2019/4/28 読谷村 ヤチムンの里&世界遺産 座喜味城跡&さんご畑(D161)

今日は、読谷村(よみたんそん)にある、ヤチムン(焼物)の里、沖縄世界遺産群の一つ座喜味城跡(ざきみぐすくあと)へ行く。時間があれば「さんご畑」という、サンゴを養殖している施設にも行ってみたい。

宿からヤチムンの里までは5km、10分ほど。

エリア入口のマップ。15前後の窯元が集まっている。

販売店の庭に並べられた焼物。

登り窯の屋根が見える。右側のほう。おお、いいね!

読谷山窯(よみたんざがま)。
現役の登り窯全体をこんなにはっきりと横から見たのは初めて。
例によって相棒バイクと記念撮影。

反対側。
こちら側には焼物を窯に出し入れするための口がある。木の板が立て掛けてある。

この里には、読谷山窯の他に、北窯(きたがま)という登り窯がある。
そっちに行ってみる。

木に覆われていて全体は見えないが、窯の中が見える。

格子状の棚に焼物を並べるのだろう。
たくさんの焼物を一度にまとめて焼くことができそうだ。

以下、北窯の売店の人の話。
この里には4つの窯がある。それを15前後の窯元が使っている。どの窯元がどの窯を使うかははっきりと分かれている。相互利用はしない。
売店も同じ。どの売店がどの窯元の作品を売るのか、はっきりと分かれている。
だから、ある窯元の作品を買いたいなら、それを扱っている売店に行かないとダメ。

ふ~ん、そうなんだ。知らなかった。共同経営による権利関係がはっきりしているということですね。

沖縄世界遺産群の一つ座喜味城跡(ざきみぐすくあと)へ向かう。
ヤチムンの里から2km、10分ほど。

ここには城跡に隣接してミュージアムがある。
世界遺産 座喜味城跡 ユンタンザミュージアム。
※ユンタンザ:「読谷山」と書く。「読谷村(よみたんそん)」と同じ意味。昔は「読谷山村」と書いていた。簡略化しようという流れで「山」を省略して「読谷村」になった。以上、ユンタンザミュージアム係員の話。

入ってみる。入場料400円。

ミュージアムの展示品。蝶形の凧。

写真に写る3つとも凧。
右から、四角凧、12角凧、16角凧。

郵便箱をアンケート入れに使っている。こういうの、いいね!

展示品。何か忘れた。ごめんなさい。

展示品。(たぶん)棺 or 納骨壺。あるいは、死者を運ぶ何か。

城跡を解説するディスプレイ。

城跡の全体像が良くわかる。いいね!

ひととおり分かったので、城跡に向かう。

正門前の案内板。

二の郭に向かう。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 1331811-1280x853.jpg です

石門手前の右側に並んだ香炉。四角いのが9つほど並んでいる。

外国人観光客が、一の郭の石門から二の郭に降りてくる。
男性が年配の女性の手を支え、二人でお話をしながらゆっくりと降りてくる。

私と二人との目が合う。お互いにニコッ。
二人とも、とてもいい笑顔だった。

一の郭の城壁に掛けられた階段。登ってみる。

城壁の上からの風景。

「いっちぇならんど~」の表示。
ここから先は行っちゃダメだぞ~、ぐらいの意味か。
「Do not enter」とある。

二の郭を見下ろす。

戻る途中。一の郭の石門から二の廓の石門が見える。

城跡の外に置かれたサーダーグルマ(砂糖車)。サトウキビを搾る車(圧搾機)だ。

解説がある。なかなか面白い仕組みだ。

さて、まだ時間があるので「さんご畑」に行ってみよう。
座喜味城跡から4km、10分ほど。

人工的にサンゴを増やしている施設だ。
だいぶ以前だが、TV番組で見たことがあり、興味があった。

入り口で係員から熱心に説明を聞く家族連れ。

入ってみる。入場料900円。

サンゴより熱帯魚に目が行ってしまう。
水は澄んでいるのだが、光が反射するので、写真ではこんなもの。
偏光フィルターを付ければもっと鮮明に写るのだが。

サンゴを養殖しても直接的な収入にはならない。
入場料だけでは経営的には難しいだろう。ビジネス的はどのように成立させているのだろうか。つい、そんなことを考えてしまう。

沖縄に詳しい知人から、名護市役所が面白い、という話を聞いていたので、行ってみた。

小雨が降ってきたので、とりあえず写真を1枚だけ撮る。
確かに面白いデザインだ。

もう少しいろいろな角度・場所から撮りたかったが、雨が強くなってきたので、今日はここまで。

【本日の宿】

美ら海水族館と瀬底島(せそこじま)との間にあるゲストハウス。築1年。海岸まで徒歩2分。今日は2連泊の1日目。
オーナーは50歳台のご夫婦。埼玉県浦和出身。
ご主人は脱サラして沖縄に移住。空手の師匠。近くの高級リゾートの宿泊客向け空手体験教室の先生。マリンスポーツガイドも。見るからにガッチリ。
奥さまは温熱療法の先生。独特の方法らしい。

