雨が降ったり止んだりしているし、昨日と同じ宿なので、のんびり。
溜まったブログを書きつつ、明日からの計画を立案。
フェリーの時刻確認、宿の確保などなど。
明日は早いので早く寝ます。
【本日の宿】
那覇フェリーターミナル付近。3泊め。
雨が降ったり止んだりしているし、昨日と同じ宿なので、のんびり。
溜まったブログを書きつつ、明日からの計画を立案。
フェリーの時刻確認、宿の確保などなど。
明日は早いので早く寝ます。
【本日の宿】
那覇フェリーターミナル付近。3泊め。
朝から雨。
そろそろ梅雨か? ジタバタしても仕方ないので、のんびりしよう。
カッパを着て、相棒バイクで宿を移動。
同じ那覇市内なので12時前に着いてしまった。
ダメ元で尋ねるとチェックインOKだという。いい宿だ。
昨日、へちま荘のご主人のお友だちから連絡があり、今夜、飲むことになっている。それまではブログ書き。
※へちま荘:5/1のブログを参照。
夜、お友だちの知人も交えて3人で飲む。
へちま荘のご主人のお友だちは、30歳台、女性。本社が弘前にあるブライダル関係の会社に勤務している。沖縄が大好きで、上を説得して沖縄に支社を作り、自分が赴任した、という行動力のある人。
その知人は、70歳台、男性。流体力学分野の専門家。バイク好きでハーレーに乗っていたので、私と話が合うと思って誘ってくれたとのこと。
ブライダルの話や風力発電の話など、ちょっとまじめな会話が楽しかった。
話に夢中で写真を撮るのを忘れてしまった。
【本日の宿】
那覇フェリーターミナル付近。歓楽街だと知らずに予約。昼間から客引きが立っている。ビックリ。1泊め。
【本日のデータ】
雨の中を歩くと靴とズボンの裾が濡れる。
雨の中を歩いても新しく知り合った人と飲むのは楽しい。
今日は、玉陵(たまうどぅん)&首里城に行く。
世界遺産群の中心的存在だ。
玉陵(たまうどぅん)
※「うどん」ではなく「うどぅん」。
チケット売場。地下が展示室になっている。
まず展示室に行く。
概要説明によると、玉陵は王族の納骨堂。
納骨室の模型。納骨室が3つある。
向かって左が王と妃。真ん中が洗骨室。右が一族。
骨を入れる厨子甕(ずしがめ)。沖縄では、ジーシガーミ、と言う。
中に入ること、触れることを禁じます。
Prohibited to touch and enter inside.
中に入る? 入れるの?
四角いほうはD200×W300×H300mmぐらい。
丸いほうは直径200mmほど。
でも、きっと誰かが入ったんだろうなあ。そうでなければ、この貼り紙は無いはず。
入ったとすれば四角いほうか。
2歳ぐらいの幼児なら入ることもあるかも。
と、考えてはみたものの、今でも釈然としない。
係員に尋ねればよかった。反省。
玉陵に向かう。
外壁。
中央の門から入る。
入ったところ。何もない広い空間。
奥にも門がある。
門を入ったところ。納骨室が並ぶ。
写真は向かって左側。歴代の王&妃が眠るところ。
右側。一族が眠るところ。
3つの扉が面白かった。
向かって左の、王と妃の扉。左扉が黒く、右扉が白い。
真ん中の洗骨室の扉。左扉が白く、右扉が黒い。王と妃の扉とは逆。
向かって右の一族の扉。左右とも白い。
この配色は意図するものか偶然か?
単に、黒い扉は昔からのもの、白いのは最近のもの、というだけかもしれないが。
係員に尋ねればよかった。反省、その2。
さらに、これらの扉、閂(かんぬき)の違いが面白い。
王と妃の閂。左右均等の長さ。左側の留め具がない。破損した感じ。鍵もない。
王と妃の納骨室がこのままで大丈夫なのか?
係員に尋ねればよかった。反省、その3。
洗骨室の閂。閂は左が短く、留め具は左右の扉に付いている。鍵は左の扉。新品。
一族の閂。閂は左が極端に短い。留め具は左1つ右2つ形つ。鍵は右の扉。新品。
3つがこんなに異なるようにしたのは偶然? 意図的?
係員に尋ねればよかった。反省、その4。
洗骨室付近の壁をガリガリとひっかいている作業員。
お仕事中すみませ~~ん。何をなさっているんですかぁ?
