2019/9/27 根子岳絶景ポイントを走る(D221)

昨日のミルクロードは外輪山を走るコースで景色がよかった。
今日は南阿蘇のあちこちを見ながら、景色のよいところを求めて走ってみよう。

まずは高森駅。南阿蘇鉄道の終点だ。

観光地感満載だが、いいんじゃないの。

くまモン、C12、相棒バイクで記念撮影。

絶景を求めて根子岳の東側、265号を走る。

月廻り温泉。
根子岳をバックに(ミニ)ゴルフに励む方たち。

真ん中でそびえたつのが天狗峰。

265号からの風景。

根子岳の山頂。まるでノコギリ。八海山と似ている。

箱石峠絶景ポイントの「ASO田園空間博物館」の案内板。
いいネーミングですねぇ。

絶景ポイントで記念撮影。
(向かって)右が高岳、左が根子岳。

丘陵風の風景が続く。

高岳の近くを走る。

丘の間を縫うように走る。特別なものは何もない、こういう風景が好き。

見通しのよい風景が続く。
遠く左手に高岳。さらに遠く中央に中岳の噴煙。青い空と白い雲。

高台からカルデラ内を望む。

綺麗に刈られた牧草地。ここで阿蘇あか牛が育つのだろう。

このあたり一帯は「町古閑牧野」と言うらしい。牛馬放牧地を守るため一般の立ち入りを禁止しているようだ。

阿蘇あか牛と黒毛和牛がたくさん。
「あか牛」とは「褐毛和種(あかげわしゅ)」のこと。「あか」は「褐」と書くのだが難しいのでひらがな書きにしているのだろう。

ミルクロードを走り、ヒゴタイロードに入る。

ヒゴタイはアザミに似た花。漢字では「平江帯」「肥後躰」と書く。大陸と九州が繋がっていた時代に広がった太古の名残りの植物と言われている。
このあたりは産山村(うぶやまむら)という場所なのだが、ヒゴタイは「村の花」なのだそう。

丘陵の風景が続く。左は根子岳。山頂が独特なのですぐわかる。右は高岳。

反対側は、くじゅう連山。

丘の上に怪しげな白い建物。廃墟感がハンパない。
行ってみよう。

尖った石だらけの道を進む。どうかパンクしないように、、、

正面が見える。廃墟だ!

まずは相棒バイクと記念撮影。

錆びた骨組みの間から空が見える。

ホテルらしい建物の入り口。
入ってみる。

ロビーの天井。

割れたガラス窓から隣の建物が見える。

近くの牧場で尋ねたら、建設途中で頓挫したリゾートホテルとのこと。
名前がないからGoogleマップにも出てこないわけだ。

阿蘇の風景は堪能した。南阿蘇の宿に戻ろう。

南阿蘇では稲穂が実る。

土手には曼殊沙華。

日帰り温泉に立ち寄る。

露天風呂からの風景。青空なら最高の気分だろう。

【本日のデータ】
阿蘇のミルクロードはどこも良い景色。すべて走ることを強く推奨。
お薦めベスト1は「箱石峠絶景ポイント」&その道路6kmほど。
まだ隠れた穴場だが、じわじわと知られ始めている。お早めにどうぞ。

【本日の宿】
昨日と同じ。南阿蘇のペンション村の一角。

2019/3/23 志布志から鹿児島市へ レンゲ畠に夢中で、まさかのガス欠(D126)

0900 鹿児島の志布志港へ到着。

0930 下船。

フェリー「さんふらわあ さつま」と記念撮影。
排水量1万3千トン超。かなり大きい。海上でもほとんど揺れなかった。
ちなみに戦艦大和は、排水量7万2千トン超(満載時)。これの5倍以上か、、、

今日も寒いので、例によってダウンとレインウェアを着込む。
鹿児島がこんなに寒いとは思わなかった。

港を出たところで見かけた看板。
「志布志」という地名は変わっていると感じていたのだが、なぜこの地名なのかがわかった。地名には歴史がある。一時の流行りで簡単に変えちゃいけいよね。

鹿児島市へ向かう途中、ローソン大崎野方インター店に立ち寄る。

店内に大崎町特産品コーナーがある。ハイブリッドコンビニか? 初めて見た。

しばらく走ると、こんな光景が目に飛び込む。

レンゲ畠だ!
小学生のころは家の周りにたくさんあったのだが、その後、見かけなくなった。
懐かしい。

畦道にも。一面に咲くのもいいが、こういう可憐なのも好き。

少し走って、ふと相棒バイクのメーターを見ると、ガソリンが「E」に!

