿】
熊本県山鹿市。三池港から40km、1時間。
明日はミルクロードを走るので、できるだけ阿蘇の近くに、と考えた結果。

2019/10/15 速報 世界遺産 三池炭鉱を観る(D239)

月が~出た出たぁ~、月がぁ出た。三池炭鉱のぉ上にぃ~出た~。
あんまりぃ~煙突ぅがぁ高いのでぇ~、さぁぞやお月さん、煙たぁかろ。
さの、よいよい。

これが、その煙突。最後の1本。

さて、これは何でしょう?