2019/10/20 大宰府&大野城跡を歩く(D244)

博多から20km、40分ほど走って、大宰府天満宮に着く。
参道の入り口に西日本鉄道 大宰府駅がある。
駅の駐輪場に相棒バイクを停め、参道を歩く。

観光客であふれる参道。令和効果か?

木組みを使ったデザインのスタバ。
みんなが記念撮影をしている。海外からの人たちも大喜び。

御神牛(ごしんぎゅう)の頭を撫でながら記念撮影する親子。
後ろでは順番待ちの大行列。

太鼓橋を渡る。
一つ目の太鼓橋から撮影。向こうに見えるのが二つ目の太鼓橋。
さらに向こうには鳥居と楼門。

楼門の前の広場ではバンドが演奏中。
広場は露店と観光客でいっぱい。
いつもこうなの? と思ったら、こんなポスターが、、、

SOL A MEETS IN DAZAIFU というイベントだった。
これほどじゃないけど、土日はお客さん、多いね。とはお店の人の話。

楼門。
屋根の上の龍は「登龍門伝説 飛龍大神ねぶた」

う~む、よくわからないが、いろいろなことを考えるものだ。

本殿前には参拝者の大行列。

参道には梅ヶ枝餅のお店がたくさん。

一つだけ買って食べてみた。平たくした大福餅を焼いたもの、という印象。
130円。このお店ではPayPayが使えた。

お店ごとにいろいろな作り方をしている。
買ったのは手作業で焼くお店だったが機械で焼く店もある。

2個ずつ焼く機械。グルグル回りながら焼き、下から出てくる棒が蓋をパカッと持ち上げる。

こちらは1個ずつ焼くタイプ。
きっと餅も1店舗ずつ異なるのだろう。比較研究したら面白いかも。

大宰府の北西に大野城跡がある。
大野城は、大宰府があった時代に築かれた古代山城だ。唐(とう)・新羅(しらぎ)連合軍から大宰府を守るために作られたと言われている。

行ってみよう。
途中の岩屋城跡にも寄ってみたい。

相棒バイクで3km、10分ほど走り、岩屋城跡(本丸跡)に着く。

岩屋城跡入口。ここから5分ほど階段を登る。

本丸跡では(たぶん)ツアーの人たちがガイドさんの説明を聞いていた。

素晴らしい見晴らしだ。大宰府の町全体が見下ろせる。

大宰府政庁跡。建物がない空間なので遠くからでもわかりやすい。

大野城跡入口付近のパーキングに着く。

大野城跡の案内版。
現在地はエリアの南端あたり。太宰府側だ。

バイクを停め、歩いて見て回る。

焼米ヶ原。

遠く見えるのはさっきのツアーグループ。あそこには玄清法印の墓がある。
※玄清法印:17歳で盲目になった僧侶。盲僧琵琶(筑前琵琶)の開祖。

なだらかな丘になっていて散策にはちょうどいい。

玄清法印の墓から少し登ったところ。見晴らしがいい。
ベンチではお母さんと娘さんが絵を描いていた。

大宰府天満宮がよく見える。

八ッ並地区に着く。ここには高床倉庫の礎石群がある。

これが礎石。
高さが異なる場所に14棟分の礎石がある。
イノシシのしわざなのか、土が掘り返されていた。

百聞石垣(ひゃっけんいしがき)。
大野城は南北に2kmほどの広さがあるが、その北端あたり。
100間(180m)近くあるのでこの名が付いたとか。
大野城はほとんどが土塁(どるい)。石垣は一部だ。

あっと言う間に15時だ。まだ観たいところがあるので、大野城跡は終わり。

大宰府政庁跡。大宰府の中心地だったところ。
建物の礎石が並んでいる。発掘調査に基づいて復元したもの。

坂本八幡宮。
「令和」で一気に有名になった。
大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅があったところらしい(所説あり)。
大宰府天満宮とは異なり、質素で落ち着いている。

お宮の壁に貼られていた解説。
「令和」「万葉集」「梅花の宴」「大伴旅人」「大宰府」の関連性が解説されている。
こういうの、いいね。これで私もにわか令和通。

「祝 令和」の華やかなのぼり。

令和の記念碑。できたてのホヤホヤ。
私は記念碑には興味がないのだが、これはこれでいいね。

御朱印にも興味がないので、写真なし。ごめんなさい。

【今日のデータ】
梅ヶ枝餅:130円。
大野城跡:周囲を囲む土塁・石垣の総延長8km.自然歩道を歩くと面白そう。
坂本八幡宮:御朱印の授与日は決まっている。欲しい人は要注意。

