2021/10/07 日本一周ラストツーリング、スタートです(D326)

いよいよ日本一周もラストツーリングに突入。
今回は、近畿、紀伊、東海、中部、関東とエリアが広い。
これを、1カ月半、45日で回る。
時間が限られているので、メインエリアは紀伊半島。特に熊野古道だ。
できる限り歩きたい。
まあ、身体と相談しながらですね。

昨日 1000~1800
荷造り。日用品を整理、パッキング。
どんなものを持ち歩いているのか紹介したいと思うのだが、、、
写真撮影も説明も時間がかかるので、旅が終わってからになりそうです。
へぇ~、そんなものを持ち歩いているの、というものがあると思います。

0900 衣類の荷造り。
この時期は気温の変化が大きいので11月下旬に必要なものを準備。
キャンプ用品は持たず、冬用衣類を持つことにした。

1330 荷造り・積載終了。今日も昼食抜き。シャワーを浴びる。

1400 出発。

1630 有明の少し手前、銀座の日高屋(有名チェーン店)で「大宮担々麺」を食べる。
日高屋の麺はプリプリしていて好きなタイプ。
担々麺に「大宮」が付くのはどんなものかと思ったが、一般的な担々麺とは違う、卵とじ風の独特のつくり。けっこう美味しい。

1700 勝どき橋近くのスーパーで夜食を買う。鰻飯、豚レバー炒め、日本酒少々。

1800 有明のオーシャン東九フェリー埠頭に到着。

1830 乗船。

今回はフェリー しまんと。

展望デッキからの風景。パレットタウン大観覧車。

1930 出航。

東京の夜景がどんどん変化する。船はこれが面白い。
手持ち撮影なのでブレブレだが、ましなものをいくつかどうぞ。

東京タワー。赤いところが展望台。黄色にライトアップされた上部が見えている。

スカイツリー。スマートな美人ですね。

アクアライン。

灯浮標(とうふひょう)。
陸地に立つのが灯台、暗礁や浅瀬に立つのが灯標(とうひょう)、浮いているのが灯浮標。流されないように海底の重りにチェーンで繋がれています。

電波が通じなくなったので、ブログ書きをやめてテレビを観ていたら、地震速報!
関東で震度5とか。
船が陸から離れるにつれ、テレビの電波が届かなくなり、詳細不明なまま終了。
震度5は大きな揺れだが心配するほどでもないだろう。

■本日のデータ
フェリー料金:東京→徳島、大人+原付2種 19,300円

■本日の宿
フェリーしまんと 二等洋室(カプセル個室の上側)

2021/09/10 大塚国際美術館と鳴門渦潮を観る(D323)

そろそろ家に帰らなければならない。
吞気そうだが、いろいろと用事はあるのだ。
埼玉県の緊急事態宣言が9/12までだったので、12日に徳島をフェリーで出航して、13日に川越に着けば問題無し、と考えていたのだが、、、
緊急事態宣言が9月30日まで延長されてしまった(泣)

じゃあ、いつ帰っても同じだ。
ということで、明日11日に徳島を出航し、翌12日に有明→帰宅、と決めた。

じゃあ、今日は、渦潮と大塚国際美術館を見なければ。
「2021うずしお潮見表」を確認すると、今日は08:00(満潮)と14:10(干潮)が見ごろ。8時は無理だから14時。
じゃあ、その前に美術館に行こう。
美術館は09:30開館なので、そのタイミングで着くようにしよう。

0850 宿を出発。30分で着くはず。

途中、こんな設備を発見。

陸から海にレールが伸びている。

上には何かの装置。

両サイドの装置。
海から何かを引き上げるためのものでは?

海には赤いブイが浮かび、何やら作業する船舶。
おそらく何かの養殖。牡蠣かアワビか海藻か。

島田島の中ケ谷駐車場。
廃屋が3棟。

案内板もこのありさま。
う~ん、このあたりには人が来ないのだろう。

四方見展望駐車場から堀越海峡を眺める。
海上に点在するのは養殖設備なのだろうか?

1030 大塚国際美術館に着く。1時間遅れ。写真を撮り過ぎ。

美術館専用駐車場からの風景。遠く風車が並ぶ。

送迎のシャトルバスに乗る。

あっと言う間に大塚国際美術館。
3~5分。歩いてもOKだな。

1040 3300円を払い、鑑賞開始。

ここは写真撮影OK。

システィーナ・ホール。
原寸大の複製。
大塚国際美術館の中で最も有名な展示だろう。この美術館の紹介では必ずここの写真が載る。

展示作品点数は約1,000点。すべて原寸大の陶板製。焼物なのがユニーク。
西洋美術の変遷がわかるよう、時代別に展示されている。
古代、中世、ルネサンス、バロック、近代、現代だ。

