2019/5/23 鹿児島の世界遺産を巡る(D186)

※これを書いているのは7/14(日)。時間が経ちすぎてだいぶ忘れてしまった。高揚感も薄れている。やはり旬なうちに書かかないとダメですね。

今日は鹿児島市内を観光したあと、明治の世界遺産群を観ながら霧島市に向かう予定。

まず、バイクは宿の駐車場に停めたまま、徒歩で鹿児島中央駅に向かう。

数分で駅前広場に到着。

江戸時代、薩摩藩から外国に留学した人たちの群像がある。
この位置から見ると、後ろの観覧車が後光っぽく見えるのが面白い。

この留学生たちが薩摩藩の中核となり、明治維新に繋がっていくことになる。外を見て学んでいた薩摩藩と国内しか見ていなかった幕府。大きな力の差が生まれるのは当然だと改めて感じる。

駅に向かう。

辻立ちで托鉢(たくはつ)中の修行僧。
スマホ片手に急ぐ女性と鉢を片手に身じろぎしない僧。
同じ空間で一瞬の交差。いつでもどこでもドラマがある。

駅の階段。休憩用の椅子で談笑する人たち。いいね!

登ってみた。

二人掛け、3段おき。センスある設備。企画者に「いいね!」を贈呈。

駅ビルの観覧車アミュランに乗ってみた。

足元も透明なオールクリアーゴンドラ。

素早く乗り込む。まだ屋内なので外の景色は見えない。

音声ガイド。無料。
ゴンドラはじわじわ上昇中。

双眼鏡。こちらも無料。
ゴンドラ下部の透明度はこのくらい。キズだらけで曇っている。

屋上から上に抜けた瞬間。う~、ワクワクする。こういう瞬間が好き。

留学生群像が見える。

新幹線も見える。

桜島をバックにした鹿児島市内。中央に見える甲突川(こうつきがわ)がいいね。

路面電車が走る街は楽しい。富山も広島も鹿児島も楽しい街だ。

14分30秒の空中散歩。楽しかった!

宿に戻り、バイクで出発。

西郷隆盛像。小高い場所から道行く人々を見下ろしている。
上野公園の浴衣姿とは異なり、こちらは軍服姿。お腹が出ているのは同じ。

市立美術館の駐車場にバイクを置き、徒歩で市内を散策することにした。

まず、鹿児島県 歴史資料センター 黎明館に向かう。ここは島津氏の居城、鹿児島城(鶴丸城)があったところ。

黎明館庭園に移設されていた民家が興味深かった。
二つの家が連結された「樋の間(てのま)二つ家」という造りだ。

裏から。確かに二つの家がつながっている。

間取図。「てのま」で連結されたL字形なのがわかる。

正面から。てのま(樋の間)の屋根部分が雨樋になっている。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 1375251-1280x853.jpg です

造りが面白い。
元々は竹だけを組み合わせたものだろう。近代になって補修で銅板を被せたのではないか。
竹だけでも雨量が少なければ雨漏りしない構造だ。どこまでの雨量に耐えられるかは微妙だが。

内部。間取図で「どっにわ」(L字の角のところ)からの風景。
左手が「なかえ」側、右手が「てのま」「すえ」「かみおもて」側。
二家族が半独立状態で土間(キッチン)を共有していたわけだ。
二世帯住宅!

北東へ2、3分歩いたところに薩摩義士碑がある。
これは幕末&明治維新とは関係なく、江戸時代(宝暦)に幕府の命で行われた木曽川・揖斐川・長良川(岐阜県)の改修工事の犠牲者の碑。1000人が動員され、88名がなくなったらしい。死者が8.8%とは!

駐車場まで戻り、バイクで西郷隆盛 南洲翁 洞窟へ向かう。
西南戦争のときに西郷隆盛が立てこもったという洞窟だ。

これがその洞窟。

5日間この洞窟ですごした、とある。享年49歳。

そこからバイクで3分ほど坂道を登ると城山公園駐車場。
さらに徒歩で5分ほど登ると城山公園展望台に着く。

桜島をバックに記念撮影する小学生たち。修学旅行or遠足だろう。

雲もなく絶好の行楽日和。街も桜島もよく見える。
標高107m。観覧車アミュランの最大高は91m。こちらのほうが16mほど高い。

気が付くと14:30。ゆっくりしすぎた。
世界遺産群巡りに出発しよう。

城山公園駐車場から4km、10分ほど走り、通称「異人館」に着く。

旧鹿児島紡績所技師館(異人館)入口。

イギリス式コロニアル様式の典型的な建物だ。

二階の窓ガラスに反射した光が虹のような模様を作る。
当時の窓ガラスには微妙な歪みがあるのでこう見える。
古い洋風建築で大好きなところがこれ。素晴らしい!

中は資料館になっている。

コロニアル様式の解説。

コロニアル様式の系統図が面白かった。
この異人館や長崎の有名な旧グラバー住宅はベランダコロニアル。
長崎の大浦天主堂は木骨石造コロニアル。
札幌時計台は下見板コロニアル。
ひと口にコロニアルと言ってもいろいろあるものだ。

世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の解説。
「鹿児島から始まる~」という見出しが誇らしげだ。

さて、いくつかの跡地を見ながら仙厳園に向かおう。

造船所跡。案内板だけ。

鹿児島紡績所跡。案内板だけ。

バイクで3分ほど走ると旧集成館機械工場だ。

旧集成館とはたくさんの工場が集まったものを言う。この建物はその一つで、機械工場。現存する日本最古の洋式工場だ。イギリスやオランダから輸入した機械を蒸気機関で駆動し、さまざまな機械部品を製造していた。
現在は、博物館になっていて、当時の機械が陳列されている。撮影禁止なのでお見せできないのが残念。
江戸時代からこんな機械を使って船の部品などを製造していたのか、と思うと、薩摩藩主たちの先見性には頭が下がる。

すぐ隣の仙厳園に向かう。薩摩藩主島津家の別邸だ。
これがすごい。島津家がいかに先進的かを目の当たりにすることができる。

案内板。ここを訪れた際は、案内板をよく読み、重要なものを見逃さないほうがいい。ボーっと見てるとチコちゃんに叱られる。

仙厳園入口。島図家の家紋が印象的だ。

入口を入ると、正面に反射炉跡が見える。

反射炉とは金属を溶かして精錬する設備。これは大砲を鋳造するために造られた。
外国船と戦うには高性能な大砲が必要だが、輸入するだけでは限界がある、ということで反射炉を建造して自分たちで大砲を作ったわけだ。
こうして作られた大砲がのちに幕府との戦いで役立つわけだ。

現在、残っているのは基礎部分。階段があるので登ってみた。

けっこう複雑な構造だ。

別邸の中に大砲製造所がある、というのが面白い。幕府の目から隠すには好都合なので、きっとそんな理由もあったのだろう。

薬丸自顕流(じげんりゅう)の展示棟。
一般的には「示現流」と書く、流祖の東郷重位(とうごう ちゅうい/しげかた)が有名だ。薬丸自顕流は示現流の分派で、江戸末期に薩摩藩の剣術師範をしていたので、関係が深いということで展示されているのだろう。

少し歩くと、いかにも日本庭園、という感じの庭に出る。

錫門(すずもん)。屋根が錫製なので、この名が付いた。
瓦ではなく錫製というのが面白い。江戸時代初期に薩摩藩で錫鉱山が発見されたので、設計者が「錫で作ってみましょう」みたいなノリだったのかも。

錫門を抜けると正面が御殿(お屋敷)。

中庭をグルっと囲むように廊下がある。障子から入る柔らかな光が美しい。

NHK大河ドラマ「西郷どん」(せごどん)の衣装。

薩摩焼の蓋付壺。同じものが二つ並ぶ。
島津家29代忠義が、ロシア帝国最後の皇帝、ニコライ2世の戴冠式のときに贈った薩摩焼の複製。現物はエルミタージュ美術館所蔵。
美しくて見惚れてしまった。写真では美しさが全く伝わらない。残念!

