神社系にはあまり興味がない。
のだが、出雲大社(いずもおおやしろ/いずもたいしゃ)は別だ。あと伊勢神宮も。
出雲大社は全国の神さまが集まる場所だし、伊勢神宮は20年に一度遷宮がある。
両方に共通するのは、朱塗りではなく木材の色のまま、という点。
自然のあらゆるところに神々がいる、という考え方としっくりくる意匠だと思う。
相棒バイクで宿から7,8分走り、出雲大社の駐車場に着く。
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境内のマップ。駐車場は左手にあるので、いったん正面に回ることに。
境内に入るとこんな掲示が。
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ここはホタルの生息地なのか! とビックリ。
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松に埋もれる鳥居。いいね。
出雲大社にはいくつかの鳥居があるが、すべて茶色系。朱塗りは(たぶん)一つもない。こういうところもいい。
朱塗り自体がダメという意味ではなく、一貫した意匠なのがいい。
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松の脇を歩き、拝殿に向かう。
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バンドが巻かれた松。幹が裂けるのを防ぐためだろう。
これだけ松があると手入れはたいへんだろう。
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動かないウサギがたくさんいるエリア。
因幡(いなば)の白兎(うさぎ)らしい。
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縁(えん)むすびの碑(いしぶみ)
古事記に基づいた想像画が石にはめ込んである。
ここにはウサギはいらないと思うが、、、
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因幡の白兎の像。
大国主神(おおくにぬしのかみ)がウサギを見下ろしすぎ、、、
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ムスビの御神像。
手前は大国主神、金色の玉が幸魂奇魂。
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銅鳥居から拝殿を観る。
鳥居の色と拝殿の色がよくマッチしている。
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拝殿の注連縄(しめなわ)
存在感が凄い。神楽殿のよりも小さいが、こちらのほうが美しい。
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拝殿全体。青銅色の屋根が印象的だ。
団体観光客とカップルがいたるところに。
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御本殿。
近くまで入れないので、ここから撮るのが精いっぱい。
手前の木にはおみくじが巻かれている。
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御本殿前の八足門(やつあしもん)
この向こうには楼門。さらにその向こうに御本殿。
御本殿へのダイレクトアクセスは難しいのだ。
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御本殿の屋根。檜の皮葺き。
60年に一度、葺き替える。これを遷宮(せんぐう)と呼んでいる。
伊勢神宮の遷宮は20年に一度、建物すべてを建て替える。
出雲大社は建物は建て替えないのに遷宮と呼ぶのは、昔は建て替えていたなごりかもしれない。
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古代出雲歴史博物館。
出雲大社のすぐ隣。徒歩5分。
ここには面白い模型があるのだ。楽しみ。ワクワク。
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博物館を入ったところに展示されている発掘物。柱3本。
古代の出雲大社に使われていた柱。3本の柱を束ねて1本のように使っていた。
発掘調査で発見されたもの。学術的には一番の目玉。
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面白い模型の一つめがこれ。
古代の出雲大社の仮説模型。5つあるうちの2つ。
5人の研究者の仮説に基づいた模型が並べられている。
1/100ぐらいのスケール。
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別の2つ。高さと階段の長さが異なる。
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面白い模型の二つめ。
これまでとは別の仮説模型。なんと1/10サイズ。
5つの仮説模型のうち一番高く階段が長いものを1/10サイズで作ってある。
高さ48mの1/10なので、4.8mということになる。
階段の白い人間2人と比較すると、その大きさを感じられる。
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造りの異なる神社の模型が5つ。
一番手前は出雲大社。
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豊受大神宮(とようけ だいじんぐう)正殿(しょうでん)
別名、伊勢神宮外宮(いせじんぐう げくう)正殿
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住吉大社本殿(すみよし たいしゃ ほんでん)
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宇佐神宮本殿(うさじんぐう ほんでん)
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加茂別雷神社本殿(かもわけ いかづち じんじゃ ほんでん)
通称、上賀茂神社(かみがもじんじゃ)
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春日大社本殿(かすがたいしゃ ほんでん)
神社の造りのこの多彩さ。いいね。
これから回るエリアにあるものには行ってみたい。
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千木(ちぎ)、勝男木(かつおぎ)という名称が面白い。由来は未調査。
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銅鐸(どうたく)
上を持ち、打器で叩いて音を出す楽器。
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手前の明るいところは上からの照明。
なかなか良い演出をしている。
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発掘調査で掘り出された銅剣(の写真)
すごい数だ。358本。
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発掘された銅剣358本がすべて展示されている。
上部には同じ数の新品模造品。当時の輝きを伝えるためだとか。
派手な演出。壮観だが、模造品は1本で十分だ。と思う。
やり過ぎると逆効果になる。と思う。
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発掘された358本すべてを展示しているのはグッド。
一本一本が、それぞれの銅剣の形に彫られた木板に収められている。
う~ん、芸が細かい。発案者は誰? 会ってみたい。
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模造品。
ほらね。1本で十分でしょ。これだけでも過剰気味。
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発掘された銅鐸。
ボロボロなのもあるが、形を留めているものが多い。
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銅剣や銅鐸が発見された場所を示す展示。
展示方法&並べ方が美しい。どの展示も美を意識している感じ。いいね。
企画・設計した学芸員さんと会ってみたい。
出雲大社&博物館は堪能した。
松江市の宿に向かおう。
と、突然、、、
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巨大なドーム、、、
なんじゃこりゃ!
出雲ドーム。
複合スポーツ施設。目立つのはいいね。場所がすぐわかる。
【本日のデータ】
出雲大社:境内への入場は無料。お賽銭の上限なし。下限もなし。
古代出雲歴史博物館:入場料 620円。出入回数の制限なし。
発掘された銅剣:358本。
【本日の宿】
松江市内。個人経営ホテル。安いが適正価格かな。部屋に湯沸かし器がないので、朝、コーヒーを入れるのがたいへんだった。