あっ、ガソリン入れるの忘れてた! やばい。

すぐバイクを停め、Googleマップで近くのガソリンスタンドを探す。

1.8kmのところにJAのSSがある。よっしゃー! この距離なら何とかなるだろう。
念のため電話。着いたら休みだった、ということがあるからだ。ガソリンの無駄使いはしたくない。

営業中なのを確認。ヒヤヒヤしながらJA SSに向かう。

プスン、プスン、、、。プスン、プスン、、、。あと、200mというあたりでエンジンが息継ぎを始めた。あっちゃ~。

プスン、、、
あと140mなのに。

正面にSSの建物が見える。

まあいいや。140m押すくらい楽勝だ。

と思ったら、わずかに上り坂。荷物を満載した相棒は重い。
5分ほどかけてSSに到着。

どうしたんですかあ~。

若いお兄さんが走って近寄ってきた。

いやあ、もうちょっとだったのに、そこでガス欠。
レギュラー満タン、カードで。

4リットルのガソリンタンクに4.25リットル入った。
一滴も残っていなかったのは間違いない。

でも、まあ、140m押すだけですんだというのは幸運だ。運の良さに乾杯!

Googleマップにも助けられた。なかったら最短距離のガソリンスタンドを見つけるのは至難の業だ。Googleマップに乾杯!

まあ、乾杯するのは夜だけどね。

満タンになればこっちのもの。ガンガン走って鹿児島湾に出る。

桜島が霞む。岸辺ではなぜか今ごろススキが揺れていた。

鹿児島市に向かって、湾沿いの道を走る。

と、、、大好きな廃墟系不思議建造物が出現、、、

何だかわからないが、相棒バイクと記念撮影。

向かって右に進むとお店らしき建物が、、、

人の気配はない。営業中なのか?

中に入る勇気はなかった。

からあげにこだわりがあるようだが、、、

1440 鹿児島市に到着。

桜島。さっきとはすいぶん形が異なっている。

見ていたら、無性に登りたくなってきた。
九州一周は桜島登山から始めることにしよう。まだだいぶ先の話だが。

沖縄行きのフェリーには明日の夕方乗船なので、今日は鹿児島市泊まり。
フェリーでは熟睡できなかったので、早めに寝ることにしよう。

【本日のデータ】
カブのガソリンタンクには4.25リットル入る。

11月11日(日)103日め 湯沢から清津峡を経て秋山郷へ

今日は、秋山郷、小赤沢集落の撮影スポットに向かう。
紅葉に囲まれる集落の景色を撮りたい。

0900 湯沢の宿を出る。雨がパラつく中、ゆっくり走る。

宿を出てしばらく走ったあたり。
こういう、ごく普通の田舎道が好き。

紅葉の中、職人さんが樹木の冬じたく。

こんなしっとりした紅葉もいい。

湯沢から津南町へ向かう途中。上野雪覆道をくぐる。
覆道の外と中から向こうの景色が見える。
覆道の中からの景色ははっきり見えるのに、外からの景色は霞んでいる。
空気中の水蒸気の有無でこんなに違いが出るとは! 面白い。