中庭。

畳の上に洋風のテーブルとイス。和洋折衷(わようせっちゅう)の見本その1。
来客時にはこのような形で食事をしたらしい。おそらく貿易相手の外国人がたくさん訪れたのだろう。

家紋入りの照明器具。さすが藩主だ。

廊下から回遊式庭園を望む。右手に桜島が見える。壮大な借景。

藩主の居間。日常はここで過ごしたらしい。
藩主が座った位置に座ってみた。

藩主の目線での眺め。桜島が額に入った絵のように見える。何という贅沢。

寝所。螺鈿細工(らでんざいく)の欄間(らんま)がオシャレ。

応接室。和洋折衷(わようせっちゅう)の見本その2。

庭に出てみる。

桜島がすぐそこ。

回遊式庭園。

高枡(たかます)。園内のわき水を石造りの水管集め、高枡から御殿前の池などに配水している。サイフォンの原理で水量を調整しているらしい。

明治25年に造られた水力発電用ダム跡。発電設備はどこにあったのだろう?

猫神わきの絵馬。

お尻のほうの水がいっぱいになると、このように頭が跳ね上がり、ゴン、と落ちる。

仙厳園を見終え、関吉の疎水溝に向かう。
約8km、20分。

集成館に工業用水を供給した水路。

左手が水路、右手が川。少し上流に水の取入口があるはずなのだが、よくわからなかった。

だいぶ、遅くなってしまった。
寺山炭窯跡に急ごう。反射炉などで使う上質な炭を作った窯だ。
約7km、20分。

駐車場らしき場所にバイクを停め、徒歩で坂道を下る。
90mほど歩くと道路の右側に炭窯が見えてきた。

炭窯は道路より低い位置にあるので、上から覗き込んでいる形になる。

炭窯を正面から見たところ。中央の出入り口から内部が少し見える。
あちこちがブルーシートで覆われているのは発掘調査中のため。

近代工業用エネルギーを自前で作る技術を開発していたことに驚く。
倒幕・明治維新はこの炭窯から生まれたと言っても過言ではない。
※NHKスペシャル風にまとめてみました。

後日談。
7月初旬の豪雨による土砂崩れで炭窯が埋没したというニュースがあった。https://www.sankei.com/life/photos/190702/lif1907020021-p1.html
山の中腹なので昔も同じようなことがあったのではないか。

【本日の宿】
霧島の隼人駅付近。5月19日、20日にもお世話になった宿。
バイク好きで楽しいご主人がいらしゃる。

【本日の感想】
明治の産業革命関連の世界遺産には興味があり、すべて回ろうと考えている。
明治維新の背景が肌で感じられる気がしてとても興味深い。

2019/4/6 西表島でカヌー&ピナイサーラの滝トレッキング&ヤエヤマヒメボタル&ゆんたく(D139)

今日は西表島(いりおもてじま)まで移動して、カヌー&トレッキングだ。
船が島に着くころ、アクティビティショップの人がターミナルまで迎えに来てくれる手はずになっている。

0800 出航。

高速船からの風景。石垣港の岸壁はカラフルだ。

時速65キロでガンガン飛ばす。速いこと速いこと。

0830 30分で西表島到着。あっという間。

ショップの車でお店に移動。準備を整える。
重い荷物はショップに置き、身軽になる。

今回の参加者は、ファミリー4名、ご婦人3名、私、の計8名。
ガイドさんは2名。

このツアーはピナイサーラの滝を目指すコース。
西表島にはたくさんの滝があり、それぞれツアーが組まれている。調べたらピナイサーラの滝コースが面白そうだったのでこれにした。

まず、ショップからカヌーの出発地点(マップの赤★印)まで車で行く。
次に、カヌーでヒナイ川を滝に向かう。マップの赤い線がカヌーのコース。
最後は、カヌーを降りて滝壺まで歩く。

そこから帰る組と滝口(滝の上、水が落ち始めるところ)までトレッキングする組に分かれる。後者は私一人だ。

0930 車で出発。

1000 カヌーの出発地点に到着。

カヌーの漕ぎ方をレクチャーしていただき、注意点などの説明を受ける。

1030 カヌーに乗り込む。乗り降りが意外と難しい。

ガイドさんに支えてもらってカヌーに乗り込む。

ご婦人方もカヌーに。

出発。レディファーストです。お先にどうぞ。
このご婦人方、北海道苫小牧から来たとのこと。

最初のうちは川幅が狭い。ゆっくりと進む。

川幅が広くなったところで記念撮影。
ご婦人のお一人、めっぽう元気。

マングローブの木陰で休憩。
他のツアー客とすれ違う。

正面に見えるのは幻の滝。名は無い。普段は水枯れしていて、雨が続いたときにだけ現れる。

今日は水量が多いですね。昨日までずっと天気が悪かったから。
みなさん、ラッキーですよ。とガイドさん。

運がいいとか、ラッキーとか、その言葉に弱い私。得した気分。

1130 カヌー終点に到着。ここから滝壺まで歩くのだ。

水たまりの中を歩き、、、

他のツアー客とすれ違い、、、

サキシマスオウノキの根元で記念撮影をし、、、

渓流に沿って登り、、、

太い樹(名称不明、ガイドさんに聞いた気もするのだが)の脇を通り、、、

水の流れる道を歩き、、、

岩場を登ると、、、

1200 滝が出現。

カメラよ、あれがピナイサーラの滝だ!

岩を直撃する水。舞い上がる水しぶき。轟く瀧音。
すごい迫力。

滝壺で泳ぐ女性。元気があれば何でもできる!

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は GOPR0079-1280x960.jpg です

北海道軍団と埼玉県民で記念撮影。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は GOPR0098-1280x960.jpg です

滝の水しぶきを浴びながら昼食。
ガイドさん2人が八重山そばを作ってくれる。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は GOPR0108-1280x960.jpg です

本格的なやつ。美味しかった。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は GOPR0115-1280x960.jpg です

腹ごしらえに滝壺手前の岩に登って記念撮影。
北海道の元気なご婦人に撮っていただいた。
写真がぼやけているのは防水ケースに付いた水滴のため。

1250 滝壺出発。全員でカヌーを降りたところに戻る。

1320 私以外はカヌーで戻る。

じゃあ、元気でねぇ~。

ブログに写真載せるのでご自分の写真、ダウンロードしていいですよぉ~。

ありがと~。北海道に戻ったら見るわ。

ファミリーのみなさん、食事してる写真、ブログに載せてもいいですかぁ~。

いいですよぉ。

ありがとうございます。ブログの名前、「ふうそうき」っていいます。
風、走る、日記の記、って書きます。「風走記」です。

じゃ、お元気で。気を付けてねぇ~。

1330 ガイドさん一人と滝口向けて出発。

そんなに急な道ではないので、ガイドさんとずっとお話。
星さん、22歳。栃木出身。確か宇都宮。
学校を卒業して西表島に来た。今、3年め。
動植物が大好きなイケメン。

1400 滝口到着。

滝に流れ込む川の中で記念撮影。 

星さん。見るからに性格よさそうでしょ。

滝口からの風景。
中央に白く見えるのがカヌーを漕いできたヒナイ川。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1287210-1280x853.jpg です

海の方をアップで。
中央を横切るのが船浦海中道路。海の中を走っている。海中ではなく地上だが。
その手前の茶色のところは海。干潮の時刻なので、潮が引いている。
橋の向こうに見える小さい島は、鳩離島(はとぱなりじま)。
その向こうのやや大きいのは、鳩間島(はとまじま)。

鳩離島は無人だが、鳩間島は有人。小学生が一人だけになり、廃校の危機にさらされたことがある。
2005年のTVドラマ『瑠璃の島』は、それをテーマにしていて、鳩間島が舞台。
主人公の少女を演じた成海璃子(なるみりこ)のファンだったので、夢中になって観た記憶がある。

