2021/11/12 里山の風景を見ながら、苗木城址に向かう(D362)

今日は、岐阜県中津川市の苗木城跡(なえぎじょうし)を観に行く。
犬山市からは、約70キロ。2時間ほどだ。

天守などの建物はないのだが、石垣などの遺構がよく残っている。
典型的な山城で、天守があったところに展望台がある。
Googleマップでは1,700人以上がコメント、その評価値が4.5。
これはとても高評価。ぜひとも行かなくては。

といういうことで、岐阜(岐阜)→愛知(名古屋)→三重(桑名)→愛知(犬山)→岐阜(中津川)と、目まぐるしい移動が続く展開に(笑)

1010 宿を出発。

少し走ったところで、奇妙なものが目に留まる。

丘の上に、赤・青・黄色の奇妙な物体。

太陽の塔のパチモンみたい。
Googleマップで調べたら、日本モンキーパークというテーマパーク。
目立つので宣伝効果は抜群。パチモンというマイナス効果もありそうだが、、、

中津川に向かう道は、山あいのを走るルートだ。

里山の風景。どこにでもありそうで、少ない風景。

小さな集落で、懐かしい郵便ポストが使われていた。
現役なのでピカピカ。集荷は1日に1回。

太陽光発電のパネルが目に留まった。

この乱雑な設置方法。大丈夫なのか?
と思ったが、よく見ると、置いてあるだけのよう。仮置き状態?

苗木城跡近くの城山大橋。

<危ない>わたるな!!
って、どういうこと?

木曽川。光と影の饗宴。

1300 苗木遠山史料館に到着。苗木城跡のすぐ近く。

まず、ここで苗木城跡の資料を手に入れよう。
バイクを停めて、史料館に入る準備をしていると、雨が降り出した。
あわててレインウェアを取りだし、急いで史料館に駆け込む。

ウェザーニューズの雨雲レーダーを確認。
あちゃ、30分~1時間は降り続きそうだ。
仕方がない。降っている間に史料館を見よう。

苗木城風吹門。
廃城で取り壊された苗木城の門をお寺が譲り受けたので残っていた。
ディスプレイでは、苗木城の解説をしている。

ドローンで撮影した映像が流れる。
やっぱり上から見るといいね。全体が俯瞰できる。

お城が存在していたときの模型。
多くの建物が岩の上に建っている。

岩の上に建つ天守。
今は、ここが展望台になっている。

反対側。こちら側もたくさんの建物が斜面にへばりつく。
う~ん、すごい。
城跡に行くのがますます楽しみになってきた。

1400 外に出る。雨はやんだが、空はどんより。

今から行っても、曇天の中、せいぜい2~3時間。
ちょっと短い。光がないと写真も冴えない。
よし、苗木城跡は明日にしよう。

ということで、今日はここまで。
早く宿に入って、ブログを書き、明日に備えよう。

1500 スーパーで夕食とお酒を買い、宿に入る。

1600 入浴後、ブログ書きスタート。

2200 ブログ書き9割完了。

よし、あとは明日にしよう。睡眠時間は確保せねば。
明日は0500起床。0600に宿を出発だ。

■本日のデータ
苗木遠山史料館:入館料330円。

■本日の宿
恵那峡の近く。苗木城跡からは約14キロ、20分。民宿。
15:00に宿に着いて、呼んでも応答がない。電話して、やっと出てきた。
最悪!と思ったがご主人がいい人で、心が和む。バイクはガレージに入れてくれた。

2021/11/11 木曽川堤防を走り、犬山城を観に行く(D361)

今日は、犬山城を観に行く。
現存12天守の一つ。かつ、国宝5天守の一つでもある。
岐阜のバイクショップを尋ねたあと行く予定だったのだが、時間が足りなくてパス。
再チャレンジというわけ。

桑名市から犬山城までは、木曽川沿いを60キロ、約2時間。軽いツーリング気分。

1000 桑名の宿を出発。

木曽川の堤防の上を走る。

堤防の上は見晴らしがよい。大好きなルートだ。
天気は良いし、気分はウキウキ。

ところどころで、ごく普通の素敵な景色と出会う。

観光地では見られない、こういう景色が大好き。
日本一周は、こんな景色との出会いを求める旅なのだ、といつも思う。

ほら、こんな景色、いいでしょう。

そして、こんな景色も。
ピンクの花、整備されたコート、動き回るシニアの人たち。
のどかだ~。

ルートから外れて、ピンクの花を見に行く。
コスモス。秋桜という漢字に漂う哀愁とは真逆。華やかな花です。

2時間ほど走り、犬山城に近づくと、、、

THE お城、いきなりの降臨。
やはりお城はこうでなくちゃ。

お城近くの駐輪場に相棒バイクを停め、お城に向かう。

国宝 犬山城。
石の大きさが現地の人たちの自慢さを象徴している。
赤い欄干の隣では着物の美女を撮影中。

美女の隣の案内板。
「犬山城天守入場までの待ち時間」とある。今日は空白。ゼロってことね。
そんなに人気あるのか。さすが国宝。

石段を登る。

途中には三光稲荷神社。
稲荷神社には、なぜ鳥居が並んでいるのだろう。
宗教的なこじつけはともかく、いつ誰がどんな建前で始めたのか。興味深い。

城郭の見取り図。
松之丸は、三光稲荷神社があったところ。
城跡に神社が進出してきたわけですね。

鉄門(くろがねもん)
パンフには「櫓門(やぐらもん)と推定され」とある。
復元とは書いてないので、それっぽく作ったもののようだ。
こういうのは不要。石垣だけでいい。
天守が本物なのだから、不純物はマイナスになるだけ。

