2021/08/08 しまなみ海道 1日目 馬島・大島・身近島・伯方島(D290)

さあ、いよいよ今日からしまなみ海道だ。
台風が来ているのが気になるが、状況をみながら対応することにしよう。

0630 起床。コーヒーを飲みながらブログ書き。

0900 ブログ終了。荷物の積み替え。

1000 出発。

フェーリー乗り場の建物。フェーリーをイメージした造形だ。面白い。

船溜まりの脇を走る。つい写真を撮りたくなる。

1030 来島海峡大橋に着く。

展望台からの風景。屋根があるので助かる。今日も暑い。

来島海峡大橋への入り口。歩行者&自転車用と原付用が分かれている。
自動車の入り口はかなり離れた別のところだ。
カーナビを使うと自動車用入り口に行ってしまうのでご用心。
Googleマップのナビ機能を使って、「歩き」を選べばオーケー。

橋に上がる。おおっ、これがしまなみ海道の風景か!

自転車よりも遅いぐらいの速度でゆっくりと走る。
原付バイクはほとんど通らない。

馬島(うまじま)が見える。今治と大島の間にある小さな島だ。
砂浜とリゾート施設。ちょっと絵になる風景。

馬島にはエレベーターを使って降りることができる。
徒歩・自転車・原付限定だ。

馬島へ降りるエレベーター。

原付が1台入る大きさ。自転車なら2~3台入りそうだ。
下降する。外の風景がどんどん変わっていく。

島へ降りると白い可憐な花が待っていてくれた。
タカサゴユリ(高砂百合)。別名はホソバテッポウユリ(細葉鉄砲百合)。
花アプリの解析が正しければ、の話だが(笑)

馬島のマップがある。ほとんどが立入禁止区域だ。
マップ左上の馬島神社へは行けそうなので、行ってみよう。

馬島神社と灯台。
絵になる風景だ。これだけで馬島に降りた価値あり、かな。

小さな港に小さなフェーリーが停泊していた。
運べるのは車1台ぐらい。島の足としては必要だよね。

と、黒い原付バイクの脇で濡れた身体を拭いているおじさんを発見。

何してるんですかぁ?

泳いでたの。今治に住んでるんだけど、ときどき泳ぎに来るの。
どこから? 埼玉! そのバイクで? おお、そりゃあ凄いね。
この反対側の海岸にちょっといいところがあるから行ってみな。
あっちへ行って、こっちへ曲がって、竹林を抜けると海が見えるよ。

そうですか。ありがとうございます。行ってみます。

ということで、竹林を抜けると、、、

ヤシの木の間から海が見える。なるほど、ちょっといいところ、ですね。

馬島を出て、大島に向かう。

橋桁の部分は道が回り込んでいる。前が見えないので注意が必要だ。

武志島(むしじま)。
美しい海の翠(みどり)と白い砂浜。素晴らしい。

(たぶん)サシバがゆうゆうと空を舞う。いいなあ。羨ましい。
生まれ変わるなら絶対に猛禽類だ。

1210 大島に着く。道の駅 よしうみいきいき館へ向かう。

海の幸BBQが大盛況。それぞれが食べたいものを選べる。

ファミリーで楽しくBBQって、いいね。コロナウィルスも焼いちゃえばOKだ。

瀬戸内レモンアイス。
撮っているうちに溶けてきた。アイスは被写体には向かないな。

潮流観測船。渦潮が見られるかもね。
乗ってみることにした。

1320 観測船出発。

来島海峡大橋。下からの眺めは船ならでは。

武志島の白い砂浜。来るときに橋の上から見たやつ。上からの方が美しい。

大砲があんなところに。案内レディが説明をしてくれたのだが、聞き逃してしまった。
おそらく来島にある砲台跡。

今治の造船所群を海から見て回る。

造船中の船が目の前に迫る。すごい迫力。

真鍮製スクリューが黄金色に輝く。これだけでン千万円するらしい。

建造中の船が次々と現れる。海からだけの風景。壮観の一言。

さあ、最後は渦潮観測だ。
潮の干満や時間帯で大きかったり小さかったり。

今回はちょっとだけ。
20数枚撮ったうちの、一番それっぽいやつ。まあ、こんなもんでしょう。

1400 潮流観測船、終了。思ったより楽しい40分だった。

名駒峠ダウンヒル。
海へジャンプするような感覚になる、というので来てみた。
写真なんか撮らずに、そのままヒューっと走り抜けると、海へダイブする感覚になる。
1回目はまずダイブ、戻って2回目に写真だね。

1440 亀老山展望台に着く。

とても凝った造りの展望台だ。東西に分かれている。

大島から眺める来島海峡大橋。
遠い方(今治側)から、第三、第二、第一と3連の吊橋になっているのがよくわかる。

1500 展望台を出るときに雨がポツポツ降り始めた。レインスーツを着込む。

島の南東側の海岸沿いを走って村上海賊ミュージアムに向かう。

1550 ミュージアム到着。

入館料350円だが、65歳以上は250円。

ずっと疑問に思っていたこと、「水軍」「海賊」どちらの呼称がいいのか、に決着がついた。
「海賊」に軍配。海賊は活動内容全体を表すが、水軍は一部を表すにすぎない、ということですね。

