2021/08/07 豊稔池ダムを経て今治へ(D289)

今日は今治(いまばり)まで行く。明日からは、しまなみ海道だ。
途中で、豊稔池(ほうねんいけ)ダムを見るのが楽しみだ。

0600 起床。コーヒーを飲みながら、ブログ書き。

0735 ブログ書き終了。台風が来るので計画変更。宿探しなどいろいろ。

1000 出発。

1035 豊稔池(ほうねんいけ)ダムに到着。

凄い迫力。放水も見たかったが、これはタイミングしだいだ。

上から見ても大迫力。ダムマニアには堪らない。

石積アーチ形が特徴という情報だったが、確かにアーチ形。いいね!

さあ、今治に向かおう。

海と町が見える小高い丘を走る。

今治に入ったあたりで目を引く橋桁を発見。

バイクを停めて写真を撮る。
なぜ中国風の橋桁? 詳細不明。

SHINMACHI 商店街。ほとんどシャッターが閉まっている。

シャッター街、という言葉が頭の中をグルグル。う~ん、言葉が出ない。

オリジナル感がある橋桁を発見。
地域の特徴を表すデザインは多いが、こんなのは見たことがない。
形といい色といい、誰がどうしてこのデザインを?
理由はともかく、このデザインはいいな。私は好きです。

印章に残るグリーンの倉庫。空の青さとの組み合わせがグッド。
こんな日常的な風景が好き。

今治港の防波堤先端からの風景。しまなみ海道が見える。

これもしまなみ海道。ギリギリ見える一番遠い橋。

白い雲と青い空。
白い船と青い海。
こういう何気ない風景が好き。

と、何やら宗教施設っぽい建物を発見、、、
日本食研、との社名が見える。

右手にはまるで宗教施設のような建物。これも同じ敷地内。

おお、まるで宮殿だ。
日本食研とは何か、調べてみよう。

1630 幹線道路をガンガン走り、今治に着く。

さあ、スーパーで夕食を買って宿に向かおう。

■本日のデータ
今日は、しまなみ海道を見られる場所はほとんど発見できず。
写真を撮ったあの場所だけが唯一の撮影スポットだった。

2021/08/04 五色台を経て瀬戸大橋へ、東山魁夷美術館と四国水族館を見る(D286)

今日は、瀬戸大橋を眺めながら、東山魁夷美術館と四国水族館を見学する。
まあ、定番の観光地だが、行かずに通り過ぎるのもちょっと寂しいかな。
途中に五色台という、長めのよい場所があるので立ち寄ってみることにする。

五色台。「またきまい」というモニュメント。
「また来てね」ぐらいの意味かな。石のハンマーで殴られている気がするんですけど。
石と石が接しているので「絆」の表現かも。まあ、好きに解釈して、ってことですね。
モニュメントの中に、遠く、瀬戸大橋が見える。

瀬戸大橋をアップで。

右手の風景。向こうが大槌島(おおづちじま)、こちらが小槌島(こづちじま)。
写真だとこちらの小槌島が大きく見えるけど、本当は向こうのほうが少し大きい。
タンカーと船がいいバランスでしょ。たくさん撮ったうちの一枚(笑)

瀬戸大橋記念館というのがあるので行ってみる。
入場無料。

ミニシアター。
正面のスクリーンに解説が上映される。
足元のガラス板の下は、四国周辺の立体マップ。

上に乗ると、落ちそうでドキドキ。

瀬戸大橋ができる前は、こんな船の全盛時代。

こんな豪華なやつも。
家に飾りたい精巧な模型。こういうの好きです。
瀬戸大橋ができたので、船はほぼ絶滅したとのこと。

瀬戸大橋の模型。10m以上ある。
本州側から撮影。向こうが四国。

アンカレイジの模型。
橋を吊るワイヤーを固定する台座。

すごい数のワイヤー!
こうやって橋は吊られているんだね。勉強になるなあ。

断面模型。
上は車、下は鉄道。真ん中には光ファイバーなどのケーブル類。
橋の外側には点検用装置。
模型じゃないと見られないから、こういうのいいね!

建造中の機材。大きな船の上に橋桁を乗せている。
垂れ下がっている細い白い線の先端には船舶誘導灯。

笑わしゃんすな百年先は財田の山から川船出して月の世界へ往来(ゆきき)する

瀬戸大橋の建造に尽力した大久保という人の言葉。
技術の将来を的確に予測していますね。先見の明がある人は尊敬します。

というわけで、宇宙エレベーターの解説がある。
大久保さんの言葉を知ったあとでこの解説を読むと、きっと実現するだろう、という気持ちになる。
宇宙エレベーターについては、ウキペディアで調べてね。

外には、瀬戸大橋建造時に使った機材を展示。上に見えるのは瀬戸大橋。
これは灯浮標。海上に浮く照明。高さ5~6mある。

これはメインケーブル。直径1m、3万4千4百本のケーブルの集合体。

瀬戸大橋タワー。回転式展望台が回りながらゆっくりと登っていく。

最上部でぐるぐる回りながら360度眺められる。
面白そう。登ってみよう。

チケット800円を買い、展望台に乗り込む。
乗客は私一人。独占状態で出発だ。

最下部からの瀬戸大橋。下から見上げる感じ。

最上部からの瀬戸大橋。見下ろす感じ。走っている車が見える。

反対側。ずっと内陸まで続いている。

さて、お昼だ。
周囲は公園なので、木陰のベンチで食べることにしよう。

昨日コンビニで買った黄色いスイカ。
宿で細かく切り分けて、氷と一緒に保冷袋に入れて持ってきた。
うん、冷たくて甘くて美味しい。シャキシャキ感は足りないけど、よしとしよう。

