2019/9/09 島を半周、海中温泉で夏を満喫(D203)

今日は、島を時計回りに半周ほどツーリング。宮之浦まで走る。

マップの★印から出発して●印まで、青い線を走る。
見どころは、平内海中温泉、西武林道、屋久島灯台だ。
ウミガメの時期なら永田いなか浜も見どころ。今は時期ではないのが残念。

宿を出てしばらく走る。と、こんな光景が。

美人のおねーさんが田んぼで、じっと海を見ていた、、、

宿から10km、15分ほどで、海岸の露天風呂「川内海中温泉」に着く。
ビーチサンダルに履き替え、タオルを持ち、海岸に向かう。

海中温泉入口。料金は志(200円)

料金箱に200円を入れ、海岸に向かう。

先客がいる。写真の許可をいただき撮影。
いくつか湯船がある。手前の2つは掛湯用。奥の3つが入浴用。

海岸に近い湯船で記念撮影。
底が藻でヌルヌルしていて滑らないように必死。
恐る恐る1回だけ手を挙げてみたものの、2度は無理。
ここで溺れたら恥ずかしい。

湯船の底から源泉が湧き出してくる。
真夏の太陽がジリジリと照りつける。
お湯は熱く、空気も暑い。
屋久島の夏、日本の夏。

岩の間でカニがチョロチョロ。

駐車場脇の神社の前に「西日本一周中」の看板が。

平内海中温泉から17km、30分ほど走り、西武林道に入る。
舗装はされているが道幅は狭くカーブが多い。
ジョギング程度の速度でゆっくり走る。

いた。オスのヤクシカ。

ここにも。恐れる様子もなく、こちらを見ている。

こちらは母子。カメラで撮影し続けても、完全に無視。餌を食べ続ける。

今度は猿の集団。道路を占領中。

あ~あ、いい気持ち。

西武林道を抜けると屋久島灯台。

青い空と白い灯台と黄色いバイク。絵になるね。

屋久島灯台付近は口永良部島(くちのえらぶじま)に最も近い。

「きょうは口永良部島が見えますか?」
見えますよ。とっても良く。

宮之浦の宿に到着。
ここに2連泊して、明日は白谷雲水峡を歩く。
と考えていたのだが、、、

夜のTVニュースで、明後日の朝6時33分に種子島でロケットが打ち上げられる、との報道が。こうのとりを宇宙ステーションまで運ぶH-IIBロケットだ。

なに~い。明日、種子島に渡れば間に合う。これは行くっきゃないでしょ。

と言うわけで、宿の2泊目をキャンセル。フェリーの時刻を調べ、種子島の宿を探し、夜中まで計画立案。

行き当たりばったりだが、意外と何とかなるもんだ。

【本日のデータ】
平内海中温泉:入浴料は志。200円。混浴だが女性はまず入らない。
西武林道:100%ヤクシカに出会える。車が通るといったん道路の外に出るのだが、すぐに戻ってくる。
TVニュース:ごく稀にとても貴重な情報が得られることがある。

【本日の宿】
宮之浦市街。釣り具店の3階。

7月23日(月)51日め 羅臼で海と山の露天風呂!

羅臼には海の中に露天風呂がある、というので行ってみる。朝から露天風呂、というのも乙である。

羅臼町から半島の先端に向かって22km、30~40分走るとそこに着く。

瀬石温泉(セセキ温泉)だ。

写真右下に見えるのが露天風呂。確かに海の中だ。

鈴木なにがしの句碑がある。

露天風呂に秋めく浪のささと寄す

今は夏だが、まあ「夏めく浪のドウと寄す」とでもすればよかろう。

これが入り口。個人所有の温泉なので声をかけるのが礼儀だ。

付近の家を探したが誰もいない。出かけているのだろうから勝手に入ることにしよう。所有者が来たら事情を話せばいいだろう。

ということで家の陰で服を脱ぐ。もちろん全裸だ。プールではない。

木の階段で海岸に降りる。

岩風呂の向こうに遠くうっすらと国後が見える。

アップで ↓

振り返って道路側を見上げる。

遮るものは何もない。

この環境の露天風呂に入れるのは、羞恥心を無くした者だけが持つ特権だ。

入っているところを専属カメラマンが撮影してくれた。

潮が満ちてくると湯船が水没する。この時期は、干潮が午前6時ごろ、満潮が午後6時ごろ。今12時少し前なので半分ほど満ちたところか。

まだ湯船に海水は入り込んでおらず、下から湧き出た源泉だけで満たされているようだ。ちょうどよい湯加減。

最後まで所有者とお会いできなかったのが残念。

お風呂を使わせていただき、ありがとうございました。とてもいいお湯でした。

せっかくここまで来たのだから半島の先端に向けて行けるところまで行ってみる。

途中の相泊(あいどまり)温泉でスーパーカブで旅する人と出会う。20分ほどカブ談義。

この相泊温泉も海岸にあるのだが、小屋が作ってあり、外からは見えない。瀬石温泉ではなく、こちらに入る人が多い様子。みな羞恥心があるらしい。

例によって記念撮影。

そのあと少し走るとすぐ終点。

相棒はちょっと走り足りない様子だ。ま、引き返そう。

引き返す途中で昆布が海岸に干してあるのが目に留まる。

近くにいた生産者の方に声をかける。

すごいですねぇ。海にたくさんブイがありますけど、あの下にロープが下がっていて昆布が生えているんですか?