陣羽織。
赤は目立つ。周囲に存在感を示すには効果的ですね。
実物には時代を生きた風格があって、何とも言えない気持ちになる。
家に戻ったら、小説『村上海賊の娘』を読んでみよう。
作者の和田 竜(わだりょう)は、埼玉県行田(ぎょうだ)の忍城(おしじょう)を舞台にした『のぼうの城』を書いた人。埼玉県人としても興味深い。

1700 今夜の宿、伯方島へ向かう。雨はほとんど降っていない。今のうちだ。

能島。村上海賊の一つ、能島村上の城があった島。本当に小さい島だったのを実感。

大島大橋に入る。原付は通行料50円。

伯方島の手前に、身近島(みじかじま)という小さい島がある。
徒歩・自転車・原付だけが降りられる。
降りてみた。

降りた目の前がキャンプ場。この島にあるのはキャンプ場だけ。
計画では、今日はここにテントを張る予定だったが、台風が来ているので、急遽、宿を取ったのだ。

炊事場。けっこう綺麗。
このキャンプ場は無料で使える。予約も不要。勝手に来て、勝手に泊ってね、というスタンスで町が運営している。
トイレもある。綺麗かどうかは未確認。

身近島と伯方島を結ぶのが伯方橋。
ここを渡れば伯方島だ。
今日は宿に直行して終わりだな。明日のことは台風のようすをみながら考えよう。

■本日のデータ
潮流観測船:1500円。40分。造船所が一番よかった。
村上海賊ミュージアム:350円。65歳以上250円。
※「村上水軍博物館」と記載された情報を見かけるが、このミュージアムには「村上水軍」とは呼ばないで、というこだわりがあるのでご注意を。

■本日の宿
伯方島、東南部。
古い壁のないビルの下が駐車・駐輪場。

■本日の夕食
夕食付きで泊ることはほとんどない。今日は、周囲に売店がないため2食付きで宿泊。

魚の唐揚げも煮物も美味しかった。

2021/08/01 小豆島へ渡る(2日目)マルキン醤油・二十四の瞳映画村・石切場(D283)

今日は、映画「二十四の瞳」のロケ地を見に行く。
昔は、小豆島と言えば 二十四の瞳 、みたいなイメージがあったが、今はどうなのだろう。
そもそも、二十四の瞳を知らないのでは。

土庄(とのしょう)の宿から30分ほど走るとこんな光景が出現!

おお、素晴らしい! これは何?

道路の反対側の建物。
「マルキン醤油」という醤油醸造所だ。
小豆島には醤油醸造所がたくさんあるが、ここはその代表。観光マップにも載っている。

手前は売店。
屋根から立ち上がった「〇金」の看板がいいね。

歴史を感じさせる素晴らしい建物!

蔦が芸術的だ。

大きな桶の赤い「〇金」と後ろの建物とのコントラストがグッド。

マルキン記念館。
無料公開中ということなので、入ってみた。
天に向かって真っ直ぐに伸びた竿のようなものは何だろう?

江戸時代の醸造光景のジオラマ。こういうの好き。

通路に置かれた大桶(おおこが)。もろみ、醤油を入れる桶。
おとなが立って通り抜けられるほど大きい。

業務用ミシン。もろみを入れる袋を縫う。
足踏み式ではなく、モーターで動く。
ペダルではモーターの回転数(縫う速さ)を調整する。

醤油を搾る装置。
手前の四角いところに袋詰めしたもろみを入れ、斜めになった木でギュッと押し搾る。
斜めになった巨大な棒の先端(写真左上)に重りを下げる数本の鎖が見える。

搾る装置を横から見た図面。構造が良くわかる。

さて、映画村へ急ごう。

と思ったのに、道路脇に凄いバイクが打ち捨てられている。
思わず止まって、写真撮影。

BMWのK1という名車。サイドカウルに大きく「K1」と書かれている。
1989年発売。
水冷4サイクルDOHC4バルブ水平縦置き4気筒987ccエンジンを積む。
当時、最先端のスーパースポーツ。未来から来たような独特のデザインが印象的。
しかもサイドカー付き! 超レア物。

サイドカーのデザインも未来的。
損傷が激しいのが痛ましい。
捨ててあるようにも飾ってあるようにも見える。なぜここにこのバイク?

