2021/11/17 江ノ島でデート(D367)

今日は、江ノ島でデートだ。

還暦のときに開いた同窓会がきっかけで、山歩きグループを作っている。
高尾山に登ったり、鎌倉を歩いたり。
その一人が横浜に住んでいて、日本一周で近くを通るときには会おうという話になっていた。

で、今日がその日というわけ。
予定ではもう一人参加することになっていて、両手に花、のはずだったのだが、体調が悪くキャンセルに。
残念だが、片手に花なら気分はデート。
キャンセルした女性から、ごめんね、デートを楽しんでね、という連絡があったので、公認というわけだ。

1000 大船駅で待ち合わせ。

彼女は、このあたりには詳しい。
なので、今日は彼女に案内してもらう流れだ。

大船観音寺。上半身だけの巨大な観音様。
青空と白い観音様のコントラストがグッド。

観音様の内部にも観音様。

モノレールに乗りたい、という私の希望で乗ることに。
大船から江ノ島へ行くモノレールには初めて乗るので、大はしゃぎ。

先頭に陣取り、写真撮影。いつになっても子供と同じ。
上にレールがある光景というのは独特で面白い。

モノレールには、跨座型(こざがた)と懸垂型(けんすいがた)の2タイプがある。
これは懸垂型。吊り下げられるタイプ。
胡座型はレールの上に乗るタイプ。浜松町と羽田空港を結ぶモノレールが代表だ。

江ノ島駅に着き、海岸に出る。

サーファーたちが11月の海で泳ぐ。
寒そうに感じるが、実はそうでもない。ウェットスーツの効果は抜群なのだ。

江ノ島に渡る。

眼下にはヨットハーバー。
白いヨットが整然と並ぶ。

となりでは、御神木を触りまくる女性たち。
たくさんパワーをもらえるといいですね。

途中、コーヒーブレイクをはさんで、頂上に着く。

青空と塔と発電パネル。
残念ながら江ノ島は風景を観るところではないね。

彼女の案内で江ノ島岩屋と呼ばれる洞窟に向かう。
江ノ島には何度か来たが、こちらには来たことがない。

途中、海鮮料理店の美しい大皿が目に留まる。
ゴメン、ちょっと待ってて、あの大皿の写真を撮ってくる、と言い、店内に。

美しい大皿。直径は50~60センチ。
江戸時代の浮世絵風の女性たちがいる繊細な絵が素晴らしい。

恋人の丘 龍恋の鐘。
手すりには鍵がびっしり。

並んだ鍵の影が模様を作る。
悪龍が美しい天女と結ばれるために悪行をやめ、めでたく結ばれた、という伝説が残る。
男たちよ、鍵を付けても悪行をやめないと結ばれないぞ。

岩屋へ向かう朱色の橋。
近くまで行ったが、洞窟よりも海辺がいい。

岩場へ下りる。
こっちのほうが面白そう。

岩場の釣り人たち。
サーフィンも釣りもバイクも、好きな人は寒さをツライと思わない。
お互いに、アホか、と思うけれど、人それぞれ。

船に乗ろうか?と言うと、彼女も船には乗ったことがない、と言う。
じゃあ、ということで、乗ってみた。

視点が変わると風景が変わる。
船からの視点。今日はどんな景色が見られるのか。ワクワク。

400円を払い、船を待つ。
先客は7、8名。これならすぐ乗れる。

すぐに船が到着。
客席は、ガラスに囲まれた船内と外の席がある。
先客も私たちも外の席に。

江ノ島入口の橋に向かう。

海から見る江ノ島の景色。
やっぱり塔が目立つ。海からだと塔全体がしっかり見える。

ほんの数分で橋に到着。これが400円の距離。

私は楽しかったが、どう感じるかは人それぞれ。
隣に座った(たぶん)ご夫婦のだんなさんは、ずっとスマホをいじっていて、景色は全く見ない。
(たぶん)奥さんは、ずっとつまらなそ~な顔をしている。
景色よりそっちが気になってしかたなかった。
人はそれぞれ、夫婦もそれぞれ。

橋を渡り、片瀬江ノ島駅に向かう。

片瀬江ノ島駅。竜宮城。
彼女の話では、オリンピックに備えてお色直しをしたらしい。
確かに色鮮やか。外国人には受けるかも。
オリンピック、肩透かしに終わって残念でした。