紅葉とツーショット。

紅葉をバックにバイク集団が駆け抜ける。
走りを楽しむのもいいけど、景色も楽しんでね~。

清津峡下流の流れに沿って353号線を走る。

渓谷を見下ろすと紅葉と紅葉。

ずっとこんな風景が続く。

紅葉展望駐車場で休憩。

清津公園トンネル。もう少しで清津峡だ。
左の黄色い標識が気になる。

清津の古道。入り口だ。100m先で通行止。
よし、歩いて行ってみよう。

いかにも古道! という感じのトンネルだ。こういう風景、大好き。

トンネルから見える紅葉が新鮮な印象。

少し歩いて振り返ると、、、

トンネルと紅葉と渓谷。晩秋の寂しさが漂う。

さて、清津峡へ向かおう。

清津峡の駐車場に入ろうと並ぶ車の最後尾が清津公園トンネルの中まで来ている。
満車なので、1台出てくると1台入れるというわけだ。気の長い話。

居並ぶ車を横目に脇をすり抜けて清津峡に向かう。
途中、誘導員が、行っていいよ、と誘導ライトを振ってくれる。

こんなときバイクは有利ですね。
車のみなさん、お先に失礼。

清津峡の紅葉は他と似たり寄ったり。
今回は清津峡トンネルには入らず、周辺だけ鑑賞。

相棒バイクの脇で、ポットに入れたコーヒーを飲んでいると、
BMWのバイク集団が出発しようとしているのが目に入る。

1台がスルスルと近づいて来た。

こんにちは~。私もカブに乗っているんですぅ~。

若い女性だ。ヘルメットで顔全体は見えないが、目元でわかる。
他のメンバーはみな男性っぽいので、女性は一人だけのようだ。
バイクツーリングではよくあるパターン。

おっ、それじゃ、カブ仲間ですね。今日はみんなでツーリングですか。
仲間と走るのは楽しいですよね。

そうですね。でも、一人で走るのも好きですよ。
来週は私もカブで一人旅するんです。

それはいいですね。お互い、事故には気をつけましょう。
楽しんでください。

BMWの仲間たちはどんどん出発していき、最後の1台が彼女を待っている。
彼女は、それに気づくと、じゃあ、と言って走り出す。
最後の1台が彼女を守るようにそのあとを追いかける。

最後の1台は彼女のご主人だと思う。
バイクツーリングではよくあるパターン。まず間違いない。

さて、秋山郷に向かおう。

清津公園トンネルまで戻ると、まだ車の渋滞は続いている。

トンネルの周りは紅葉で綺麗だ。
相棒バイクを道端に停めてちょっと撮影。

うっすらと射す光に紅葉が輝く。

秋山郷に向かう途中、9月に出会った廃屋と再会。

芸術祭参加作品「廃屋(はいおく)のある空間(秋バージョン)」
何度見てもこの廃屋はいい!
※芸術祭参加作品:「9月16日(日)94日め 大地の芸術祭(1)星峠の棚田&美人林&蛇モニュメント」参照。

9月16日(日)94日め 大地の芸術祭(1)星峠の棚田&美人林&蛇モニュメント

廃屋の隣の風景。

さあ、秋山郷へ急ごう。

途中、こんな家が目に飛び込む。

すごい! コンクリート1階の上に美しい木造家屋。
う~む、こだわりが凄い!
写真を撮らせていただいたあと、家の人を探したが留守のようだ。
少しお話したかったのだが、、、残念。

先を急ごう。

すると、素晴らしい風景が。

以下「作者が勝手に選ぶ本日のベストショット3」

空と紅葉と供養塔。ありそうで無い風景。

青空と3本の樹。相棒バイクの黄色とのマッチングもいいね!

蔦の紅葉。う~む、渋い! 本日のベスト1 文句なし。

道草を食い過ぎて秋山郷には着けなかった。
近くの北野天満温泉学問の湯に泊まる。

【本日の感想】
渋い紅葉もいい。

【本日のデータ】
相棒スーパーカブの走行距離が1万kmを超えた。
6月初旬に出発して5カ月と少し。
月平均2000km走ったことになる。

【本日の日本酒】

槽掛け袋しぼり 純米生原酒 雪鶴
こういうお酒がある酒屋さんがある津南町。いい町だ。