絶壁に腹ばいになって頭だけ乗り出し、滝全体の写真を撮ってみる。

うわ~。すごい迫力。怖い!
いくら空中が好きでも、これは怖い。

幻の滝を横から眺める。何であれ「幻の〇〇」が見られるのはいい気分。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1287196-1280x853.jpg です

例によって記念撮影。星さんに撮っていただく。

すみませ~ん。私が海中道路を隠さない位置になってますかぁ~?
位置を支持してくださ~い。

いつものことだが、注文の多い被写体。

星さん手作りの紫芋のムーチー(餅)月桃(げっとう)の葉で包んである。
月桃の葉からほのかに甘い香りがする。

星さん、気配りの人。こういうさりげない好意が嬉しいですね。

1440 さて、もどろう

帰り道では、出会ったり目に付いた動植物について、星さんがいろいろ解説してくれる。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1287237-1280x853.jpg です

何とかトカゲ。星さんが説明してくれたのだが、名前を失念。覚えなかった、と言うほうが正しいのかも。
捕まえられても尻尾を切らないタイプらしい。

白アリの巣。大きい。周囲の直径30~40cm、上下の長さ50~60cm。

サキシマスオウノキの根。平べったいのが特徴。根の高さは腰ぐらいまである。

1510 カヌーで出発。

聖紫花(せいしか)。石垣島、西表島、台湾に分布する。
石垣島バンナ公園の橋の名が聖紫花だった。
聖なる紫の花。いい名前だ。

さて、ここで問題です。
問 「聖紫花」の「聖」が修飾するのは「紫」「花」「紫花」のどれでしょうか。

カンムリワシ。素早い。ボケボケだが間違いない。

潮が引いたのでマングローブの根がよく見える。

3種類のマングローブが並ぶ。それぞれの名を星さんが教えてくれた。向かって左から、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、だと思うが、、、自信なし。

シオマネキ。オス。ハサミが大きい。

ハサミを振り上げて潮を招(まね)くから潮招き。
でも、本当は求愛行動らしい。
今日もせっせと求愛行動。メスみなさ~ん、こっち見て~。

1540 カヌーでの出発地点に戻る。

1620 ツアー終了。

近くの宿まで星さんが荷物を持って歩いて送ってくれた。

どうもありがとうございました。
写真、ブログからダウンロードしてください。
ブログに載せないやつはメールで送りますね。

じゃあ、お元気で。旅を楽しんでください。

ありがとうございます。

シーズン中は休みが無くてたいへんでしょうけど、頑張ってね。

1830 宿が主催するホタルツアーに出発。

ヤエヤマヒメボタルが見られるらしい。
2000匹ぐらいはいるよ、今しか見られない。2~3週間かな。と宿の人。
期間限定、というワードに弱い。

ホタルの生息地に向かう途中の夕焼け。

田んぼの水に夕焼けが映って赤く光る。
田んぼで作っているのはタイ米。泡盛の原料だ。

1730ごろ ヤエヤマヒメボタルの生息地に到着。

暗くなるとホタルが光り始める。

光はいっさい禁止。光があると発光をやめてしまう。
カメラのディスプレイの光やフォーカスの光も禁止なので、写真は撮れない。目に焼き付けるだけ。

ピッカン、ピッカン、ピッカン。小さな光が短く点滅する。

闇が深まると、あたりが優しく小さな点滅で包まれる。

ゆっくりとフラフラしながら飛びながら光るのはオス。
草にとまったまま光るのはメス。

今にも落ちそうにフラフラしながら目の前を点滅が飛んでいく。

頑張れ、頑張れ。思わず掛け声をかけたくなる。
ゲンジやヘイケとは全く違う趣だ。

30分ほどで点滅は消え、あたりは闇に包まれる。

初めての貴重な体験。宿の口車に乗ってよかった。

2020 宿に戻り、夕食。

2110 ツアー参加者4人でゆんたく(おしゃべり)タイム。

4人のうち3人が埼玉県人。離島マニアが1人。
いろいろな話が聞けて面白かった。

このゆんたくタイム、泡盛が無料で(笑)飲み放題。

貴重な銘柄が並んでいる。らしい。全然わからないけど。
少しずついろいろ飲んでみたい、と思ったが、2種類で酔ってしまった。

ホタルツアーのガイドさんが60度という強い泡盛を進めてくる。
一見チャラそうに見えて、本当にチャラいお兄さん。
でも仕事はまじめ。サービス精神旺盛。

60度の泡盛を飲んでみる。というより、舐めてみる。
かすかに甘みがあって意外とまろやか。

おちょこ1/3ぐらいだが、かなり効いた。

【本日の写真展:西表島の集落で】

【本日の反省】

ゆんたくで飲みすぎてブログ書けない。


2019/4/4 宿に籠って電話しまくり & 翔んで埼玉(沖縄版) & サザンゲートブリッジの下をマンタが飛ぶ(D137)

今日は、宿&レンタルバイクショップ&アクティビティショップに細部を確認する作業だ。

確認が必要なところに片っ端から電話する。

送迎はありますかあ~

営業時間を教えてください。

〇〇というダイビング(潜水)ツアーに参加したいのですが、50歳以下のみ、ってホームページに書いてありますね。51歳以上だと絶対にダメですか? 健康には自信があるんですが。

えっ、ダメ? 前日にお会いして、身体と健康の状態を確かめてからというわけにはいきませんか?

どうしてもダメ? 見た目じゃわからないから? ま、それはそうですけど、、、
60歳までなら何とか対応できるけど、67歳じゃ無理って、、、

高齢者差別だ!
って怒鳴りたくなったが、グッとこらえた。
「そういうのがあるからダメなんですよ」って言われそうだもん。

別のアクティビティショップに電話する。

「無理ですね」

けんもほろろ、とはこのこと。

年齢の壁。

分厚い。

しかたない。
ダイビングは諦めてシュノーケリングにしよう。
こちらは少し敷居が低い。

くそっ。

パラグライダースクールへ行くより前に、ダイビングスクールに行って免許を取ろう。
そうすれば文句なしに潜れるだろう。

あっ、そうか。ダイビングスクール自体に入れないのか。

もっと早く若い時にやっときゃよかった。

後悔したのはこれが初めて。

反省ならいつもしてるけど。

くやしい。

気晴らしに散歩に出よう。雨もやんだみたいだし。

繁華街をうろつく。

と、お土産物店にこんなポスターが ↓

沖縄県民にはそこらへんの紅いもタルトでも食わせておけ!

だって。
埼玉県民は草。沖縄県民は紅いもタルト。
だいぶ扱いが違うじゃないの。

お店の人の話だと、Gacktも二階堂ふみも沖縄県出身らしい。

でも、「翔んで埼玉」が沖縄でフィーチャーされてるのは嬉しいね。
紅いもタルトの宣伝でも。

すみませ~ん、写真撮ってもいいですかぁ?

いいですよぉ~。

ありがとうございます。
(紅いもタルトは買わないんですけど)

【今日のハッピー】

宿に戻ってふと窓から外を見ると、、、

ブルーのサザンゲートブリッジの下をグリーンのマンタが上昇中。

【今日の思索】

よし!

人間万事塞翁が馬。

ダイビングショップに断られたおかげで溺れずにすむ、と考えよう。

(注)「人間万事塞翁が馬」は私の座右の銘。どんな残念なできごともアクティブに捉えられる魔法の言葉だ。「人間」は「じんかん」と読む。世間のこと。

11月25日(日)117日め 福井恐竜博物館、発掘体験はできず (T_T)

能登半島に行こうかと思ったのだが、何度か行っているし、寒そうだし、この時期は観るものがなさそうだし。で、パス。

福井県に行って、天空の城、越前大野城を観ることにしよう。
11月は雲海が発生する確率が高いらしい。今がチャンスだ。

天空の城がある大野市の隣は勝山市だ。
ここには恐竜博物館がある。この博物館は発掘体験ができることで有名だ。
恐竜には興味がないのだが、発掘体験はしてみたい。

相棒バイクで走るのは4日ぶり。天気がいいのでルンルン気分。

福井県に向かう途中の風景。なぜあそこだけ黄色いのだろう?