昨日スーパーで半額で買ったトロロ蕎麦。
讃岐うどん、なかなか食べるチャンスがない。

香川県立東山魁夷せとうち美術館。
シンプルなデザインなのは魁夷の絵と通じるところがある、のかな。
通常310円だが、65歳以上は無料。香川県はいい県だ。

主にリトグラフの展示。
1階は「風景を駆ける」というテーマで「道」「綿雲」などの有名な作品を展示。
2階は「欧州への旅」というテーマで北欧・ドイツ・フランスなどの風景画を展示。
シンプルに見える作品でも、28版とか32版とか、すごい数の版を重ねて刷っている。だからリトグラフであの雰囲気が出せるのか、と思う。
作品の数は少なめだが本物が見られるのは素晴らしい。印刷では表現できない微妙な色彩の変化がわかる。
撮影禁止なので室内の写真は無し。

1階にあるカフェからの風景。額縁に入った瀬戸大橋。

美術館出入口から瀬戸大橋を望む。
魁夷の絵を意識してシンメトリーに撮ってみたが、どうですか。

相棒バイクで15分ほど走り、宇多津臨海公園 の中にある四国水族館に着く。
入館料2,200円。

まあ、普通の水族館ですね。特に驚くようなものは無し。

若い人たちや家族連れが多かった。まあ、そうだよね。

公園内の入浜式復元塩田。
満潮時に海水をここに入れて堰き止め、干潮時に天日で水を蒸発させて濃くする。
最後は火で煮詰めて塩を作る。

公園内で見つけたマンホール。宇田津とポケモンのコラボか?

■本日のデータ
瀬戸大橋記念館:無料
東山魁夷せとうち美術館:310円、65歳以上は無料
四国水族館:2,200円

■本日の教訓
瀬戸大橋記念館は予想外に面白かった。
四国水族館は期待外れだった。
入場料と面白さは比例しない。
プディングの味は食べてみないとわからない、という英国のことわざがあるが、施設についても全く同じ。行ってみないとわからない。

2019/10/15 世界遺産 三池炭鉱を観る(D239)

今日は大牟田に行き、三池炭鉱を観る。
ここは世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

その前に、宿の近くの筑後川昇開橋(旧国鉄佐賀線筑後川橋梁)を観に行く。

橋の中央が上下に移動する。船が通るときには上がるのだ。

今は少しだけ上がった状態だ。上に人がいる。何をしているのだろう?

近づいてみる。

「故障のため通行できません」とある。
故障していなければ、1時間に1回、中央部が降下し、歩いて渡れるようだ。
渡ってみたかった。残念。

修理作業をしているのだろう。

隣には温泉。周辺の人たちは「大川昇開橋」と呼んでいるらしい。

5km、10分ほど走り、三重津(みえつ)海軍所跡に着く。
幕末佐賀藩海軍の本拠地だったところ。
世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

跡地の隣に佐野常民記念館があり、三重津海軍所の情報が得られる。

ドーム型シアター。三重津海軍所の解説動画を上映していただく。

天井いっぱいにCG動画が映し出される。なかなかの迫力。

解説VRのゴーグルを借り、裏へ出る。

向こうが三重津海軍所跡。手前は解説板。

1~6までの番号のところで解説VRが見られる。

ゴーグルを覗くとVR画像が見え、解説音声が流れる。

30km、1時間ほど走り、大牟田に着く。

宮浦石炭記念公園。世界遺産 宮浦抗跡が公園になっている。

三池炭鉱で唯一残る煙突がこれ。

月が~出た出たぁ~、月がぁ出た。三池炭鉱のぉ上にぃ~出た~。
あんまりぃ~煙突ぅがぁ高いのでぇ~、さぁぞやお月さん、煙たぁかろ。
さの、よいよい。

この炭坑節を知っているあなた、年齢がわかるよね。

坑道に入る列車。人を運ぶ。ワイヤーで引っ張るタイプ。

こちらは資材運搬用。

サイドダンプローダー。バケットが横に回転する。

フェースローダー。砕いた石炭を集めてベルトコンベアーに乗せる装置。

ドリルジャンボ。ダイナマイトを仕掛ける穴を掘る。

2km、10分ほど走り、宮原抗跡に着く。

銀色のデビーポンプとレンガ造りの蒸気機関機械室。
デビーポンプは坑内の水をくみ上げるもの。

三池炭鉱専用鉄道敷。

さらに3km、10分ほど走り、万田坑跡に着く。

本日休業。外から観ることはできるが中には入れない。残念。

銀色のがデビーポンプ。レンガ造りは蒸気機関機械室。

円柱は煙突の根元部分。

6km、15分ほど走ると三池港。

三池港閘門(こうもん)
港内の水位を調整する観音開きの扉。水圧を利用して開閉する。

クレーン船 大金剛丸。明治38年にイギリスから購入。現役。

三池炭鉱専用鉄道跡。

駆け足であちこち回ったが、ひと通り見ることができたので満足だ。
だいぶ陽も傾いたので宿に急ごう。

【本日のデータ】
万田坑跡だけが有料。410円。

【本日の宿】
熊本県山鹿市。三池港から40km、1時間。
明日はミルクロードを走るので、できるだけ阿蘇の近くに、と考えた結果。