娘さんとお孫さんが遊びに来ていた。
お孫さんは小学3年生と2歳。二人とも女の子。とてもかわいい。

夕飯を食べながらずっとお話。料理やお酒もごちそうになった。

【本日のデータ】
ヤチムンの里:入場料 無料
登り窯見学:(勝手に見るだけなら)無料
ユンタンザミュージアム:村外の65歳以上 400円(村内の65歳以上 160円)
座喜味城跡:入場料 無料
さんご畑::入場料 900円
名護市役所:撮影 無料、入場料(たぶん)無料

2019/4/26 うるま市の橋でつながった4つの島へ(D159)

昨夜は、沖縄初キャンプをしたのだが、、、
深夜に、雷鳴と土砂降りの雨音で目が覚める。

ピカッ、と光るとテント全体が一瞬明るくなる。

いち、に、さん、し、、、ゴロゴロバリーン、、、

4秒、遠い。落ち着け。

ピカッ!!! バリバリ!!!バリバリ!!!バリィ~ン!!!!!!

からだが、ビクッ! と動く。

0秒! 真上だ! 落ちないでくれ。

だいじょうぶ。ここには落ちない。落ちるなら高いところだ。照明ポールとか。

ピカッ! いち、バリバリバリーン!

上半身がピクッと動く。

大丈夫。音による条件反射だ。身体を電流が走ったわけじゃない。無問題。

ザアアアアア~。雨がテントに降り注ぐ。

浸水していないか? テントの床面を手で触って水濡れの様子を確かめる。

左側、頭の上、右側、、、
だいじょうぶだ。まったく浸水していない。
すごいなあ! 最近のテントは。

大学時代の北海道ツーリングのとき、テントの中を川のように水が流れ、一晩中、その川の中で寝るしかなかったことを思い出す。
翌朝、身体の後ろ側半分がふやけてブヨブヨになっていた。

雷鳴の恐怖の中で深夜を過ごし、眠れたのは(たぶん)3時ごろ。
目が覚めたら8時過ぎだった。

翌朝は爽快だった。

青空と朝の陽射し。澄んだ空気と鳥の鳴き声。
ああ、キャンプっていいなあ!

喉元過ぎれば熱さを忘れる、とはこのこと。

さて、今日は、うるま市の橋でつながった4島めぐりだ。

と、その前に、まず、藪地島(やぶちじま)。
4つの島とは独立した橋で渡る小さな島。
先端のジャネー洞を目指して行ってみた。

それらしきものは発見できず。バイクを降りて山道を徒歩で進めばよかったのかも。

代わりにこんな光景が。

黒い子猫をなでなでするおねーさん。
羨ましそうに見つめる白い猫2匹と茶色いチャボ3羽。
こっちを見て、なでなでして~、と言うかのような茶色い子猫。

いったん本島に戻り、4島に向かう。

海中道路からの風景。
色の形が面白い。なぜこの形に?

浜比嘉島(はまひがじま)の集落。こいのぼりの季節だ。

美ら海ファーム。
ご主人と少しお話。ヤギとお散歩するツアーをやっている、とのこと。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1331609-1280x853.jpg です

ご主人に餌をねだる鳥たち。
ねぇ~、ちょうだい。ちょうだい。ちょうだいよぉ~。

浜比嘉島(はまひがじま)から平安座島(へんざじま)を経由して、宮城島(みやぎじま)、伊計島(いけいじま)へ向かう。

橋の下をくぐる漁船。

川に浮かぶ小舟。

崖の上で土を掘り崩すショベルカー。

煙草畑。

煙草葉収穫用機材。名称不詳。

島から本島に戻り、うるま市内を走っていると、、、

石垣を埋め尽くすピンクの花!

胡蝶蘭!

高江洲中学校。

大樹会 景観賞

納得です!

【本日の宿】※2019/5/5追記

読谷村(よみたんそん)の58号線沿いにあるゲストハウス。2連泊の1日目。
宿のオーナー(女性)は40歳前後。長野県出身。結婚してこちらに来た。お子さんが2人。ご主人はうるま市の出身で、漁師&マリンスポーツガイド。単価が高い珍しい魚だけを狙って漁をする人。
スタッフの女性は30歳前後。北海道出身。ダイビングが好きで何度も沖縄に来ているうちに、飛行機代がもったいないから沖縄に住もう、と移住してきた。

【本日のデータ】
4島のビーチはほぼ私物化されている。見るだけでも料金が必要だと。
よって、ビーチの写真はゼロ。
いくらなんでもちょっとおかしい。

2019/4/23 神の島、久高島を歩く:集落の色彩が面白い(D156)

※2019年5月2日更新(☆印部分)

今日は、神の島、久高島(くだかじま)に行く。
琉球開闢(かいびゃく)の祖アマミキヨが降臨して最初に造った島とされている。
周囲8kmほどの小さな島だ。

宿の近くのターミナルから、ニューくだかIIIに乗る。

高速船なので速い。10数分で島に着く。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1320736-1280x853.jpg です

