昨夜宿泊した梼原町(ゆすはらちょう)には隈研吾(くまけんご)がデザインした建築が複数ある。どうしてここに?と不思議だが、行けばわかる、かもしれない。
0500 起床。ブログ書き。昨夜は熟睡できなかったので眠い。
0700 朝食。宿の食事なので、食べながらブログ書きはできない。
0730 ブログ書き継続。
0850 終わりそうもないので、とりあえず速報をアップ。出発準備。
0900 昨日はよく走ったのでガソリンの残りが少ない。まずは入れないと。
周囲のガソリンスタンドをGoogleマップで検索。
すると軒並み休業。えっ、このあたり、日曜日は休業なの。
必死で探すと20Km先に1店舗だけ営業中。ギリギリ行けそうだ。
まずは確認の電話をする。
行ってみたら休業! だったら最悪だ。
営業中であることを確認。ほっと一息。
0920 出発。
神在居の千枚田(かんざいこのせんまいだ)と呼ばれる棚田に向かう。
ガソリンスタンドへの途中ならガソリンは無駄にならない。
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神在居の千枚田。
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棚田の橋に標識が立っている。
ここもオーナー制度をやってるのかな?
と近寄ってみると、、、
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はい、正解。千枚田オーナーの名前が記されている。
神在居の千枚田について詳しくはこちら ↓ が詳しい。
※ニッポン旅マガジン 神在居の千枚田
隈研吾デザインの「雲の上のホテル・レストラン」「雲の上のギャラリー」も通り道だ。
寄って行こう。
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雲の上のギャラリー。
枕木を敷き詰めたようなアプローチ。
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階段の上が入口だ。
休館なのだが行ってみる。
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右手にギャラリーが長く伸びている。
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ガラス越しにエントランスを撮影。
展示室が見られないのが残念。
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近くから展示棟を見上げる。独特の木造構造だ。
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展示棟を横から見る。
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ガラス張りのエレベーターを完備。
面白い。
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真横から。造形の美しさが際立つ。
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雲の上の温泉・雲の上のプール。
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雲の上のホテル。
白く見える部分はほぼ木製。金属パーツとの組み合わせ。
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エントランスの横は水鏡(みずかがみ)
意表を突かれた。いいね。
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木造の柱が水に浸からないよう、金属パーツを組み合わせてある。
こんなところが隈研吾的合理性。いいと思います。
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ガラスの外から見える範囲を撮影。
たぶん廊下の天井部分。
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ライダーズイン雲の上。
バイクが屋根の下に入る。
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客室の正面。
金属製の円筒は何だろう? シャワー室&トイレの可能性が高い。
ホテルより少し下がった谷あいにあり、「雲の上」という雰囲気はない。
安いんだから、このあたりでいいだろう、という意図が感じられて、いい気分はしない。
1010 ガソリンスタンド到着。
昨日は坂道が多かったので、燃費はだいぶ悪いだろう。
前回は、60km/Lだったので、
10%減として、54km/L
20%減として、48km/L
中間をとって、50km/Lぐらいか。
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22091ー21900=191km
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191km ÷ 3.29=58.05km/L
(58.05ー60)÷ 60×100= ー3.25%
う~む、あれだけ坂道を走ったのに、燃費は3.25%悪くなっただけ。
相棒バイク、優秀だぞ。わが友、絶好調です。
ルンルン気分で走り始めると、、、
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気をつけろ、と言わんばかりに睨む鬼。
はい、気を引き締めて走ります。
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ゆすはら座。
1948年築。伝統的芝居小屋の様式を備える。現在は使用されていない。
隈研吾がこの町のデザインをするきっかけになった建築物。
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見学無料らしい。入ってみよう。
ん、開かない。
コロナで見学中止、という貼り紙はない。日曜日だから? 残念。
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チケット売場。
木戸銭「中学40円」とチョークの文字が。
いたずらだろうが、憎めない。
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梼原町役場。
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梁の演出が隈研吾流。
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初代町役場。隈研吾デザインではない。
初代を保管しておく梼原町は素晴らしい。
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梼原町社会福祉協議会。
(おそらく)隈研吾デザインではない。
が、木材を多用したグッドデザイン。
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梼原川の「つきいけばし」