手取川ダム。
ロックフィルダムという形式の造り。コンクリートじゃなくて、岩石や土砂を積み上げて造る。表面の石積みが独特で美しい。

金沢から75km、2時間ほど走る。そろそろ恐竜博物館に着くころだ。

あれだ! 山の中に、突然、銀色のドームが出現する。
UFOの母船みたいだ。ちょっと興奮。

近づくにつれ、来場者を盛り上げる演出が。子供たち、おおはしゃぎしそう。

発掘体験施設だ!

入り口の掲示。ん? ×が並んでるけど、、、

近くに行って確認する。

ガ~ン!!!!!

案内係の方に尋ねたら、先週の3連休までやってたんですけどねぇ、という回答。

タッチの差。残念!

恐竜自体には興味はないが、まあ、せっかく来たのだから、一通り見てみよう。

案内マップ。本を開いたようなデザインが面白い。

恐竜の口の中ではしゃぐ子供たち。
恐竜はいい迷惑。オレの口の中で遊ぶなよ~。おまえたち、おれを何だと思っているんだぁ?

折紙細工的巨大恐竜。

駐車場にはバスもちらほら。

ここやで

うん、これなら私も間違えない。いいね!

記念写真を撮る、仲良しグループ。
撮影しているのはお母さん、じゃなくて案内係。

こっちは息子が恐竜博士の膝の上。
お父さん、大奮闘。

館内に入る。

最初に、長~~~いエレベーターで底までおりる。
展示を見ながら、だんだん上に戻ってくるのだ。

天井の明かり取り。
この部分は、屋根がガラス張りの円錐形になっている。

地底ではタモリのポスターが待っていた。

タモリ、福井に来る。

ブラタモリの告知。12.8(土)放映予定。
ブラタモリは書籍も出版されていて、売上部数上位にランクインしている。

恐竜を目指して歩き始める。

縞状鉄鉱 酸素(O2)発生の証拠となる岩石 先カンブリア時代

「死の舞踏」 カブトガニが死ぬ直前に残したはい跡 中生代ジュラ紀

はい跡は、よく見ないとわからない。右側にちいさなボツボツがずっと続いている。

ストロマトライト 水や大気への酸素の供給に貢献したバクテリアが作った構造

ウミユリ Sea lily 花を付けた植物のように見えるウニやヒトデの仲間 古生代デボン紀

長~~~い廊下に展示が続く。恐竜にはなかなか会わせてもらえない。

ウミユリと二枚貝 流木に着生した生き物 中生代ジュラ紀

下のほうに横たわる濃い茶色のが流木。そこから生えている植物に見えるのがウニやヒトデ。流木のすぐ上にひっついているのが二枚貝。

魚竜 中生代に滅んだ海生爬虫類 中生代ジュラ紀

オルサカンサス 古生代に栄えたサメの仲間 古生代ペルム紀

さまざまな化石がこんなにも完全な姿で残っているのがすごい。

さあ、いよいよ恐竜の登場だ。

リアルに動くティラノサウルス。恐竜といえばまずこれだよね。

動きが本当にリアル!

って、本物は見たことないけど。

怖くて泣き出す子供もちらほら。最新ロボット技術の成果。

お肌の質感も本物そっくり。恐竜肌。

って、本物は見たことないけど。

鏡の前で後ろの恐竜とツーショット。

アロサウルス。こちらも動きがリアル。

間近にいるのでけっこう怖い。

展示されている恐竜の種類は多い。子供たちは大満足だろう。

私は興味がないのでざっと見ただけ。
以下、面白いと思ったもの。

名称不明。背中の骨が美しい。この部分で放熱し体温調節をするのだとか。

プラセンチセラスの一種 アンモナイト目プラセンチセラス科 白亜紀

こんなにも美しく輝く化石は初めて見た。

共食いしているように見える魚

たぶん、たまたま重なっただけ。

テリジノサウルスの前足

40~50cmほどある。

クシファクティヌス:大型魚類

たぶん頭部だけ。これが全体なら面白いが。

カライワシの仲間:現代型の魚

こうして見ると現代型の魚は流線形でスマートだ。

ボトリオレピス:装甲を持った魚

魚なのに装甲があるのが面白い。カブトガニっぽいが、魚だから脊椎があるということだろう。

ウレンケリス(ウナギの仲間)とエビ

江の島で食べた、丸焼きたこせんべいを思い出してしまった。
たこがプレスされてこんな感じだった。

“魚の群れ”(大量死を示す)

群れのまま化石になっているのがすごい。

めのう

30cmぐらいある。指輪にするにはちょっと大きい。

最上階に出る。エレベーターの反対側だ。
吹き抜けの下を眺める。

ミッション・インポッシブルの撮影に使えそう。
きっと主人公がこの空間に宙吊りになるはず。

例によって記念撮影。今回は恐竜博士とツーショット。

恐竜博物館から大野市の宿までは13km、30分ほど。

途中、畑の中にお城が出現。勝山城博物館。

コンクリート製。あくまで博物館。勝山城には天守はなかった。

大野市に入る。

街で見かけたお店の看板。

名称不明。窓のレトロ感がいい。

さあ、早く宿に入って、早く寝よう。明日は朝が早いぞ。
雲海に浮かぶ天空の城を観に行くのだ。

【本日のデータ&感想】
福井県立恐竜博物館:入場料720円。
発掘体験ができなかったのが残念。次回はタイミングを考えて来よう。
化石の展示が素晴らしい。恐竜に興味がなくても面白いと思う。
もちろん恐竜の展示数も豊富なので、興味があれば私の何倍も楽しめるはず。

11月21日(水)113日め 金沢をブラブラ、東山ひがし茶屋街に行く

今日は金沢に行く。
高岡から金沢までは45kmほど。1時間半もあれば着くだろう。

冬装備の一つ、レッグウォーマー。
3rd開始のときから持ち歩いていたもの。
黒部トロッコ電車に乗ったあと足がつって四苦八苦したので、それ以降、用心のため履いている。

膝の方に黒く見えるのはユニクロの超極暖(ちょうごくだん)というアンダーウェア。
この上に冬用登山ズボンを履き、さらにバイク用オーバーパンツを履く。
これで万全。

高岡市から金沢に向かう途中、突然、、、

田んぼの中に観覧車が出現!
近づいてみるとアウトレットモールだった。

さらに走るとこんな建物が、、、

(財)石川県津幡(つばた)漕艇(そうてい)競技場

※漕艇とはボートのこと。モーターじゃなく、手で漕ぐやつ。

ボートの格納庫。

初心者向けの説明が貼ってある。
「初めてのロウイング  市民レガッタ・初心者のための入門マニュアル」

※ロウイングは漕ぐこと。レガッタは競技会。

市民が参加できる競技会があるのだろう。

使用料の上に注意書きが貼ってあり、金額がわからない。
町外の人も利用できるのはいいね。

※ナックル艇:初心者練習用の安定性が高いタイプのボート。スピードはあまり出ない。スピードが出るタイプはシェル艇という。

川のほうに向かう。

川じゃなくて湖だった。河北潟

※河北潟:金沢市から河北郡内灘町にまたがる潟湖(せきこ、ラグーン)。湾が日本海沿岸の内灘砂丘で隔てられて湖になった。

利用ルール図中の黄色い部分は、釣り禁止、モーターボート徐行だ。ボート練習エリアだろう。

水辺に出てみる。青いフロートの脇にボートを着けて乗り降りするのだ。

レガッタのシーズンは過ぎたらしい。人影は全くなし。もう11月下旬だもんね。

金沢市街地に到着。

相棒バイクを宿に置いて、市街をぶらつく。

柿木畠商店街というエリア。写真の手前側は鞍月用水、その向こう側の道は21世紀ロード柿木畠。十字架は金沢教会

振り返ると鴎外の俳句。

犬の子の 鳴くに目ざめし 霜夜かな

石川四高記念文化交流館。
レンガをバックに雪吊(ゆきづり)が美しい。

晩秋の風景。向こうは金沢市役所。

金沢城跡。

東山ひがし茶屋街に向かう。

梅ノ橋。
二人の女性は私の専属モデル(笑)