ターミナルを見下ろせる場所からの風景。

港が見下ろせるレンタルサイクルショップで自転車を借りる。
ついでに島の地図をいただく。

まず、押さえるべきスポットに行こう。

ということで、最初は、うどぅんみゃー。久高殿 or 御殿庭と書く。
島の二大祭場の一つ。

祭事をおこなう広場。こちらにフォーカスした呼び名が御殿庭(推測)。

広場の脇にある建物。手前がシラタル宮、中央が神アシャギ、向こうがタルガナー。
これらの建物にフォーカスした呼び名が久高殿(推測)。

次は大里家(うぶらとぅ)。島の旧家の一つ。久高殿から徒歩1分。

向かって右側の白い建物が拝みの対象になっている。

次は外間(ふかま)・ウプグイ。久高殿と並ぶ二大祭場の一つ。大里家から徒歩2分。

向こうの白い建物2つと手前の広場が外間と呼ばれる場所。

集落の中を回ってみた。

中心地にある、よくわからない建造物。
何の説明書きもないので、とっかかりが掴めない。
形状と高さからして、昔使われていた貯水タンクではないかと思うのだが、、、

天気予報では午後から雨。降らないうちに港の反対側の岬に行くことにする。

島の中央部を走る幹線道路。
アスファルトともコンクリートとも異なる。見たことのない材質だ。

月桃(げっとう)の花が咲いている。左下の白いのがそれ。

カベールの植物群落。

ヤドカリ(だと思う)。青いのは初めて見た。

海が見えてきた。そろそろ岬だ。

カベール岬に着く。ハビャーンと呼ばれている。

岬の風景。ほぼ岩だけ。

ドローンで空撮をする観光客。このドローン、音が静かだった。

まだ雨は降ってこない。集落のほうへ戻りながら浜を見て歩く。

浜の入り口から浜へ向かう途中。竹ボウキが置いてある。
この場所をいつもきれいにしている様子。何か神聖な場所なのかもしれない。

イシキ浜の風景。

岩の穴から海が見える。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1320946-1280x853.jpg です

ピザ(Pizza)浜。

ピザ浜にあった案内を見ると、北西部の海岸沿いに見逃した場所がたくさんある。いっきに岬に行ってしまったからだ。

たいした距離ではないので、もう一度行くことにする。

海岸沿いの道を走る。左手が海岸だが、植物が茂っていて海は見えない。

標識がある。
まず、イザイガーへ行ってみる。

階段が整備されている。

ここで行き止まり。
「ガー」というからには、湧き水 or 水汲み場があるはずだが、それらしきものはなし。男子禁制、女性のみOK、ということなので、誰でも通れる道は途中までなのかも。

階段を戻り、ミガーに向かう。

☆この蝶、沖縄あたりだけの種らしい。今日泊まった宿の人に名前を教えていただいたのだが、これを書き始めたら忘れてしまった。ごめんなさい。

「新川 MiGa」と標識がある。漢字がわかるので、いいね。

降りる途中の風景。

ミガーに到着。水汲み場がある。

階段を戻り、先に進む。
お墓がある。

メーンダカリ家之墓。カタカナの家名は初めて見た。

☆追記:「メーンダカリ」という言葉、「メーン」は(本家から見たら)「前(めえ)の」、「ダカリ」は「分家」、というほどの意味らしい。

「屋号 ハマミンダカリ 内間家の墓」
屋号が書かれている。初めて見た。

☆「ハマミンダカリ」は「浜のほうの分家」というほどの意味だろうか?

台湾外間 外間家の墓
「内間家」と「外間家」の組み合わせも面白いが、「台湾外間」と彫られているのも面白い。どのような背景で、どのような関連性があるのだろうか。

☆日本から台湾に行った子孫がまた日本に戻ってきたから「台湾の外間」か?

フボー御嶽(うたき)に着く。

「(略)人々にとって最高の聖地です。何人(なんびと)たりとも、出入りを禁じます。」とある。

どこからが出入り禁止なのかがはっきりしない。
なので、恐る恐る中のほうに進んでみた。

「立入禁止」の立札。ここまでだ。

ロマンスロードに向かう。

ロマンスロード。って、他と大差ない印象。

海の前に休憩所が設置されている。

ちょうどいいので昼食を食べる。もう15時だけど。

すぐ前の海の風景。

さあ、これで、見逃したところは回った。集落に戻ろう。

帰り道のロマンスロードの見つけた花、

花が葉に貼りついているように見える。
オレンジ色の部分が花かどうか、ちょっと疑問。名称不詳。

小さいが印象的な色の花だ。名称不詳。

集落へ戻る。
色遣いがセンスのよい家がたくさんある。
夢中になって撮りまくった。

【fuso写真展:久高島集落の風景】

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1331172-1280x853.jpg です
この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1331133-1280x853.jpg です

さあ、最終便に間に合うように港に戻ろう。

帰りはフエリー。25分で本島に戻る。

【本日の宿泊地】※2019/5/5追記

海の見えるペンション。2連泊の2日目。
詳しくは昨日のブログをどうぞ。

【本日のマニアック】