2021/11/11 木曽川堤防を走り、犬山城を観に行く(D361)

今日は、犬山城を観に行く。
現存12天守の一つ。かつ、国宝5天守の一つでもある。
岐阜のバイクショップを尋ねたあと行く予定だったのだが、時間が足りなくてパス。
再チャレンジというわけ。

桑名市から犬山城までは、木曽川沿いを60キロ、約2時間。軽いツーリング気分。

1000 桑名の宿を出発。

木曽川の堤防の上を走る。

堤防の上は見晴らしがよい。大好きなルートだ。
天気は良いし、気分はウキウキ。

ところどころで、ごく普通の素敵な景色と出会う。

観光地では見られない、こういう景色が大好き。
日本一周は、こんな景色との出会いを求める旅なのだ、といつも思う。

ほら、こんな景色、いいでしょう。

そして、こんな景色も。
ピンクの花、整備されたコート、動き回るシニアの人たち。
のどかだ~。

ルートから外れて、ピンクの花を見に行く。
コスモス。秋桜という漢字に漂う哀愁とは真逆。華やかな花です。

2時間ほど走り、犬山城に近づくと、、、

THE お城、いきなりの降臨。
やはりお城はこうでなくちゃ。

お城近くの駐輪場に相棒バイクを停め、お城に向かう。

国宝 犬山城。
石の大きさが現地の人たちの自慢さを象徴している。
赤い欄干の隣では着物の美女を撮影中。

美女の隣の案内板。
「犬山城天守入場までの待ち時間」とある。今日は空白。ゼロってことね。
そんなに人気あるのか。さすが国宝。

石段を登る。

途中には三光稲荷神社。
稲荷神社には、なぜ鳥居が並んでいるのだろう。
宗教的なこじつけはともかく、いつ誰がどんな建前で始めたのか。興味深い。

城郭の見取り図。
松之丸は、三光稲荷神社があったところ。
城跡に神社が進出してきたわけですね。

鉄門(くろがねもん)
パンフには「櫓門(やぐらもん)と推定され」とある。
復元とは書いてないので、それっぽく作ったもののようだ。
こういうのは不要。石垣だけでいい。
天守が本物なのだから、不純物はマイナスになるだけ。

鉄門を抜けると天守が待っていた。

望楼型、三重四階地下二階、複合式天守。
とパンフにある。

「三重四階」が理解しにくい。
外から見ると、三階のようだが、ホントは四階ということか?
入って確かめよう。

複合式天守は、天守と付櫓(つけやぐら)が直結しているタイプ。

右手の赤丸部分が付櫓。
よく見ると、変な出っ張りかたをしている。

入口。
石垣の横腹から入る形。

門扉。
年季の入り方が違う。

階段わきの空間。
石垣に寄り掛かった木材がリアル。

階段を登る。

周囲は石垣。
ここはまだ地下ということだ。

さらに登る。

階段の途中で振り返ってみた。
梁の存在感が凄い。

階段を登り切って振り返る。
ここが1階だ。広さが違う。

この出っ張った部屋が付櫓。

付櫓からの風景。
三方が見えて、戦いには役立ちそう。

1階の武者走りを進む。

右手の出っ張りは、石落としの間。
敵の攻めに、あそこから石を落として応戦する。床が開くのかは未確認。

武者走りをさらに進む。
ところどころが敷居と下がり壁で区切られている。
寒いときは引き戸で仕切り、部屋のように使うのだろうか。

上段の間。
藩主が使う部屋。廊下より一段(10センチぐらい)高くなっている。

上段の間を覗き込む。
写真右手は武者隠し。油断ならない相手と殿が会うとき、臣下が隠れているところ。
写真左手は床の間と物入れ。

精巧な模型が展示してある。凄い力作。

2階に上がる。

2階に上がったところ。
おお、梁が天守らしくなってきた。

いつもながら太い梁は見応えがある。

曲がりが少ない木材がきれいに並ぶ。

武具の間。

武具を置く棚がある。

柱と梁の構造模型。
各階の柱の位置関係がよくわかる。素晴らしい。

2階の窓から外を見る。
ん? 格子が無い。なぜだろう。攻められたとき、どうするの?

