今日は、斎場御嶽(せーふぁうたき)と玉城城跡(たまぐすくじょうし)に行き、そこから南の海岸をグルっと回って西側の糸満市まで行く。
斎場御嶽は(せーふぁうたき)は、宿から近いので5分ほどで着く。
沖縄には首里城をはじめとした「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が世界遺産に認定されている。斎場御嶽はその一つ。
「斎場」の読み「せーふぁ」は「最高位」という意味。
「御嶽(うたき)」は、琉球の信仰で祭祀などを行う施設。「聖地」の総称。
斎場御嶽は、琉球王国最高の聖地。
チケット300円を買い、7~8分歩くと入り口に着く。
入り口付近は良く整備されている。
歩道脇の池に咲く(たぶん)蓮の花。美しい紫色が印象的。
斎場御嶽(せーふぁうたき)の案内図。
まず、右手の砲台跡とウローカーに行ってみよう。
砲台跡。近くにもう一つある。左右の四角いのは弾薬庫。
もちろん日本軍の遺物。このエリアにたったこれだけの装備。どうやって戦う作戦だったのか。
ウローカー。
斎場御嶽に入る前に水を浴びて身を清める場所。「カー」は「ガー」と同じ意味。漢字で「川」と書く。泉・湧き水などの神聖な場所。
現在も水は枯れていない。
身を清めないまま斎場御嶽に入る。
なだらかな登り道が続く。石の部分は滑りやすい。観光客向けに左右に黒い砂袋が並べてある。
大庫理(ウフグーイ)。最初の拝所。大広間、一番座、という意味があるらしい。
寄満(ユインチ)。台所、豊穣な場所という意味。
下の二つの壺に上の岩から神聖な水がしたたり落ちる、といわれている。
しばらく見ていたら、写真の向かって左側の壺にポトンと落ちた。
(三角形の空間の向こう側が)三庫理(サングーイ)。
ここが記念撮影スポット。みんなお行儀よく順番待ちをして撮影している。
三庫理に入る。
三庫理が一番奥の拝所。中央の四角いのは香炉。
三庫理からは海が見える。
斎場御嶽で海が見えるのは(たぶん)ここだけ。特別感を醸し出す。
玉城城跡(たまぐすくじょうあと)に向かう。
カイトサーフィンをする人たち。難しそうだが面白そうだ。
玉城城跡に向かう途中、少し手前に「ミントングスク」というところがある。
立ち寄ってみた。
「グスク」は漢字で「城」と書くが、拝所のあるところという意味でも使われるようだ。ここもそう。城ではなく個人の所有地。
写真左手の階段の上が拝所らしい。
とても良く手入れがされているお庭。私が行ったときもご家族で手入れの真っ最中。
挨拶をして少しお話。去年の大型台風のあとは倒れた木々の処理がたいへんだったらしい。
管理運営のための寄付100円をお願いする貼り紙。
当然のことだと思う。100円では少ないと思うぐらい。
100円を入れて階段を登る。
正面が拝所。
個人が拝所を守っている。先祖代々受け継がれてきたのだろう。
ほのぼのとした温かい気持ちになった。
5分ほどで玉城城跡(たまぐすくじょうあと)に着く。
城壁を見上げる。圧倒される感覚。
階段を登る。
城壁に開いた穴が出入り口。面白いなあ。子供のころ遊んだ隠れ家みたい。
城壁の中から外を見る。ガスっているのが残念だ。
中から見た城壁。
中央部。石垣が少し残るだけ。どこにどのような建物があったのかは不明。
小さなグスクは面白い!
喜屋武岬(きやんみさき)に向かう。
岬の風景。
【本日の宿】※2019/5/5追記
糸満市。超合理的経営を模索中。スタッフはアルバイト1名。
洗濯機、簡易キッチン、冷蔵庫、レンジ付。トイレとシャワーは別々。ほぼアパート。バイクは1階の軒先に置かせていただく。
【本日のデータ】
斎場御嶽(せーふぁうたき):入場料 300円
ミントングスク:入場料 無料、管理運営寄付金 100円
玉城城跡(たまぐすくじょうあと):入場料 無料
見られる側は少しでいいからお金を取ったほうがいい、と思う。
玉城城跡も200円ぐらいは取っていいかも。
【本日のお酒】
純米酒 クラシック麹仕込み こくあがり
小西酒造 兵庫県伊丹市
沖縄で伊丹のお酒を飲む。いいね。