10月9日(火)番外編 紅葉真っ盛りの那須 姥ヶ平でNHK撮影部隊と遭遇

那須の姥ヶ平(うばがだいら)が紅葉真っ盛りらしい。

姥ヶ平は、日本百名山の那須岳(茶臼岳)の600~700mほど西に位置する。
那須ロープウェイ山頂駅から1時間ほどで行ける。
茶臼岳を回り込む感じなので、アップダウンは少ない。
トレッキング気分でオーケーだ。

那須には管理人付きの別荘(※)がある。そこに泊まればいい。
※お義母さまがお住まいです。管理人だなんてすみません。

ということで、さっそく出発。

10月8日

別荘まで相棒バイクで1日かけて移動。

10月9日

0850 那須ロープウェイ駐車場を目指して相棒バイクで出発。

別荘を出たところ。ヒンヤリした空気に包まれる。車はほとんど通らない。

馬頭観音。遠く那須ハイランドパークの観覧車が見える。

小さな橋を渡る。

ロープウェイ山麓駅に到着。

ロープウェイを待つ人たち。通常は20分間隔だが、臨時便が出ていてどんどん運んでくれる。

乗り場に向かう途中の表示。4時20分の最終に乗り遅れると、徒歩で1時間30分の下山になる。

0950 ロープウェイ発車

ロープウェイから下を見下ろす。黄葉が綺麗だ。

左手。ガスで遠くが霞んでいる。

ああ~ぁ。完全に見えなくなっちゃった。残念。

0955 山頂駅到着。

改札を出たところ。どこへ行ってもハロウィン、、、

茶臼岳付近ルートマップ。

今日はこの部分、右手の山頂駅から牛ヶ首を経て姥ヶ平までの往復コース。マップでは片道45分。ゆっくり写真を撮りながら歩いても1日あれば十分。

山頂駅を出たところ。カラフルな人たちは中国語系の方々。

登り口。

よく整備された道がしばらく続く。少し先はガスで見えない。

カラフルな中国語系の人たちが記念撮影。みなさん陽気で元気だ。いいね!
白い服の人は順番待ちのご夫婦。

すぐ隣が茶臼岳と牛ヶ首の分岐点。牛ヶ首は左手に進む。

高山植物の紅葉。先はガスでよく見えない。

ガスで幻想的な感じに。これはこれでいい。

このあたりもいい感じ。

牛ヶ首近くまでずっとガスったまま。

今日はダメかと諦めかけたが、、、

牛ヶ首の向こうに青空が見える!

牛ヶ首に到着。茶臼岳山頂が見える。

目の前に紅葉が広がる。姥ヶ平は左端に白く見えるところ。

姥ヶ平に向かって下る。少し進んだら左に折れる。まっすぐ行くと茶臼岳周回コース。

左に折れ、姥ヶ平を見下ろしながら下る。

紅葉が見事だ。雲の影響で光の当たり方がまだらだ。これはこれで味がある。

道はハイカーでいっぱい。賑やかでいい。

斜面に光が射した瞬間。紅葉がぱあっと輝く。

紅葉が見事なスポットがところどころにある。

紅葉に包まれて下る。

さらに下る。

紅葉をかき分けて進む。

白樺の繊細な感じがいい。

ひときわ赤いのと黄色いのをアップで。

姥ヶ平に到着。その名のとおり平なエリア。

来た道を振り返る。

茶臼岳山頂を望む。偶然、山頂が見えている。

アップで。もうガスった。一瞬の差。

中央の青い服を着た人の右上に白いドローンが飛んでいる。モーター音があたりに鳴り響く。手前にはビデオカメラで撮影する人たち。

休憩に入った人をよく見ると、芸人のあばれる君。カップラーメンを猛烈な勢いで食べている。

カメラマンに近づいて、ちょっとお話。
NHKのBS番組「にっぽん百名山」のロケ隊とのこと。
スペシャル番組として11月初旬放映予定。
撮影には1週間ほどかけているらしい。茶臼岳とその周辺を紹介するならそのくらいは必要だ。

ひょうたん池に向かう。湖面に映る紅葉が撮りたい。200mほど先。

木道が整備されている。正面は茶臼岳。ガスで見えなくなった。

途中の紅葉が見事だ。

おっ、ガスが晴れてきた。

ひょうたん池に映る茶臼岳と紅葉。山頂までしっかり見える。いいね!

右手方向。こちらも紅葉真っ盛り。

姥ヶ平に引き返す途中。若いペアが予想以上に多い。

若者は青春を謳歌し、私は白秋を満喫する。

(注)青春・朱夏・白秋・玄冬は人生の季節を表す言葉。お前は白秋じゃなく玄冬だろう、という突っ込みはいりません。

登山じゃないけど記念撮影。近くにいた美人のおねーさんに撮影していただいた。ちょっとカッコつけたポーズですね。

あっと言う間に14時を過ぎている。そろそろ戻ろう。

改めて姥ヶ平から茶臼岳を望む。山頂は晴れたりガスったり忙しい。

戻り始めたところで、あばれる君一行と再会。

青い服の人があばれる君に解説をしている。

「もう一週間早ければ、#〇%▽*◇が???たんですけどね。」と声が聞こえる。最高の時期からは一週間遅い、というニュアンス。

来る途中にお話した常連さんも同じことを言っていた。上の方の紅葉が終わっているらしい。でも、これだけ見られれば十分。

あばれる君一行を追い越して牛ヶ首に向かって登る。登りは、下りとは違う風景が見える気がする。

下りと登りでこれだけ風景が違うと、往復でも退屈しない。

まるで錦絵。

牛ヶ首が近づく。

姥ヶ坂分岐。黄色い硫黄と噴煙。茶臼岳が活火山であることを再認識。

山頂駅へ向かう。午前中よりもガスが少なく、鉱山植物の紅葉がよく見える。

ずっと下はガスっているが、近くはまあまあの視界。山肌に張り付く紅葉もいい。

遠くはガスで白っぽい。晴れていれば、、、 ちょっと残念。

紅葉と石の組み合わせ。大地の芸術祭参加作品、那須高原版。

芸術祭参加作品、その2。

1540 ロープウェイで下山。

【本日のデータ】
那須ロープウェイ料金:往復1800円(片道950円)
往復2時間のコースを5時間半かけて紅葉を堪能。

9月3日(月)81日め 鳥海山に登る(2日め)

今日は降るだけなので気楽だ。が、天気が心配だ。

昨夜、山小屋の人が「今夜は冷え込んでないからなあ。あしたは(天気が)崩れるかもしれん」と言っていたからだ。前日の夜に冷え込めば翌日は晴れ、温かいと翌日は曇りか雨、という経験則らしい。それは私も知っている。

問題は、曇りか、雨か、だ。曇りなら上等。雨でさえなければオーケーだ。

0500 起床。外へ出て空を見上げる。青空! よし!

0510 出発準備。といっても特にない。荷物を再確認して忘れ物がないようにリュックに詰めるだけ。

時間が余ったので隣のイビキ大王とお話。大阪から夜行バスと電車とタクシーを乗り継いでやってきた。67歳。現役バリバリ。

え~、日本一周してるの。バイクで? 業務用スーパーカブ? 知ってるよ。新聞配達のお兄ちゃんのやつだろ。郵便配達とか。

いくつ? 66かあ。退職したわけ? いいなあ。オレはムリ。まだ、仕事してるの。〇%&#△っていう冷凍機器のメンテナンスやってんの。特殊なやつ。仕事やめると困る人が大勢いるんだよ。だからやめられないの。

今回も3日しか休めないんだ。今日は12時までに下山して、乗り合いタクシーに乗らなきゃ。そのあとは、電車で酒田まで行って、夜7時ごろ夜行バス。14時間かかるから大阪に着くのは朝9時ごろ。そのあと仕事。

そこまでして山に登りたいんだ。凄いなあ。

自分のスケジュールを自分だけで決められる私ってすごい幸せ! だよね? 微妙かぁ。幸福とは何か? 人生の一大テーマだ。

0600 朝食。おでんが出た。朝から? 納豆に生卵に唐揚げ。朝食にしては量がある。エネルギーになれば何でもオーケーだ。いっぱい食べて頑張れよ!というメッセージだと受け取った。ありがとう!

0630 排泄。これ大事。ちゃんとスッキリして出発するのだ。私の場合、朝食の前だとNG。朝食を食べてキチンと上から下に押し出す。爽快!爽快!

0643 出発。青空! 爽快!爽快! ウキウキしてくる。

御室小屋に別れを告げる。お世話になりました。ありがとう。

帰りも外輪山コースにする。千蛇谷コースだと遠くが眺められない。いい天気なので、モ・ッ・タ・イ・ナ・イ

御室小屋から外輪山に登る。7~8分。

外輪山に登ったところで撮影。青空と日本海と雲海と外輪山。そして、朝日。いきなり素晴らしい景色。

遠く月山(がっさん)が見える。

これから歩く稜線が先まで見える。左から右へ、また左へ。雪渓の向こうには日本海と青空。朝の冷たい空気が心地いい。

雪渓、雲海、奥羽山脈、庄内平野、日本海。そして水平線と青い空。
上部、中央やや左に月山も。登った人だけが見られる風景。

さあ、歩こう。歩くの大好き。

遠くハシゴが見える。

ハシゴに着く。右手を見ると、雪渓と日本海と青空。

ハシゴを登る。

そこには可憐な花と岩と日本海と空と雲。そして朝の光。

爽快な気分で歩く。歩く。歩く。

振り返ると御室小屋。新山の麓に貼りつく。

かなたに海辺の風車。この角度、この距離感、鳥海山限定。

しばらく進む。稜線のかなたに日本海。これはパノラマ撮影しかないでしょ!