3階に上る。

階段途中で2階の梁を見る。
この角度もいいね。

頭上にご注意、の貼紙。
きっと大勢がぶつけたんだろう。赤のピラピラがそれを物語る。

3階。
天井が低い。左手に唐破風(からはふ)がある。

唐破風の間。
ここも小さな部屋ということ。
三重四階の意味をガッテン。
唐破風は外から見ると二層目の上部だが、中では階が分かれていて3階になる。

梁を見ながら最上階に上る。

最上階。
赤い絨毯は観光用ギミック。板張りのまま見たかった。
なぜこんなものを敷くのか、理解に苦しむ。
鴨居の上の写真も邪魔。もっと、ありのままを見せてくれ~。

気を取り直して、外に出る。

木曽川、ライン大橋、伊木山を望む。
川のこちらは犬山市、向こうは各務原(かかみがはら)市。

警備員さんが、岐阜城が見えるよ、と教えてくれた。

肉眼ではハッキリとはわからない。
カメラを最大の望遠にする。

見えた。山頂に小さな凸がある。
直線距離、約20キロ。う~む、見えるもんだね。

天守を出る。

見下ろすと、整理用の白い鎖がズラッと並ぶ。
土日にはチケット売場まで行列が続くとのこと。さすが国宝。

駐車場に向かう。
松之丸エリアにある神社の境内を通ると、、、

鳥居から下がるライトが一つ、外れて落ちて、、、
緑の屋根を背景に、なかなか絵になる光景。
かな?

■本日のデータ
犬山城天守:入城料金550円。

■本日の宿
犬山城のごく近く。ビジネスホテル。建物裏の屋根付きエリアに駐輪。

2021/11/10 六華苑(和洋ハイブリッド邸宅)&なばなの里(イルミネーション)(D360)

今日は、三重県の桑名へ行く。
六華苑は和洋ハイブリッド邸宅、なばなの里はイルミネーションだ。
名古屋からは少し西へ戻ることになるが、1時間30分ほどなので問題はない。

六華苑は、鹿鳴館やニコライ堂の設計者ジョサイア・コンドルが設計した洋館で有名。
NHK大河ドラマ「韋駄天」のロケでも使われた。

なばなの里は、10日ほど前、中学時代の同級生からブログにコメントが入り、猛烈なおススメ。イルミネーションが凄いから行け! 人生で感動したベスト10に入る! と。
う~ん、イルミでそんなに感動するかぁ。あいつの人生、貧しいんじゃないの?
と思いつつ、ダメもとで行ってみることにした。
今までのおススメは全部よかったから、ホントにいい可能性もある。

なばなの里には夕方入ればいいので、その前に六華苑に行く。

1030 宿を出発。

1220 六華苑に到着。

入口のチケット売場は長屋門。
いいね。昔の雰囲気が伝わってくる。

長屋門を抜け、アプローチを進むと、、、

正面にドーンとこの洋館が出現。

何と言っても、この塔が目を引く。
4階建て。
2階建ての洋館の隣で、塔の3階と4階が天に突き上がる。

まず、建物を周囲から拝見。

明治の洋館と言えばこんな感じ。洋館のイメージそのもの。

さらに回り込む。
と、イメージを現実がぶち壊す。

洋館と和館がベッタリと貼り付いている。

う~む、なぜ少し離さない。
長屋みたいにつなげる意味ある?

