今日は、龍河洞(りゅうがどう)とモネの庭を観るのがメインだ。
どちらも事前情報ではよさそうなのだが、この手によくある「行ってみてガッカリ」でなければいいのだが、、、不安と期待。
宿は室戸岬付近。岬を観るのは明日になるだろう。
1020 宿を出発。チェックアウト後に、荷物のパッキング変更をしていて、遅くなってしまった。
龍河洞に向かう途中、雨がパラパラし始めた。
うどん屋さんの前で相棒バイクを停め、レインウェアを着る。
うどん屋さんが気になり、中を覗く。
11時少し過ぎたばかりなのに、お客さんがいっぱい。
うむ、美味しいに違いない。
中に入って、かき揚げうどん(温かいほう)を注文しようとすると、、、
温かいのは20分かかります。冷たいのはすぐにできます。
ええええっつ、そうなんですか、、、
(今、冷えてるし、温かいのじゃないと辛い)と心の声。
ごめんなさい。じゃあ、いいです。
と言って、店を出る。
なぜ、温かいとそんなに時間がかかる???
と、疑問は浮かぶが、お店にはお店の事情があるのだろう。
ここで駄々をこねないのが大人の流儀(笑)
諦めて、雨が降る中、相棒バイクを走らせる。
1140 龍河洞の駐車場に着く。
屋根のある駐輪場を探したり、洞窟で濡れないようにレインウェアを取りに戻ったり、トイレを探したり、30分ほど時間を費やす。
龍河洞という名前はカッコイイが、要するに鍾乳洞(しょうにゅうどう)。
石灰岩が水に溶けて、洞窟の中でいろいろな形で固まったもの。
富士山の周辺にもあるし、全国にある。期待外れのものも多い。
龍河洞は、日本三大鍾乳洞と言われているし、国の天然記念物だ。
観光で歩ける長さは約1キロ。40分ほど。入口から出口まで登り続ける。
龍の河のようだから龍河洞。
現地に行くまでは「龍臥洞」だと思っていた。龍が臥(ふ)している洞窟(笑)
せっかく来たのだから1200円を払っても入る価値はあるだろう。
1215 チケットを買い、龍河洞に入る。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790274-1280x960.jpg)
観光客はパラパラ。
入場スタッフが切符を確認、2人の若者たちが先にゴー。
続いて私もゴー。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790276-960x1280.jpg)
入口から少し進んだあたり。
歩道は整備されている。
すぐ脇を水が流れる。ヒンヤリしている。
思ったより狭い!
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790277-960x1280.jpg)
狭い!
身体を斜めにして、やっと通れる。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790281-1280x960.jpg)
「雲の掛け橋」と呼ばれるところ。
写真の上半分、白い部分が浮いているように見える。
写真じゃ、伝わらないですね。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790283-1280x960.jpg)
「石花殿」と呼ばれるところ。
洞穴サンゴ(小さい鍾乳石)が天井と壁一面に広がる。
光を反射し、まるで石の花が咲き乱れるように見える。
と解説板に書いてある。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790288-1280x960.jpg)
何と呼ばれる場所か、覚えていない。
写真を見たら綺麗だったから載せました(^_-)-☆
おそらく「千仭の間」(せんじんのま)
洞内で天井が最も高いところ。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790294-1280x960.jpg)
「万象殿」(ばんしょうでん)と呼ばれるところ。
僧正を囲む数人の僧侶、との解説。
暗い影になっている部分が、そう見えなくもない。
この手のものは何にでもこじつけられる。
襲来する宇宙生物と戦いうウルトラマン、とか(笑)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790296-960x1280.jpg)
洞内で天井が最も高いところ。
2,000年前に弥生人が住んでいた、と解説板に。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790304-1280x960.jpg)
弥生人が使っていた壺が鍾乳水?に包まれて固まり、こうなっている。
えっ、そうなら「神の壺」じゃなくて「弥生人の壺」では?