景色を堪能しながら、ゆっくりと進む。

青空と岩と仏像。こういう質素な仏像はいい。仏教本来の姿。

伏拝岳。誰もいないので三脚で記念撮影。素晴らしい景色を独り占め。

だいぶ降りてきた。登山道の脇には低木の(たぶん)松。

こちらにも風車。

文殊岳。お会いした人に撮影していただいた。

稜線の向こうに薄い雲が湧き出す。

七五三掛。

月山。広重風。

八丁坂。ここからのアップダウンは少ない。

御浜と鳥海湖周遊との分岐点。昨日とは異なる鳥海湖周遊に向かう。左方向だ。

整備された木道を進む。

岩と砂利になる。

バッタがピョンピョン。あちこちでピョンピョン。

分岐点。左へ行くと南にある登山口。これから戻る大平口は西方向。右手に登る。

鳥海湖に沿って歩く。と、、、

お尻の後ろに毛皮を下げた(たぶん)ご夫婦。

これ? 毛皮だよ。見りゃわかるか。あっはっは。毛皮座布団。いつでもどこでも座れるの。石に座っても痛くないし。濡れた草でも、ほら。便利だよ。オレのは1匹そのまま。こっちは四角に切ってある。

写真撮ってブログに載せてもいいですか?

いいよ。後ろからならな。顔が出るとすぐわかっちゃうからダメ。

わかりました。1枚だけ。

じゃ、向こう向いてください。もう少し二人が近寄って。もう少し右に向いて。毛皮がよく見えるようにしたいので。

いつもいつも注文の多い写真屋さん。

ありがとうございました。

鳥海湖をあとにして登る。ここも整備された木道。

日本海を見ながら歩く。

御浜から来る道と合流。左手に進む。

河原宿を過ぎたあたりで、道に倒れている人を発見。

写真を撮ると失礼なので写真はなし。代わりにfuso画伯の絵。

どうしたんですか? 大丈夫ですか?

ああ、今、救助要請をしたので大丈夫です。

そうですか。何かしましょうか。

大丈夫です。ありがとうございます。

下は草だし、少し広い場所だし、天気もいいし、トランシーバー持ってるし、35歳ぐらいで若いし、、、、などなどから、まあ、救助が来るならついてなくてもいいか。

救助隊が来るなら、ヘリか徒歩だ。どっちが来るか気にしながら歩く。

高山植物。心がなごむ。

振り返る。山頂はガスって何も見えない。

えっ、もうガスった! オレって運がいいかも。

登山中の団体さんが見える。ガイドさん付きの高齢者のツアー。10年後にはあれに参加しているかも。ゆく川の流れは絶えずして、、、、諸行無常。

ということは置いといて、今を楽しむのが大切。悪く言えば刹那主義。良く言えば悟りを開いた。

名前がわからないが、こっちにポーズをとってくれる。優しい。

下りが続いて飽きてきた。

眠気覚ましに写真撮りゲームを始める。

ルールは3つ。

(1)花を撮る。メインキャラ。

(2)登山道を入れる。親近感。

(3)海か空を入れる。広がり&解放感。

成功した3ショット。

清水大神に着く。一休み。

さて、降りよう。

ほっとする植物。ありがとう。

1232 見晴宿に着く。宿が見える。あと少し。

昼飯の代わりにブラックサンダーきなこ(非常食、48円)

トンボがこっちを見ている。

はい、ポーズ。なかなかのイケメン。

コンクリートの登山道になる。もう少しだ。

救助隊が登って来たら写真を撮る、と決めて、カメラを取り出し、スイッチを入れ、いつでもオーケー。スタンバイ。

こない、、、、こない、、、、、、、 ん? ヘリの音がする。

登山口に着いちゃった。残念! 救急隊と会えなかった。

登山口に降り立つ。右手を見ると消防の救急隊。パトカーも。

隊員が準備の最中。

こんにちは~。救助に向かうんですか? 私、救助を要請した登山者に1時間半ほど前に会いました。

頑張ってください。よろしくお願いします。私が言うのも変だけど。

いつまでもいると迷惑なので、早々に相棒を預けた宿に向かう。

1338 宿に到着。今日はいい一日だった。大満足!

宿のお風呂に入る(宿泊者は無料)。

酒田市に移動して宿に着く。

ブログ書きを少々。できると思ったのは甘かった。

ちょっと飲んだら疲れてダウン。ブラックアウト。

【今日のデータ】
ブラックサンダー:安くて美味しい非常食。チョコレート味、きなこ味など、3種類。

9月2日(日)80日め 鳥海山に登る(1日め)

1日目は標準的な速度で6.5~7時間のルートなので、最低でも8時間はかかるだろうと予測。余裕を持って早めに出ることにする。

ちなみに今回の登山ルートはこれ ↓


『山と高原地図 8 鳥海山・月山・羽黒山』昭文社

地図の左上「大平登山口」から出発。右端の「鳥海山」まで登る。山頂は、「新山」(しんざん)、「七高山」(しちこうさん)だ。新山のすぐ南に「御室」(おむろ)小屋がある。ここに泊まる。

0530 起床。

0630 朝食。昼食用のオニギリも受け取る。

0720 相棒バイクを山荘に置き、徒歩で出発。

山荘の下が駐車場になっている。

20分ほど車道を歩く。

0740 大平登山口に到着。

さあ、出発だ。

登り始めはコンクリートの登山道。表面が細かい石なので歩きやすい。

赤い実がなっている。いつものことだが名前がわからないのがちょっと寂しい。

しばらく歩くと低木になり、見通しがよくなる。

眼下に昨夜泊まった山荘が見える。向こうは日本海。

いい天気だ。あっ、月が出ている。

見事な半月。

黒と赤の実が綺麗だ。

夜露に濡れた高山植物。しっとりした雰囲気がいい。

見晴台に着く。標識があるが文字が読めない。向こうは庄内平野。

写真ではなだらかに見えるがそこそこの傾斜。どんどん登る。

花が群生するエリアに出る。ひと休み。

湿地帯に出る。清水大神。登山マップには「涸れること多い」とあるが涸れていない。雨が多かったのだろう。

登山マップに「吹浦口コース」とあるところ。登山道がよく整備されている。

敷いてある石に削岩機の跡がある。石を割って敷いているのだ。このような人たちのおかげで快適な登山ができる。ありがたいことだ。

河原宿というところ。岩がばらまかれたように点在する。

今日のチョコレートはピーナッツブロックチョコ。偶然だが岩そっくり。

少し歩くと分岐点。

どちらに行ってもOK。右手の「鳥海湖」のほうに行くことにする。

高山植物が咲く。時期的には少し遅いのか、枯れ始めているものが、、、

整備された木道になる。正面は鳥海山。ほぼ山頂まで見える。

山肌を進む。鳥海山にガスがかかってきた。

御浜・鳥海湖分岐点。御浜に向かう。

鳥海湖を見下ろしながら歩く。右端の白い線は鳥海湖へ向かう木道。

右手が御浜。ここからは尾根を歩く。

遠く月山(がっさん)が見える。月山も鳥海山と並んで山形県を代表する山だ。

鳥海山山頂のガスが晴れた。見るたびに変化している。

右手に遠く御浜小屋が見える。

雲が眼下に湧きあがる。

庄内平野を望む。

御浜小屋が近づいた。

アップで。大勢の登山者が休憩している。

御浜小屋入り口。

売店の前を通り抜ける。

公衆トイレ。きちんと整備されている。

1110 御浜小屋に到着。登山口から3時間30分。

イスに座ってオニギリを1つ食べる。隣に座った登山者といろいろお話。

ついつい話し込んでしまった。そろそろ出発しよう。

左手が山頂。ほぼ稜線に沿って歩いていく。

しばらく岩場が続く。

砂利道になる。樹木がないので見晴らしがいい。稜線を歩くのは好きだ。

鳥海湖と庄内平野と日本海。

1200 御田ヶ原に到着。鳥海山の山頂はガスっている。

「山頂 3.6km」とある。登山口に「山頂 7.4km」とあったので、半分ほど歩いたことになる。登山口出発が7時40分だから4時間20分かかっている。この調子だと8時間30分ぐらいかかるか。まあ、予想どおり。

鳥海山に向かってどんどん歩く。石が敷かれた登山道。こんな上までよく整備されている。

すれ違った登山者の(たぶん)ご夫婦が「△#$%が咲いてる」と言っていたので撮影した。形の整った綺麗な花だ。花の名前を聞き取れなかったのが残念。忘れたわけではない。念のため。

八丁坂。少しずつ険しくなってくる。

谷あいを抜ける。

七五三掛(しめかけ)。少し広くなっているので休憩ができる。

丸太の椅子で休憩する人たち。

こちらは立ったまま水を飲むだけ。休憩では座らないことが多い。そのほうが気分が持続する。

水を飲んだらすぐ出発。

青い空と白い雲。疲れていても気分上々 ↑

しだいに険しくなってくる。上に白い標識が見える。分岐点だ。

外輪山と千蛇谷の分岐点。どちらからでも新山や御室小屋には行ける。

見下ろすと千蛇谷に下る道が見える。

谷を歩くか尾根を歩くか?

