2019/7/19鹿児島から再始動(D189)

※申し訳ありませんが、コメント書込不可にしました。
 12時間に60件以上のスパムコメントあったためです。対策検討中です。

今年は梅雨とはいえ雨が多い。
鹿児島に戻ろうとすると大雨のニュースが続く。
なかなかタイミングをつかめないまま2カ月近く経ってしまった。
身体がムズムズして我慢しきれなくなってきた。
そろそろ梅雨も明けそうだし、フライング気味だが再始動することにした。

鹿児島空港着陸時に追い風が規定風速を超えていたらしく、やり直しになった。
おかげで桜島の上空を旋回することになり、しっかり見ることができた。
ラッキー!

【今日の宿】
相棒バイクを保管していただいている霧島市の宿。
2か月も預けっぱなしにしているので頭が上がらない。
川越銘菓「蔵造り」のお茶菓子をお土産に差し上げた。

2019/5/22 開聞岳、大野岳、知覧特攻平和会館を巡る(D185)

今日は、根占(ねじめ)からフェリーに乗って指宿(いぶすき)に行く。
大隅半島(おおすみはんとう)から薩摩半島(さつまはんとう)へと渡るわけだ。

そのあとは、開聞岳(かいもんだけ)→大野岳→知覧(ちらん)特攻平和会館と巡る。
泊りは鹿児島市。

こんな感じのルート。

今日もいい天気だ。
さあ、鹿児島湾を横切るフェリーに乗ろう。

根占港(ねじめこう)フェリー乗り場。

フェリーなんきゅう、到着。

フェリー着岸。

0900 出航

出航後の風景。海の中に立つ鳥居。
なぜあそこに鳥居が?
Googleマップで見ると、後ろの小さな山のてっぺんに神社があるようだ。赤い屋根が航空写真に写っている。

クレーン船とすれ違う。はたらくふね。いいね。

漁? 養殖? 生簀(いけす)と船がセットになっているように見える。
鹿児島はブリの養殖が盛んらしいので、それかもしれない。

開聞岳に向かってフェリーは進む。

指宿港が近づく。
開聞岳の山肌がうっすらと見えてきた。

0930 指宿港到着。

さあ、開聞岳を目指して走ろう。

南国風の樹木が並ぶ、いい感じのところを走る。
せっかくなので、記念撮影。

しばらく走ると、、、

JR日本最南端の駅、西大山駅。

駅員はおらず、駅舎も放送設備もなく、時刻表はスカスカ。
訪れるのは、車やバイクの観光客。ローカル線は厳しい。

『幸せを届ける黄色い郵便ポスト!』と書かれた案内板。

西大山踏切で記念撮影。
黄色と黒の配色が同じ。いいね。

1130 開聞岳登山口に到着。
頂上まで登ると標準で往復6時間。私の場合は1.3倍必要なので8時間。
時間が足りず断念。
次は、この付近に宿を取ってチャレンジしよう。

大野岳に向かう。
ここにはバイクで行ける展望所があるのだ。

燈篭が並ぶ道を走る。なぜ燈篭が並ぶ?
理由はあとになってわかった。

お茶畑。あちこちにある。

大野岳到着。

山頂付近が公園になっている。
駐車場に相棒バイクを置いて、徒歩で散策。

二度見ヶ丘展望台。
案内マップで、段々茶畑展望台、と書かれていたあたり。
リニューアルしたのだろう。

二度見ヶ丘、とはどういうこと?
左手の案内板を見たら、理由がわかった。

%表記は、ここから見える確率です。

錦江湾(きんこうわん) Kinkowan Bay 95% ※鹿児島湾のこと。
アメリカ USA 0%

こういうユーモア、いいね。

気分爽快 Breathtaking 100%

確かに。
Breathtakingを直訳すると、息をのむような。この感じもある風景。

初日の出 First Sunrise 1/365×40%

このあたりの元日の晴天確率は40%なのか。意外と晴が少ない。
関東(川越)だと80%ぐらいなのでは。元日はいつも晴、という記憶がある。

佐多岬 Cape Sata 50%
種子島 Tanegashima Island 0.05%

佐多岬ははっきり見える。
種子島も目をこらせば(写真を拡大すれば)見える。ような気がする。

開聞岳 Mt.Kaimondake 90%
屋久島 Yakushima Island 5%
竹島 Takeshima Island 30%

開聞岳が見えない10%は大雨のときぐらいだろう。
屋久島は目をこらしても(写真を拡大しても)見えない。
竹島はかろうじて見える。

最初は、5%の屋久島が見えないのだから、0.05%の種子島が見えるのはおかしい、と思った。
だが、よく考えてみると、5%と0.05%という数値が正しいとは限らない。
地図で見れば、種子島の方が近くて大きい。
種子島の方が見える確率が高くても不思議ではない。

読者の写真判定やいかに?