この手の大げさな表現は観光客向け。あまり好きじゃない。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790308-1280x960.jpg)
弥生人が火を起こした場所。
木炭のように見えるのは、観光用に追加したもの。
1300 洞の出口から外の石段をダラダラと10分ほどくだる。
1310 入口まで戻る。1周、55分もかかってしまった。写真撮り過ぎ。
駐車場に戻る道の両脇にはお店が並ぶ。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790311-1280x960.jpg)
漁に使うモリ。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790312-1280x960.jpg)
モリが盛り(もり)だくさん。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/S__36790313-960x1280.jpg)
タヌキのワナ。
タヌキにかけるワナなのか、タヌキがかけたワナなのか、、、
「珍品」なので、タヌキがかけたワナだろう(笑)
1420 野良(のら)時計に立ち寄る。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100469-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100470-1280x853.jpg)
明治時代、この家の人が西洋時計を分解して機構を調べ、独学でこの時計を作ったらしい。
家は見るからに立派で、おそらく地域の有力者。
個人の住宅なので中には入れない。
1500ごろ 「北川村 モネの庭 マルモッタン」に到着。
ここは以前は「モネの池」と呼ばれていた。
おそらくリニューアル後に「モネの庭」にしたと思う。
ネットなどの情報では「モネの池」になっているものもある。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100475-1280x853.jpg)
駐車場の案内板。3つのゾーンに分かれている。
チケットを買う。1,000円。
「水の庭」というエリアに入る。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100480-853x1280.jpg)
青い睡蓮の解説。
モネのいたフランスでは咲かなかったが、ここでは咲いた。
フランスよりここの方が温かいから。
フランスのモネの庭から株分けされたものだとは知らなかった。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100487-1280x853.jpg)
通路の両サイドには、いろいろな実や花が。
と、突然、、、、、
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100485-1280x853.jpg)
トカゲ。何かくわえている。コオロギのようだ。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100516-1280x853.jpg)
こちらにはアゲハ蝶。いいね。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100545-853x1280.jpg)
秋海棠(しゅうかいどう)
那須に住む母の庭にあり、大好きになった。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100546-853x1280.jpg)
メタセコイアの小道。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100576-1280x853.jpg)
花と蝶。
20数枚中のベストショットがこれ。
「ボルディゲラの庭」というエリアに入る。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100601-853x1280.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100602-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100599-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100597-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100596-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100594-853x1280.jpg)
美しく咲く睡蓮たち。解説不要。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100643-1280x853.jpg)
ところどころにモネの絵が。
絵も含めて、全体が一つの風景。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100649-853x1280.jpg)
(樹齢)200年(の)オリーブ。
「リヴィエラの小屋」の前。
バッサリと切られた太い幹から小枝がたくさん。いいね。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100650-1280x853.jpg)
「リヴィエラの小屋」の中。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100660-853x1280.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100661-853x1280.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100659-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100663-1280x853.jpg)
小屋周囲の実と花。
最後のはサルスベリ。こんな仕立て方があったとは!
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100664-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100667-1280x853.jpg)
モネの絵がある風景。
向こうには薔薇のアーチ。5月なら薔薇が満開だろう。
何ごともタイミングが大切です。
「花の庭」ゾーンに入る。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100675-1280x853.jpg)
秋海棠がいっぱい。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100678-1280x853.jpg)
花とワンパク少年。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100681-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100697-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100695-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100682-1280x853.jpg)
スタッフのみなさんが、温室で仕事中。
季節に応じて花を植え替えるのだろう。お疲れです。
この労力を考えると1,000円は安い。
と、、、周囲が何か騒いでいる。
ほらほら、そこそこ。あっ、そっちへ行った。
なになに? 近くの人に尋ねる。
青いハチです。珍しいんです。これを見ると幸運が来るんです。
まあ、幸運うんぬんはともかく、青いハチと言うのは珍しい。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100692-1280x853.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100684_s-1280x954.jpg)
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100688_s-1280x803.jpg)
正面、左、右。撮ったぜよ。
確かに、青いハチは初めて見る。
近くのスタッフさんに尋ねてみた。
次回は妻と来ようと思うんですが、一年間で一番よい時期はいつですか?
やっぱり薔薇が咲くころですか。
そうですね。
5月中旬から下旬。20日前後ですね。薔薇も睡蓮も咲きます。
ゴールデンウイークのあとがいいですね。
ありがとうございます。
ところで、運営は村ですか?
誰がどうしてこれをここに作ろうと考えたんですかね?
ここは元々ワイナリーを作る予定だったんです。
でも、投資家が中止して、村は困ってしまって。
村の関係者みんなで知恵を出しあったみたいです。
その中の一人が乗った飛行機の情報誌にモネの庭が載っていて、「これだ!」と思ったみたいですよ。
で、フランスへ行って交渉して、睡蓮の株を分けていただいて、、、
へえ、そんなストーリーがあったんですね。
北川村のみなさん、すごいですね。
正式名称が「北川村 モネの庭 マルモッタン」というのは、そんなストーリーがあるからなのだ。
よし、来年、5月中旬にもう一度来よう。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/09/P1100713-1280x853.jpg)
ギャラリーにあった写真。「水の庭」に睡蓮がたくさん咲いている。
これはお盆のころ。8月初旬~中旬。
とギャラリーの方が言っていた。
■本日のデータ
龍河洞:入場料1,200円。40分~50分はアッと言う間。予想外に面白い。
モネの庭:旧名はモネの池。入場料1,000円。室戸岬方面に来るなら超おススメ。
■本日の宿
室戸岬より少し手前の民宿。素泊まり。フレンドリーな人たちが迎えてくれた。