少し遠回りだが尾根を歩くことにする。天気がいいので海を見ながら歩きたい。

外輪山コースに進む。こっちのコースは下らずに登るのだ。

遠く尾根を歩く人が見える。先に行く人が見えるのはいいもんだ。安心する。

あらら、行く手がガスっている。今日は景色はダメか、、、

まあ、とにかく進もう。

文殊岳(もんじゅだけ)に到着。先にいた人に撮影をお願いして記念撮影。

ガスってはいるが青空も見える。次は伏拝岳(ふしおがみだけ)だ。あと0.6km。

ハシゴが見える。こういうのは大好き。急なほど面白い。ワクワクしてくる。

ハシゴを登る。

もう一つ。

稜線を歩く。左側はガスで何も見えない。

これから歩く稜線が見える。右手から左手に向かって山の一番上の稜線を歩くのだ。ガスってはいるが青空が透けて見える。まだ望みはあるぞ。

しばらく歩く。と、彼方に御室小屋。山の斜面にへばりついている。ひえっ~、あそこに泊まるのか。

伏拝岳(ふしおがみだけ)に到着。ここでも人に頼んで撮っていただく。登山者が多いので頼む人には事欠かない。後方、遠くの、ギザギザした山が新山だ。ガスが少し晴れてきた。

海側の景色はよく見える。雲の形が面白い。

青空が広がってきた。いいぞ。

雲の下には荘内平野と日本海。

広すぎて広角でも入らないので、パノラマで撮ってみた。

《パノラマ写真のベストな見方
スマホではなくパソコンで、写真をクリックして拡大し、上下が画面一杯になるように調整して、左右にスクロールしながら見る。現場にいる気分になれる。保障する。

稜線を歩いて七高山に向かう。三脚を立てている登山者もいる。風景写真か。

山のような雲海。山と山。ツーショットを撮ってみた。

アップで。まるで新山。

パノラマ第2弾。

ガスが晴れて御室小屋がはっきり見える。赤い屋根だ。向かって右が七高山、左が新山。

全体としては険しくないが、ときどきハシゴが。ここを降りる。

岩が多くなってくる。上にいるのはさっき撮影をお願いした人だ。遠く見えるが5分もあれば行ける距離、、、5分じゃ無理か、7分にしよう。

ハシゴの2段掛け。いいね! アスレチックみたいで超楽しい。

ハシゴを登ると、また稜線を歩く。

雪渓が見える。ここの雪渓は「心」に似ているというので有名らしい。でも真上から見ないとわからない。

稜線に立つ2人。なかなか絵になっている。

パノラマ2連発。上のと下のを左右につなぐと連続した風景になる。

あの尖ったのが七高山。

七高山の頂上付近で追いついた。高山植物がお出迎え。

赤いリュックがよく目立つ。わかりやすくてグッド。

お互いに撮りっこして記念撮影。

さて、新山の前に、いったん御室小屋に立ち寄ろう。

七高山から御室小屋へ向かう。少し下って、、、

雪渓の脇を通り、、、

もう一度登ると、、、

御室小屋だ。あとはあそこまで降りるだけ。

1530 御室小屋に到着。手続きをし、不要な荷物を小屋に置く。

1545 新山山頂に向けて出発。

全体が岩でできている感じ。

ここにあるのは2つだけ。岩と岩。

ひたすら岩を登る。

ほぼ垂直な岩。これが登れるから不思議。

今度は岩の裂け目を谷底に降りる。ほぼ垂直。ひえっ~、ここを降りるの?

半分ほど降りたところ。降りられるから不思議。

降りる途中で、上を見上げると、、、

ほぼ垂直な岩の壁。ここまで降りられたのが不思議。写真を撮る余裕があるのも不思議。もっと怖いと思ったが、余裕あり。こういうのは得意だ。

下まで降りると岩の外へ出られる。一安心。

と思いきや、、、

まだまだ岩場が続く。ここもほぼ垂直。ガスって来たし、、、

見えた。あれが頂上だ。

ガスが濃くなってきた。どんどん登ろう。

あの尖ったところが頂上だろう。もう一息。

「 ↑ 頂上」の文字が。ここを登れば、、、

1609 新山山頂に到着。めでたし、めでたし。

ここでもお互いに撮りっこして記念撮影。持っている板に「鳥海山」とあるのをお見逃しなく。背景はガスだけだが、それもよしとしよう。

この人たちと一緒でよかった。狭くて三脚を立てるスペースなどなかった。

周りの風景。パノラマで撮ったが、意味ないじゃん! という気が、、、

さて降りよう。

ほぼ垂直に降りる。降りる方が怖い。

降りたと思ったらまた登る。山頂から御室小屋まで20分。

1630 御室小屋へ戻る。

夕飯まで間があるので、敷地内を散策。

ギャラリーがある。

写真のレベルは高い。プロ級。プロかも。

そうこうしているうちに日没の時間に。果たして夕日は見られるか???

空と夕日と雲海と新山の稜線。最高の一日です。

【本日のデータ】
山小屋では隣の人のイビキが強烈だったが耳栓で問題なし。耳栓は役に立つ。

9月1日(土)79日め 鳥海山に登る、はずだったのに

今日は鳥海山に登る。山頂の御室(おむろ)小屋に1泊して翌日下山する予定だ。
山小屋に泊まるのは富士登山以来だ。う~、ワクワクする。

0530 起床、準備

0730 予定では7時から食べ始める予定だったのに、準備に時間がかかって30分遅れ。

0800 朝食後、出発しようとすると、あれ? 相棒バイクの鍵がない!

焦るな。落ち着け。ポケットを探す。ない。ポーチを探す。ない。リュックを探す。ない。あとは? あとはどこだ? 朝からの行動を順に思い出す。

ズボンのポケットに入れたはずだ。部屋の鍵と朝食券とバイクの鍵、確か3つを入れた。部屋の鍵はフロントに返した。朝食券は朝食ルームで渡した。とすると、落としたのか! 落としたのなら、朝食ルームあたりの可能性が高い。

あわてて地下1階の駐車場から10階の朝食ルームまで引き返す。

エレベーターを降り、廊下を探しながら朝食ルームに行く。

見つからない。

座っていたテーブル周辺を探す。ない。

朝食ルームの係員に届いているかも。係員を探す。いない。

フロントに届いているかも。1階まで戻ってフロントで尋ねてみよう。エレベーターに向かう。朝食受付の前を通りかかると、、、

向こうから来た女性の手に相棒の鍵が!

あっ、それ、私のです。探してたんです。

あっ、そうなんですか。

そうなんです。良かったあ~。どうもありがとうございます。
どこに落ちてたんですか?

そこのエレベーターの入り口。ドアのすぐ前。

そうですか。あって良かったです。本当にありがとうございました。

エレベーターで地下1階まで降りながら、深く反省。

ポケットには入れないことにしていたのに、うっかり入れてしまった。
いいか、二度とするなよ。
首から下げるか、持ち物にカラビナで掛けるか。単体にするな。
わかったか!
わかりました。もう、二度としません。

0840 なんだかんだで40分のロス。併せて1時間10分の遅れ。登山口まで相棒で走って1時間10分はかかる。10時前後に到着かあ。とにかく急げ。

走り始めて10分ほどすると雨が降り出す。泣きっ面に蜂。カーナビにしているスマホにビニールカバーを被せ、レインウェアを着る。15分のロス。このあと、コンビニに寄ってお弁当と水を買うのに10分かかる。着くのは確実に10時過ぎ。10時30分ぐらいになるかも。

山頂の山小屋までは少なくとも6時間、写真を撮ったりしてると7時間。16時30分から17時になる。山小屋からは16時30分までに来てくださいと言われている。ギリギリだ。

う~む、登山初心者にはリスクが高くなりすぎた。写真も撮らずに急いで登るだけというのも面白くない。

カッチン。頭のスイッチを切り替える。よし、今日はやめよう。明日、明後日は今日よりも天気がよさそう。無理して今日登る必要はない。

そうと決めたら道の駅で宿泊先の再調整をしよう。

10~15分走ると道の駅。山頂の御室小屋に電話し、宿泊日変更の連絡。下山後の宿を1日ずらし、今日の宿を手配。すぐに登山開始できるよう、山麓の山荘に泊まることにする。

よし、これでオッケー。さて、このあとどうしよう。

1030 由利本荘市で登山用品店を探して登山用小物をいくつか買う。

1130 ツタヤを探し、コミックを3冊借り、マクドでコーヒーを飲みながら3時間ほど過ごす。

借りたコミックはこれ。

『映像研には手を出すな』第3巻 大童 澄瞳、小学館
1巻、2巻は読んだので3巻を借りる。
面白い! 設定が複雑な上、面白さも複雑。いろいろな賞を受賞しているが、納得できる。タイトルと表紙の絵を見て、面白そう、と思った人にはおススメ。

『理系が恋に落ちたので証明してみた。』第2巻、第3巻 山本アリフレッド、フレックスコミックス
1巻も借りたかったが貸し出し中。4巻も出ているが、まだレンタルしていない。なので2巻と3巻を借りる。恋という状態を一般化して定義しようとする、好意を抱きあう理系の男女をコミカルに描く。面白いと思うか、好みが分かれそう。私は理屈っぽく考えることを笑いにする、というのは好きなタイプ。

1500 鳥海山麓の山荘に向かう。

途中の風景。秋田の段々畑。

写真を撮っていると農家のオジサンが一休みしているのに気づく。
こんにちは~、と話しかけ、いろいろお話。

ここは少し段々畑になっているんですね。

そうなんだ。水が溜まらないんでたいへんなんだ。雑草が生えるし。
ほら、雑草だらけだろ。

えっ、稲だけと思っていたんですが、確かに雑草が混ざってますね。

どこから来たの?