鉄門を抜けると天守が待っていた。

望楼型、三重四階地下二階、複合式天守。
とパンフにある。

「三重四階」が理解しにくい。
外から見ると、三階のようだが、ホントは四階ということか?
入って確かめよう。

複合式天守は、天守と付櫓(つけやぐら)が直結しているタイプ。

右手の赤丸部分が付櫓。
よく見ると、変な出っ張りかたをしている。

入口。
石垣の横腹から入る形。

門扉。
年季の入り方が違う。

階段わきの空間。
石垣に寄り掛かった木材がリアル。

階段を登る。

周囲は石垣。
ここはまだ地下ということだ。

さらに登る。

階段の途中で振り返ってみた。
梁の存在感が凄い。

階段を登り切って振り返る。
ここが1階だ。広さが違う。

この出っ張った部屋が付櫓。

付櫓からの風景。
三方が見えて、戦いには役立ちそう。

1階の武者走りを進む。

右手の出っ張りは、石落としの間。
敵の攻めに、あそこから石を落として応戦する。床が開くのかは未確認。

武者走りをさらに進む。
ところどころが敷居と下がり壁で区切られている。
寒いときは引き戸で仕切り、部屋のように使うのだろうか。

上段の間。
藩主が使う部屋。廊下より一段(10センチぐらい)高くなっている。

上段の間を覗き込む。
写真右手は武者隠し。油断ならない相手と殿が会うとき、臣下が隠れているところ。
写真左手は床の間と物入れ。

精巧な模型が展示してある。凄い力作。

2階に上がる。

2階に上がったところ。
おお、梁が天守らしくなってきた。

いつもながら太い梁は見応えがある。

曲がりが少ない木材がきれいに並ぶ。

武具の間。

武具を置く棚がある。

柱と梁の構造模型。
各階の柱の位置関係がよくわかる。素晴らしい。

2階の窓から外を見る。
ん? 格子が無い。なぜだろう。攻められたとき、どうするの?

3階に上る。

階段途中で2階の梁を見る。
この角度もいいね。

頭上にご注意、の貼紙。
きっと大勢がぶつけたんだろう。赤のピラピラがそれを物語る。

3階。
天井が低い。左手に唐破風(からはふ)がある。

唐破風の間。
ここも小さな部屋ということ。
三重四階の意味をガッテン。
唐破風は外から見ると二層目の上部だが、中では階が分かれていて3階になる。

梁を見ながら最上階に上る。

最上階。
赤い絨毯は観光用ギミック。板張りのまま見たかった。
なぜこんなものを敷くのか、理解に苦しむ。
鴨居の上の写真も邪魔。もっと、ありのままを見せてくれ~。

気を取り直して、外に出る。

木曽川、ライン大橋、伊木山を望む。
川のこちらは犬山市、向こうは各務原(かかみがはら)市。

警備員さんが、岐阜城が見えるよ、と教えてくれた。

肉眼ではハッキリとはわからない。
カメラを最大の望遠にする。

見えた。山頂に小さな凸がある。
直線距離、約20キロ。う~む、見えるもんだね。

天守を出る。

見下ろすと、整理用の白い鎖がズラッと並ぶ。
土日にはチケット売場まで行列が続くとのこと。さすが国宝。

駐車場に向かう。
松之丸エリアにある神社の境内を通ると、、、

鳥居から下がるライトが一つ、外れて落ちて、、、
緑の屋根を背景に、なかなか絵になる光景。
かな?

■本日のデータ
犬山城天守:入城料金550円。

■本日の宿
犬山城のごく近く。ビジネスホテル。建物裏の屋根付きエリアに駐輪。

2021/11/05 岐阜城へ登る(D355)

今日は、まずブログを書く。一昨日のが終わっていない。
何が何でも一昨日のは終わらせる。
順調に行けば、昨日のも書く。
岐阜城へ行くのはそのあとだ。

0600 起床。ブログ書き。

0630 朝食。
宿の無料朝食。無料にしてはなかなかのもの。
珈琲が豆を挽いて抽出するタイプというのが気に入った。

0700 ブログ書き再開。

0935 一昨日のブログ「彦根城を観る」が完了。公開。

引き続き、昨日のブログ「米原の十王水、関ヶ原を経て、岐阜のバイクショップへ」に取りかかる。

1320 ほぼ終了。これだけ進めておけば、夜には公開できるだろう。

岐阜城へ行く準備に取りかかる。

1350 宿を出発。まずは金華山ドライブウェイに向かう。

20分ほどで金華山ドライブウェイの開始地点(登り口)に着く。

金華山の頂上に天守が見える。
典型的な山城。こりゃぁ、確かに攻めるのはたいへんだわ。
岐阜城は、元は稲葉山城と言う。織田信長が攻めるのに難儀したことで有名だ。
最終的には信長が勝って城を奪い、名前を岐阜城と改めた。
このあたりの流れは、歴史書や小説がいろいろあるので、歴史マニアには常識。