接続部分は、計画的に作られた感じ。
瓦の屋根が洋館に入っているように見えるが、入ってはいない。

和館の2階。
和館は全てほぼ平屋だが、ここだけが2階。
飾りがなく品のよい感じ。

和館を外から見て歩く。

シンプルで上品な造り。いいね。
障子が開け放たれて裏庭が見える。とても開放的な造りだ。

と、そこへ結婚披露宴姿の男女。
写真の撮影だろう。微笑ましい。

館内に入る。
ボランティアの方が説明をしてくれるというので、お願いすることに。

まずは洋館。

よくある洋館の造りだ。
調度品は使っていたものではない。公開用の飾り。

暖炉。各部屋にあり、少しずつデザインが異なる。

階段。
踊り場の下に、支える柱がない。
注意書きに、同時に10人以上乗るな、と書いてある。

階段を上がり、2階に進む。

塔の部屋。

窓枠もカーブさせている。

塔の3階へ上る階段。螺旋階段のようになっている。

サンルーム。
明るくて暖かい。ご主人のお気に入りだったらしい。よくわかる。

庭ではさっきの人たちが記念撮影。
いつまでもお幸せに。

居間。

居間の収納。
ここだけが和風。面白い。洋館の中では、ここが一番興味深かった。

和館に移動。
廊下がつながっているので、そのまま移れる。

廊下に出てビックリ。なんと廊下が2つある。
写真中央は畳敷きの廊下。右は板張りの廊下。
畳敷きは家族・来客用。板張りは使用人用。
使用人に同じ廊下を歩かせたくなかったようですね。
と、ガイドさん。

しかも、畳敷きは板張りよりも幅が広い。
分けるだけならまだしも、板と畳、狭いのと広いの、徹底的に差をつけるやり口。

う~ん。
資産家の二代目が23歳のときに新居として作った建物、という話を聞いて、いやな感じがしていたのだが、ここまでいやな奴とは、、、
父親が亡くなったあと18歳で事業を継いだという。
23歳までの5~6年間に使用人との間が険悪になっていたのか?
若くてもバカにされないよう虚勢を張っていたのか?
妄想が膨らむ。小説のネタとしては面白い。

いずれにしても、「家族・来客用と使用人用に用途が分けられた廊下が隣接して存在する館」は(少なくとも日本には)他に無いだろう。そういう意味では貴重だ。

部屋の造りはいい。特に欄間が気に入った。

透かし彫りなどにせず、シンプルだがセンスがいい造形。
照明も独特のデザインだ。

この照明、和紙張りの欄間とのマッチングもバッチリ。いいね。
このセンス、性格の悪い二代目若造のものとは思えない。
和館の設計者のセンスだろう。

戸袋。
写真に写っている側面部分は開かない。雨戸の出し入れは裏側(廊下側)の狭い窓口からおこなう造り。これだけの枚数の雨戸を出し入れするのは相当にたいへんなはず。
使用人の苦労など全く意に介さない設計。
和館の設計者、デザインセンスはいいけれど、人間性はいかがなものか。
この時代では当たり前、と言われればそれまでだが、、、

和館の奥にある蔵。
悔しいが、デザインだけはカッコいい。

ガイドさんと別れ、庭を一周する。

さっきとは別の人たちが記念撮影の真っ最中。
煉瓦の壁は洋装にベストマッチ。

純白のウェディングドレスが映えますね。

ご家族が遠くから見守る中、撮影は進みます。
いつまでもお幸せに。

煉瓦の壁の向こうは父親の屋敷。諸戸氏庭園として一般公開されている。

父親の屋敷との間に煉瓦の壁を築く息子。すでに父親は亡くなったというのに。
はたして父と子の間にはどんな確執があったのか?
今でも父親を尊敬する使用人たち。父を拒絶する心の深い闇、、、
虚栄心が強く、金遣いが荒く、思いやりのかけらも無い二代目ドラ息子。
これから彼を待つのは地獄か天国か、それとも、、、

という妄想にふけりつつ、池をグルっと回り込む。

うん。この館を最も的確に表現する角度はここだ。
洋館に和館が貼り付いているように見える。
竹に木を接ぐ、ということわざがある。まさにそれ。
これほど不自然で奇妙で醜い建物は珍しい。

なぜ竹に木を接いだのか、不思議だ。
独立させて渡り廊下でつなぐのが自然だろう。
奇抜さを狙ったにしては、洋館、和館、それそれの造りがまとも過ぎる。

不思議の国の館。謎は尽きない。

裏庭に回る。

離れ屋。
開放的な造りだ。外廊下の全面透明のガラス戸が秀逸。
眺めがよく陽が射しこめば温かい。いわば和式のサンルーム。

番蔵棟。
衣類や日常使う調度品を収納していた、とある。どれだけ持てば気が済むのか。

二番蔵。膳碗・什器を入れていた、とある。好きなだけ溜め込んでください。

裏庭を一周。和館の裏手に出る。

裏から表を観る風景。奥から手前に引き戸が並ぶ。ちょっと壮観。
奥から、(1) ガラス戸、(2) 障子戸、(3) 障子戸、(4) 障子戸、(5) ガラス戸。
当時の使用人たちは、このように開放された光景を見たことがあるのだろうか。