【本日の宿】
博多駅近く。昨日とは異なる。
安い割には設備がいい。新しい考え方でメリハリを付けている。
メインターゲットは外国人と若年層。

2019/5/8 世界遺産 勝連城跡に行く(D171)

明日から首里城を見るので、今日は那覇までいく。
途中、世界遺産群の勝連城跡(かつれんぐすくあと)に立ち寄る予定。

奥間の宿からうるま市の勝連城跡までは約80km、2時間。
勝連城跡から那覇までは約35km、1時間。
余裕があるので、ゆっくり見られるだろう。

2時間走って勝連城跡に着く。

エリアの入り口。

360°パノラマのバーチャルツアーなどを見たい人は、上のQRコードをスキャンしてください。現地にいなくても大丈夫です(笑)

ドローン禁止。最近はこの表示が多い。

階段を登る。

上の方に一番外側の城壁が見える。
その手前の空き地は防御田地(ぼうぎょでんち)。

湿地なので足が取られて敵が侵入しにくい、らしい。

左手に見えるのが一番外側の城壁。

右手に見える城壁。これも一番外側。
この左右の城壁は、昔はつながっていたと思われる。

少し入ったところから城壁を見上げる。

門口のカー。カーは泉。身分の低い家臣が利用していた、とある。

仲間ヌウカー(カンジャガー)。カンジャは鍛冶屋。仲間家は鍛冶屋だった。
仲間ヌウカーは、仲間家の泉。カンジャガーは、鍛冶屋の泉。

発掘調査中のエリアもある。

城壁を見上げる。
今、立っているエリアのことはわかっていないのか、名前や用途の説明がない。

ミートゥガー。縁結びのカー(泉)。
私なら、密会のカー、と名付けるな。

ウタミシカー。ウタミシは、お試し。占いという意味。
泉の水が豊富だと不作、水が少ないと豊作、というのが面白い。
われわれの感覚とは反対だ。水が豊富すぎる場所だったということか。

三の曲輪(くるわ)に向かう。団体さんが階段に並んでいる。
※曲輪:「郭」と書くことが多い。沖縄では城(グスク)によって発音が異なり、「くるわ」「かく」の両方がある。

階段を登り切ったところ。向こうが三の曲輪。

三の曲輪の中から四脚門(しきゃくもん)を見る。

三の曲輪の中は広い。

二の曲輪と一の曲輪が見渡せる。
二の曲輪に登る階段が3つあるのが面白い。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1353109-1280x853.jpg です

三の曲輪の解説。興味があれば拡大してどうぞ。

肝高(きむたか)の御嶽(うたき)/トゥヌムトゥ(神人が腰掛けた石列)。
御嶽はこのエリア全体、トゥヌムトゥは石列だけ。

二の曲輪(くるわ)基壇。石積みで一段高くなっている部分のこと。
写真では手前の部分が凹んでいるが、ここは古い時代の建築のようだ。

真ん中の階段を使い、二の曲輪に登る。

舎殿跡(しゃでんあと)。

二の曲輪の解説。

ウミチムン(火の神)。

ウシヌジガマ。
「ウシヌジ」は、身を隠して凌ぐ、という意味。「ガマ」は、自然の洞窟。
かなり狭い。中は暗くてどうなっているかわからない。入るにはそうとうな勇気が必要だ。

一の曲輪に向かう。観光客用の階段もあるが、脇が本来の道。

ダラダラ勾配を登ると階段がある。
最終防御ラインの造りになっているらしい。

階段を登りきった正面。

右側。そんなに広くない。

一の曲輪の解説。

最後の王の解説。
王を賛美する歌に、勝連を「やまとの かまくらに たとゑる」とあるのが面白い。

玉ノミウヂ御嶽。霊石がご神体というのは、今まで見た中にはなかった。

東の方角を望む。
遠く、橋でつながった島々(浜比嘉島、平安座島、宮城島)が見える。

西側。湾がすぐ近くだ。

二の曲輪に降りる。登ったときとは(階段に対して)逆側の通路。

城壁に沿って降りたところから見上げる。
写真右手は断崖だ。自然の城壁。

かなりゆっくりみたが、それでも1時間30分ほど。

那覇へ向かう途中、海岸でモーターパラグライダーが飛んでいるのが見える。
まだ時間がある。立ち寄ってみよう。

二人乗りの遊覧飛行。

車椅子の人たちが順番に体験飛行をしている。
スタッフが手伝い、車椅子からパラに乗り移る。

オーケー。いくぜ! 
行ってらっしゃ~い~。

行ってきま~す!

