2019/11/22 奈良 吉野山を散策(D274)

今日は吉野山全体を見て回る。
紅葉を観るのはもちろん、桜の咲くころに来るのを前提に、現地確認をするのが主な目的だ。
徒歩で回ろうと思っていたのだが、計算してみると時間が足りない。
相棒バイクで回ることにした。もちろん、トコトコ走るけど。

宿からいただいた吉野山マップ。中央やや上の青線あたりが宿。

まず、上千本を通って奥千本まで行こう。

上千本。
白っぽいのが葉がすっかり落ちた桜。
手前の幹も桜。

花矢倉展望台からの風景。
中千本あたりの町並みがよく見える。

奥千本に向かう。

高城山展望台の登り口。

色が複雑に混じる紅葉。

モミジ狩りをする男性。
う~ん、なかなかいい色だ、と言っている(かも)

高城山展望台に登る。

振り返るとこの風景。

展望台からの風景。

奥千本に着く。
ここで引き返して、中千本&下千本に向かう。

櫻本坊。

少し下ったところの無人販売店。

さらに下ったところの風景。

金峯山寺 蔵王堂。世界遺産。

仁王門。世界遺産。

銅の鳥居。世界遺産。

すぐ隣の湯屋。蔦がいい感じ。

黒門。

すぐ近くのお店。やまぐり屋さん。

下千本。ロープウェイ吉野山駅近く。

下千本。遠く白いのが桜の枝。桜の時期には見事だろう。

ロープウェイ駅近くから見下ろした風景。白い枝が桜。

白い桜の枝で山が覆われている。

想像豊かに景色を眺めると、桜のころは感動的な景色だろう。
来年の春には来るしかない。

【本日のデータ】
吉野駅から奥千本まで約6km、徒歩2時間。
のんびり桜を見ながらだと3~4時間。
一日あれば往復できる距離。
でも、途中で一泊するほうが楽しめそう。

【本日の宿】
昨日と同じ。朝食のご飯がとても美味しかった。
夕食は独特の鍋。2食付きで大正解。

2019/11/09 (速報) 大山環状道路&倉吉白壁土蔵群&白兎神社を経て鳥取へ(D262)

大山(だいせん)の周りをグルっと走る大山環状道路を走る。

ずっと紅葉が続く。

倉吉白壁土蔵群。

その中の一つ。元醤油蔵。築120年以上らしい。

淤岐嶋(おきのしま)
このあたりは、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)伝説の場所。
赤い鳥居の中に遠く見える白いものは因幡(いなば)の白兎かも。

白兎神社(はくと じんじゃ)
因幡の白兎を祭っている。

【本日の宿】
鳥取駅近く。

2019/11/05 出雲大社&古代出雲歴史博物館を観る(D260)

神社系にはあまり興味がない。
のだが、出雲大社(いずもおおやしろ/いずもたいしゃ)は別だ。あと伊勢神宮も。
出雲大社は全国の神さまが集まる場所だし、伊勢神宮は20年に一度遷宮がある。
両方に共通するのは、朱塗りではなく木材の色のまま、という点。
自然のあらゆるところに神々がいる、という考え方としっくりくる意匠だと思う。

相棒バイクで宿から7,8分走り、出雲大社の駐車場に着く。

境内のマップ。駐車場は左手にあるので、いったん正面に回ることに。

境内に入るとこんな掲示が。

ここはホタルの生息地なのか! とビックリ。

松に埋もれる鳥居。いいね。
出雲大社にはいくつかの鳥居があるが、すべて茶色系。朱塗りは(たぶん)一つもない。こういうところもいい。
朱塗り自体がダメという意味ではなく、一貫した意匠なのがいい。