川越です。埼玉の。

そうなの。オレ20年ほど前だけど川越に住んでた。新河岸。
仕事やめてこっちに帰って来て農家やってる。農家はたいへんだぁ。

なぜ雑草が生えるのか、どうやって稲と分けるのか、どれだけたいへんなのか、いろいろお伺いしたのだが、長くなるので割愛。

私には、ほんとうにたいへんですね、という程度のことしか言えない。
実情を知ると何も言えなくなる。

ありがとうございました。お礼を言って走り出す。

しばらく走ると鳥海山が見えてくる。

鳥海山と夏の名残

鳥海山と秋の風

鳥海ブルーラインに入る。

傾きかけた陽の光が日本海に反射する。

遠くには風車。

山荘が近づく。

秋田から山形へ。

遊佐町に入る。

鳥海山は秋田と山形の境にある。山荘は山形だ。

1700 山荘到着

明日のために今日は寝る。おやすみなさい。

【本日のデータ】

マーフィーの法則:ポケットに入れた鍵は必ず紛失する。

8月24日(金)71日め 岩木山に再挑戦:降り出す前に往復できるか

昨日は相棒が通行禁止でお岩木山に登れなかった。今日はバスで8合目まで行くことにした。

お昼から雨の予報なのでその前に頂上まで往復したい。

一番早いバスに乗ろう、ということで、5:30起床、6:30朝食、7:10宿を出発。

0750 嶽温泉のバス停到着

公衆トイレの前がバス停。う~ん、微妙だ。数人の登山者と一緒にバスを待つ。

0820 バスで出発

車窓からの風景。日本海が見える。岩木山から日本海までは35kmほど。

0850 八合目に着く。

まずバスの八合目発の時刻を確認。1時間後の9:50はムリだが、3時間後の11:50発には乗れるだろう。

と、考えていると雨がパラパラ降り始める。

ありゃあ、予報より早い。でも、せっかくだからリフトで上まで行ってみよう。

急いでレインウェアを着て、リフトに向かう。

空は完全に雲っている。ただ、雨はやんだ。もしかすると行けるかも、、、

リフトを降りる。左手が登山口だ。雨は大丈夫そうだ。よし、登ろう。

登山道入り口。20mほど進むと、、、

「岩木山 山頂 約40分」の案内が。往復で80分。ざっと1時間半で往復できる。11:50のバスには余裕で間に合う。問題は雨だ。

0920 登山開始

1分も歩かないうちに「岩木山山頂 三〇分」の標識。お~い、40分か30分かどっちなの。

30~40分と書くのがいいかなあ。
「30分 ※平均的な時間です。体力、脚力、気力、その他の健康状態により異なります」と注釈を付けるか。

♪ だけども 問題は 今日の雨
♪ 傘がない
♪ 行かなくちゃ 頂上までは行かなくちゃ 景色を見に行かなくちゃ

登り始め。

岩場だがそんなに急ではない。

登るに連れて急になる。先行者の黄色いリュックが見える。よし追いつこう。

だいぶ追いついた。

振り返ると赤い屋根。避難小屋だ。

黄色いリュックの人は追い抜いた。雨が降る前に、の一心で、写真は撮らずドンドン登る。

平らな場所に出る。つかの間の休息。

30秒で休息は終了。ここからが勝負だ。

気合いを入れて頂上まで一気に登る。写真は二の次、三の次。

頂上付近は岩場で急なうえ、風が猛烈に強い。気を抜くと吹き飛ばされる。手を使って岩をつかみ、四つん這いになる。風に当たらないよう姿勢を低くして進む。

カメラを取り出す余裕などない。

でも1枚ぐらい撮らないと、、、ブログに載せる写真が、、、などと考えているうちに頂上に到着。

今日はあご紐のない帽子で来てしまった。失敗! 途中から脱いでカラビナに掛けてある。かぶっていたら吹き飛ばされている。記念撮影で被る前に撮ったのがこれ。

三脚はムリ。カメラごと吹き飛ばされる。う~ん、どうしよう。

と、前を見ると仲の良さそうなご夫婦。これ幸いと大声で話しかける。声が風にかき消される。

こ、ん、に、ち、わ~。写真、撮りっこ、し、ま、せ、ん、か~~。

身振りも添える。撮影するマネ。あなたとわたし、チェンジね。

通じたようだ。

まず、こちらが相手を撮影する。それが礼儀というもの。

はい、二人でそこに並んで。もうちょっと左。奥さんはもう少し前に。

注文の多い写真屋さん。

撮り終わって交代。

身体が吹き飛ばされないよう、左手でしっかりつかまる。立つだけでたいへん。帽子が吹き飛ばされないようツバを押さえる。かっこ悪いが、飛ばされるよりまし。

撮り終えて一安心。ブログのネタは押さえた(笑)

北側(裏側)に回る。

日本海、津軽半島、陸奥湾が見える。

広角でも入らないので、パノラマ撮影。

写真の左から、日本海、津軽半島、陸奥湾。陸奥湾の上にかすかに見えるのは(たぶん)下北半島。

※できる限り大きい画面で観ることを強く推奨。

南側。ほとんど陸地。右端にちょっとだけ日本海。

よし。雨が降らないうちに早く8合目に戻ろう。

雨が降ると濡れる。冷たい、寒い。それより怖いのは滑りやすいこと。思わぬ転落が、、、それは避けたい。

どんどん下る。

この岩、絶対に亀岩という名だろう。と思ったが特に名はないようだ。

さらに下ると、高校生が登ってくる。数十人の大軍団。

えっ、今から? 大丈夫か? 降ったらどうする?

みんな「こんにちは~」と大きな声で元気に挨拶する。ま、その元気なら降っても大丈夫だろう。

最後尾は先生。頼もしそうなレスラー系教師。

下から撮影していると、最後尾の生徒と先生が手を振ってくれた。

若者たち、頑張れよ~。レスラー教師もね~。

ものの5分もしないうちに、山頂はガスで真っ白。

ああ~あ、高校生軍団、頂上からの景色はムリだな~。せめて雨に降られませんように。

リフトで降りる途中でも、ガスが目の前を流れて行く。タッチの差で頂上からの景色が拝めた。(無神論者だが)神様ありがとう!

1050 8合目に到着、下山は(ほぼ)終了!

バスの時刻11:50まで1時間もある。まあ、ゆっくり昼食でも食べるか。
と考えていたら、さきほど写真を撮り合ったご夫妻が車に乗ろうとしている。

ピン!と閃いた。この車で嶽温泉まで運んでもらおう。

やあ、またお会いしましたね。(中略)

快く乗せていただき嶽温泉までの寄り道もOK。いろいろお話しながらスカイラインを下る。なんと川越市のお隣、ふじみ野市にお住まいだった。レンタカーだったのでナンバーではわからなかった。

1120 嶽温泉に到着。ありがとうございました。

さて、雨が降らないうちに宿まで行こう。

岩木山の裾野を走っていると、昨日、白神山地で会った若者がトウモロコシを食べているのを発見。向こうもこちらに気づいたらしい。手を振っている。いったん通り過ぎたのだが、戻ってお話をする。

なんだかんだで、例によって2+2で記念撮影。

じゃあ、10秒後に3枚撮るからね。ぜんぶポーズを変えてね。

この若者、3枚ともこのポーズだった。お茶目なやつ。

九州で親戚が宿泊施設をやっていると言う。じゃあ、紹介して。ということで連絡先を交換しあう。楽しみが一つ増えた。

1200 宿に到着。しばらくすると雨が降り出す。グッドタイミング。

さあ、午後は温泉に入ってのんびりするか。

【本日のデータ】
バス:嶽温泉→8合目の料金(片道):1000円
8合目からのリフト料金(往復):900円(片道は600円)

【本日のできごと】
宿のお酒販売コーナーに日本酒(生原酒)の試飲ボトルがあるのを発見。
さっそく試飲をお願いする。とても美味しい。
夜になってどうしても飲みたくなり、買うことに。
係の人と日本酒談義に花が咲く。この人、日本酒に詳しい。
と、試飲の残りをボトルごとあげる、とおっしゃる。まだ9割ぐらい残っている。
やったー! うれしい! ありがとう!