梅ノ橋の側面。緩やかな曲線を描く造りが美しい。

梅ノ橋から天神橋(卯辰橋)を望む。下は浅野川。

徳田秋聲記念館の前を通り、茶屋街へ向かうと、、、

塀の上に焼き物?の黒い鳩?カラス?が一羽。何とも不思議な光景。

東山ひがし茶屋街に着く。

美しい木造の茶屋が並ぶ。

二階のガラスに空が映る。

とりわけ美しい家屋をいくつか。

自撮りをする女性の影が映る。こういうのもいい。

着物の女性がたくさん。

仲間と記念撮影。綺麗に撮ってね。

箔座ひかり蔵というお店に入ってみる。

金箔の蔵。外も中も金箔塗り。

蔵の中。

お皿。

バッグ。

美容マスク。

他の店も覗いてみる。

アンティークショップ。

さて、陽も暮れそうだし、宿へ戻ろう。

森忠商店。

黒田香舗。

香林坊という繁華街に出る。

一帯にイルミネーションが輝く。
お洒落な店舗とグッドマッチ。

片町きらら。
金沢でもいろんなところにイルミネーシ。
東山ひがし茶屋街とは対照的だが、これはこれでいいものだ。

5kmほどをブラブラと3時間半。のんびりした半日だった。

【本日のデータ】
片町の宿から東山ひがし茶屋街まで約2.5km。

11月18日(日)110日め 日本唯一「観光客が体験できる運河」の船に乗る

富山市には、日本で唯一、観光客が体験できる運河がある。
今日はそこへ行ってみよう。

と、相棒バイクで宿を出ると、、、

黒塗りのカッコいい路面電車。

こちらは白と緑の路面電車。
富山市は路面電車が走っている街だった。

運河のある、富岩(ふがん)運河環水公園に着く。

案内板。くの字形にカーブした運河を取り囲むような公園だ。

この天門橋(てんもんきょう)という橋が目立つ存在。

両サイドの建築物が面白そうだ。登ってみよう。

エレベーター内の貼り紙。
子供たちがはしゃいで飛び跳ねている様子が目に浮かぶ。

最上階からの風景。正面に見えるのが富山県美術館。

美術館の屋上に人がたくさんいる。遊具で遊んでいるようだ。
面白そうなので、あとで行ってみよう。

最上階にはこんな貼り紙が。

赤い糸でんわ。赤くないけど???

(更新して追加)
そうか、恋人の小指と小指をつなぐ「赤い糸」の電話、ということだ。
赤い糸、を信じられなくなったオジサンの悲しい感性。反省!

向こう側の建物にも糸でんわがあり、糸で繋がっているみたい。
お話できるかな?

子供がお話を始めた。向こう側に友だちがいるらしい。

親指を立てている。聞こえたよ、の合図か。

こっちは〇を作っている。こっちも聞こえたみたいだ。

若者たちも、向こうとこっちでお話。
そうそう。こうやって糸をピンと張ればよく聞こえる。

船の出発時刻まで1時間ほどあるので公園内を散策。

牛島閘門(うしじまこうもん)。
幅2mぐらいの小さいやつ。今は使っていない。
運河に注ぐ支流に設置されている。向こう正面が運河だ。

ここには、この牛島閘門と中島閘門(なかじまこうもん)の2つの閘門がある。
このあと船で行くのが中島閘門。パナマ運河と同じ方式とのこと。
※閘門(こうもん)とは、運河で水量を調整して船を上下させ、通行させる設備。

運河全体の案内版。中島閘門は右端だ。
日本には閘門がいくつかあるが、観光客が体験できるのはここだけらしい。

船が出る時間だ。

「もみじ」という船に乗り込む。

出発。この人が船長兼操縦士。

中島閘門に向けて進む。

15分ほどで中島閘門が見えてくる。
まだ閘門扉(こうもんぴ)は開いていない。

船が進む間にこちら側(上流側)の閘門扉が開いた。

船が閘室(こうしつ)に入る。2つの閘門扉に挟まれた空間だ。

振り返って後ろを見る。後ろ(上流側)の閘門扉が閉まる。

閘室の水が排水される。写真はかなり排水された状態。こげ茶色の部分が水があったところ。水位差は2.5m。

排水が終わり、水位が下流と同じになる。下流側の閘門が開く。

船は下流側に進み、、、

橋の下をくぐって下流側に出る。

普通はそのまま進むのだが、これは観光用。引き返す。

ぐるっと180度方向転換。

今、出てきた下流側の閘門に向かう。

橋をくぐって閘室に入る。

後ろ(下流側)の閘門が閉まる。

上流側の閘門付近から海水が流れ込み、水位がどんどん上がる。

水位が上流側と同じになると、上流側の閘門が開く。

開いた閘門の脇を通り、船は閘室の外に出る。

振り返ると、閘門がどんどん閉まっていく。

完全に閉まった。さようなら。

出たところで船が接岸し、いったん岸に降りる。

陸の上から中島閘門を見る、という流れのようだ。

上流側の閘門。

下流側の閘門。

閘門操作所。

操作盤。
こちら側が古いもの。今は使っていない。
向こう側の壁が新しいやつ。操作員が操作中。

次の船が閘室に入ってきた。最新型の大きい船だ。fuganと言う。

排水が終わり、下流側の閘門が開く。

fuganは出ていく。汽笛も何も残さずに。
この船はUターンをせずに河口付近まで行く。帰りは別の観光客を乗せて戻ってくる。

さあ、われわれは、もみじに乗って戻ろう。

富山県美術館前を通過。

天門橋の下を通過。Uターンして、逆側からもう一度通過。

乗船場に到着。お疲れさまでした。
日曜日で天気がいいので大盛況。次のお客さんが待っている。

さて、富山県美術館の屋上に行ってみよう。

屋上では北アルプスをバックに子供たちがトランポリン。
真ん中の尖った山が剣岳(つるぎだけ)。

爽快な気分になる、いい光景だ。
富山って素晴らしい!

さあ、宿に戻ろう。

途中で見つけた観光バス。実車を使った宣伝用オブジェ。

限りなくバスを愛す。

いいね! 思わず記念撮影。

今日も楽しい一日だった。富山、最高!

【本日のデータ】
富岩(ふがん)水上ライン:
もみじ:1200円。所要時間70分。1日5回運行。
大きな船はfugan(土日祝)とsora(平日):1500円。所要時間60分。環水公園と岩瀬間を1日6回(3往復)運行。
いずれも運行期間は3月24日(土)~11月25日(日)。
来年、大きな船がもう1艘、新しく加わるとのこと。

11月15日(木)107日め 黒部トロッコ電車で欅平へ ~ レスキューヘリの救急搬送に遭遇

京都嵐山は「嵯峨野トロッコ列車」といい、黒部は「黒部峡谷トロッコ電車」という。一方は「列車」、もう一方は「電車」。

嵯峨野はディーゼル機関車が動力車なので「列車」。黒部は電気機関車が動力車なので「電車」なのだ。

今日は「黒部峡谷トロッコ電車」に乗って、終点の欅平まで行く。
オープン車両なので、出発から到着までの1時間20分、ずっと風に当たり続けることになる。そうとう冷えそうなので、登山用ウェア+バイク用ウェアをありったけ着込む。

宇奈月駅。ここから出発する。

出発するとすぐ新山彦橋を渡る。最後尾の車両に乗ったので、前の車両がよく見える。この時刻は全車両がオープンの編成だ。

渡ってきた新山彦橋。赤い橋と青い湖面のコントラストがグッド。

柳橋駅。西欧キャッスル風。

わずかに残った黄葉が朝陽に輝く。

「仏石」の標識。

右下を見下ろすと、、、誰が着せたの?