下に下がってんじゃないの。ブイとブイがロープで横に繋がっていて、そのロープに昆布が付いてんの。

最初はね。この細いロープで株を作るの。

仕事を中断して丁寧に説明をしてくれる。すごく親切なのでビックリ。

最初はね、こっちの細いロープで株を作るんだ。

これで1年かけて株を作ったら、太いほうでもう1年育てるの。昆布の養殖には2年かかるわけさ。

天然ものを獲りにいくのはこの船。小さくシンプル。

こいつを使って獲る。

こっち側が手で持つほう。

こっち側が昆布の根元に絡めるほう。先端。これを垂直に海の中にず~っと沈めて行くわけさ。深いときはパイプを継ぎ足すわけ。深さが10mぐらいになるときもあるよ。それで先端を昆布の根元に絡めて、手にもっているほうをグリっと回して絡めとるわけ。

うわっ、考えただけでもたいへんな作業ですね。

こっちへおいで。伸ばすところを見せてあげる。

と、向かったのがここ。この中にいろいろ設備があるようだ。

ここが乾燥室。ほら、中を見ていいよ。

すごい! 昆布で部屋が埋まっている。

どのくらいの時間乾燥させるんですか。

夜干して、次の日の朝まで。朝5時ごろ起きて準備して7時ごろから昆布を外して、そのあと昆布獲りに出て、夕方から夜は獲って来た昆布を広げて乾燥室に入れて、寝るのは夜2時ごろだ。ほとんど寝る間がないな。それが昆布の時期が終る11月末まで続くんだよ。たいへんだよ。

う~ん、たいへんな生活ですね。

こっちへおいで。平らに伸ばすところを見せてやるよ。

中では女性二人が昆布を機械に入れていた。これで平らに伸ばすのだ。この人が(たぶん)奥さん。

こちらの人が(たぶん)お母さん。一家総出だ(と思う)。

こっちは、養殖。

奥さんとおぼしき女性も親切に説明してくれる。

で、天然物がこっち。

ホントだ。パッと見て、全然違う! 大きいし、色が濃いし。立派だ。

天然物はこの下。

わざわざ重しをどけて板をめくってくれる。ほら、こうやって重ねて伸ばすわけ。

うわ、すごい。こうやるんですね。

ご丁寧にいろいろ教えていただき、ありがとうございました。仕事中にすみませんでした。

ほら、これをやるよ。小さくちぎって噛んでもいいし、出汁を取ってもいいし。

うわ、ありがとうございます。遠慮なくいただきます。

ということで、いただいたのがこれ。手のひら2つ分ぐらいある。

出発しようとすると、女性二人が干してあった昆布を片付けていた。

「いろいろありがとうございましたあ!」3人に聞こえるように大きな声でお礼を言って出発した。

う~ん、たいへんな仕事だ。

漂うブイを見る目がさっきまでとは少し変わった気がする。

さて、次は山の露天風呂に入らねば。

羅臼からウトロ方面に少し走ると熊の湯がある。

付近にクマが出没したから熊の湯。

いで湯橋。これを渡る。

渓流。さわやかだ。

渡り終わると、渓流に沿って少し下る。

まず女湯。建物に沿って進むと、、、

おおっ。おおらかな風景。まさに自然の中のお風呂だ。

着替え部屋。

熊の湯入浴十ヵ条。

4つめが面白い。「(例えば十人いるとして)二、三人が熱いと言ってもその人達には従わなくてもよろしいです」 多数決で決めてね、と。

ということで、ここでも記念撮影。着替えが終った人にお願いして撮っていただいた。

すぐ後ろの赤い管から熱い温泉が出ている。熱いのを我慢しているので腰が浮き気味。肩まで浸かれない。熱いのを我慢したせいか、少し健康になった気がする。

さて、今日はウトロ泊。これから半島を横断しなければ。明日は知床五湖散策に再挑戦するのだ。

知床峠は今日も霧。2日連続だ。

霧に包まれた公衆トイレ。黄色の貼り紙が気になる。

本当にヒグマが多いんですねぇ。

こちらは外国人向け。

少し走ると、霧で濡れそぼったキツネが、、、

バイクを停めて写真を撮っていると、トコトコとこちらにやってくる。

何ももらえそうもないのがわかったのか、悲しそうな目つきで草むらに消えていった。

【本日のデータ】

瀬石温泉:混浴。無料。朝~お昼ごろまでがおススメ。所有者がいたら声をかけること。

熊の湯:女湯は女性のみ。もう一方は混浴。ほとんど男性だけが入っているが、女性も歓迎。無料。