このあと海岸沿いのお店に行き、食事をしながら、いろいろお話。

誕生日が1日違いで、昨日と一昨日。
300円のデザートでお祝いをしあう。

活動的に生きられるのは、せいぜいあと10年、80歳ぐらいまで。
それを前提にポジティブに生きようと思う。
という考え方は同じ。
これからもみんなで楽しく遊べるといいね。

片瀬江ノ島駅に戻ると、竜宮城の上にはお月さま。

とても楽しい一日でした。
次回があれば、両手に花、かな(笑)

と、その前に、わが家の可愛い女王さまをお連れしなくては。
あの美しい大皿がある海鮮料理店で食事をし、船に乗る。
臣下はいつも忙しい。

■本日のデータ
江ノ島べんてん丸:片道400円。岩屋の浜から逆コースを戻るのはツライ、という人には特におススメ。スマホをいじってればすぐに着きます(笑)

■本日の宿
昨日と同じ。アメリカンな宿。ベッドの寝心地はいい。

2021/09/03 龍河洞とモネの庭を観て、室戸岬へ(D316)

今日は、龍河洞(りゅうがどう)とモネの庭を観るのがメインだ。
どちらも事前情報ではよさそうなのだが、この手によくある「行ってみてガッカリ」でなければいいのだが、、、不安と期待。
宿は室戸岬付近。岬を観るのは明日になるだろう。

1020 宿を出発。チェックアウト後に、荷物のパッキング変更をしていて、遅くなってしまった。

龍河洞に向かう途中、雨がパラパラし始めた。
うどん屋さんの前で相棒バイクを停め、レインウェアを着る。

うどん屋さんが気になり、中を覗く。
11時少し過ぎたばかりなのに、お客さんがいっぱい。
うむ、美味しいに違いない。

中に入って、かき揚げうどん(温かいほう)を注文しようとすると、、、

温かいのは20分かかります。冷たいのはすぐにできます。

ええええっつ、そうなんですか、、、
(今、冷えてるし、温かいのじゃないと辛い)と心の声。

ごめんなさい。じゃあ、いいです。

と言って、店を出る。
なぜ、温かいとそんなに時間がかかる???
と、疑問は浮かぶが、お店にはお店の事情があるのだろう。
ここで駄々をこねないのが大人の流儀(笑)

諦めて、雨が降る中、相棒バイクを走らせる。

1140 龍河洞の駐車場に着く。

屋根のある駐輪場を探したり、洞窟で濡れないようにレインウェアを取りに戻ったり、トイレを探したり、30分ほど時間を費やす。

龍河洞という名前はカッコイイが、要するに鍾乳洞(しょうにゅうどう)。
石灰岩が水に溶けて、洞窟の中でいろいろな形で固まったもの。
富士山の周辺にもあるし、全国にある。期待外れのものも多い。

龍河洞は、日本三大鍾乳洞と言われているし、国の天然記念物だ。
観光で歩ける長さは約1キロ。40分ほど。入口から出口まで登り続ける。
龍の河のようだから龍河洞。
現地に行くまでは「龍臥洞」だと思っていた。龍が臥(ふ)している洞窟(笑)
せっかく来たのだから1200円を払っても入る価値はあるだろう。

1215 チケットを買い、龍河洞に入る。

観光客はパラパラ。
入場スタッフが切符を確認、2人の若者たちが先にゴー。
続いて私もゴー。

入口から少し進んだあたり。
歩道は整備されている。
すぐ脇を水が流れる。ヒンヤリしている。
思ったより狭い!