これを3時間で観るためには駆け足で回る必要がある。
写真も気になったものだけ撮ることにしよう。
以下、撮ったものの中からいくつか。

聖ニコラオス・オルファノス聖堂。古代。
古代の聖堂がどんな雰囲気だったかがよくわかる。
実物大複製のいいところ。

鳥占師の墓。古代。
お墓の中にこんな装飾をしていたのが面白い。

牧歌的神域風景画。古代。
ローマ時代の壁面装飾。大胆な色遣い。現代アートと言っても通用しそう。

第三様式装飾壁画。古代。
ポンペイの有力者の家の壁面装飾。
現代に通用しそうなデザイン。むしろ現代よりも面白いかも。

飛び込む男。スクロヴェーニ礼拝堂。古代。
ユニーク。

古代の絵画には心惹かれるものが多かった。

陶板に絵を焼き付ける流れを解説。
推測だが「インク」と「転写紙」がキモだろう。高温で焼いても色を忠実に再現できる特殊素材。その点の解説はない。企業秘密だろうね。

風神?雷神?はサンプル作品。超高精細&色の再現性をアピールする。

スクロヴェーニ礼拝堂。中世。
礼拝堂の実物大複製はインパクトがある。
中世は宗教画ばかりで興味なし。有名な作品はいろいろあったが写真は撮らず。

ボッティチェッリ、ヴィーナスの誕生。ルネサンス。
このあたりから面白くなってくる。

同じく、春。

レオナルド・ダ・ヴィンチ、最後の晩餐。修復前。

同じく、修復後。
修復前と修復後が大きな部屋に向かい合わせに展示してある。
なかなかの迫力。

名称不明。解説板を撮り忘れ。
絵を詳細に見ると、SF的でとても面白い。
右側は地獄なのだそうだが、飛びぬけてSF的。こんな地獄なら一度行ってみたい。

ゆっくりと蓋が閉まったり開いたりする仕掛け。
蓋が閉まると別のものが描かれている。それが何かは憶えていない。

デューラー、アダムとエヴァ。ルネサンス。
教科書でお馴染み。
男性はイケメンだし、女性はセクシー。ルネサンスの代表作ですね。

サルヴァトール、戦闘場面。
戦闘の迫力が凄い。背景の山とか、折り重なる戦士たちとか、絵の構成も圧巻。

メインデルト・ホッベマ、ミッデルハルニスの並木道。
気に入ったうちの一つ。シンメトリーでシンプル。いいね。

バルトロメ・ムリーリョ、聖母マリア。
少女的で現代的な美人。今ならアイドル。
もっとも、マリアさまは信者たちのアイドルだともいえる。

睡蓮の庭。
カフェ・レストランからの眺め。

睡蓮が咲いている。もちろん本物。

赤とんぼ。もちろん本物。

モネ、睡蓮。野外展示。
陶板製で色褪せないからこその演出。汚れの掃除は必要だが。

イヴァン・アイヴァゾフスキー、第九の波濤(はとう)
迫力が凄い。太陽・雲・波、印象的な表現に圧倒される。

クールベ、画家のアトリエ。
男性と比較すると、絵の大きさがよくわかる。これが実物大の迫力。

ミレイ、オフィーリア。
水に漂う美しい死体。衣装や背景の精緻な描き込みが凄い。ミレイ独特の世界だ。
実際に目にするとインパクトがある。

ゴッホ、ローヌ川の星月夜。
ゴッホの作品がいくつかあったが、これが一番好き。

クレー、作品名不明。絵に見惚れて、解説を撮り忘れた。

クレー、美しき女庭師(ビーダーマイヤー時代の亡霊)
とても美しい女性だ、と思う(笑)

庭園と飛行機雲。
本館からの眺め。右手の建物は別館。

1400 美術館を出発。時間がない。

1430 渦の道、入口に着く。

今は大潮で干潮、1410が最も潮流が速く流れる時刻。渦潮もできやすい。
22分遅れ。

チケットを買い、入る。
もう一つの施設とセットで900円。

上を車が走る音が響く。

右側にある歩道を進む。

5分ほどで展望所。

床がガラス張りの個所がある。いいね。

以下、渦潮をご堪能ください。

白い船は渦潮観光船。渦潮に近づいて観て回る。
渦潮ができやすい場所を知っているので、目印になる。

船が渦潮の中でエンジン停止。あっという間に流されていく。
乗船客向けパフォーマンス。きっとお客さん大喜び。

渦が現れては消えていく。
こんなにはっきりと渦潮が見られるとは思わなかった。グッド。

大鳴門橋架橋記念館。
ここの見学とセットで900円。

大鳴門橋の模型。とても精密に作ってある。
壁に掛かっているのも模型。上空からの眺めを示す。

船の模型。こちらも精密だ。

大鳴門橋のアンカレイジ。

世界遺産アピールのポスター。北斎風。まあ面白い。

360度シアターと映像パフォーマンスは子供だまし。
まあ、模型が精密だったので良しとしよう。

お土産屋さんの屋上にある展望台へ登ってみた。
店内のエスカレーターで登る。500円。

長~いエスカレーターで登っていく。

展望台からの風景。
大鳴門橋全体がよく見える。

90度右手の景色。
左下の円柱の建物が記念館。
駐車場に停めた相棒バイクがゴマ粒みたいに写っている。

1630 だいぶ遅くなった、徳島市内の宿に急ごう。

■本日のデータ
大塚国際美術館:入場料3,300円。
渦の道&大鳴門橋架橋記念館 :入場料900円(セット価格)
お土産さんの展望台エスカレーター:利用料500円。

