今日は丸亀城に行く。
現存12天守の一つだ。見逃してはなるまい。
前回はうっかり素通りしてしまった (-_-;) 笑
0700 起床。昨日のブログを書く。
0730 朝食。
0800 ブログの続きを書く。
0940 ブログ終了。公開。
1015 宿を出発。
1110 丸亀城に到着。リュックに必要なものを入れ、城を歩く準備。
隣では小学校の運動会の真っ最中。どうやら先生と6年生の対抗戦が始まったようだ。
「先生頑張れ! 無理しない程度にもっと頑張ってくださ~い!!!」
1150 ガマンできずに行ってみる。
先生+生徒会チームと6年生チームの対抗綱引き、
いいね!
運動会ができるって素晴らしいことを再認識。ちょっと感激。
城の正面に回る。
左から、大手二の門、大手一の門、天守閣。
すべて江戸時代のものだ。
大手二の門。
二つの門のうち、外側にあるのを二の門と呼ぶのが面白い。
門扉が素晴らしい。年季が入る、という言葉があるが、まさにそれ。
「木と青銅」と「光と影」と。
矢狭間(やざま)も美しい。
大手一の門。
こちらは門構えが重厚で素晴らしい。
上部には石落としがある。
ここまで書いたところで、藤井聡太3冠が竜王戦第1局に勝利とのニュースが。
やった! 凄い!
昨日(1日目)は豊島将之竜王が優勢だったようだが、今日(2日目)になって逆転勝ちということか。
竜王戦は7局なので先は長い。が、勝つ可能性がじわっと高くなった。
家にいるときは藤井聡太3冠の対局後にはいつもYouTubeの解説動画を見ている。
「アユム」さんと「観る将」さんの解説がわかりやすくて好きだ。
門の内側の梁。
細い方(木材の先端側)は下に短い木材を添えた二重構造になっている。面白い。
反対側。太い梁の曲がり具合が面白い。
大手一の門を入ったところに観光案内所&トイレがある。
立ち寄ってお話を伺うと案内絵図をくださった。
よくできている。わかりやすい。
石垣満喫ルートという緑のラインに沿って行くことにする。
見返り坂という長い坂を上り切ったところ。名のとおりに振り返ってみた。
扇の勾配、と呼ばれる石垣。上部はほぼ垂直。
高浜虚子の句碑。
稲むしろあり 飯の山あり 昔 今
「飯の山」とは「飯野山」(いいのやま)のこと。讃岐富士とも呼ばれる。
これが讃岐富士。
石垣と相似形。山頂付近のカーブの具合までそっくり(笑)
三ノ丸東石垣。
上部の白っぽい石は修理の際に新しい石と交換したもの。下部の黒ずんだ石と違いがはっきりとわかる。面白い。
三の丸から二の丸に向かう途中にあった写楽。
もうチョットで天守じゃァ、と言っている。
夜は内側に灯りがともり、絵が浮かびあがる仕組み。
二の丸に向かう。左右の白いのは灯り。
竹の中に灯りがともると、穴から光が漏れて絵が浮かびあがる仕組み。
絵は、アマビエ、讃岐富士、土器川(どきがわ)かな。
「MT.422」は讃岐富士の高さ。形が良くて低いので、登山者には人気らしい。
二の丸。可愛いピンクの花が咲いている。名称不明。
二の丸からの風景。
遠く瀬戸大橋が見える。
大手門側。石垣の上に手すりがない。ギリギリまで寄ってみた。
反対側には天守がそびえる。
ここから見る天守が正面になる。シンプルなあっさりした造りだ。
丸亀城があまり有名じゃないのは、小さくて見栄えがしないからだろう。
石垣と木の根の現代アート。本丸に向かう途中で見つけた。
本丸に着く。ここからの天守は後ろ側からの眺め。
いよいよ中に入る。
コロナで閉まっていたが、マンボウ解除を受けて10月1日から再開している。
受付の上を見よ。「燧梁(ひうちばり)」という造りの梁だ。
別の隅をアップで。
当時の築城技術をダイレクトに見られる。これが現存天守の醍醐味。
外側を観るよりも内部を見るのが楽しい。
1階全体。天守を支える柱たち。太い柱ではなく、数で勝負する構造。
2階へ登る階段。この急角度がいい。年季が入って美しい。
背面の傷み具合が泣かせる。よう頑張っとるのお。
2階に登る。
壁の漆喰を分厚くしてある。太鼓壁(たいこかべ)という。
2階の四隅も 燧梁(ひうちばり) 構造。
3階を支える2階の梁たち。頑張っとるのお。
3階を支える2階の柱たち。この3本セットが四方にある。美しい構造だ。
3階へ登る階段。
手すりの木目が美しい。
3階。2本の柱が天井を支える。
天井を支える柱と梁たち。かなり複雑な構造だ。
何度も言うが、これが見られるのが現存天守の醍醐味。
下界を見下ろす。
町の向こうに海、そして本州の山々が見える。
今日もわが領民たちはよく働いているのお。
外に出る。
改めて天守を見上げる。
グルっと回り込む。石垣の存在感がすごい。
平成30年に崩落した石垣を修理中。崩落の原因は長雨と台風。
三の丸へ降りる。
搦手門(からめてもん)へ向かう途中の風景。
ピンク&グリーンの組み合わせがいいね。
特にグリーンを透ける光の束と石垣との組み合わせがグッド。
石垣修理の現場。
番号の付いた石が整然と並ぶ。
H-5-11という石。
石を割るときに打ち込んだクサビの跡(矢穴という)がはっきりわかる。
さあ、ここで石垣クイズ。
この石は重さが第3位の石です。いったい何トンあるでしょうか。
(答えはPR館にあります。)
軽自動車4台ぶん(650Kg×4)ぐらいかな。
とすると2.5トンぐらい、と見当をつける。
すぐ後ろが石垣復旧PR館。
積みなおしでござる! という絵がいいね。
中に入る。中央に石垣修理の解説ボードがある。
さあ、重さは2.5トンか? 正解やいかに?
3位 3.61トン (旧チャンピオン)BC角22
残念! 軽自動車5.5台ぶんかあ。思ったより重い。
1630 丸亀城は十分に堪能。さあ、高松の宿に向かおう。
宿まで数キロのところで出会った風景。「山」の字を絵に描いたよう。素晴らしい。
この中のどれかが讃岐七富士の一つ 六ツ目山(御厩富士:みまやふじ)だと思う。
最後に素晴らしい風景に出会えた。感謝!
■本日のデータ
丸亀城天守入場料:200円
■本日の宿
昨日と同じ。2泊目。