狭い!
身体を斜めにして、やっと通れる。

「雲の掛け橋」と呼ばれるところ。
写真の上半分、白い部分が浮いているように見える。
写真じゃ、伝わらないですね。

「石花殿」と呼ばれるところ。

洞穴サンゴ(小さい鍾乳石)が天井と壁一面に広がる。
光を反射し、まるで石の花が咲き乱れるように見える。

と解説板に書いてある。

何と呼ばれる場所か、覚えていない。
写真を見たら綺麗だったから載せました(^_-)-☆
おそらく「千仭の間」(せんじんのま)
洞内で天井が最も高いところ。

「万象殿」(ばんしょうでん)と呼ばれるところ。
僧正を囲む数人の僧侶、との解説。
暗い影になっている部分が、そう見えなくもない。
この手のものは何にでもこじつけられる。
襲来する宇宙生物と戦いうウルトラマン、とか(笑)

洞内で天井が最も高いところ。
2,000年前に弥生人が住んでいた、と解説板に。

弥生人が使っていた壺が鍾乳水?に包まれて固まり、こうなっている。
えっ、そうなら「神の壺」じゃなくて「弥生人の壺」では?
この手の大げさな表現は観光客向け。あまり好きじゃない。

弥生人が火を起こした場所。
木炭のように見えるのは、観光用に追加したもの。

1300 洞の出口から外の石段をダラダラと10分ほどくだる。

1310 入口まで戻る。1周、55分もかかってしまった。写真撮り過ぎ。

駐車場に戻る道の両脇にはお店が並ぶ。

漁に使うモリ。

モリが盛り(もり)だくさん。

タヌキのワナ。
タヌキにかけるワナなのか、タヌキがかけたワナなのか、、、
「珍品」なので、タヌキがかけたワナだろう(笑)

1420 野良(のら)時計に立ち寄る。

明治時代、この家の人が西洋時計を分解して機構を調べ、独学でこの時計を作ったらしい。
家は見るからに立派で、おそらく地域の有力者。
個人の住宅なので中には入れない。

1500ごろ 「北川村 モネの庭 マルモッタン」に到着。

ここは以前は「モネの池」と呼ばれていた。
おそらくリニューアル後に「モネの庭」にしたと思う。
ネットなどの情報では「モネの池」になっているものもある。

駐車場の案内板。3つのゾーンに分かれている。

チケットを買う。1,000円。
「水の庭」というエリアに入る。

青い睡蓮の解説。
モネのいたフランスでは咲かなかったが、ここでは咲いた。
フランスよりここの方が温かいから。
フランスのモネの庭から株分けされたものだとは知らなかった。

通路の両サイドには、いろいろな実や花が。

と、突然、、、、、

トカゲ。何かくわえている。コオロギのようだ。

こちらにはアゲハ蝶。いいね。

秋海棠(しゅうかいどう)
那須に住む母の庭にあり、大好きになった。

メタセコイアの小道。

花と蝶。
20数枚中のベストショットがこれ。

「ボルディゲラの庭」というエリアに入る。

美しく咲く睡蓮たち。解説不要。

ところどころにモネの絵が。
絵も含めて、全体が一つの風景。

(樹齢)200年(の)オリーブ。
「リヴィエラの小屋」の前。
バッサリと切られた太い幹から小枝がたくさん。いいね。

「リヴィエラの小屋」の中。

小屋周囲の実と花。
最後のはサルスベリ。こんな仕立て方があったとは!

モネの絵がある風景。
向こうには薔薇のアーチ。5月なら薔薇が満開だろう。
何ごともタイミングが大切です。

「花の庭」ゾーンに入る。

秋海棠がいっぱい。

花とワンパク少年。

スタッフのみなさんが、温室で仕事中。
季節に応じて花を植え替えるのだろう。お疲れです。
この労力を考えると1,000円は安い。

と、、、周囲が何か騒いでいる。

ほらほら、そこそこ。あっ、そっちへ行った。

なになに? 近くの人に尋ねる。

青いハチです。珍しいんです。これを見ると幸運が来るんです。

まあ、幸運うんぬんはともかく、青いハチと言うのは珍しい。

正面、左、右。撮ったぜよ。
確かに、青いハチは初めて見る。

近くのスタッフさんに尋ねてみた。

次回は妻と来ようと思うんですが、一年間で一番よい時期はいつですか?
やっぱり薔薇が咲くころですか。

そうですね。
5月中旬から下旬。20日前後ですね。薔薇も睡蓮も咲きます。
ゴールデンウイークのあとがいいですね。

ありがとうございます。
ところで、運営は村ですか?
誰がどうしてこれをここに作ろうと考えたんですかね?