お酒が好きな人はみんないい人ばかりだ。

純米生原酒 白神の里 山助

※西目屋村産まっしぐら100%
※ラベルに「米、水と西目屋村を使用し、弘前大学で分離した酵母で醸した優しい飲み口の純米酒です」とある
※年間100本限定製造、とのこと

8月23日(木)70日め お岩木山登山を断念、白神山地トレッキング

今日は登山日和になるはずなのでお岩木山(おいわきやま)に登る予定。

朝、弘前の宿から見えるお岩木山。突出した存在感。歌になるのがよくわかる。

8合目までは相棒で行けるので楽勝だ。写真を撮りながら走る。

正面にお岩木山を見ながら走る。爽快、爽快。

鷹?が飛ぶ。よく見ると地表に紐で繋がれている。風に吹かれてビュンビュン飛び回る。

岩木山(いわきさん)8合目に向かう津軽岩木スカイライン。

※お岩木山(おいわきやま)と岩木山(いわきさん)。「お」が着くと「やま」、無いと「さん」。日本語は難しい。

快調にスカイラインを走り、料金所に着く。

そこで係員から信じられない言葉が、、、

125cc以下は通行できないよ。

えっ。なぜ? どうして?

う~ん、昔っからの古い規則なんだろかねぇ。とにかく通行はムリだなぁ。そこの看板見て。

う~む。確かに。右上に「125cc以下の自動二輪車は通行できません」とある。

困った。日陰に相棒を停め、頭を高速回転させる、

レンタルバイクかレンタカーを借りる手がある。Googleマップで付近を検索。弘前まで戻らないとダメだ。往復2時間。今、10時10分。手続きに30分。なんやかやで戻れるのは13時ごろか。レンタカー代金、少なくとも5000円以上か。

と、係員が「嶽温泉からシャトルバスが出てますよ。次は12時ごろだと思います」

ホントですか、じゃあ、行ってみます。

相棒と料金所のくやしいツーショットを撮り、嶽温泉に急ぐ。

嶽温泉のシャトルバスの時刻表。

今、10時30分。惜しい、10分前に10:20発が出たばかり。

じゃあ、12:20発でいこう。

待てよ。帰りは? こっちが14:20ということは???

8合目発の最終時刻が知りたい。どこかでわからないか。あのお店で聞こう。

すみませ~ん、、、、(中略)

話を総合すると、最終バスは15:30~15:50らしい。

13時に着いたとして、2時間30分で頂上まで往復できるか? まず無理だ。

ということでお岩木山は断念。ならば白神山地をトレッキングしよう。

ということで急遽アクアグリーンビレッジANMONに向かう。

30分ほどで到着。

案内図を再確認。

案内図の赤い太いライン、津軽峠→高倉森→現在地のルートを歩こう。

まずバスで津軽峠まで行って、そこから歩いて戻ればいいわけだ。

バスの時刻表を確認する。次は12:40発。今、11:30。時間はたっぷり。

正面のお店が目に付く。白神りんごラーメン。暑いのでザル中華にする。どちらも麺にリンゴが練り込んである。繊細な趣の細麺。美味しい。美人の奥さまに完熟メロンをごちそうしていただいた。これも美味しい。ああ、津軽はいいところだ。

12:40 バスが出発。砂利道。ずっと揺れ続ける。睡魔が襲う。

乗客は私一人だけ。貸し切り。ちょっと寂しい。

津軽峠に着く。

自然観察歩道入り口。

現在地は案内図の上のほう。下のほうまで歩くわけだ。ざっと5.5km

まずはマザーツリーを見に行く。

赤い実がお出迎え。名前がわからないのが悲しいところ。

マザーツリーに着き、記念撮影。

下のほうに写っているのだが、、、木と同化している。

幹に抱き着いて胴回りの測定。感覚的には直径1.8m。正直に言うと、もっと太いと思った。これがマザーならファーザーがあるのではないか? そんな気がする。

戻る途中、展望所を発見。行ってみる。

お岩木山。雲がわき始めた。鷹?が飛んでいる。今日のは紐がない。自由になれてよかったね。

どれかが尾太岳。左端のちょっと高い山か?

1340 本格的にトレッキング開始。5.5km、4時間。楽勝!のはず。

入下山カウンター。きちんと管理されているエリアにはこれが付いている気がする。

植物の種類が多い。歩くとどんどん変わる。

植物の名がわからないのが悲しい。最後のだけはわかる。たぶん笹。違ったらショック!

ここまでで400m歩いただけ。まだまだ楽しみは多い。

ブナの樹が多くなる。

りっぱな樹が目に付く。

500m間隔で標識がある。

ブナの並ぶ姿が美しい。

地面に目をやると、、、

キノコなのはわかる。それ以上はちょっと、、、

幹の太いブナの樹がしだいに増える。

ところどころで視界が開ける。

お岩木山の山頂は完全に雲がかかった。無理してお岩木山に行かずによかった。

世界遺産のエリアには核心地域と緩衝地域がある。一般人が入れるのは緩衝地域だけ。今、歩いているのは緩衝地域の一番外側だ。

3.6kmの標識から少しあるくと高倉森。とりわけ何かがあるわけではない。

もう少しで半分だ。

「危険木!」の貼り紙。どこが危険なんだろう?と後ろに回ると、、、

こりゃ危険だ。いつ倒れるかわからない。

他にも老木がチラホラ。

残り2.6km。半分がすぎたことになる。

と、マザーツリーよりも太く貫禄があるブナの樹が。大きすぎて広角でも入らない。

パノラマで撮ってみた。

根元をアップで。

すごい存在感。これがファーザーツリーなのでは? ビジターセンターの資料にも観光ガイドにも、どこにも出てこないのが不思議だ。

トンボがたくさん飛んでいるのだが、飛ぶのを撮るのは難しい。
だが、まれに一瞬のシャッターチャンスが訪れる。

ここで一句。羽休め 撮ってもいいと ポーズ決め

※川柳しか出てこない。残念!

このあたりから下り坂になり、背丈ほどの植物が歩道に覆いかぶさる。

写真ではわかりにくいが、かなりの急坂。

落ち葉が歩道を埋め尽くしている。ふかふかとして脚にやさしい。

ぬかるみもところどころに。

あと1km。5時までには着けるだろう。

尾根を歩く。両側が見下ろせるのは気持ちがいい。

入出山カウンターに出会うと終点だ。向こうに道路が見える。

16時45分。思ったよりも早かった。

【本日のデータ】
アクアグリーンビレッジANMON発 津軽峠行きバス(1日2本)
10:20
12:40

津軽峠→アクアグリーンビレッジANMON:3時間30分~4時間

【本日の妄想】
議長:本日のテーマは「最古ブナの公表と周知について」です。最古ブナをわれわれはファーザーツリーと仮称しています。この存在を公表・周知することで白神山地の広報活動に寄与すべきだという意見があります。みなさんのご意見をお聞かせください。

賛成派A氏:もちろん大々的に宣伝すべきです、津軽峠にマザー、高倉森にファーザー。非常に効果的な宣伝・集客効果が見込まれます。

反対派B氏:そこまではその通り。反論はありません。問題はそこからです。ファーザーは、津軽峠コースの真ん中あたりにあるんですよ。津軽峠コースを歩く観光客がどっと増える。自分の健康に過剰な自信を持つ高齢者、無茶で軽率な若者、読者を煽って部数を伸ばしたいマスコミ、そのような人たちがどっと押し掛ける。そんな状況を想像してみてください。はい、3分間想像をどうぞ。