映画村に到着。

二十四の瞳と言えばヒマワリ。なのか?
映画は観ていないが小説は小学生のころ読んだはず。

分教場。
これは1987年の田中裕子主演リメイク板の撮影用セット。
1954年の高峰秀子主演のほうは本物の分教場で撮影した。そちらは映画村から少し離れた場所にある。

撮影に使った自転車。
女先生が自転車に乗って走るシーンが有名だよね。

廊下。
自分が通った小学校を思い出す。

教壇に立ってみた。先生になった気分。
教室の後ろには撮影セットが並ぶ。撮られてると思うとちょっと緊張、、、

カメラの後ろに回ってみた。監督になった気分。

教室から見える海。いいね。
この場所に分教場のセットを作った理由がよくわかる。
外でもいい感じで撮影中。

外へ出てみる。

今日のベストショットが撮れました。

大桶(おおこが)を利用したベンチと記念撮影。
ここには座りたくないような、、、 微妙です、、、

高峰秀子主演の分教場。こちらは本物。映画村から500mほど離れている。

廊下外側の造りが映画用セットとは少し違う。こちらが本物。

天井の方位版がユニーク。私の学校にはなかった。

窓からの風景。
海は見えないが愛車が見える。これはこれでオーケー。

さて、島を海沿いに一周して土庄のフェリー乗り場へ向かおう。

小さな島の中に民家が見える。送電線が海を越えて引いてある。
不思議な感動。
毎日、船で外出するのだろうか。

大角鼻(おおかどはな)灯台。

天狗岩丁場。
「大阪城石垣石切丁場跡」とある。日本遺産になっている。

少し歩けば行けそうなので、行ってみよう。

矢穴(石を割るために開けた穴)が並ぶ石。

巨大な石の下側にも矢穴! こんな位置にあるのは珍しい。

パックリと二つに割れた石。

割れ目の凸凹がすごい。

これが大天狗岩。高さ17.3m、重さ1,700トン。

人間と比べるとその大きさがよくわかる。

さて、土庄のフェリー乗り場に急ごう。

って、またも素敵な風景を見つけて急停止。

蔦に覆われた家。昼顔とのコラボが絶妙だ!

小豆島に別れを告げ、高松へ。

途中、蜃気楼の船とすれ違う。

この船も蜃気楼か?
って、排気管からの温風で空気が揺らいでいただけ。
でも、蜃気楼と(広い意味では)原理は同じ。

1830 高松到着。

今日は、朝食・昼食抜きになってしまった。お腹ペコペコ。
さあ、スーパーに行って半額になったお弁当を買おう。

■本日のマニアック

マルキン醬油記念館で見つけた素敵な広告。『婦人朝日』掲載版。
シルエットだけで美人なのがわかる。

映画村で見つけた素敵な看板。
錆び具合が良い味を出している。

■本日のデータ
マルキン醤油記念館入場料:無料。
映画村入場料:本物の分教場見学とセットで880円。
天狗岩丁場入場料:無料。

2021/07/31 小豆島へ渡る (1日目)エンジェルロード・オリーブの丘・寒霞渓(D282)

今日は小豆島へ渡る。
なお、「小豆島」は「こまめじま」「あずきじま」ではなく「しょうどしま」(笑)

0700 起床。荷物の整理。

0800 チェックアウト。
乗船時間が迫っているので朝食はなし。
ホテルから貰った吉野家380円券を使う時間がない。残念!

0900 フェーリー出航。小豆島まで約1時間だ。

1000 小豆島 土庄(とのしょう)到着。

1100 ごろ エンジェルロードに到着。
干潮時だけ島に渡る陸地が現れるので、タイミングが合えばラッキー!、らしい。
基本的にはカップルが訪れるところ、らしい。

しっかりと陸になってました。今の時期、干潮は0730~1330。

せっかくなので、島へ渡ってみた。

カップルの願掛けがいっぱい。

ずう~っと幸せに過ごせるといいね。心からそう思います。

独り身は辛い! はるかちゃん、頑張って彼氏見つけようね。

地蔵埼燈台。

オリーブの丘公園。
白いギリシャ風車の右端で魔女が箒で飛んでます。
まだ新米みたい。1秒ぐらいで落下しました(笑)

オリーブ林とギリシャ風車。

オリーブの原木。
小豆島がギリシャの島と姉妹都市になったとき、最初に植えた1本。

そのあたりの経緯は、この本に書いてあります(笑)

1300ごろ オリーブを使った昼食を食べる。

ボンゴレビアンキ。
3つのタイヤみたいのがオリーブの実らしい。
フツーに美味しい。

1440ごろ 寒霞渓(かんかけい)に着く。まず、ロープウェイに乗る。

ロープウェイからの風景。

周囲の道路をグルっと走る。

道路沿いの展望台「四望頂(しぼうちょう)」からの風景。
渓谷は秋に限る。夏は平凡。

「二十四の瞳」のロケ地も見たかったが、今日は時間切れ。明日にしよう。

■本日のデータ
高松→小豆島 土庄(時間):約1時間。長い気もしたが、乗ってみるとあっという間。
高松→小豆島 土庄(料金):往復1,890 円(復路は1週間有効)
ボンゴレ:900円。
寒霞渓ロープウェイ料金(往復):1900円ぐらい。片道5分なのに意外と高い。