これから何日か天気がグズグズしそうだ。月山(がっさん)登山は諦めて山形から新潟へ移動することにする。
朝から雨なので、しっかり雨の装備して走り出す。
台風の影響なのか、稲が倒れている。
今日と明日は、自炊用キッチン付きなので食材を少し買い込む。
到着間際に土砂降り。苦労して宿に荷物を入れる。
夕飯はレンジでチンで済ませてしまった。
雨の中を走ると疲れる。
【本日のデータ】
山形市→新潟市:160km、約4時間
これから何日か天気がグズグズしそうだ。月山(がっさん)登山は諦めて山形から新潟へ移動することにする。
朝から雨なので、しっかり雨の装備して走り出す。
台風の影響なのか、稲が倒れている。
今日と明日は、自炊用キッチン付きなので食材を少し買い込む。
到着間際に土砂降り。苦労して宿に荷物を入れる。
夕飯はレンジでチンで済ませてしまった。
雨の中を走ると疲れる。
【本日のデータ】
山形市→新潟市:160km、約4時間
山形県酒田市から真っ直ぐ新潟に行こうと思ったのだが、せっかく山形にいるのだから山寺(宝珠山立石寺)(ほうじゅさん りっしゃくじ)に立ち寄らないと。
松尾芭蕉の句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」で有名なお寺だ。
酒田市から約110km。3時間ほどだ。
最上川沿いの道を走る。
新庄市の本合海(もとあいかい)で見つけた建造物。
屋形船(やかたぶね)の形をしている。芭蕉がここから川下りの舟に乗ったという話がある。それを踏まえたものだろう。看板は何もないが、おそらく宴会場。
面白いので相棒とツーショットを撮影。
立石寺に到着。もっとずっと山の中かと思っていた。川岸の街の中にある。
全体図。右下から左へ進み、方向転換して右上に向かう、そしてまた左へ。Zの文字を逆から書く感じで進む。
石段を登るとすぐ根本中堂。通り過ぎて左手に進む。
芭蕉の句碑。「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」と彫ってあるのだが、ほぼ読めない。左上の「み入」がかろうじて読める。
大銀杏(いちょう)。山形市で一番太い天然記念物。樹齢1000年を超える。
芭蕉と曽良の像。
こんな調子で順に紹介しても面白くないので割愛。
一番上の「奥之院」まで1000ほど階段がある。雰囲気はこんな感じ。山寺という愛称?俗称?なのはわかる。
Zの左上が五大堂。展望台だ。
以下は印象に残ったもの。
仁王門
仁王が「邪心をもつ人は登ってはいけないと、睨みつけている」らしい。
本当だ。左の仁王。
右の仁王。
邪心を見透かされた。さすが運慶の弟子。
大仏殿の阿弥陀如来。幕の向こうの半眼にも邪心を見透かされた。
修理中の仏像。睨まれた。
どうもお寺は苦手だ。そろそろ宿へ向かおう。
【本日のデータ】
立石寺の入場料は300円。妥当だと思う。
1000段と言っても大したことはない。
のんびり歩いても2時間あれば十分。
酒田市は古くから米の集配拠点として栄えた街だ。酒田港は相当な繁栄ぶりだったらしい。
山居倉庫(さんきょそうこ)は、そんな酒田市を代表する建造物として有名だ。
明治26年建造の米穀倉庫。今でも現役で使われている。
酒田駅近くの歩道のマンホール。山居倉庫がデザインされている。
台風が去り、陽が出てきた。出かけたくてムズムズしてきた。
宿から相棒バイクで10分ほど。新井田川の川岸に立つ山居倉庫に到着。
倉庫の裏側。ケヤキ並木が有名だ。パンフレット風に撮ってみた。北側の棟。
南側の棟。全部で12棟。10棟が倉庫。2棟が現在は土産店&食事処&ミュージアム。
裏側は簡素な造り。
棟と棟は、人が通れるくらい離れている。
土産物店などの2棟の間は休息スペース。
二人ならお茶などするのだが。一人でお茶はちょっと寂しい。
休息スペースを通り抜けて突き当たると土産物店。ここを抜けると表側に出る。
屋根瓦が面白い。半円状の突起があり、枝が引っ掛かっている。枝が頭上に落ちない造りにしてあるのだ。何という心遣い。こんな造りの瓦があるとは知らなかった。
表側に出る。
正面は機能的な造りだ。
正面。
出入り口。大きな軒が出ている。各棟に番号が付いている。ここは「10」。
渋い!
正面は棟と棟が繋がっている。境には雨樋。
二重屋根の解説。
側面から見る。確かに屋根が二重になっている。
正面からのアップ。隙間があり風通しが良さそう。
資料館で構造図をいただいた。
地中に杭を打つなど、土台もしっかり作られている。細部に渡って考え抜かれた建造物だからこそ、今でも現役なのだろう。たいしたものだ。
ミュージアムの展示を見る。
「出羽庄内酒田風景」とある。鳥海山が印象的だ。
酒田山王祭祭礼用亀笠鉾
「京都の祇園祭に範をとって」とある。京都の影響力は大きい。平泉もそうだった。
その他、敷地内で気に入ったもの。
東宮殿下行啓記念館。いかにも明治風の建築。
年齢を重ねた藤。消火栓もGood!
約2時間。予想以上に楽しかった。
【本日のデータ】
山居倉庫は、現在、JA全農山形の所轄。見学は無料。