森石駅近くのトンネルに入る。

しばらく走り、、、

黒薙駅を出たところ。またまたトンネルに。

出し平ダム。

単線なので逆方向の電車とは駅ですれ違う。角目の電車。

こちらは丸目の電車。

欅平駅が近づく。

車掌さんがアナウンス中。いろいろな装置の蓋が開いている。面白い。

欅平駅に到着。

帰りの電車が出発するところ。

駅の隣に欅平ビジターセンターがある。行ってみよう。

欅平紹介ビデオ。

付近の最新情報。11月6日で足湯は終わっていた。残念!

壁には黒部ダムへの登山道案内。上級登山者向け。

奥鐘橋。

撮影していると、何やらヘリコプターの音が、、、

頭上を旋回したあと、谷の間に降りて、ホバリングしている。

レスキューヘリが隊員を降下させているようだ。
隊員の姿はもう見えない。

降下が終ったのか、ヘリが飛び去っていく。

と、思ったら、頭上でずっとグルグル飛び続けている。

もしや、これからが本番。急患を吊り上げて救急搬送?

撮影態勢を整えてしばらく待つと、、、

再びヘリが降りてきた。

ホバリングして、、、

吊り上げた! 下に小さく隊員の姿が。

上がってくる。患者を抱えている。

もう少しだ。たぶん黒いのが患者。両腕が垂れ下がっている。

頑張れ!

あと少し!

患者さん、収容! ほっ、、、良かった、、、

どこから吊り上げたのだろう。気になるので行ってみる。

河原園地。上空に樹木がなく、吊り上げられるのはここしかない。

このまま進むと猿飛峡だ。
対岸の岩と岩の間を猿が飛んで渡ったから猿飛峡。
ほんとに?
よし、行って確かめよう。

歩き出すと、、、

鋭い岩が頭の高さに!
血にまみれて赤く染まったのか?

真相はさておき、さらに進む。

ところどころに覆道がある。頭上には尖った岩が。

幹曲がりの杉。と言うとか言わないとか。

猿飛峡に着く。

見下ろすと、猿が飛んだと言われる岩と岩。けっこう距離あるよね?

この先に横から見る場所があるので行ってみよう。

横から見たところ。猿なら飛べるかも。

さて、戻ろう。

遊歩道のところどころに、こんなマーキングが。
いったい何だろう?

覆道の中。光が芸術感を醸し出す。

窓からの風景。いいね!

対岸の風景と枯れた植物と窓の苔のハーモニー。いいね!

人食い岩。と言うとか言わないとか。

欅平駅まで戻る。

さて、逆方向に行ってみよう。名剣温泉までは行けるはず。

歩き出すと、こんなものが、、、

何やら、ヘルメットと注意書き。

この注意書きが素晴らしい。
じっくりとお読みください。

危ないんだぞーっ!
この道は、日本一深く険しい黒部峡谷のどん底です。
この谷は(略)生きています。
(略)
生きている黒部を、押さえ込むことは人間には不可能です!
(略)
しかし、この先は生きている黒部を体験できるエリアでもあります。
自己責任で訪れた方にはきっと感動を与えてくれることでしょう。
欅平・祖母谷間道路管理組合

※「祖母谷」は「ばばだに」と読む

はい、ヘルメット、かぶります。

生きている黒部と記念撮影。オレンジがアクセント。

さて、帰ろう。

欅平駅。

この電車に乗るのだ。これもオレンジ。
もしかして、あのヘルメットの色はこの色なの? とても偶然とは思えない。
Gooooood!

鐘釣駅。

停車中、駅員さんが記念撮影をしてくれる。

私も撮ってもらおう。お願いします。

撮ってもらったのがこれ。帽子がカッコいいでしょ。

荷物を運ぶ電車とすれ違う。

猿だ! 右側奥の子猿がかわいい!

電気機関車は2台連結。帰りはクローズドの車両が混在しているタイプ。
私が乗っているのはオープン車両。16時近くになったのでメチャクチャ寒い。

凍り付きそうになりながら宇奈月駅に到着。

駅の前に黒部川電気記念館がある。

中にはこんな展示物が。大スクリーンでバーチャル風景。

これは黒部ダムライブ映像。水が落ち続けているだけ、、、なんですが。
黒部ダムの現在の気温「10°」
低いことは低いが、思ったより寒くないような気もする、、、

今日は宇奈月駅の近くの温泉旅館に宿泊です。

【本日の教訓】

宿で写真のセレクトをしていたら、左足がつってきた。
温めれば治るだろうと思い、温泉に入る。
30分近くお湯に入って温めながら、さっすったり、ストレッチで伸ばしたり、、、でも、回復しない。
のぼせてくるし、ふやけてくるし、、、

これ以上入っていると倒れる。部屋に戻ろう。

で、部屋に戻ると、少しずつ回復。何とかセーフ。
今日で一番つらかった!

昼食がパン1つだけだったせいなのか、
帰りのトロッコ電車で1時間20分も冷たい風に当たり続けたせいなのか、
写真セレクトしながらお酒を飲んだせいなのか、
全部の複合作用なのか、、、

いずれにしても、年寄りの冷や水、とはこのこと。

反省!

11月1日(木)101日め 西沢渓谷を歩く

140号線で秩父から山梨に抜けるところに雁坂トンネルがある。
トンネルの真ん中あたりが県境だ。

その雁坂トンネルを山梨に抜けたところに西沢渓谷がある。
紅葉真っ盛りらしいので、歩くことにした。

駐車場が狭く、紅葉の時期はすぐ満車になるらしい。
それなら早く行けばいいだろう。

0300 起床

0430 出発。西沢渓谷までは約90km、2時間30分だ。

秩父までの299号は、ほぼノンストップ。
秩父に入り、コンビニでおにぎりと飲み物を買う。

0640 西沢渓谷駐車場に到着。コンビニの時間を差し引くと2時間で来たことになる。向こうに見える橋が走ってきた道。

ヤマハの新型バイクだ。前輪が2つあるニュータイプ。

前輪が2つあるだけでなく、1つの前輪にフロントフォークが2本ある。
こんな構造なのは、走行中に転倒しにくく安定感を増すため。
コーナリングでは左右の前輪の沈み方が異なるので、バイクがちゃんと傾く。革新的な構造のバイクだ。そのうち試乗してみたい。