その後の多くの意見(結論):管理の負荷やコストが急激に増える。それに見合った収益は期待できない。われわれにとって利点がない。今のままそっとしておこう。

8月2日(木)61日め 大雪山旭岳登山&天人峡散策

今日は大雪山の旭岳に登る。

黒岳では出発が遅かった反省を踏まえ、今日は早めに出ることにした。

今日のルートは登山用地図ではこんな感じ。

0630 朝食抜きで天人峡の宿を相棒で出発。

旭岳が見えてきた。いい天気だ。雲もない。

0710 大雪山旭岳ロープウェイの山麓駅に到着。駐車場に相棒を停める。

0730 ロープウェイで出発。

乗客は少ない。全員が登山者だ。右手の若いご夫婦は赤ちゃん連れ。登山用のベビーキャリアで赤ちゃんが寝ている。

旭岳が近づく。雲が全くかかっていない。今日も登山日和だ。

10分ほどで5合目の姿見駅に到着。

案内板を確認。気温18度。やや寒いか。登山口は図の右上、姿見の池の右側だ。一直線には向かわず、左側のすり鉢池や鏡池を回ってから行くことにする。

ロープウェイの駅の前に出る。山頂に雲がかかり始めた。いやな予感。写真右手の白いのは残雪。

分岐点の案内。左方向の「姿見の池(右まわり)1.0 km」のほうに向かう。

この分岐点を左に折れる。旭岳にはさっきより雲がかかってきた気がする。

満月沼。小さな白い花がかわいい。

すり鉢池。白いのは残雪。旭岳の山頂は雲でまったく見えない。

いろいろな高山植物がお出迎え。花の季節の登山は楽しい。

少し進んで振り返ると夫婦池。

大きいほうの鏡池と小さいほうのすり鉢池を合わせて夫婦池と呼ぶ、とある。絶対に離婚できない夫婦。仲が良ければいいのだが。まあ、ケンカのネタもないか。

噴煙を上げる火口に向かう道がある。行ってみよう。

ここで行き止まり。目の前で噴煙が出ている。簡単に登山気分が味わえるのでおススメ。

引き返して、姿見の池に向かう。

池の手前の休憩所。

「北海道で一番高い旭岳の頂上まで約2km、2時間のコースです。登山道は小石や熔岩粒で、とても滑りやすい道です。」とある。確かに滑りやすそうだ。

0855 さて、出発しよう。12時前には山頂に着けるはずだ。

赤茶色の熔岩粒の道が続く。小さな粒の上を歩くので滑りやすい。

噴煙を上げる火口を見降ろしながら登る。

6合目。ずっとこんな感じの道が続く。

登るにつれてガスが濃くなり、風も強くなる。

帽子を吹き流しにしてみた。上下にバタバタ揺れる。グルグル回る。紐がねじれる。風の強さがよくわかる。

寒い。鼻水が出てきた。富士登山の2日目の朝も風が強かったが、身を隠せる地形だった。風から身を隠せば寒さをしのげた。ここは身を隠すものがない。

振り返ると麓はいい天気。陽が射している。暖かそう。

見上げるとガス。山頂は全く見えない。寒そう。

8合目。山頂は完全にガスで見えない。風は強い。道は滑る。

頂上に行っても景色は見えそうにない。登らなくてもいいか。別に登山家じゃないし。百名山登頂数が一つ減るだけだし。

ムリして登る理由が見つからない。どんどん中止したくなってくる。

あとで晴れたら後悔しないか? 自分自身に問いかける。しない。

よし、じゃあ、ここまでだ。

せめてもの記念に、登山断念時刻を撮影する。10時6分52秒。登り始めて1時間ちょっと。ま、こんな日もあるさ。きっぱり諦めよう。

下山を始める。

その時だ、、、

雲が切れて陽が射し込む。一瞬にして太陽の暖かさに包まれる。

見上げると真っ青な空。

おいで。これから晴れるから、登っておいで。

太陽がそう言う。

下を見る。次々と登ってくる人たち。ここでやめるのはちょっと悔しい。

まあ、太陽がそう言うなら、信じるしかないか。よし、下山撤回。登るとしよう。

風の中、鼻水を垂らしながら登る。強風でティッシュがうまく取り出せないので、手袋で拭く。手袋、あとで洗わないとな。

九合目。どこまで登っても同じ風景だ。茶色の熔岩粒と白いガス。どこにでも登山者がいるのが救いだ。一人ぼっちだと心細い。

ここまで来たら、晴れなくてもいいや。頂上まで行こう。

元気が出てきた。

もう晴れるかどうかはどうでもよくなる。不思議だ。登頂の達成感だけで満足できそうだ。

頂上は左へ、の標識。正面に見えるのが頂上だが、左から回り込んで登るのだ。

左を見るとこんな感じ。頂上までは楽勝な雰囲気。

稜線を登る。見えるのは、ほんの少し先まで。

そろそろ頂上か。

ヨーロッパ系のおねーさん。ショートパンツがGood! 寒くないのか?

頂上が見えた。景色や青空は見えない。

1048 山頂到着。ヨーロッパ系のおねーさんと仲間たちが記念撮影している。バックがガスなのが残念だ。

こっちは焦らずに、おにぎりを食べてから記念撮影しよう。そのうち晴れるような気がするんだよなあ。

と、おにぎりを食べていたら、、、

さっとガスが晴れ周囲の景色が。今だ。チャンスだ。写真を撮らねば。

あわてて記念撮影の準備。三脚を立て、カメラを取り付け、セルフタイマーをセットし、、、

1056 ぎりぎりセーフ。バックに景色が入った貴重な1枚。

あっと言う間にガスで覆われる。

残りのおにぎりを食べながら、しばらく待つ。すぐには晴れそうもない。ま、晴れた瞬間の記念写真が撮れたからいいや。下山しよう。

記念になるものを撮影。2000年に100年を迎えた三角点の記念碑。

方角を示すコンパス石? 右端に「西」、下端に「北」と彫られているのがわかる。南と東は判読が難しい。

1115 下山開始。

下山中、雲が流れてときどき陽が射す。

熔岩粒で滑る道を、忍者走り(小股でちょこちょこ走る)+スキーの要領(体重を前にかける)でどんどん下る。へたにブレーキをかけるより、重力に引かれるまま小走りに速く歩くほうがいい。同級生の登山師匠に、富士登山で教えてもらったコツだ。

下山者をどんどん追い抜いて下るのは気持ちいい。師匠のおかげです! 感謝!

あっと言う間に姿見の池に着く。

池のすぐわきの旭岳石室。登るときは見逃していた。黒岳石室よりカッコイイ。

1230 下山終了。下りは1時間15分だった。よしよし。

姿見の池から山頂を見る。まだガスっている。

記念撮影の瞬間にガスが晴れたのは太陽が約束を守ってのこと?

太陽さん、ありがとう!

童心に返る、とはこのことらしい。

帰りはロープウェイに真っすぐ向かう。

道の向こうに駅とアンテナ塔が見える。

こちらのコースにも花が咲いている。

日常生活では花に目が留まらないことが多い。少し心が浄化されたのかも。

ふと振り向くと旭岳山頂が見える。白い花と残雪と旭岳のコラボレーション。

1248 ロープウェイの駅に着く。

山頂はすっかり晴れている。頂上で2時間粘っていれば、周りの景色が良く見えたのに、、、

とは思わない。晴れる確証もなく2時間も粘れるか!

ということで、晴れた旭岳山頂を見ながらロープウェイで下る。これでいいのだ。

まだお昼を少し過ぎたばかりなので、宿に戻ったら天人峡散策をしよう。

ということで相棒で宿に向かう。

40分ほどで天人峡に着く。これは七福岩。単なる柱状節理だが、福があると考えると楽しい。

宿に着き、カメラだけを持って散策に出る。

宿の近くの羽衣の滝の入り口。うらぶれた昭和な匂いがいい。

温泉を宿に引き込むパイプ。柱状節理のあたりが源泉らしい。

「天人峡 見返り岩」とある。天女が天に登るときに地上を振り返る目印だったと解説にある。柱状節理がたくさんあるがぜんぶまとめて見返り岩なのだろうか?

「公園内の楽しみ方」 ※公園は大雪山国立公園
1.森林浴(森の精気を浴びる)をする
2.天人峡の岩(柱状節理)を見て
3.鳥のささやきを聞いて
4.忠別川の清流の音を聞いて
5.大自然を記念にカメラ撮影する

う~む。「滝を見て」がない。羽衣の滝が目玉ではないのか。

森林浴をして、

小鳥のささやきを聞きながら、枝ぶりを楽しみ、

清流の音を聞き、

大自然(羽衣の滝)を記念にカメラ撮影する。

羽衣を見たことがないのに、羽衣っぽく感じるのが不思議だ。

小鳥のさえずりを聞き、花と樹を見ながら宿に戻る。1時間ほどで外の散策は終了。

ついでに宿の中も散策。で、見つけた興味深いもの。

宿の廊下のディスプレイ。年間イベント。

昭和の香りがプンプンする写真が最高!

髪型に注目。なお、今は水車は回っていない。残念!

昭和な服装。昭和なマイク(コード付き)。

昭和な髪型。昭和な服装。昭和な表情?