金華山ドライブウェイの途中で見つけた登山ルートマップ。
ロープウェイを使わずに岐阜城に登るハイキングコースが6つもある。
これはいいね。次回はハイキングにしよう。
もちろん、次回は二人で来ます(笑)

金華山ドライブウェイから岐阜城がチラッと見える地点を発見。たぶんここだけ。

ね。間違いなく岐阜城でしょ。超望遠720mmでやっと見える大きさ。
広角24mmから超望遠720mmまで、私の愛機は役に立つカメラだ。
Panasonic TX2 というコンパクトデジカメ。
映像素子は1インチ。暗いところにもそこそこ強い。

さらに少し走ると、金華山ドライブウェイの展望台。

突き出した展望台がグッド。こういうの好き。

展望台からの風景。
岐阜の城下がよく見える。

1450 ロープウェイ麓駅の駐車場に到着。

ロープウェイのチケットを買う。往復1,100円。

1510 ロープウェイ出発。

ロープウェイのガイドさんが解説してくれる。最近では珍しい。

岐阜城に向かう。
ロープウェイに乗り合わせた修学旅行の高校生たちが前を歩く。

高校生たち専属のガイドさんが何やら解説。歴代城主が誰だったかという話をしている。
斎藤道三(どうさん)、斎藤義龍(よしたつ)、斎藤龍興(たつおき)などの親子の争いと城主の変遷。
複雑すぎて一回聞いても覚えられないよね。

私が先に石段を登る。見下ろせば急斜面。

もう少しでお城だというのに、この急斜面。
こりゃあ、攻めるのに苦労するなぁ。
気分は信長。

戦国時代の石垣が断片的に残っている。

斎藤龍興時代の石垣。

信長時代の石垣。

高校生のあとについて登る。

岐阜城撮影スポットからの天守。
と言っても、模擬天守でコンクリート製。どこまで再現しているかは???
でも、関係者は最善を尽くしているはず。なので、その努力に感謝。

信長入城後に造られた石垣。
石垣としては、よく残っているほう、らしい。
のちに、徳川時代になってから廃城となり、徹底的に壊された、らしい。
家康は信長の築いた城を残したくはなかった、らしい。
らしい、らしい、でスミマセン。歴史とはそんなもんです。真実は誰にもわからない。

お城へ向かう道から天守を見上げる。
こんな急なところを甲冑を着て武器を持って垂直に登るのはムリ。

やっとのことでお城に着く。

コンクリート製の模擬天守だが、最上層からの景色が見たいので入ってみる。
模擬天守は正式には「資料館」
チケットには「資料館入場料(大人券)」と書いてある。200円。

中に展示されているのは、「それっぽいもの」ばかり。
本物が何もない。関係者の苦労がしのばれる。

遠眼鏡(とおめがね)
昔のものだが、いつの時代の誰の所有かはわからない。雰囲気だけ。

信長が来ていたであろう甲冑をイメージして作ったもの。平成20年製作。
それっぽいけど、こんなに派手か? やり過ぎ感がハンパない。

最上階の天井。
それっぽいけど、あやしさ満点。なんだかなあ、と思うのは私だけ?

最上層からの風景。これは本物。
長良川(ながらがわ)が流れる。鵜飼(うかい)で有名だ。

反対側。遠く木曽川(きそがわ)が流れている。のだが、遠すぎる。れ

城を出て少し下り、レストランの展望台に着く。

展望台からの風景。
低くなったからか、木曽川がわかるようになってきた。

下りのロープウェイからの風景。
乗客のいないゴンドラとすれ違う。もう、登りは乗せず、下りだけ乗せるのだろう。

金華山中腹の三重塔。ガイドさんが解説していたが、聞き逃した。

1630 相棒バイクが置いてある駐車場に戻る。

改めて岐阜城を見上げる。
あんな高いところに造られたら攻めあぐねるね。

天守の上を猛禽類が舞う。
どんなに高い城も猛禽類はやすやすと越えて、舞う。
いいなあ。生まれ変わるなら絶対に猛禽類だ。

スーパーマーケットで夕食を買い、宿に向かう。
と、かなた正面に、、、

ライトアップされた岐阜城が。
写真がブレブレ。ごめんなさい。
遠いし、暗いし、超望遠で、遅いシャッター速度で、三脚は無い。
これ以上はムリでした。

■本日のデータ
岐阜城ロープウェイ:往復1,100円。
天守のような外観をした資料館:入場料200円。

■本日の宿
昨日と同じ。2泊目。無料朝食の内容はOK。ほぼ満足。豆から抽出する珈琲のおかわり自由なのが気に入った。