2021/10/22 熊野那智大社、那智の滝を巡る(D341)

今日は、大門坂を登り、熊野那智大社を観て、那智の滝へ行く。
バスでの往復なので楽なもの。

行くのは、赤線で囲んだあたり。

0500 起床。

サンドイッチを食べながらブログ書き。スマホでの入力は時間がかかる。

0715 ブログ終了。公開。

0800 宿を出る。徒歩1分で紀伊勝浦駅に到着。

0825 バス出発。

0845 大門坂(だいもんざか)バス停に到着。ここから歩いて大門坂に向かう。

大門坂へ向かう道の入口。大門坂はもう少し先だ。ここで写真を撮っても意味がないと思うのだが、、、(笑)

柿が熟していた。すっかり秋だ。

民家の間の細い道を進む。

貸衣装屋さん。
外国人の利用が多いだろうな。ロシア美人にぜひ着ていただきたい。

お客さんの写真が飾ってある。

どこかで見た顔だと思ったらベッキーだった。

夫婦杉。
手(枝)は触れ合えるが、抱き合うことはできない。なんとも悲しい夫婦ではないか。

0902 ここから本格的に大門坂が始まる。さあ、登ろう。

いかにも熊野古道という、絵になる風景が続く。

石段の勾配が急になる。ポスターやパンフレットに使われる熊野古道の写真はここで撮影されたものが多い。
プロに対抗して、ポスター風に撮ってみた。と言っても、他には撮りようがないのだが。
しいて言えば、点景になる人物の色・姿形・場所・動きなどがポイントですかね。
偶然の配置にしてはベストショットだな(笑)

大門坂を登り終える直前。この瞬間が好き。

0932 登り終えて視界が開ける。お疲れさん。

石段は267段。杉は132本。と解説板に書いてある。

那智大社に向かう。
またも延々と石段を登る。

那智大社周辺マップ。まだまだ石段は続くのだ。

那智大社の鳥居前に到着。
向こうに那智大社が見える。まだまだ石段は続く。

最後の石段、66段を登り、やっと那智大社に到着。

中では神主さんが祈祷中。

安産祈願の胎内くぐり。幹の下方の穴から入って、

幹の上方の穴から出る。
う~ん。空洞の幹を人間が遊びものにしている。ような気がするのだが、、、
この樹も神だから安産を祈ってくださる、という考え方なのか?

那智大社のお隣は那智山青岸渡寺(なちさん せいがんとじ)
熊野地方で最古の建造物。世界遺産。

渋くていいですね。と言いたいのだが、、、

柱の痛みが痛々しい。
世界遺産になったのだから、復元修理費用は国から出るよね。

青岸渡寺の境内から那智の滝が遠望できる。左手の赤い建物は三重塔。

三重塔の脇を過ぎて那智の滝に向かって下る。

那智の滝入口。
小学生の赤い帽子が見える。那智大社で記念写真を撮っていた子供たちだ。だいぶ早いペースで回ってるね。修学旅行かな。

石段を5分ほど下ると木々の間から那智の滝が見えてくる。この瞬間が好き。

那智の滝に到着。
那智の滝と神具。いい組み合わせだ。

御瀧拝所というところがある。300円。行ってみよう。

御瀧拝所から那智の滝を観る。近くから観ると迫力がある。
この景色に300円。
高いか安いかはあなたしだいです(笑)
ここまで来るのにいくらかかったと思ってんの、300円ぐらい安いもんでしょ。
という奥さまの声が聞こえてきそう。
まあ、そうだよね。激しく同意。

1144 紀伊勝浦駅行きのバスに乗る。

0845に大門坂に着いて1144まで約3時間。思ったより短い時間で回れた。ちょっとあっけない感じ。石段を500段ぐらい上り下りしたので、筋トレにはなったと思う。

1204 バスが紀伊勝浦駅に到着。

列車の時刻まで1時間以上ある。
まず、持ち歩いていたカップラーメンを食べることにしよう。観光案内所で「お湯をちょうだい」とお願いしたら快くオーケー。カップに注いでくれた。