昭和な服装(極め付き)。昭和なしぐさ。

昭和なポスターっていいですね。

今日は、旭岳登頂記念に買った旭岳麦酒を飲んで寝ます。

【本日のデータ】

旭岳ロープウェイ運賃(往復券):2900円 ※片道券:1800円

7月31日(火)59日め 大雪山の黒岳に登る

いよいよ大雪山だ。今日は黒岳に登る。

黒岳は、層雲峡からロープウェイで5合目まで、さらにリフトで7合目まで登れるため、観光客も多い。7合目から歩けばいいので登山としては楽なほうだ。

マップ右上の「黒岳七合目登山口」からハートマークの「黒岳(山頂)」を経て左下の「黒岳石室」まで歩く予定。石室(いしむろ)は、その名のとおり石でできた山小屋だ。

0910 ロープウェイの駅に到着。

ロープウェイ乗り場にはこんな情報が。

黒岳5合目はロープウェイが到着するところ。気温18度とある。涼しそう。石室は気温15度だ。少し寒いかも。

0940 ロープウェイで出発。

ロープウェイで登るにつれて遠くの山が見えてくる。

5合目に到着。約100人乗りのロープウェイがほぼ一杯だった。

案内図の上に書かれている「カムイミンタラ」は「神々の遊ぶ庭」という意味で、大雪山のことだそうだ。ロープウェイからリフト乗り場までが散策路になっている。

リフト乗り場に向かう。

とっていいのは写真だけ。残していいのは足跡だけ。

こういうウィットに富んでる言葉、いいですね。

5合目の標識。リフト乗り場が見える。

リフトに乗る。遠く黒岳山頂が見える。

足元には黄色い小さな花が咲き乱れる。

山頂がどんどん近づく。楽して登るのは楽しい。

リフトを降りると七合目登山口。

ロッジの脇が登山口になっている。ここまでは登山はしない観光客も多い。

1030 ロッジで登山者名簿に記入。12時ごろには山頂に着けるだろう。

ロッジの柱に掛けられた快適モニター。気温22度、湿度49%、不快指数66(快適ゾーン)。絶好の登山日和。

さて、出発だ。

すぐ岩の道に。

岩の道はすぐ終わり、歩きやすい登山道に。

振り返ると大雪の山々。

登山道を整備する若者。確か林野庁からの依頼だと言っていたと思う。記憶が曖昧。

八合目。景色がよく見えるルートで、とても快適な登山道。

登山道の脇には花が咲き乱れる。

ハチを調査中の「モニタリングサイト1000」のボランティア調査員。環境省の生物多様性センターが運営している。このような組織があるとは知らなかった。

ハチの種類を見分ける方法を教えていただいた。見つけたハチの種類・数・場所などを報告するのだそう。ここでも外来種が問題となっているとのこと。

さらに登る。花は咲き、景色はよく、最高だ。

楽しく登るうちに9合目。山頂付近の岩が見え始める。

登るにつれ、岩が多くなる。花の種類も多くなる。

花と景色を楽しみながら登る。

山と花のハーモニー。

 

頂上が近づく。ずっと花に囲まれて登るのは気持ちがいい。

見えた!

神社の屋根が見える。頂上だ。この瞬間が好き。

1225 頂上到着。視界がぱあっと開ける。おおっ! すごい! 思わず息を飲む。

残雪を抱く大雪の山々が眼前に広がる。この景色は壮観だ。

パノラマ写真でこの感動が伝わるだろうか。写真をできるだけ大きく拡大してどうぞ。

例によって記念撮影。

1250 黒岳山頂から石室に向かう。30分ぐらいの距離だ。下り道を歩く。写真の中央やや左下に石室の屋根が見える。残雪があちこちに残るのが印象的。

さらに降りると平らになってくる。

残雪と花のハーモニー。

石室が見えた。ここに立ち寄る登山者は多い。

1320 黒岳石室に到着。近づくと石でできているのがよくわかる。

黒岳トイレ。立派なログハウスだ。

バイオ処理をするトイレだ。用が済んだあと、自転車のペダルをこぐと、便器の中のオガクズと排せつ物がかき混ぜられ、微生物の働きが高まるのだそうだ。

テーブルとイスが用意され、誰でも休憩できるようになっている。

石室の中。入り口付近の受付。

受付の向かい側。

ベッドルーム。予約なしで止まれるとのこと。食事の設備はないので、食事関係はすべて自分で用意する必要がある。

1340 さて、黒岳山頂に引き返そう。

石室付近から黒岳山頂を望む。

行くときには気づかなかったが、こんな可愛い花も。

山頂の登山者が見える。

1410 山頂に戻る。外国人が多い。日本人の60歳台とおぼしきオジサンが若い女性に英語で話しかけていた。

その後も、外国人を見つけると誰彼かまわず話しかける。英語は通じているようだ。「ユーアービューティフル」とか言っている。お調子者。

こういう人は好きなので、話しかけたらすぐ仲良くなった。

せっかくなので記念撮影。(たぶん)滋賀の人(記憶が曖昧)。スーパーカブで日本一周中だと話したらカブに興味があるとのこと。カブを見たい、一緒に下山しよう、ということになった。

1430 下山開始。青森のねぶた祭りに行く予定とのこと。じゃあ、同じだ。青森でまた会えるかもね。などとお話しながら楽しく下山。

するとこんなお客様が、、、

葉っぱの下から、、、

さっと石の上に。こちらを見てご挨拶?

石の上から、、、

下へ降りたと思ったら、、、

素早い身のこなしで草むらに消えていった。さようなら。元気でね。

そんなこんなで楽しく下山。

1700 相棒を停めた駐車場に到着。これはそこから見える風景。

花に囲まれた楽しい登山でした。

【本日のデータ】

ロープウェイ往復:1950円

リフト往復:600円

黒岳石室トイレ:200円

7月27日(金)55日め 雌阿寒岳に登る:初めての活火山

予想どおりよく晴れた。絶好の登山日和。今日は雌阿寒岳(めあかんだけ)に登る。

阿寒岳には、雄阿寒岳(おあかんだけ)と雌阿寒岳(めあかんだけ)がある。

上がそのマップ。阿寒湖を挟んだ対の雄と雌らしい。雌は日本百名山だ。雄は残念! で、雌に登る人が多いらしい。私もそう。なお、上のハートマークは宿泊地点。左下のハートマークは登山口。

登山口は、雌阿寒温泉にある。宿は阿寒湖畔なので、17km、20分ほど走ることになる。

0730 宿を出発。

0800 雌阿寒温泉の駐車場に着く。相棒を日陰に停め、準備。

0830 登山口に着く。駐車場から5分ぐらい。

今日のルートは、まず、案内板マップの上端に赤く「現在地」と書かれた地点から、グリーンのルートを時計周りで歩く。グリーンの文字で「■雌阿寒温泉コース」と書かれているコースだ。雌阿寒岳頂上まで3km。頂上はマップの右寄りの中央やや上。

次に、頂上から時計回りで、下→左と歩いてオンネトー(年老いた沼という湖)に向かって下山する。青い文字で「オンネトーコース」と書かれているコースだ。

さらにそこから、オンネトーの湖畔を少し歩き、オンネトーの中央(赤点)から右上の雌阿寒温泉登山口に向かう。紫の文字で「オンネトー探勝路」と書かれているコースだ。これで、グルっと一周することになる。

頂上から同じルートを引き返すよりも、違うルートを下山するほうが楽しいので、歩く距離は長くなるがこれでいく。

さて、登山届に書いて出発だ。

登り始めはカラマツの林。

すぐに根だらけの道になる。

ちょっと歩くと1合目。3kmを10で割ると300m。1合の間隔は狭いのだ。

根の道が続く。

2合目。

3合目。

石の道になる。

すぐ見通しのよい道になる。こういう道が好き。

4合目。緑があって見晴らしがいい。

岩場になる。

6合目。あれ、5合目の写真がない。どうやら見逃したようだ。

岩と緑のハーモニー?

7合目。

振り返るとオンネトーが見える。

しだいに岩が多くなってくる。

8合目。完全に岩だらけ。

ガレ場を登る。細かい砂利と土なので、ちょっと気を抜くとズルっと滑る。登りにくい場所だ。

可憐な花がところどころに。花に気づくうちはまだまだ余裕。

岩場を登り続ける。かなり急なので手をついて支えながら、ヨイショ、ヨイショ、という感じ。

9合目。頂上はもうすぐだ。

岩より瓦礫が多くなる。滑る。慎重に進む。

右手に突然、噴火口が現れる。覗いていると吸い込まれそうだ。

左手も噴火口。確かに活火山だ! 火口の向こうに阿寒湖。その向こうに雄阿寒岳。

頂上が見えた! 青空に突き出ているのが頂上の標に違いない! この瞬間が好き。

到着。

例によって記念撮影。

虫が多いので昼食は食べずにすぐ下山。

右手に阿寒富士と青沼が出現。

稜線が登山道。カーブしながら右のほうへ進む。

もう一度、火口と阿寒湖と雄阿寒岳のスリーショット。

稜線に沿って歩く。上は右手を振り返ったところ。

下るにつれて、阿寒富士、噴火口、青沼の位置関係がどんどん変わる。上の写真が「作者が勝手に選ぶ今日のベストショット」

火口と青沼のツーショット。

火口のアップ。

9合目。阿寒富士が迫ってくる。

では阿寒富士の単独ショット。登山道がはっきり見える。この位置からだと1時間ほどで登れるようだ。ちょっと迷ったが往復2時間は辛いので素通り。

ガレ場を下る。

8合目。登りのコースとはずいぶん景色が違う。

ここには、こんな注意が。「ここを渡ったら噴火時には下に逃げる地域に入ります。★登って逃げるのはここまでです。」とある。う~む、ここで噴火したらどっちにしろ助からないと思うけどなあ。

少し下って振り返ると登りの人に向けた注意が。逃げる方向が逆になるわけだ。どっちにしろ助からないと思うけどなあ。

7合目。オンネトーが見えた。

背丈ぐらいの樹木の道になる。

さらに進むと大きな樹木の林になる。やっと日陰になった。全身が汗でびちょびちょ。昼食もまだだし、ひと休みしよう。オニギリはいつも明太子(またはタラコ)と鮭。

林の道が続き特に険しい場所もなく下山完了。写真は人が通過するのをセンサーで感知する装置。入山者と下山者を常にモニターしているのだ。このようなエリアだと何かあって下山できず連絡もできないときに早く救助してもらえる可能性が高い。