木造の橋も残してある。
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構造が独特で面白い。
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渡ってみた。
通行禁止の表示がないので、いいのだろう。
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梼原のメインストリートには、木材を活かしたセンスのよい建物が並ぶ。
(おそらく)これは一般住宅。
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手前の二階建ては(おそらく)一般住宅。
向こうの低いのは駐在所。
古い町並みとは違う、センスのいい新しい町並み。
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まちの駅「ゆすはら」
隈研吾デザイン。
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「雲の上のホテル別館 マルシェ・ユスハラ」の表示も。
特産品販売所と宿泊施設を兼ねている。
鉄製の文字が板から少し浮いている。手の込んだデザイン。隈研吾流。
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中に入る。
う~む、いいね。
鏡のような板(ガラスか金属か不明)を組み合わせて広く見せるのが隈研吾流。
富山市のガラス美術館兼図書館で使っている技法と同じだ(※)
※風走記:11月17日(土)109日め 「富山ガラス大賞展」&「刀をめぐるダンディズム 刀と拵展」
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名物「あいすくりん」を買ってみる。
カップと最中がある。ゴミが少ない最中を選択。190円。
東屋風の休憩所で、まちの駅を眺めながら食べる。
ほぼシャーベット。
だから「くりーむ」ではなく「くりん」なのね。賢い。
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雲の上の図書館に向かう。
休館なのは覚悟の上。覗くだけでも。
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複合福祉施設「YURURI ゆすはら」
図書館のすぐ隣。隈研吾デザイン。
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雲の上の図書館。
隈研吾デザイン。
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中を覗く。
斜めの木材が天井を支える構造か。入りたかった。残念。
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外と中の景色が重なる不思議な写真が撮れました。
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向かいの建物。
「郵便局の簡易保険 融資施設」の表示あり。
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隈研吾デザイン風だが、未確認。
梼原案内パンフレットには記載なし。
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神幸橋(みゆきばし)
三嶋神社に向かう参道にある。
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比較的新しい木造だ。
(おそらく)隈研吾デザインではない。
案内パンフレットに記載なし。
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ホンダのバイク「ゴリラ」が並んでいた。
通称、ゴリラ軍団。
隈研吾デザインの建築はよかった。
他にもよい建築が多く、町の雰囲気がオシャレで落ち着いている。
それにしても、各施設の中が見られなかったのは残念だ。
1200 梼原をあとにして、四国カルストに向かう。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/08/P1100088-1280x853.jpg)
1250 姫鶴平に到着。観光客がいっぱい。車もバイクも大混雑。
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アイスクリーム屋さん、大繁盛。
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ゆっくり走り、カルストを見て回る。
カルストは、石灰岩が溶けて、残った部分が露出してできた地形。
白いのが露出した石灰岩。
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牧場なので牛さんがいる。
私の葉っぱ、食べたよ~! って振り向く女の子。
ファミリーとカップルとバイク軍団が多い。
オジサン一人は、レア中のレア。
以下、カルストの風景をどうぞ。
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1410 天狗高原に到着。四国カルストで一番高い場所。
相棒バイクを停め、歩いて散策。
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胸丈ほどの草の中に散策道がある。
散策中の頭が2つ見える。
![](https://fusoki.com/wp-content/uploads/2021/08/P1100122-1280x853.jpg)
小高い場所で写真を撮るカップル。
青い空と白い雲と青春の輝き。いいね。
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東屋が見える。天狗高原で一番高いところ。
爽やかな風が吹く。爽快な気分。
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遠く風車が見える。
四国カルストもなかなかよかった。
石灰岩を見るというより、高原を味わうのがここの楽しみ方ですね。
■本日の思索
梼原町(ゆすはらちょう)は新タイプの町創りの代表かもしれない。
「古い町並み」タイプには課題が多いが、梼原町はそれを回避している。
課題は山奥なのと地名の読みがわからないことだ。
「梼原」を読める人は少ないだろう。
案内パンフレットのタイトルも「ゆすはら」だ。
山奥なのはどうしようもない。
多くの人が魅力に気づけば、もっと有名になるだろう。
■本日のデータ
隈研吾デザイン:外から見るのは無料。コロナ禍が収まるまではほぼ休業。
梼原町:「ゆすはらちょう」と発音する。とてもいい町だ。宇和島から50Km、土佐から60km、1時間半ぐらい。もっと注目されてもいい町だ。
スーパーカブの燃費:58km/L.山道が多かったのにこの燃費は予想以上。
■本日の宿
中津渓谷の近くの民宿。二食付き。2連泊。
周囲に売店が少ないので、素泊りは無理と判断。
とても気さくなご夫婦がやっている。