妙齢のおねーさんたちが大声で雑談。笑い声が聞こえる。
今日も平和でのどかな一日が過ぎていく。

それにしても、これだけ建築主の人となりを感じさせる建物は初めてだ。設計者が有名人という枠を超えて、実に面白い。NHK大河ドラマ候補に推薦したい。

さて、なばなの里に急ごう。

1440 六華苑を出発。長良川(ながらがわ)沿いの道に出る。

と、こんな光景が、、、

川の中にキノコのようなものが並ぶ。

これは何?
と気になりつつ、なばなの里に向かう。と、キノコがどんどん近づいてくる。

アクアプラザながら。長良川河口堰の紹介施設。なばなの里入口の反対側にある。

アクアプラザながらの紹介。

キノコの説明もある。河口堰のゲート開閉装置などを守る操作台上屋だ。
なるほど。一般的には四角形の武骨なものだが、ここは水滴をイメージしたデザインだ。
キノコじゃなく水滴。失礼しました。

水滴まではバイク進入禁止。
歩いて行ってみた。

やっぱりキノコ。どう見てもシメジかエノキ。
あの中にいろいろな装置が入っている。おそらくメインはモーター。

ワイヤーで調節ゲートを上下させ、水量を調整する。

キノコの正体がわかって満足。また一つ利口になった。

ブイの上に白鷺が並ぶ。
ほぼ等間隔、首の角度もほぼ同じ。いいね。

1530 なばなの里に到着。

チケットを買い、中に入る。
チケット代は2300円だが、1000円の金券が付いてくる。
つまり、入場料1300円+商品代1000円、という仕組み。
強制的に1000円分は使わせようというたくらみですね。

私の場合、ここで早い夕飯を食べる予定だったので、問題なし。
中華料理店で担々麵、と決めてある。お店のレベルがわからないときは安全パイ(笑)