△%&☆シダを取っているの。
苔は残してもよくて、△%&☆シダだけ取ってる。
△%&☆シダはほっとくと増えるんだなぁ。
そうなんですかぁ~、お疲れさまですぅ~。
△%&☆の部分、聞いた直後は憶えていたが、3歩あるいたら忘れてしまった。
掃除が終わったエリア。苔だけ残っている。
これから作業するエリア。シダと苔が混在している。
チケット売場のおねーさんたちに質問してみた。
取り除いている植物の名前は何と言いますか?
さっき聞いたんですが、忘れてしまって、、、
後ろにいた男性職員が出て来て回答してくださった。
取ってるやつ? ホウライシダ。はいっ。
と、見せていただいたのがこれ ↓
除草指示書。なるほど。
アレっ? 苔は取らなくてもいいって作業員の方がおっしゃっていましたが、、、
壁はそのままでいいんですが、地面のは取るんです。滑って危ないから。
なるほど。指示書、写真撮らせていただいていいですか?
いいですよ。どうぞ。
ずうずうしい観光客にも親切な対応。学芸員かもしれない。
東の詰所。
西は詰所跡。
さあ、次は首里城だ。4年前に来ているので2度め。
今回は、今年2月から公開された御内原(おうちばら)を見るのがメイン。
あと、城壁全体をちゃんと見る。
結果的に、上の図の赤線部分を歩いた。
こうしてみると、けっこう歩いたなあ。
園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
門の後ろに回り込む。
御嶽は門の後ろのこの空間。
守礼門の下を通り、歓会門に着く。
他の城(グスク)には門の上の木造建築は復元されていなかった。
首里城は復元されている。あると雰囲気が違うね。
向かって右側の隅頭石(すみがしらいし)。
隅頭石は今回の旅で気に入ったものの一つ。美的だ。
中城城(なかぐすくじょう)のもよかった。
門を入って、後ろから見る。
雨が直接当たらず汚れていない石垣部分はきれいだ。
石積みが面白い。
布積みのようだが違う。横を直線にそろえず、ずらしている(写真赤丸)。
布積みだと横にズレやすいはず。その弱点を解消する積み方だ。
おそらく、整層乱積み(せいそうらんづみ)。
素材の琉球石灰岩は柔らかそうなので、加工しやすさを生かしている感じ。
このような積み方も、かなり厳密に復元しているはず。
復元過程について調べたら面白そうだ。
門に続く城壁部分。ここも縦横のラインをずらしている。
気をつけて見ると、あちこちがそうなっている。
チケットを買い、御庭(うなー)に入る。正面が正殿。
赤(敷瓦)と薄黄色(石灰石)を組み合わせた床面のデザインが独特だ。
中央はさながらレッドカーペット。浮道(うきみち)と言う。
独特のデザインセンスが面白い。優秀な建築デザイナーがいたのだろう。
正殿に入る。
ガイドさんの無料案内に申し込む。15名限定。
ガイドさんの案内を聞きながら見学。
内部は撮影禁止だが、外を撮るのはオーケー。
ガイドさんを撮るのも(たぶん)オーケー。
正殿脇の南殿・番所で企画展を開催中。
琉球で使われているさまざまな赤色の展示会。撮影NG。
深い赤や鮮やかな朱など、たくさんの種類の赤がある。
製法もいろいろで、虫を煮て色を抽出するなど、面白かった。
王家の秘宝展。撮影NG。
写真にある二本の脇差。鞘がとても美しかった。
左:青貝巴紋散合口拵(あおがいともえもんちらしあいくちこしらえ)
右:青貝微塵塗印籠刻鞘合口拵(あおがいみじんぬりいんろうきざみさやあいくちこしらえ)
奥書院に掛けられていた掛軸。空気に触れるため、これは複製。
原本は黄金御殿(くがにうどぅん)のガラスケースに入っていた。撮影NG。
正殿二階の大庫理(うふぐい)。
ここで使われているさまざまな赤についてガイドさんが解説。面白かった。
玉座台の脇の彫刻。リスとブドウは幸福を招くのだそう。ガイドさん一押し。
王冠。
玉璽(ぎょくじ)。国王が持つ実印みたいなもの。
大きい。5cm角ぐらいだったと思う。
いよいよ正殿の裏手、御内原(おうちばら)に入る。
国王や家族の生活空間。女性がすべてを取り仕切る大奥みたいなところ。
全体の配置はこんな感じ。