松の脇を歩き、拝殿に向かう。

バンドが巻かれた松。幹が裂けるのを防ぐためだろう。
これだけ松があると手入れはたいへんだろう。

動かないウサギがたくさんいるエリア。
因幡(いなば)の白兎(うさぎ)らしい。

縁(えん)むすびの碑(いしぶみ)
古事記に基づいた想像画が石にはめ込んである。
ここにはウサギはいらないと思うが、、、

因幡の白兎の像。
大国主神(おおくにぬしのかみ)がウサギを見下ろしすぎ、、、

ムスビの御神像。
手前は大国主神、金色の玉が幸魂奇魂。

銅鳥居から拝殿を観る。
鳥居の色と拝殿の色がよくマッチしている。

拝殿の注連縄(しめなわ)
存在感が凄い。神楽殿のよりも小さいが、こちらのほうが美しい。

拝殿全体。青銅色の屋根が印象的だ。
団体観光客とカップルがいたるところに。

御本殿。
近くまで入れないので、ここから撮るのが精いっぱい。
手前の木にはおみくじが巻かれている。

御本殿前の八足門(やつあしもん)
この向こうには楼門。さらにその向こうに御本殿。
御本殿へのダイレクトアクセスは難しいのだ。

御本殿の屋根。檜の皮葺き。
60年に一度、葺き替える。これを遷宮(せんぐう)と呼んでいる。
伊勢神宮の遷宮は20年に一度、建物すべてを建て替える。
出雲大社は建物は建て替えないのに遷宮と呼ぶのは、昔は建て替えていたなごりかもしれない。

古代出雲歴史博物館。
出雲大社のすぐ隣。徒歩5分。
ここには面白い模型があるのだ。楽しみ。ワクワク。

博物館を入ったところに展示されている発掘物。柱3本。
古代の出雲大社に使われていた柱。3本の柱を束ねて1本のように使っていた。
発掘調査で発見されたもの。学術的には一番の目玉。

面白い模型の一つめがこれ。
古代の出雲大社の仮説模型。5つあるうちの2つ。
5人の研究者の仮説に基づいた模型が並べられている。
1/100ぐらいのスケール。

別の2つ。高さと階段の長さが異なる。

面白い模型の二つめ。
これまでとは別の仮説模型。なんと1/10サイズ。
5つの仮説模型のうち一番高く階段が長いものを1/10サイズで作ってある。
高さ48mの1/10なので、4.8mということになる。
階段の白い人間2人と比較すると、その大きさを感じられる。

造りの異なる神社の模型が5つ。
一番手前は出雲大社。

豊受大神宮(とようけ だいじんぐう)正殿(しょうでん)
別名、伊勢神宮外宮(いせじんぐう げくう)正殿

住吉大社本殿(すみよし たいしゃ ほんでん)

宇佐神宮本殿(うさじんぐう ほんでん)

加茂別雷神社本殿(かもわけ いかづち じんじゃ ほんでん)
通称、上賀茂神社(かみがもじんじゃ)

春日大社本殿(かすがたいしゃ ほんでん)

神社の造りのこの多彩さ。いいね。
これから回るエリアにあるものには行ってみたい。

千木(ちぎ)、勝男木(かつおぎ)という名称が面白い。由来は未調査。

銅鐸(どうたく)
上を持ち、打器で叩いて音を出す楽器。

手前の明るいところは上からの照明。
なかなか良い演出をしている。

発掘調査で掘り出された銅剣(の写真)
すごい数だ。358本。

発掘された銅剣358本がすべて展示されている。
上部には同じ数の新品模造品。当時の輝きを伝えるためだとか。
派手な演出。壮観だが、模造品は1本で十分だ。と思う。
やり過ぎると逆効果になる。と思う。

発掘された358本すべてを展示しているのはグッド。
一本一本が、それぞれの銅剣の形に彫られた木板に収められている。
う~ん、芸が細かい。発案者は誰? 会ってみたい。

模造品。
ほらね。1本で十分でしょ。これだけでも過剰気味。

発掘された銅鐸。
ボロボロなのもあるが、形を留めているものが多い。

銅剣や銅鐸が発見された場所を示す展示。
展示方法&並べ方が美しい。どの展示も美を意識している感じ。いいね。
企画・設計した学芸員さんと会ってみたい。

出雲大社&博物館は堪能した。
松江市の宿に向かおう。

と、突然、、、

巨大なドーム、、、
なんじゃこりゃ!

出雲ドーム。
複合スポーツ施設。目立つのはいいね。場所がすぐわかる。

【本日のデータ】
出雲大社:境内への入場は無料。お賽銭の上限なし。下限もなし。
古代出雲歴史博物館:入場料 620円。出入回数の制限なし。
発掘された銅剣:358本。

【本日の宿】
松江市内。個人経営ホテル。安いが適正価格かな。部屋に湯沸かし器がないので、朝、コーヒーを入れるのがたいへんだった。