外のベンチでラーメンを食べながら観光案内所の中を見ると、変わった機構を持つ電動アシスト自転車がある。

前輪が二輪だ。

車体が傾くと前輪の二輪が並行にズレながら傾くという仕掛け。面白い。
ヤマハから前輪が二輪のオートバイが2機種ほど出ているが、自転車でも出ているとは知らなかった。機構はオートバイより単純化されている。いいね!
うまく操れば停まったときに倒れないのかも。将来の選択肢の一つにしよう。

1318 電車に乗り、紀伊田辺駅に向かう。

車内ではブログの下書きと写真のセレクト。2時間半の間にだいぶ進んだ。

途中で普通列車から急行に乗り換える。

1536 紀州田辺駅に到着。

駅のコンビニで夕食とお酒を買い、途中で相棒バイクに乗り、宿に向かう。

1630 宿ではバイクを預けたときのフロント係の方がお出迎え。

〇〇さん、お帰りなさい。

バイク、ありがとうございました。

ということで、熊野古道テクテク歩きの旅は終了。
明日からバイクの旅に戻ります。

■本日のデータ
紀伊勝浦駅→大門坂のバス料金:460円ぐらい。記憶が曖昧。
那智の滝前→紀伊勝浦駅のバス料金:たぶん同じぐらい。
紀伊勝浦駅→紀伊田辺駅の電車料金:1690円(運賃)+990円(特急料金)

■本日の宿
紀伊田辺駅の近く。熊野古道テクテク旅に出発するときに、バイクを預っていただいた宿。たいへんお世話になりました。感謝!

2021/10/11 倉敷の美観地区をブラブラ(D330)

今日は倉敷の美観地区をブラブラする。
20歳代の中ごろに来たことがあるが、記憶は断片的だ。
現在の自分がどう感じるのか楽しみだ。

0700 起床。
コーヒーを飲みながらブログ書き。昨日買ったクロワッサンを食べる。美味しい。

1100 ブログ完了、公開。

1120 宿を出る。美観地区までは徒歩3分だ。

美観地区に入る。漆喰塗りの建物が並ぶ。ほとんどがお店だ。
興ざめ。稼ぐためには当然なのだが、、、
この雰囲気は川越の蔵造り通り(一番街)と同じだ。
観光地化され過ぎ。つまらない。

ということで、変わった建物や目についたものだけを撮影。

旧東大橋家住宅。今は倉敷物語館。
一般的な民家の雰囲気をよく伝えている。

手打ちそば あずみ 本日休業。
余計な看板がないところがいい。休みだから出していないだけかもしれないが。

旅館鶴形。築400年。
看板が出ているのが気に入らないが、有名なので一応撮影しておいた。

加計美術館。本日休業。
この建物は伝統的に乗っ取りつつお洒落なデザイン。

倉敷考古館。本日休業。
シンプルかつハイセンス。

森田酒造。

鉄扉、看板、杉玉(酒林)。このセットが目を引く。

倉敷館(観光案内所)。もと町役場。

大原美術館。本日休業。

珈琲 エル・グレコ。本日休業。
エル・グレコは16世紀のギリシャの画家。作品「受胎告知」が大原美術館にある。
「グレコ」だけだと、ギターのブランド、ベビー用品、ライブハウスなどがある。話がかみ合わなくなるので要注意(笑)

倉敷アイビースクエア。まあ、ジーンズショップですね。

有隣荘。別名、緑御殿。
大原家の旧別邸。最も気になった建物。群を抜いて異彩を放っている。

珈琲館。

この部分がお気に入り。近寄るな!感が素晴らしい(笑)