オンネトー湖畔の登山口に着く。マップ左下に赤く「現在地」とある。残るは紫色で書かれた「■オンネトー探勝路」だ。

オンネトー湖畔を歩く。

水の色が変化して美しい。

歩道にはこんな橋も。ちょっとオシャレでいい感じ。

湖畔から雌阿寒温泉に向かう分岐点。分岐点に気づかず通り過ぎると道に迷ってしまう。ドキドキしていたが、標識があってよかった。

根元が折れて倒れていたので、指している方向はデタラメだったけどね。感謝の気持ちを込めて、正しい方向へ向けておいた。

雌阿寒温泉へ向かう。最初は(たぶん)シダの道が続く。

登り始めたところもアカエゾマツだ。雌阿寒温泉は近い。

(たぶん)17:00 建物が見えた。到着。

初めての活火山、とても良かった! ちょっと長いが最初から最後まで楽しめるいいコースだ。これだから登山はやめられない。

7月18日(水)46日め 利尻富士に登る

昨夜は、フェリーターミナルのある鴛泊(おしどまり)の宿に泊まった。登山口は近くにある。

0615 コンビニで飲み物と食料を買い、登山口の北麓野営場(ほくろくやえいじょう)に向かう。

0625 到着。登山準備を開始。

このとき、うっかりして食料を地面に置いたのが失敗だった。

バサッと羽音がしたのでそちらを振り向いたら、カラスがアンパンを咥えて飛び上がったところ。アンパンを咥えて「へへ、間抜けなやつ」という顔をしてこちらを見ながら飛び去った(ような気がする)。

これがそのときと同じアンパン。

朝食を取られてしまった。地団駄を踏んでも後の祭り。朝食は抜きだ。

ここから出発。ヒグマ対策の鈴は昨日買った。青銅製で澄んだ良い音がする。少し響きすぎてうるさいが、そのほうが効果はあるだろう。

15分ほどあるくと「甘露泉水」がある。日本百名水。入れ物がないので素通り。

少し行くと3合目。標高270m。

そのちょっと先には姫沼への分岐点。姫沼もなかなか良さそう。登山をしないならこちらを歩くのがいいかも。

登山道を40~50分進むと4合目「野鳥の森」。標高390m。ここまではなだらかな歩きやすい道。

先へ進む。石は増えるが普通の登山道が続く。

さらに40~50分ほどで5合目「雷鳥の道標」。標高610m。

振り向くと礼文島が見える。

さらに登る。木々の間からときどき山頂が顔をのぞかせる。山頂が見えるとがぜんやる気が出る。目標地点がはっきり見えるのはいいものだ。

登るにつれて礼文島を見下ろす角度が変わる。登りながら何度となく見るが、飽きない。

6合目「第一見晴台」に着く。標高760m。

あまりに景色がいいので、パノラマ写真を撮ってみた。拡大して大きな画面でご覧ください。

礼文島のアップ。平らな島なのがよくわかる。

7合目「胸突き八丁」。標高895m。ここからもっと急になるわけだ。まあ、覚悟はしている。

急なので下を向いて黙々と登っていたら、木の枝に頭を思い切りぶつけてしまった。

その枝がこれ ↑ コブができたらしい。頭が少し膨らんでいる。押すと痛い。

同級生の登山の師匠に「下ばかり向いているとダメ」と教わったが、まったくその通り。師匠! 大事な教えを再認識しました。

ここまでは、一休みするたびにチョコレートを食べてエネルギーを補給してきたのだが、今回は金平糖を食べることにする。

「幸せを呼ぶ金平糖入り」と書かれた赤い紙袋。その中に白い袋が入っていて、金平糖はその中だ。金平糖を撮影するのは時間がかかるので袋だけ撮影。

金平糖を食べながらふと見上げると飛行機雲がどんどん伸びていく。あわててシャッターを切る。

何とかうまく撮れた。上の写真をクリック or タップして拡大すれば機体がはっきり写っているのがわかる。

こんなことで喜んでいるんだから単純ですねぇ。と言われるのは覚悟の上。人間は単純でいいのだ。

さらに登ると第二見晴台。八合目はまだ先だ。

標識の側面には行程時間情報が書かれている。ここまで180分ということだが、200分ほどかかっている。遅れ気味ということだ。山頂まで130分では無理だろう。150分はかかると考えたほうがいいだろう。頑張らねば。

どのくらいの角度なのか知るために左の稜線を撮影してみた。

40度ぐらいか? 道はあまり蛇行せず、ほぼ一直線に頂上へ向かっているので、ほぼこの角度で登っていることになる。

振り向くと礼文島が見える。ホッとするひと時。

はあはあと息を切らしながら8合目「長官山」にたどり着く。標高1218m。ここが山という意識はなかったが、マップを見ると確かに「長官山」と記載されている。

あと2合。まだまだ先は長い。

少しなだらかな道が続く。つかの間の休息だ。遠く避難小屋の赤い屋根が見える。

避難小屋に着く。朝食抜きなのでバテるとまずい。オニギリを1つだけ食べることにする。たらこにしよう。残りは鮭だ。

食べて少し元気が出た。はあはあと息をしながら黙々と登る。

やっと9合目。いや、ついに9合目。標高1410m。携帯トイレブースがある。トイレではない。持参した携帯トイレを使う場所だ。使ったものは自分で持ち帰る。

さあ、ここからが正念場だ。

下山する人とすれ違う。道が狭いのでどちらかが待って譲り合う。

バテバテの人が岩の上で休んでいた。声をかけると、もうこれ以上無理なので、引き返すと言う。せっかくここまで来て、と思う。だが、この先がどれだけきついのか見当がつかない。その判断が正しいかもしれない。

(注)結果的にその判断が正しかったと思う。ここから頂上へ行って、またここまで戻るのに3~4時間かかった。あの様子では無理だったろう。

この地点での傾斜はこの角度。

右側の斜面。

左側の斜面。

さらに登ると崩れやすい土になる。試験的な補修をしている、との標識がある。

上のほうにV字形に切れ込んだ部分がある。あそこを越えると頂上はすぐだ、と下山者が教えてくれた。

V字形のところで下山者とすれ違う。慎重に動かないと土が崩れてズルっと落ちる。

後ろを振り返るとこんな風景。さすがにちょっと怖いかな。

崩れを防ぐいろいろな工法を試しているようだ。

根雪の脇を通り過ぎる。

黄色い花が咲いている。たぶんボタンキンバイ。利尻山上部に咲く固有種、ということだ。

この地点では左右はこんな感じ。

 

登るほど急になっている。

もう少しだ。この岩を越えれば、、、

見えた! あれが頂上だ。

狭い稜線を通る。右側を見下ろすと、、、

12時35分、頂上(北峰)到達。標高1719m。6時50分出発なので、5時間45分かかったことになる。

神社の左手に見えるのはローソク岩。

周囲360度が見渡せるパノラマビュー。

神社の裏。西側。

北側。礼文島が見える。

東側。正面やや右手に稚内が見える。

南側。先に見えるのが本峰。標高1721m。

登山地図に「ルートが崩壊して危険なので行かないように!!」とある。「社のある北峰を山頂としている」とのことなので、ここまででいいだろう。

例によって記念撮影。石の間から礼文島が少し顔を出している。

残り1個のオニギリ(鮭)を食べる。最高に美味しい。

1300 出発。ゆっくり休んでいる時間はないのだ。

下りながら見る礼文島も素晴らしい。

避難小屋の赤い屋根が見える。この角度からだと登山道がよくわかる。尖っているのが長官山。確かに山だ。

少し下ったところから山頂を振り返る。うっすらと雲が流れる。

下りは4~5時間。延々と長い。

足がガクガクしてくる。気力で歩くしかない。

冷たいビールを思い浮かべる。夕飯は何にしよう? 登頂記念に奮発しよう! イクラとサーモンの二色丼にしよう。いや、筋肉増強のために肉のほうがいい。トンカツカレーか、焼き肉弁当にするか。

浜口なにがしの「気合いだ、気合いだ、気合いだ~」を真似して気合いを入れる。

気合いだ、気合いだ、気合いだ~。ビールだ、ビールだ、ビールだ~。

水を飲み切ってしまったので、スポーツドリンクゼリーを吸う。う~む、水の役目はあまり果たせない。

麓まで行けば甘露泉水がある。

名水はまだか、名水はまだか、気合いだ、気合いだ、気合いだ~、と繰り返しながら歩き続ける。

麓になるにつれ道は歩きやすくなったが、それにしても距離が長い。足がもつれる。だが、まあ、歩き続ければ確実に着く。18時前後には着けるだろう。何の問題もない。ただ疲れただけだ。

温泉とビールと夕飯のことを考えながら歩き、甘露泉水にたどり着く。

空になったソルティライチのペットボトルに名水を汲む。

うまい! 確かに名水だ。500mlを一気に飲んでしまった。

17:50 北麓野営場に到着。出発から11時間ちょうど。

【編集後記】

富士山の2倍くらい疲れた。11時間ほぼ休みなしというのは辛い。

腰を下ろしたのは避難小屋で1つめのオニギリを食べた5分間だけ。山頂でも座る時間はなかった。そのくらい休まず急いで何とか18時になる前に下山できた。

出発が遅くなったのが反省点だ。5時ごろ出ていればもっと休む時間が取れたはず。

一方で、天気が良く、雲も風もなく、最高の登山日和だった。

無神論者だが、神様ありがとう! と言いたくなった。