硫黄島 Ioujima Island 30%

硫黄島は山が高いのか、うっすらとだがはっきり見える。

確かにここは二度見ヶ丘だ。
三度も四度も見てしまう。実に面白い。

若い篠(しの)。頂上に向かう途中、「南の寄り道」で見つけた。
子供のころ、よく篠鉄砲を作ったものだ。

頂上に向かう階段。三十三段目に「【女大厄】三十三歳」とある。

その左を見ると、、、

厄除階段。
登ると展望台。

厄除展望台からの風景。

同じように、男大厄などがあり、108段目が頂上。

「大野岳山頂 茶寿 標高四六六米」とある。
「茶寿」は108歳のことなので、階段の108段めが山頂という意味。

まず、右の「しろろ展望台」に行ってみよう。

(注)左の「きらり天望台」は「展望台」ではなく「天望台」であることに注意。
   英語では「Kirari heaven deck」。直訳すると「天国のデッキ」

メガソーラーが見える。遠くには風力発電の風車。

お茶畑。
大野岳のある南九州市で栽培されるお茶を「知覧茶(ちらんちゃ)」と言う。
最近は、ブランド化に取り組んでいるようだ。

知覧茶を含め、鹿児島で栽培されるお茶を「かごしま茶」と言う。

「日本三大茶」は、一般的に宇治茶静岡茶狭山茶を指すが、狭山茶は生産量が少ないので、狭山茶の代わりに「かごしま茶」を含めることがあるようだ。

狭山茶はボーっとしていると三位の座を奪われるかもしれない。
狭山は川越の隣なので、ぜひ頑張ってほしい。

池田湖。
その向こうにうっすらと鹿児島湾(錦江湾(きんこうわん))が見える。

きらり天望台(Kirari heaven deck)に向かう。

天望台には先客がいた。
お二人は撮り鉄。10分後に鉄橋を通過する列車を撮るのだ、とのこと。

じゃあ、私も一緒に。

ということで撮ったのがこれ ↓

う~む。デジタルズームを駆使して600mm相当の望遠で撮ったので、コントラストがなく、平板で、画質も悪い。まあ、写っているだけで良しとしよう。

撮り鉄のお二人と記念撮影。
電車の時刻や見える場所など教えていただき、ありがとうございました。
一緒に撮れて楽しかったです。

さて、だいぶゆっくりした。知覧特攻平和会館へ急ごう。

近づくにつれ、道の両サイドに燈篭が並ぶようになる。

知覧特攻平和会館に到着。

中学生の修学旅行か? 燈篭の洗い方を真剣に聞いている。

チケットを買い、中に入る。

海に不時着し、海底に沈んでいたゼロ戦。胴体の後ろ半分がない。
見ているのは、さっきとは別の学校の生徒たち。
小・中・高、たくさんの学校が来ていた。

知覧武家屋敷通り。
知覧特攻平和会館から3km、10分。
武家屋敷の庭園が見られる(有料)。今回はパス。

さあ、鹿児島の宿に向かおう。

武家屋敷通り郊外の風景。
さわやかな風が吹いている。取り立てて何もない空間。こういうのが好き。

【本日の宿】
鹿児島中央駅付近。大きなスーパーのすぐ隣。

【本日のデータ】
知覧特攻平和会館:入場料 個人/大人500円 小人300円、団体/大人400円 小人240円

【本日の感想】
知覧特攻平和会館には、特攻に行かされた若者たちに関する展示はある。
だが、特攻を考案したり、決定したり、命令した人たち・組織に関する展示がない。
なぜ、こんなバカげた作戦が実行されてしまったのか。その原因を追究する展示がない。その点に大きな違和感と疑問と不満を感じた。
展示がとても情緒的なのにも違和感があった。

2019/5/21 桜島をグルっと一周、雄川の滝を見て、佐多岬へ(D184)

今日は、桜島を一周し、雄川の滝を見て、佐多岬まで行く。
泊りは根占(ねじめ)港付近。

こんな感じのコース。

霧島市の宿から桜島の東側に向かう。東側は地続きなので、そこから桜島に渡れる。

左手の白い橋が桜島に渡る橋。
こちら側からだと、噴火口がよく見える。

橋を渡り、溶岩ロードを走る。桜島を一周する道を溶岩ロードという。

桜島の溶岩は場所によって年代が異なる、という解説。

どの時代の溶岩かは、どんな樹木が生えているで識別できる、という話。

駐車場に溜まった火山灰。

有村溶岩展望所に着く。

桜島爆発時、噴石注意。

隣には退避壕。

溶岩の間を縫って展望所に向かう。

展望所からの風景。各時代の溶岩が見える。
手前から、大正の溶岩、昭和の溶岩、江戸時代以前の溶岩。

鹿児島湾。

3つの展望所を結ぶ小路。ドームは(おそらく)退避壕。
乗っている岩は実際に降ったとは思えない。(おそらく)演出だろう。

実際に降ったものだとすれば、周囲に降った岩は片付け、あそこだけ残しておいたことになる。その可能性もゼロではないが、、、
もし、そうなら岩のところに「昭和の大噴火で降った岩石」などいう解説があるはずだ。私が管理者なら絶対にそうする。