ここは元々ワイナリーを作る予定だったんです。
でも、投資家が中止して、村は困ってしまって。
村の関係者みんなで知恵を出しあったみたいです。
その中の一人が乗った飛行機の情報誌にモネの庭が載っていて、「これだ!」と思ったみたいですよ。
で、フランスへ行って交渉して、睡蓮の株を分けていただいて、、、

へえ、そんなストーリーがあったんですね。
北川村のみなさん、すごいですね。

正式名称が「北川村 モネの庭 マルモッタン」というのは、そんなストーリーがあるからなのだ。
よし、来年、5月中旬にもう一度来よう。

ギャラリーにあった写真。「水の庭」に睡蓮がたくさん咲いている。
これはお盆のころ。8月初旬~中旬。
とギャラリーの方が言っていた。

■本日のデータ
龍河洞:入場料1,200円。40分~50分はアッと言う間。予想外に面白い。
モネの庭:旧名はモネの池。入場料1,000円。室戸岬方面に来るなら超おススメ。

■本日の宿
室戸岬より少し手前の民宿。素泊まり。フレンドリーな人たちが迎えてくれた。

2019/11/02 原爆ドーム&広島城に立ち寄り、三段峡へ(D257)

今日は、広島県の北西部、三段峡近くの宿まで移動する。明日は三段峡を歩く予定。
広島市から約50km、2時間弱なので、余裕だ。
原爆ドームに寄って行こう。

と、向かう途中、パトカーに捕まる。

直進禁止の交差点を直線してしまったのだ。
納得できず現場検証。確かに直進禁止の標識がある。
でも、道路には直進の通行帯があり、路面には ↑ が描かれていた。
直進OKなのはバスだけ、と警察官。
確かに直線禁止の標識の下には、小さく「バスを除く」と書いてある。
バスのあとをついて走り、標識をきちんと確認しなかったのが敗因、というわけだ。
う~ん、騙された! という気がするが、、、
徹底抗戦しても法律上勝ち目はない。
マラソンも札幌に決まったことだし、小池都知事と同様、合意(納得)なき決定(処罰)に従うことにした。
2点減点、反則金6000円。2日分の宿代が消えた。

赤信号で止まってもバスの直後だったら、陰になって標識は見えないのではないか。
次回、広島に行ったら現場検証してみたい。
なんてね。今はカッカしてるけど、反則金を払った3日後には忘れてるだろうな。

気を取り直して、原爆ドームに立ち寄る。

原爆投下前。広島県物産陳列館。

爆発の瞬間(イメージ)
写真左手上空600mで爆発した。爆心地から100m.

爆心地。現在は医院。

写真右上に鳥居がある(赤丸部分)。倒れていない!

神社名を書いた額(名称未調査)も残っている。吹き飛ばされなかったとは驚き!
今なら「奇跡の鳥居!」と大騒ぎかもしれない。
爆心地で偶然お会いしたガイドさんに尋ねると、広島城の入り口に移設されている、とおっしゃる。

行ってみよう。

これだ。
補修個所はごくわずか。凄い!
神社名を書いた額(名称未調査)は新しいものに交換されている。
当時のものはどうしたのだろう。気になる。見てみたかったが調査時間がない。

鳥居の向こうの広島城に向かう。

お決まりのツーショット。
天守閣は戦後のものだが、石垣は昔のもの。やはり主役は石垣になる。

天守閣(資料館)に入る。
外はそれっぽく再現しているが、中は資料館仕様。コンクリート製。

最上階(6階だったと思う)からの風景。ビルとビルとビル。

こちらはマンション。
どちらも復興の成果。眺めが悪いと言うのは筋違い。

一部にはこんな景色も。紅葉が始まっていた。

【本日の標語】
気をつけよう 広島市内の 直進禁止
気をつけよう 違反を誘う 路面の表示
気をつけよう 違反を待ってるパトカーに

【本日のデータ】
原爆ドーム:立入禁止。
広島城:入館料 180円(65歳以上の料金、若い大人は370円)。
不倒の鳥居:爆心地に近かったので爆風が真上から来た、だから倒れなかったらしい、と鳥居の近くにいた警備員さんはおっしゃっていた。
なるほど、とは思うが、それなら神社名を書いた額が落ちなかった理由がわからない。謎は深まる。(数年後の)次回訪問へ続く。
広島県警パトカー:違反多発地点を常時徘徊。職務に全力を尽くす。

【本日の宿】
三段峡近く。筒賀温泉。