入口を入ると、目の前が撮影コーナー。
向こうの空に円盤みたいのが浮いているのが目に留まる。

見る見る下がって、槍のような屋根より低くなり、木陰に沈んでしまった。
あれは何? あとで行ってみよう。

花は咲いているが、この程度。イルミなしでは客は来ないね。

紅葉もあるが、この程度。イルミなしでは客は来ないね。

さっきの円盤。地上で休憩中。アイランド富士、という乗り物。
日没後、17:10から再開する、と貼り紙。500円。金券も使える。

よし、乗ろう。その前に、担々麵を食べなきゃ。

食べてみた。
フードコートで出る麺の高級版。安っぽい味だが器とお店の雰囲気で高級感を出す手法。

日没。
空に明るさは残っているが、イルミはスタート。

音楽の流れに乗って、イルミが変化。いいね。
光の動きが変化し続け、飽きさせない。
向こうに見える塔は、チャペル。

円盤も飛び立った。
離陸から帰還まで7分間の空の旅。

円盤の船内。
好きなところに座って2回目の離陸を待つ。

最高高度でグルっと一回転。なばなの里全体のイルミが見える。
あっと言う間なので、どこがどこだかわからない。

イルミのトンネル。

光に包まれる感覚。
観光客みんなテンションMAX。手をつなぐには絶好の機会。

今年のメインイルミ「雲海」というスポットに着く。

観覧席から雲海を観る。
円柱状のものはストーブ。上に熱源がある。

雲海も、音楽に乗って色が変化。ご覧ください。

10分~15分周期で同じ変化を繰り返す。
なかなか飽きない。2回ほど観る。

出口に向かって、ブラブラと観て回る。

ハートイルミを撮るお兄さん。
園内には細かいギミックがあちこちに。

ライトアップされた花の中を手をつないで歩く。
願いが叶った瞬間、かな。

チャペルの前に戻る。

イルミの舞はずっと続く。

月に向かって円盤が飛ぶ。

地上には樹齢100年のオリーブ。

ベビーカーを押すおとーさん、赤ちゃんを抱くおかーさん。
シルエットがまるで影絵。絵になる風景。

最後に一人で記念撮影。

う~ん、シニアがひとりで記念撮影の図、というのは、やはり寂しい光景だ。
次回は二人でこよう。

中学時代の友だちのおススメは今回も確かだった。
人生のベストテンに入る、かどうかはともかく、おススメはできる。
ありがとね。楽しみました。

■本日のデータ
六華苑:入苑料460円。
アクアプラザながら:入場無料。
なばなの里:
入里料2300円(金券1000円分を含む)
円盤乗船料500円、ベゴニアガーデン500円。
料理は2~3割高め。食べ歩きできるコロッケなどを売るエリアがある。
駐車場は広い。バイクは無料。車は未確認。
コインロッカーあり。再入場可能。

■本日の宿
桑名市。六華苑の近く。無料朝食(小鉢のおかずがいろいろ)付き。屋根付き駐輪場。



2021/11/09 名古屋城本丸御殿で襖絵を観る(D359)

今日は、朝から雨。
犬山城へ行こうと思っていたのだが、出鼻をくじかれた。
そこで、名古屋城本丸御殿の襖絵を観に行くことにした。

名古屋の知人宅にお伺いしたときに、TV放送された襖絵復元ドキュメントを拝見したからだ。
とても緻密に時間をかけて復元しているようすを見て、ぜひ観なければ、と思ったしだい。

宿から名古屋城までは相棒バイクで15分ほど。
雨がやんだので出発。

東門から入る。

石垣の上は、すっかり秋の風情。

東門のチケット売場で500円を払い、中に入る。

東南隅櫓(とうなんすみやぐら)
重要文化財。内部非公開。

本丸表二之門(ほんまるおもてにのもん)
重要文化財。

だいぶ傷んでいる。

開いた状態の門扉を雨から守る屋根がある。
こういう造りはあまり見たことがない。

復元された本丸御殿。
昭和20年に空襲で焼失。
復元には平成21年から平成30年まで10年もかかっている。

本丸御殿に入るのに追加料金は不要。
御殿内は撮影OK。

まず、玄関の一之間と二之間。

ここまですべて、人間の手によって精巧に復元されたもの。

この虎の顔のアップは、デジタル復元されたもの。

こちらは人間の手による復元。
よく見ても差がわからない。

以下はすべて人間の手による復元。

次は表書院。
正式な謁見(えっけん)の間。

いくつかの建物を廊下でつなぐ様式。
すべて精巧に復元されている。

廊下の柱に付けられた錠。
扉を閉めて、この丸い部分に落とし金具を差し込む。
細かい部分まで忠実に再現。

次は対面所。
藩主が身内や家臣との私的な対面や宴席に用いた建物。

ここからは上洛殿(じょうらくでん)
上洛殿は家光の上洛に合わせて増築された建物。

まずは廊下側。

建物自体の豪華さも凄い。

ここからは上洛殿各部屋の内部。

欄間は透かし彫りで極彩色。天井も凄い。

ここは上段之間。
上洛殿の中で最も豪華。

あきれるほどの豪華さ。

廊下。長押(なげし)の金具が凄い。

最後に梅之間。
尾張上級家臣の控えの間。

家臣用でもこの豪華さ。

外に小天守の石垣が見える。
白い大きな角石が目を引く。

(おそらく)孔雀之間では菊花展を開催。

最優秀賞作品が並ぶ。

これは初めて見る種類。こんな菊があるとは驚き。

かなりゆっくりと観て回り、2時間30分ほど。
襖絵はもちろん建物も細部まで精巧に復元されていた。
想像以上。
まだ観ていない人は、ぜひご覧ください。これを観るためだけに名古屋に行く価値があります。

■本日のデータ
名古屋城観覧料:大人500円。本丸御殿の観覧を含む。

■本日の宿
昨日と同じ。今池駅の近く。4泊目。