2019/10/25 萩城址&武家屋敷を散策(D249)

今日は萩市内を散策する。エリアは主に3つ。萩城址、上級武士屋敷、下級武士・町人エリアだ。

まず萩城址に向かう。

中堀跡の毛利輝元像。このあたりは毛利家の所領だった。

内堀に着く。ここからは有料区域。
入場料220円を支払い中に入る。

石垣の内側に石段がある。
係員に尋ねると、登っても大丈夫、とのことなので登ってみる。

上からの風景。右手は指月山(しづきやま)、左手が天守閣跡。
見晴らしがよくて気持ちがいい。

石垣の上を歩いて天守閣跡に向かう。

天守閣跡に登り、歩いて来た方向を望む。

指月山の方向。

城内を歩く。

花江茶亭(はなえちゃてい)
藩主の別邸にあった茶室を移築したもの。

正面方向から。

倉らしきもの。現役で使われている雰囲気。清掃道具などを入れているのかも。

銃眼土塀(じゅうがんどべい)
鉄砲を撃つための穴(鉄砲狭間、てっぽうざま)が開けてある。

銃眼土塀の内側。

銃眼と光と影と。

銃眼からの風景。

再び石垣に登る。内堀に映る雲が綺麗だ。

内堀に逆さ雲。

松&逆さ松。

相棒バイクに戻ったとき、話かけてくださったご夫妻。
東京からのツアー客。頑張ってね、と励ましてくださった。

旧厚狭毛利家萩屋敷長屋(きゅう あさ もうりけ はぎやしき ながや)
萩城址のすぐ隣。萩城址入場券でこちらにも入れる。

一番手前の部屋。
全体として面白い造り。人が住んでいたにしては解せないところが多い。
係りの人に話したら、いろいろ説明していただいた。
住んでいたのではなく、客を出迎えたり、登城の際の準備に使っていたのだそう。

上級武士が住んでいたと言われるエリアに移動。
白壁と石垣で整然と区切られている。
エリア全体をざっと見て雰囲気をつかむことにした。

これは萩博物館の外壁。

山口県立萩高校。外壁の一部にある何か(たぶん倉庫)

正門から建物を観る。高校とは思えないデザインの建物。さすが萩だ。

下級武士のエリアに移動。
こちらには明治維新の志士たちの生家がある。

高杉晋作(たかすぎしんさく)誕生地。

木戸孝允(きどたかよし)誕生地。

こちらは一般住宅の土塀。白壁の剥げ落ちた曲線が面白い。
萩では何でも絵になってしまう。

左は剥げ落ちた土塀、右は白壁。この対比が面白い。

豪商の菊谷家住宅。
屋根の上に突き出したトゲトゲの侵入防止設備(名称不明)が面白い。

宿に戻る途中で観た多越神社(発音不明)
紅葉&落ち葉がいい感じだった。

【本日のデータ】
萩城跡指月公園:入場料220円(旧厚狭毛利家萩屋敷長屋の入場料含む)

【本日の宿】
昨日と同じ。萩市内。

2019/10/20 大宰府&大野城跡を歩く(D244)

博多から20km、40分ほど走って、大宰府天満宮に着く。
参道の入り口に西日本鉄道 大宰府駅がある。
駅の駐輪場に相棒バイクを停め、参道を歩く。

観光客であふれる参道。令和効果か?