ということはさておき、まずはトイレだ。

ところがなかなか見つからない、、、
と思ったら、これ ↓ がトイレだった。

右手の看板がこれ ↓

「音入処」って、、、

「音入(おといれ)」と「おトイレ」を掛けている。オヤジギャグ。
みんな気づかず、苦情が来たのだろう。「トイレ」って紙が貼ってある。

う~む、せっかくここまでやったのだから、もう少しスマートに処理してほしかったなあ。
お洒落なデザインのトイレマークを付けるとか。

0730 出発。

入り口の案内図。目を近づけてよく見ないと文字が読めない。
黄色の線が遊歩道。この線を左回りに1周するのだ。

入り口のゲート。歩行者は左側から通過できる。昨年の夏、子熊が出たらしい。

西沢渓谷ハイキングコース 1周 約4時間、とある。
写真を撮りながらなので5時間30分として、13時ごろには戻れるだろう。

20分ほど歩くと立派なトイレが出現。

トレイ内の貼り紙。下から2行目に「※渓谷内はトイレがありません」とある。
これはウソ。

トイレの外の西沢渓谷鳥瞰図。左上の赤丸部分に「トイレ」とある。
※赤丸は私が写真に付けたもの。実物には付いていない。

拡大すれば、ほらこのとおり。
このトイレはGoogleマップにも表示されるので、間違いなくあるだろう。2~3時間でトイレに着けるはず。

0750 本格的に歩き始める。

まだ太陽の光が届かないところはしっとりした雰囲気。

少し登ると朝の光が届き始める。気分爽快。

西沢山荘に着く。今は避難小屋になっている。

田部重治の文学碑がある。

大正~昭和期の登山家、山岳紀行文家で、山岳界に大きな影響を与えた、とある。

西沢渓谷は、笛吹川の上流なのだ。まったく意識していなかった。

枯葉で埋まる道。もう最盛期は過ぎたのか

右下に二俣吊橋(ふたまたつりばし)が見える。

二俣吊橋を渡る。

吊橋からの風景。左手。紅葉が朝陽に輝く。

右手。正面は(たぶん)破風山。

吊橋を渡ると登り道。

紅葉を観ながら登る。

落ち葉の絨毯。

流れと紅葉と落ち葉。コントラストがグッド。

振り仰ぐと、青空と紅葉。

階段を登る途中。滝が見えたので記念撮影。
輝く黄葉と陰のオジサン。このコントラストがいいですね。

紅葉の色が複雑でグッド。

流れの青と落ち葉の茶とのコラボ。このコントラストがいい。

三重の滝。

エメラルドブルー! 指輪にしたい。

5分ほど歩く。

まあ、フグに見えないこともない。

2分ほど歩く。

どこが顔? 顔を探すと、いろいろなところが顔に見える。

青空と紅葉。

もう一枚。

繊細な紅葉の間を歩く。写真左手が遊歩道。転落防止の鎖が見える。

小さな橋を渡る。岩の白さが印象的な渓流だ。

確かに母胎(ぼたい)のような雰囲気。まあ、母胎は見たことがないのだが。
※母胎:赤ちゃんがいる母親の胎内。

若い女性のグループが多い。いいことだ。楽しみが増える。

落ち葉の谷を歩く。

滝見橋に着く。
西沢渓谷で一番有名な「七ツ釜五段の滝」の撮影ポイント。

七ツ釜五段の滝。周囲の紅葉は終わっていた。残念!

滝の上展望台に向かう。

お弁当を食べる人たち。
こちらはトイレに早く着きたいので先を急ぐ。

展望台に向かう最後の階段。けっこうきつい。

1010 西沢渓谷の終点に到着。右手が展望台。トイレもあるはず。

西沢渓谷案内図。
今までの案内図の中で一番わかりやすい。全部をこれにして「現在地」だけを変えたらいいのに。

あった。左手がトイレだ。ぎりぎりセーフ。よかった!

展望台&休憩所で昼食。コンビニのオニギリ。明太子と鮭が定番。

1035 さて、戻ろう。おっとその前に、、、

例によって記念撮影。

ここからは、なだらかな戻り道。

透け透けの橋から渓谷側を見下ろす。

遥か下に滝が見える。紅葉中のエメラルドブルー。このワンポイントがいい!

透け透けの橋がたくさんある。嬉しい。透けているものはみんな好き。

渓谷側を見下ろす。
亡くなった葉(枯葉)と生きている葉(紅葉)。
対照的なものが調和する風景。

空、山、紅葉、そして樹木の陰り。
空(宇宙)と地上。岩と植物。陽向(ひなた)と日陰(ひかげ)。
壮大なスケールの景色。どこにでもあるが、その壮大さには思い至らない景色だ。

しばらく歩く。

ひこいっちゃんころばし。
その昔、彦一さんが木材運搬トロッコの操作ミスで沢に転落したから。
左の2本がトロッコのレール。今は、ほぼ空中に浮いている。
このカーブでスピード出しすぎたら、そりゃ落ちるよねぇ。

大展望台に着く。向こうの山は(たぶん)破風山
左の凸が西破風山、右の凸が東破風山。

展望台の脇。ベンチから眺める紅葉がグッド。

なだらかな下り道を紅葉を楽しみながら歩く。

にしざわけいこくたのしいな。
まったく同感!
この、まっすぐな表現。
小学生が書いた標識だろうね。

陽が昇ってきたので、どこもかしこも紅葉が輝く。

落ち葉も輝く。

頭上に輝く紅葉の下を歩く。

見上げると落ち葉の乱舞。

見上げると青空と黄葉。

岩に根を張る樹木。赤い紅葉が華を添える。

トロッコが出現。もちろん走ってはいない。展示品。いいね!

木材搬出に使われたと解説にある。操縦したかったなあ。当時、生きていたら絶対「運材夫(トロッコ操縦者)」になるだろう。

渓谷側の斜面を見下ろす。

山側の斜面を見上げる。

正面を見る。
周り中が紅葉だ。

そろそろ遊歩道も終わりに近づく。

1200 ねとり大橋に到着。これでほぼ遊歩道を一周したことになる。

ねとり大橋からの風景。

駐車場近くの紅葉。朝は気づかなかった。陽が昇って輝き出した。

正午の陽に輝く紅葉。

1225 紅葉の間から駐車場が見える。

1245 さて帰ろう。秩父にも寄りたいところがある。

1340 秩父市役所裏のラーメン店「珍達そば」に到着。

珍達そば。
ざく切りのネギとゴマ油が効いたスープが独特。癖になる。
最近は秩父へ行くと必ず食べている。

秩父と言えば、ミューズパーク。イチョウ並木が有名だ。

と、思ったら、意外や意外、、、

八重桜だ。咲く時期を間違えた?

十月桜。咲く時期を間違えたわけではないらしい。

クモの糸で揺れるイチョウの葉
ずっと見ていた。

陽が傾き始めた。
青い空、イチョウ並木、長く伸びる2人の影。絵になる風景。

【本日の感想】
陽に透ける紅葉は美しい。
日陰のしっとりとした紅葉も風情がある。
場所と時刻で変化する偶然を楽しむのがお薦め。

ゴマ油が効いたラーメンは美味しい。

9月16日(日)94日め 大地の芸術祭(1)星峠の棚田&美人林&蛇モニュメント

大地の芸術祭が、新潟県 越後妻有(えちごつまり)で開催されている。越後妻有は、十日町、津南町あたり。

芸術祭は3年に一度。しかも、明日で終了。これは行くしかない。

宿を津南町から30km、1時間ほどの湯沢に確保。これで今日明日の2日間楽しめる。

長岡から、十日町まで50km、津南町まで60km。2時間弱で着くだろう。

よし、出発。

ずっと田んぼが続く。さすが新潟。

稲が倒れている。向こうは倒れていない。何が違うのだろう。品種か?

十日町市内に入る。

市街地を少し走ったところでハプニングが発生!!!

うわっ! 相棒バイクが車の横腹に激突、、、、、、、

な、なんと、車を跳ね上げ、下に潜り込んでしまった!!!

相棒も私も無傷だが、証拠写真は撮っておこう。で、撮ったのが上。

相棒、すごい。

、、、

なんてね。

芸術祭出品作品K-093 カードリフターズ。
タイヤの下に車体を支える支柱が埋め込まれているのだろう。

さて、芸術祭参加作品の一つ「星峠の棚田」に行こう。

この芸術祭には、祭のために作られた作品だけでなく、自然や建造物作品として参加している。そこが面白い。

十日町周辺には実にたくさんの棚田がある。

Googleマップの検索結果。

数ある棚田の中で星峠の棚田は美しいことで有名。最優先で見たい作品だ。

向かう途中の風景。少し山中に入れば、田んぼはみな棚田だ。
稲木干しを見ると、なぜか相棒バイクとのツーショットを撮りたくなる。

はんぱない美しさ 星峠の棚田 1.5km先 右折

わかりやすい表現、味のある文字、自然と調和するカラーリング、大きさ、設置位置、すべてがグッド。

棚田が続く山道を登る。

到着。相棒バイクを停め、徒歩で写真スポットに向かう。

撮影スポットの案内板。
周囲の多数の棚田を「越後松代棚田群」と呼ぶ。知らなかった。

メインの撮影スポットから。
手前の雑草もいい。あえて入れて撮る。美しさだけではないリアルな風景。

少し左手の撮影スポットから。
手前の青いのは野菜栽培ネット。
観光棚田と生活リアルネット。
観光写真はリアルを切り捨て、私は残す。
あなたはどっちが好き?