大原美術館別館。
長い間休館しているらしい。外を観るのは自由。

1500 ブラブラ歩き終了。宿へ向かう。
ひと通り見て回ったし。月曜日は休館が多いし、小雨も降ってきたし、ちょっと疲れたし。

1530 昼食兼夕食を食べながらブログ書き。

1700 ブログ終了。公開。
少し寝不足なので今日は早く寝よう。
明日は備中松山城だ。倉敷から1時間以上かかるので早起きしなければ。

■本日の建築学
理想的な柱の建て方をしているお店を見つけたのでご紹介。

軒先の屋根を支える柱に注目。最下部を見よ。

地面と接する部分がステンレス製。
しかも柱よりステンレスパーツが一回り小さい。
この設計なら柱の根元に雨水が溜まりにくい。柱の傷みを最小限にできる。
野外に立てる木製の柱はこの設計にするといい、と思う。

■本日のお酒(買ったのは昨日)

喜平 特別本醸造 生原酒 喜平酒造 アルコール度数19度以上20度未満

■本日のデータ
倉敷では月曜日が定休日。

■本日の宿
昨日と同じ。2日目。

2021/10/09 丸亀城(現存12天守)を観る(D328)

今日は丸亀城に行く。
現存12天守の一つだ。見逃してはなるまい。
前回はうっかり素通りしてしまった (-_-;) 笑

0700 起床。昨日のブログを書く。

0730 朝食。

0800 ブログの続きを書く。

0940 ブログ終了。公開。

1015 宿を出発。

1110 丸亀城に到着。リュックに必要なものを入れ、城を歩く準備。
隣では小学校の運動会の真っ最中。どうやら先生と6年生の対抗戦が始まったようだ。
「先生頑張れ! 無理しない程度にもっと頑張ってくださ~い!!!」

1150 ガマンできずに行ってみる。

先生+生徒会チームと6年生チームの対抗綱引き、
いいね!
運動会ができるって素晴らしいことを再認識。ちょっと感激。

城の正面に回る。
左から、大手二の門、大手一の門、天守閣。
すべて江戸時代のものだ。

大手二の門。
二つの門のうち、外側にあるのを二の門と呼ぶのが面白い。

門扉が素晴らしい。年季が入る、という言葉があるが、まさにそれ。

「木と青銅」と「光と影」と。

矢狭間(やざま)も美しい。

大手一の門。

こちらは門構えが重厚で素晴らしい。
上部には石落としがある。

ここまで書いたところで、藤井聡太3冠が竜王戦第1局に勝利とのニュースが。
やった! 凄い!
昨日(1日目)は豊島将之竜王が優勢だったようだが、今日(2日目)になって逆転勝ちということか。
竜王戦は7局なので先は長い。が、勝つ可能性がじわっと高くなった。
家にいるときは藤井聡太3冠の対局後にはいつもYouTubeの解説動画を見ている。
「アユム」さんと「観る将」さんの解説がわかりやすくて好きだ。

門の内側の梁。
細い方(木材の先端側)は下に短い木材を添えた二重構造になっている。面白い。

反対側。太い梁の曲がり具合が面白い。

大手一の門を入ったところに観光案内所&トイレがある。
立ち寄ってお話を伺うと案内絵図をくださった。

よくできている。わかりやすい。
石垣満喫ルートという緑のラインに沿って行くことにする。

見返り坂という長い坂を上り切ったところ。名のとおりに振り返ってみた。

扇の勾配、と呼ばれる石垣。上部はほぼ垂直。

高浜虚子の句碑。
稲むしろあり 飯の山あり 昔 今

「飯の山」とは「飯野山」(いいのやま)のこと。讃岐富士とも呼ばれる。

これが讃岐富士。
石垣と相似形。山頂付近のカーブの具合までそっくり(笑)