2、3歩で、あっと言う間に飛び立つ。

みんなが飛び終わったあとは記念撮影。

飛んでる間も飛んだあとも、みんな大はしゃぎ。
海が綺麗ですごい楽しかった! とおっしゃっていた。

こういうのいいね!

【本日のマニアック】

ブロック片と白いロープ?が包帯みたいで痛々しい。胸がキュンとなる。

なぜ、屋根の上にバイクが???
スピード出しすぎて飛び上がった???
扁平で太いタイヤはドラッグレーサー???
謎は尽きない。

【本日の宿】
那覇、泊(とまり)ふ頭付近。若い人たちが運営する大規模ゲストハウス。1泊め。
50室ぐらいある。外国人比率7~8割。
チェックイン時の担当者(20歳台)がバイク好き。部屋の説明をする前に記念写真を撮っていただく。

写っているのはバイク好きな担当者のお友達。

【本日のデータ】
モーターパラグライダースクール:基礎からパイロット証認定まで、早ければ2週間(毎日受講した場合)。断続的でも可。1年間有効。受講料15万円。
障害:パイロット証認定に当たっては機材の購入が必須なこと。ウィング+エンジン+ハーネス+その他のセットで、約150万円。

2019/4/25 世界遺産 中城城跡に行く(D158)

今日は、瀬長島 ウミカジテラスという観光スポットに立ち寄ったあと、一気に北上して、世界遺産群の一つ中城城跡(なかぐすくじょうあと)に行く。

ウミカジテラスには、たくさんの店舗が階段状に配置されている。

どの店舗からも海が見える、というのが売り。

ウィンドサーフィンをする人たちが見える。

ちょっとお洒落な飲食店が多い。

異色感のあるバック屋さん。

ミシンがある。バック縫製用なのか? 機械感にあふれている。

面白そうなので入ってみた。

おねーさん2人がバッグを製作中。
(小声で)すみません、写真撮ってもいいですか?
(小声で)どうぞ(ニコッ)

この(ニコッ)に弱い。みな美人に見える。

店内を見て回る。

道具類が面白い。

飲食店はどうでもよいので、中城城跡に向かう。
約26km、1時間。

中城城跡(なかぐすくじょうあと)も「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つだ。

マップ左手の管理事務所でチケットを買う。入場料400円。
右端の正門近くまで電動カーで運んでくれる。さすが世界遺産。

すぐ隣の中城高原ホテル跡。
建設途中のまま工事が中断され、40年以上も放置されているらしい。
取り壊しが決まったので見られるのも今のうちだけ。

廃墟好きな私だが、こういうのはあまり好みではない。
活躍していたときのスートリーがなくては面白くない。
廃墟は諸行無常という概念とセットだから趣がある、と思う。

正門へ向かう。大きい。広角24mmでも入りきらない。

パノラマで撮ってみた。

正門から見た城郭内。中にも城郭がある。

「南の郭(かく)」から「一の郭(かく)」に向かう門。
向こうに「二の郭(かく)」に通じる門が見える。

城壁の一部が復元中。石が整然と並べられている。

「一の郭」の武者走り(むしゃばしり)に登る。

武者走りより一段高くなった胸壁(きょうへき)の角に「隅頭石(すみがしらいし)」が突き出ている。

きれいなRだ。

二の郭へ向かう。

二の郭。

二の郭の武者走りに登る。一の郭の方向を見たところ。

三の郭。
二の郭から三の郭へ通じる門はない。いったん「西の郭」へ出たあと「北の郭」へ行き、そこから階段で三の郭へ登る。

裏門から外へ出て記念運動場から三の郭の城壁を眺めたところ。

記念運動場に中城城跡の模型が設置されている。
見ごたえがある素晴らしい城郭だ。小さい城もいいが、大きい城もいい。

さて、今日はキャンプだ。
沖縄県総合運動公園オートキャンプ場へ向かう。
中城城跡から6km、10分ほど。

沖縄初キャンプ。テント設営は2回目。なんだかんだで1時間。
テーブルとイスは事務所で借りた。

さあ、シャワーを浴びてからコンビニに夕飯を買いに行こう。

【本日のデータ】
中城城跡:入場料400円
キャンプ場:1泊2日 2710円、机 500円、イス 100円
テント設営:設営マニュアルを見た回数 1回、約2分。