ハート形の田んぼ。大きすぎて入りきらない。こういうのも好き。

さらに左手に進んだところから。真ん中あたりは刈り入れが終っている。

見るからに作業しにくそうな田んぼ。やはり雑草が多い。

ほぼ雑草。刈り入れ後がたいへんそう。棚田は本当にたいへんだと思う。
観光客がどれだけ増えても、ここで稲作する農家の人たちの収入には全く関係がない。迷惑のタネが増えるだけだろう。

われわれ観光客は農家のみなさんへの感謝が足りない。

「美人林(びじんばやし)」が近い。
行ってみよう。どんな美人なのか楽しみ。

美人林に着く。

迫力満点。はい、注意します!
左手が林の入り口。

これが美人林。ブナ林。白神山地よりもずっと若い。

少し奥に入ったところ。スラっとして確かに美人だ。人間なら十七歳~二十二歳?

田んぼアートがあるというので20分ほど走って行ってみた。

ガクッ! これに往復40分もかけたとは。残念!

陽が傾き始めた。作品は多いが時間が限られている。
ぜひ見たい作品を優先しよう。

次の作品に向かう。

しばらく走ると、道路脇に大きな建造物が出現。

磯辺行久「土石流のモニュメント」
巨大だ。

駐車場の案内板。

モニュメントは砂防事業の一環として作られたものらしい。
山腹斜面崩壊があった際、大きな4つの円柱が土砂を防ぐということらしい。

駐車場に作られた共通チケット売り場。
この芸術祭では、美術館などの有料施設が会場になっている。共通チケット3500円を買うとすべての会場に入れるのでお得だということらしい。
ここはチケットなしでOK。

チケット売り場うしろの階段を登ると別のモニュメントが見られる。

チケットなしでOKなら、もちろん登る。

出た! 赤いシマヘビ。
じゃなくて、磯辺行久「サイフォン導水のモニュメント」

ここまで20km以上の長さの水力発電用の導水路(地下水路)が走っている。
その水路がこの地点で道路と川の下をくぐる。
くぐるためには水路をU字形に曲げないといけない。
U字の底まで下がった水を再び上げるためにサイフォンの原理を使っている。
モニュメントは、地下にあるそのような水路の存在を暗示するもの、だそう。

導水路の解説掲示。長さ21km、落差110m。建造当時は東洋一、とある。

係りのお兄さんとお話。

車の誘導、お疲れさまです。運営関係者ですか?

いや、ボランティア。土日に来ていろいろ手伝ってる。

そうなんですか。
いよいよ明日で終わりですね。ひと段落ですね。
あの土石流のは常設ですよね。
このヘビみたいなのも常設なんですか?

いや。明日、ソッコー片付ける。
この間の台風のときは、たいへんだったよ。
ビニール製で空洞だからさ。風に飛ばされて。
あの少し高くなってるところ、あそこから千切れちゃってさ。
直すのがたいへん、大仕事。
また、台風が来るって言ってるだろ。来る前に片付けなきゃ。

うわ、千切れたんですか。あれだけでかいと直すのたいへんでしょ。

メチャクチャたいへん。次の台風が来る前に終わるんで、よかったよ。

そうですよね。終わったら一安心ですね。

どこから? 川越か。遠いところからようこそ。気をつけて。

ありがとうございます。あと少し頑張ってください。

シマヘビにギリギリまで限り近づいてツーショット。

そろそろ陽が沈む。さあ、宿に向かおう。

しばらく走ると素晴らしい作品が、、、
それがこれ。

名付けて「廃屋(はいおく)のある空間」

白い壁、赤茶色の枠、裏の緑が見えるスクエアな窓、配置バランス。
後ろの木々と周囲の雑草。
素晴らしい廃屋と緑の空間とのコラボレーション!

これぞ芸術祭参加作品「廃屋のある空間」

3年後に出品します。
それまで壊さないでほしい。関係者のみなさん、よろしくお願いします。

【本日のデータ】
磯辺行久:アーティスト、環境設計プランナー(だと思う)。芸術祭はこの人の影響を強く受けている(と思う)。
磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館(通称SoKo/ソーコ)には、この人の作品が多数展示されている。

9月15日(土)93日め 金山遺跡を観る(2)大間港跡

雨がパラつく中、金山遺跡の最後のエリア、大間港跡に行く。

土木学会選奨土木遺産。初めて知った。

左端が大間地区。

解説に、明治20年から25年まで、5年間をかけて完成した、とある。当時は5年もかかったのだ。当時の最新技術「たたき工法」が用いられた、とある。今、どんな状態なのか、興味深々。

※たたき工法:消石灰と土砂を混ぜて水で練ったもの(コンクリートではない)と石積みを組み合わせる技術。

大間港周辺の詳細図。

大間火力発電所跡、トラス橋、クレーン台座、ローダー橋脚、防波堤(大)、防波堤(小)。見どころ満載。

火力発電所跡。外壁だけ。立入禁止の看板が目につく。
左下にリアカー(牽引方式の人力運搬車)。

火力発電所跡から海の方を見たところ。これがほぼ全体像。

リアカーの右手に下に降りる石段がある。

降り始め。上部中央の鉄骨がトラス橋。

トラス橋の解説には、鉱石をこの橋から下の小船に落下させて積み出した、とある。

階段を降りたところ。
あの鉄骨の下に小船が入ると、上から鉱石が落とされる。
合理的な設計。

防波堤(大)の上で若者が記念写真を撮りっこ中。こういう風景もいい。

たたき工法で造られた堤。なんとも美しい!

陸地側(発電所側)。石の配置と色の混ざり具合が絶妙!
これだけでも来た甲斐がある。

グルっと回り込んでトラス橋を観る。
手前にはガシッと挟んで運ぶやつ。名称不明。

トラス橋のアップ。傷みが激しい。早急な対策が必要では? 傷みすぎると世界遺産は難しい。

記念のツーショット。小雨なので色彩が冴えない。まあ、良しとしよう。自然には逆らえない。

ガシッと挟むやつ(名称不明)からクレーン台座を見る。
1つめは中央の大きいやつ。2つめは右側のやや遠いやつ。3つめは鉄骨の間から小さく見える左側のやつ。

台座の間にローダー橋脚が2つ見える。

ローダー橋は貨物を運ぶクレーンやトロッコが通った橋。
その橋脚だけが残っている。

近くで見たい。
海に突き出ているので、歩いて向かう。

取り壊された残骸がある。遺跡の一部のようだ。
何を壊したのか? なぜ壊したのか? 疑問が膨らむ。
世界遺産にしようとするなら壊しちゃだめでしょう。
しようとする前に壊しちゃったのか?

この微妙なチグハグ感。最初に大立竪坑を見たときからずっとある。
持ち主(企業)と行政がうまく嚙み合っていない感じ。

ローダー橋脚。3つが並ぶ。
橋脚だけ残して上の橋(鉄橋?)は壊したのか?

防波堤(大)。
たたき工法の石積みが美しい。
向こうには3つめの小さいクレーン台座。

この「(大)」「(小)」というのが笑える。
私なら「海側防波堤」「陸側防波堤」とか、機能がわかるネーミングにするけどなあ。

防波堤(大)の中央あたりから陸側を見る。クレーン台座とトラス橋。
台座の石積みが美しい。
たたき工法っていいですねぇ。

防波堤(大)の先端から陸側を見る。

右に見えるのが防波堤(小)。
向こうにトラス橋とクレーン台座。
が澄んでいて青い海底が見える。
絵になる風景。

とても狭い港だ。入れる船はかなり小さい。当時の規模が想像できる。

10時30分か。12時にフェリー乗り場に着けば、12:40のフェリーに乗れる。1時間半あれば行けるだろう。

よし、佐渡スカイライン経由で両津港まで突っ走ろう。

ルートはこう。☆が両津港。〇が大間港跡。

小雨がパラつく中、佐渡スカイラインを走る。思ったより急坂。路面が濡れているので滑りやすい。上りも下りも走りに集中。

景色はこんな感じ。快晴なら景色はいいはず。佐渡スカイラインの写真はこの1枚。

無事に両津港に着き、1240発フェリーで新潟に。

そこから70km、2時間ほど走り長岡の宿に到着。

【本日のデータ】
金山遺跡の5地区を堪能するなら最低2日。できれば3日を推奨。