■本日の宿
徳島市。何日か前に泊ったことがある。安くてサービスもよいので再利用。

2021/09/07 大歩危小歩危で遊覧船、祖谷かずら橋を渡る(D320)

大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)は、露出した岩が両岸に続く渓谷だ。
遊歩道があれば歩きたいが、調べてもよくわからない。
なので、遊覧船に乗ってみることにした。

チケット売場で話を聞くと、30分間隔で運行しているとのこと。
次は25分後だ。
チケット1200円を買い、準備をする。

船着場。船は20人+6人乗り。

1100 遊覧船出発。

右手の階段状の部分が船着場。
船着場を向いていた船が左周りに方向転換を始めた。

巨大な岩が次々と現れる。

乗客は9名。カップル2組、ファミリー1組、独りぼっち1組(笑)

頭上高く道路が見える。

歩道部分を見上げる。
歩道は外に出っ張っていて金属パーツで支えられているだけだ。

何やら鉄製の構造物。舟を吊り上げる装置か?

左右に岩が続く。

道路を太いコンクリート製の柱が支えている。
道路上を走っていると気づかないが、下にはこんな支えがあるのだ。
昔から交通の難所と言われているそうだが、これを見ると納得できる。

相棒バイクを停めたところに貼ってあった四国のポスター。
4枚のうち3枚が他の有名エリアとの比較。
イタリア、京都、ウユニ塩湖。
なぜ、他エリアを引き合いに出す? 自分のところは他に似てるだけ、って言っているようなもの。誰もそんなところに行こうとは思わないのでは?
このポスターの企画者、発想が間違っている、と思う。

明日は雨だ。
今日のうちに回れるだけ回ろう。

次は祖谷かずら橋。

祖谷かずら橋が見える。

かずら橋入口。

右手には料金所。550円。一方通行なので片道料金(笑)

渡り始める。

板or棒と隙間が美しく並ぶ。

下が見えるのは楽しい。ちょっとだけ飛んでる気分。

右手にはカメラ、左手には蔦(つた)。
さすがに手放しでは歩けない。
アドベンチャーゲームのように楽しみながら歩く。

渡り終わって振り向くと、若者たちがお楽しみ中。

コンクリート製の橋を渡って戻る。通行無料。

近くの龍宮崖(りゅうぐうがけ)公園に向かう。

途中にこんなものが、、、

苔を落として文字にしたんだね。面白い。
道端でこんなことしてると危ないよ。
そっちこそ、気をつけてね!

龍宮崖公園の吊橋。無料。

橋からの風景。

透き通った水が流れる。

まだ時間がある。
もう少し足を伸ばし、落合集落まで行ってみよう。
落合集落は、平家の落ち武者伝説があるところ。伝建地区だ。

落合集落展望所。
落合集落とは渓谷を挟んで反対側にある。

人間の姿をしたカカシ。死体のよう。不気味だ。
なぜ、これをここに置く?
いやがらせとしか思えない。
死んだ(眠った)ようでなく、身体を起こして、談笑している風ならいいのに。
もっと不気味か? 見てみないとわからない。

向こうの斜面に落合集落。
ほとんど一般的な住宅に見える。

藁葺の家がいくつか見える。これは中でも一番立派な家。

まだ、時間はある。
よし、落合集落まで行って確認しよう。

山の斜面を下って渓谷まで降り、反対側の斜面を昇って落合集落に着く。

藁葺の家。長岡家住宅。無料公開中。

囲炉裏のある部屋。

天井を見上げる。
骨組みが美しい。

この家は宿泊施設。1棟まるごと借りる方式。人数が多いほうがお得。

これも宿泊施設。
藁葺の家は、すべて宿泊施設だ。
そりゃそうだよね。一般住宅で藁葺は無理だ(笑)

う~ん、落合集落は期待外れ。
昔の民家がほとんどない。長岡家住宅と宿泊施設ぐらい。
どちらも復元&リノベーションしているので、見た目はきれい。
これで伝建地区なの? と少し疑問になった。
伝建地区は、それぞれの自治体が指定するので、自治体の事情があるのだろう。

宿に戻る途中、大歩危駅に立ち寄る。
屋根の一部が瓦。上には木製の駅名。雰囲気を出そうとしているのは伝わります。

泊っている宿が見えてきた。
山の中腹にポツンと一軒家、の雰囲気。

宿からの風景。
落合集落のような集落があちらこちらに。

■本日のデータ
大歩危小歩危遊覧船:往復1200円。
祖谷かずら橋:片道550円。
龍宮崖公園:無料。
落合集落:無料。

■本日の宿
昨日と同じ。2泊目。