正殿を裏に抜けたところ。後之御庭(くしのうなー)。
寄満(ゆいんち)。国王と家族の食事の準備をしていた場所。
女官居室(にょかんきょしつ)。
世誇殿(よほこりでん)。国王の即位の例が行われた場所。
脇を通って後ろに進む。
金蔵跡。宝物の保管庫。資料がなく復元できないので場所だけ。
さらに進むと、白銀門。
白銀門を入ったところ。寝廟殿(しんびょうでん)。
国王が亡くなったとき、遺体を一時的に安置した場所。
資料がなく、建物は復元できず。基壇のみ。
寝廟殿脇の階段を登る。
東(あがり)のアザナ。城の最東端にある物見台。
城下が一望できる。国王になった気分。
高いのが正殿。裏から見ている形。
東の方向に遠く久高島が見える。細長く霞んで見えるのがそれ。
神が最初に降りた島。
最初のうち国王は久高島までお参りに行っていた。そのうち斎場御嶽(せーふぁうたき)から久高島を拝むことで済ませるようになった。
どちらにしても久高島は信仰対象。
東(あがり)のアザナのすぐ脇。鐘楼があった場所。
時を知らせる鐘。ここなら、あたり一帯に鳴り響いたことだろう。
正殿の方向(西)を望む。城壁の曲線がよく見える。
北側には沖縄芸大。独特のデザインなのですぐわかる。
奥まで行きついたので、戻る。
湯殿跡。正式名称記録忘れ。
女官たちが湯あみする姿を想像するのはご自由に。
世誇殿に戻る。
イベントの真っ最中。
正殿を横から。屋根の上の龍をじっくり見たことがなかった。
よく見ると、とても精巧に復元してあるのがわかる。
髭がピロロン~と曲がりながら伸びているのが面白い。
北殿に入る。今は土産物売場だ。
売場脇の壁。首里城 Q&A。
22問ある。さあ、あなたはいくつ正解できるか。
問題と解答は次のブログを待て(笑)
北殿を出て、城壁の外を東に向かう。
淑順門(しゅくじゅんもん)の前を通り、さらに東に向かう。
ガマ遺構。女官たちの息抜きの場だったという伝承がある。
右上の高いのが、先ほど登った東(あがり)のアザナ。
正面に見える階段は登らず、左に回り込む。
最も外側の城壁を見下ろす。曲線が美しい。上部中央は右掖門(うえきもん)。
西に向かい、右掖門の脇を通り過ぎ、
久慶門(きゅうけいもん)から外に出る。外に出て振り返ったところ。
城壁の外側をまた東に向かう。城壁に沿ってグルっと半周しようという計画。
今いるのは、マップ中央の青い★あたり。
これから時計周りにグルっと回る。
城壁らしい城壁が続く。
左手は沖縄芸大。
東に進むにつれて高くなる。正面に東のアザナ&鐘楼エリアが見えてきた。
東のアザナ&鐘楼エリアの下を通り過ぎ、、、
城壁のカーブに沿って先に進む。
継世門(けいせいもん)が見えてきた。
継世門から中に入る。
正面に美福門が見える。ここからは中には入れない。
右手にある階段を登って、東のアザナのすぐ下に向かう。
左が東のアザナ、右が鐘楼エリア。
階段を右に降りるとガマ遺構。
今いるのは、マップ最上部の黄色い★あたり。
階段を美福門側に戻る。
美福門の前を通り過ぎ、ずっと西まで歩く。
西(いり)のアザナ。
正面の赤い屋根は首里杜館(すいむいかん)。首里城公園レストセンター。
レストラン、カフェ、ショップなどがある。
木曳門(こびきもん)から外へ出る。
門の上には木造の建築物があったはずだが、復元はされていない。
建物があった凹みに雑草が茂っているだけ。
ローカルな門は無視されがちだ。ちょっと哀愁がある、こんな門が好き。
ちょうど歩き終わったタイミグで雨が降り始めた。
カッパのズボンを履く。
カッパの上を着る。
ヘルメットをかぶる。
傘をさす。
スマホと小さなビニール袋を持って樹の下に行く。
Googleマップに宿の近くのスーパーマーケットをセットする。
スマホにビニール袋を被せて相棒バイクに戻る。
フォルダーにスマホをセットする。
傘をしまう。
エンジンをかけて走り出す。
雨が降ると一つ一つに手がかかる。
【本日の宿】
那覇、泊(とまり)ふ頭付近。若い人たちが運営する大規模ゲストハウス。2泊め。
【本日のデータ】
歩行距離:5km
歩数:10,416歩
登った階数:25階