木組みを使ったデザインのスタバ。
みんなが記念撮影をしている。海外からの人たちも大喜び。

御神牛(ごしんぎゅう)の頭を撫でながら記念撮影する親子。
後ろでは順番待ちの大行列。

太鼓橋を渡る。
一つ目の太鼓橋から撮影。向こうに見えるのが二つ目の太鼓橋。
さらに向こうには鳥居と楼門。

楼門の前の広場ではバンドが演奏中。
広場は露店と観光客でいっぱい。
いつもこうなの? と思ったら、こんなポスターが、、、

SOL A MEETS IN DAZAIFU というイベントだった。
これほどじゃないけど、土日はお客さん、多いね。とはお店の人の話。

楼門。
屋根の上の龍は「登龍門伝説 飛龍大神ねぶた」

う~む、よくわからないが、いろいろなことを考えるものだ。

本殿前には参拝者の大行列。

参道には梅ヶ枝餅のお店がたくさん。

一つだけ買って食べてみた。平たくした大福餅を焼いたもの、という印象。
130円。このお店ではPayPayが使えた。

お店ごとにいろいろな作り方をしている。
買ったのは手作業で焼くお店だったが機械で焼く店もある。

2個ずつ焼く機械。グルグル回りながら焼き、下から出てくる棒が蓋をパカッと持ち上げる。

こちらは1個ずつ焼くタイプ。
きっと餅も1店舗ずつ異なるのだろう。比較研究したら面白いかも。

大宰府の北西に大野城跡がある。
大野城は、大宰府があった時代に築かれた古代山城だ。唐(とう)・新羅(しらぎ)連合軍から大宰府を守るために作られたと言われている。

行ってみよう。
途中の岩屋城跡にも寄ってみたい。

相棒バイクで3km、10分ほど走り、岩屋城跡(本丸跡)に着く。

岩屋城跡入口。ここから5分ほど階段を登る。

本丸跡では(たぶん)ツアーの人たちがガイドさんの説明を聞いていた。

素晴らしい見晴らしだ。大宰府の町全体が見下ろせる。

大宰府政庁跡。建物がない空間なので遠くからでもわかりやすい。

大野城跡入口付近のパーキングに着く。

大野城跡の案内版。
現在地はエリアの南端あたり。太宰府側だ。

バイクを停め、歩いて見て回る。

焼米ヶ原。

遠く見えるのはさっきのツアーグループ。あそこには玄清法印の墓がある。
※玄清法印:17歳で盲目になった僧侶。盲僧琵琶(筑前琵琶)の開祖。

なだらかな丘になっていて散策にはちょうどいい。

玄清法印の墓から少し登ったところ。見晴らしがいい。
ベンチではお母さんと娘さんが絵を描いていた。

大宰府天満宮がよく見える。

八ッ並地区に着く。ここには高床倉庫の礎石群がある。

これが礎石。
高さが異なる場所に14棟分の礎石がある。
イノシシのしわざなのか、土が掘り返されていた。

百聞石垣(ひゃっけんいしがき)。
大野城は南北に2kmほどの広さがあるが、その北端あたり。
100間(180m)近くあるのでこの名が付いたとか。
大野城はほとんどが土塁(どるい)。石垣は一部だ。

あっと言う間に15時だ。まだ観たいところがあるので、大野城跡は終わり。

大宰府政庁跡。大宰府の中心地だったところ。
建物の礎石が並んでいる。発掘調査に基づいて復元したもの。

坂本八幡宮。
「令和」で一気に有名になった。
大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅があったところらしい(所説あり)。
大宰府天満宮とは異なり、質素で落ち着いている。

お宮の壁に貼られていた解説。
「令和」「万葉集」「梅花の宴」「大伴旅人」「大宰府」の関連性が解説されている。
こういうの、いいね。これで私もにわか令和通。

「祝 令和」の華やかなのぼり。

令和の記念碑。できたてのホヤホヤ。
私は記念碑には興味がないのだが、これはこれでいいね。

御朱印にも興味がないので、写真なし。ごめんなさい。

【今日のデータ】
梅ヶ枝餅:130円。
大野城跡:周囲を囲む土塁・石垣の総延長8km.自然歩道を歩くと面白そう。
坂本八幡宮:御朱印の授与日は決まっている。欲しい人は要注意。

【本日の宿】
博多駅近く。昨日とは異なる。
安い割には設備がいい。新しい考え方でメリハリを付けている。
メインターゲットは外国人と若年層。

2019/10/04 島原城へ行く(D228)

島原城は世界遺産でも何でもない。観光地化されたお城だ。
明治維新で廃城となり解体されたが、昭和39年に天守閣が復興されている。
島原城の案内版には「復元された」とあるが、「復元」と言えるほど忠実ではないと思う。

最初に気になったのがこれ。
「島原城キャンピングトレーラー お泊まり体験」
面白そうだ。リーズナブルな料金なら泊まってみようと思ったが、、、
1室1泊5980円。1人では高い。2~3名ならいいが。

西の櫓。
庭師さんが整備中。

名城画展をやっている。

「ご入場の方は、十円お入れ下さい」だって。十円とは中途半端な。
なぜ、無料 or 百円のどちらかにしない? なぜこの値付け?