三ノ丸東石垣。
上部の白っぽい石は修理の際に新しい石と交換したもの。下部の黒ずんだ石と違いがはっきりとわかる。面白い。

三の丸から二の丸に向かう途中にあった写楽。
もうチョットで天守じゃァ、と言っている。
夜は内側に灯りがともり、絵が浮かびあがる仕組み。

二の丸に向かう。左右の白いのは灯り。

竹の中に灯りがともると、穴から光が漏れて絵が浮かびあがる仕組み。
絵は、アマビエ、讃岐富士、土器川(どきがわ)かな。
「MT.422」は讃岐富士の高さ。形が良くて低いので、登山者には人気らしい。

二の丸。可愛いピンクの花が咲いている。名称不明。

二の丸からの風景。

遠く瀬戸大橋が見える。

大手門側。石垣の上に手すりがない。ギリギリまで寄ってみた。

反対側には天守がそびえる。
ここから見る天守が正面になる。シンプルなあっさりした造りだ。
丸亀城があまり有名じゃないのは、小さくて見栄えがしないからだろう。

石垣と木の根の現代アート。本丸に向かう途中で見つけた。

本丸に着く。ここからの天守は後ろ側からの眺め。

いよいよ中に入る。
コロナで閉まっていたが、マンボウ解除を受けて10月1日から再開している。

受付の上を見よ。「燧梁(ひうちばり)」という造りの梁だ。

別の隅をアップで。

当時の築城技術をダイレクトに見られる。これが現存天守の醍醐味。
外側を観るよりも内部を見るのが楽しい。

1階全体。天守を支える柱たち。太い柱ではなく、数で勝負する構造。

2階へ登る階段。この急角度がいい。年季が入って美しい。

背面の傷み具合が泣かせる。よう頑張っとるのお。

2階に登る。

壁の漆喰を分厚くしてある。太鼓壁(たいこかべ)という。

2階の四隅も 燧梁(ひうちばり) 構造。

3階を支える2階の梁たち。頑張っとるのお。

3階を支える2階の柱たち。この3本セットが四方にある。美しい構造だ。

3階へ登る階段。

手すりの木目が美しい。

3階。2本の柱が天井を支える。

天井を支える柱と梁たち。かなり複雑な構造だ。
何度も言うが、これが見られるのが現存天守の醍醐味。

下界を見下ろす。
町の向こうに海、そして本州の山々が見える。
今日もわが領民たちはよく働いているのお。

外に出る。

改めて天守を見上げる。

グルっと回り込む。石垣の存在感がすごい。

平成30年に崩落した石垣を修理中。崩落の原因は長雨と台風。

三の丸へ降りる。

搦手門(からめてもん)へ向かう途中の風景。

ピンク&グリーンの組み合わせがいいね。
特にグリーンを透ける光の束と石垣との組み合わせがグッド。

石垣修理の現場。

番号の付いた石が整然と並ぶ。

H-5-11という石。
石を割るときに打ち込んだクサビの跡(矢穴という)がはっきりわかる。

さあ、ここで石垣クイズ。
この石は重さが第3位の石です。いったい何トンあるでしょうか。
(答えはPR館にあります。)

軽自動車4台ぶん(650Kg×4)ぐらいかな。
とすると2.5トンぐらい、と見当をつける。

すぐ後ろが石垣復旧PR館。
積みなおしでござる! という絵がいいね。

中に入る。中央に石垣修理の解説ボードがある。
さあ、重さは2.5トンか? 正解やいかに?

3位 3.61トン (旧チャンピオン)BC角22

残念! 軽自動車5.5台ぶんかあ。思ったより重い。

1630 丸亀城は十分に堪能。さあ、高松の宿に向かおう。

宿まで数キロのところで出会った風景。「山」の字を絵に描いたよう。素晴らしい。
この中のどれかが讃岐七富士の一つ 六ツ目山(御厩富士:みまやふじ)だと思う。
最後に素晴らしい風景に出会えた。感謝!

■本日のデータ
丸亀城天守入場料:200円

■本日の宿
昨日と同じ。2泊目。