2つめの展望所からの風景。
遠く開聞岳(かいもんだけ)が見える。みごとな三角錐だ。
薩摩富士と呼ばれているらしい。

初蝶の 熔岩につき当たり つき当たり   高野素十
高野素十(たかのすじゅう):高浜虚子の弟子。詳しくはウィキペディアで。

いい句だ。情景が目に浮かぶ。
高野素十の句で他に好きなのはこれ。

ひつぱれる糸まつすぐや甲虫

この句も情景が目に浮かぶ。
高野素十の句は、すとん、と真っ直ぐな感じがする。そこが好き。

居合せた方と撮りっこ。
やはり帽子がないとさまにならない。

有村溶岩展望所レストハウス。床の大きなマップがグッド。

現在地はここ。

壁の掲示。溶岩を時代別に色分けしたもの。わかりやすくて、グッド。

これも壁の掲示。桜島暮らしのススメ。
「其の2 桜島上空の風向きをよく読むこと。」とある。
テレビで毎朝、「今日の風向き」を放送している。風下にならない日だけ洗濯ものを干すのだそう。

展望所を出て先に進む。

サシバか? 風に乗って悠々と飛んでいる。
いいなあ。生まれ変わるとしたら、あれになりたい。

どんどん走って、湯之平展望所に着く。

赤丸のところ。

桜島は、北岳と南岳が合わさったもの、という解説。
南岳が新しく、活動中なのはこちら。

湯之平展望所から見える桜島。左側が北岳、右側が南岳。

鹿児島湾。
向こう側が鹿児島市。左手に鹿児島港の防波堤が見える。
こちら側が桜島港。右手に防波堤が見える。

南の方向を見る。端正な三角錐が開聞岳。
鹿児島県の南端にあるのに、桜島からハッキリ見えるのがすごい。

またしても潜水艦! これで2回目。海上展示?と思いたくなるほど。
昨日(5月20日)のブログへのコメントで、訓練をしているということを教えていただいた。鹿児島湾ではちょくちょく見かけるらしい。

海岸沿いの道に出る。

小池展望公園。ここにも退避壕。

赤水展望広場に向かう。

展望広場入口にある、叫びの肖像。
長渕剛(歌手、鹿児島出身)の2004年オールナイトコンサート記念モニュメント。
顔を取り囲むギターのネックなどが手に見えてしまうのは私だけ?

烏島(からすじま)展望所。
ここは昔は独立した島だったが、溶岩で地続きになった。

桜島の北側を時計周りに半周ほど走る。

黒神ビュースポット(昭和溶岩地帯展望台)

噴火口を正面から見られる。

アップで。かなりの迫力。

すぐ近くに、黒神埋没鳥居がある。

首元まで埋まった鳥居。
だが、何か違和感がある。

埋まった当時の写真。
現在の実物より、こちらの写真のほうが臨場感がある。
何が違うのだろう。

裏へ回ってみる。

樹木の根は埋まっておらず、フツーに地面から生えている。
周りの神社も何もかも、鳥居以外はフツーの高さだ。
鳥居だけが埋まっていて、鳥居だけが沈下したかのようだ。
これが違和感の原因だ。

展示方法を再検討する必要あり。
と言っても、いまさら変えられないだろうが、、、

さあ、雄川の滝に向かおう。
と、40分ほど走ったところで見つけたのがこれ。

高須三文字。面白い地名だ。

道の駅 錦江にしきの里でひと休み。
と、すぐ前の海岸で面白いものを発見。

水着の女性を見ている小さいのはクレヨンしんちゃん。

神川ビーチ 影絵の祭典

雄川(おがわ)の滝に着く。滝壺じゃなくて、滝口のほう。

すごい勢いで水が落ちる。昨日までに降った雨で水量が増している。
虹が二つ見える。

アップで。
太陽の位置と水しぶきの量がジャストフィット。素晴らしい!

さて、佐多岬へ急ごう。
と、こんな動物を発見。

おそらく狸。落ちた木の実を食べている。

佐多岬に到着。

31°線の碑。

佐多岬。佐多岬灯台が見える。

さて、宿まで35km、1時間。急ごう。
と、こんな鳥が電柱に、、、

う~ん、いい顔してる。
サシバかトビか見分けがつかないのが悲しい。

【本日の宿】
南大隅町根占(みなみおおすみちょう ねじめ)のユースホステル。
近くに、鹿児島湾を横切るフェリーのターミナルがある。
明日は、フェリーで湾を横切って向こう側に渡る予定。

【本日のデータ】
霧島市→桜島入口:約35km
桜島1周:約35km
桜島→雄川の滝:約50km
雄川の滝→佐多岬:約40km
佐多岬→根占:約35km
合計:約195km

今日はよく走った。