まあ、いいや。
10円を入れ、入場する。

加賀 金沢城。
お城の絵が描かれた手ぬぐいがずらり。80枚前後が展示されている。

紀伊徳川氏。
構造物の名前入り。

大阪城。
石垣刻印だけ。

十円の意味がやっとわかった。これ以上取ったら、お客さんは怒り出す。

西の櫓の前は記念撮影広場。団体さん向け。
絵葉書っぽく、いい感じに写りそう。観光用としてはこれが重要。

御馬見所(おんうまみしょ)
中央の壁の意匠が美しい。
藩主が藩士の訓練状況をここから視察したらしい。
三の丸にあったのを移築。当時のものはこれくらい。

本丸(歴史資料館)の入り口。
妙齢の女性が横笛を吹いてお出迎え。
5人の担当者のうち4名が吹けますよ。とのことだった。

展示物は、キリシタン、弾圧、民俗など多岐にわたる。
以下、面白いと思ったものをいくつか。

織部焼 風露台 丸板(おりべやき ふうろだい まるいた)※
緑の部分は海を表現しているのか? 大胆なデザインがいかにも織部焼だ。
中央の茶色の部分は十字(クロス)なのだそう。

※「風露台」とは茶釜の土台。「織部焼」は、 千利休の弟子で大名の古田織部(ふるたおりべ)が始めた焼物。奇抜・斬新なデザインが特徴。

螺鈿床置物(らでんとこおきもの)
藩主 or 上士の持ち物だったと思うが詳細不明。

秤(はかり)

そろばん。
上が玉2つ、下が玉5つ。子供のころ、わが家にもあった気がする。

弩(ど)。弓の一種。この系統の武器がこのあたりにあったとは!
解説なし。詳細不明。

精霊船(しょうろうぶね)
精霊流し(しょうろうながし)のとき、この船に故人の魂を乗せて流す。

原の城攻防図 模型。製作 南有馬中学校。

城が立体的に見えるのが素晴らしい。

最上階(第5層)に登る。

額縁入り雲仙。

パノラマでも撮ってみた。
雲仙方向(西側)

有明海方向(東側)

「山より高い愛をさがす、海より深い愛を探す」
そこのご夫妻、高くて深い愛は見つかりましたか?

明日から夜の陣が始まるらしい。ただし、土日のみ。
平日は見物客が少なくて、戦なんかやってられっかよ。ということらしい。

立入禁止でござる。
Do Not Enter Authorized Persons Only

江戸時代の人が書いたのだから無理もないけど、英語が間違っているよ。
これじゃ、関係者は入っちゃダメ、になっちゃうよ。
「staff only」がシンプルでいいんじゃない?

さて、今日は小浜(おばま)町に泊る。雲仙岳の向こう側だ。
登山をするので下見をかねて山を越えていくことにする。

平成新山が見えてきた。雲仙岳を構成する山の一つだ。
1991年(平成3年)から1995年(平成7年)かけて生まれ、1996年(平成8年)に平成新山と名づけられた。
左下のゲレンデのような斜面は火砕流が流れたあと。

平成新山の頂上。
尖った岩があちこちに見える。煙が立ち上っている。現在も小さな噴気活動は継続している。頂上を中心とした一定のエリアは立入禁止なので山頂への登山はできない。

ロープウェイがある仁田峠に向かう。
登山はロープウェイに乗って出発するので、今日は事前調査だ。

環境保全協力金集金所。

通行料ではないので、車か二輪かは関係ない。

係員が1名常駐している。これが不思議。人件費がかかるはず。駐車場のような自動改札にしたらいいと思うのだが。

ん? 1台100円ではなく、1人100円なのか。乗車人数に応じて徴収する金額が変わるのか。
「はい、4名なので400円ね」
「バスには何名乗車ですか? 35名? 3500円です」
みたいな。
だとすると人が必要か。自己申告にした場合、どうなるだろう?

などど考えながら宿まで走る。
考えごとは危険なので次からはやめねば。
マインドフルネス。風を感じながら走るのがベストなのだ。

【本日のデータ】
島原城:駐車場100円(二輪)、天守閣540円。
名画展:10円。ただし、名画は手ぬぐいに描かれているものを指す。
仁田峠:環境保全協力金(たぶん1名につき)100円。

【本日の宿】
小浜町(おばまちょう)市街地。安い、部屋が広い、温泉がある、サービスがいい、と良いことづくめ。ウェルカムドリンクと温かい温泉タマゴがもらえる。