糠平(ぬかびら)にタウシュベツ川橋梁というものがある。糠平湖(ぬかびらこ)の中にあるため、湖の水位の変化によって姿を現したり水没したりするので有名だ。アーチ形をしたコンクリート製の橋梁で、1939年に士幌線が開通する際に作られた。その当時は糠平湖は存在しなかったが、その後ダム建設によって糠平湖が生まれ、湖底に水没する運命となった。
冬から春にかけて姿を現し、夏から秋にかけて水没していくらしい。7月なら上のほうだけでも水面に出ているだろう。行ってみよう。
というわけで、阿寒湖から糠平に向かう。約110km、3時間ほどの距離だ。
阿寒湖にさよならを告げる。向こうに見えるのは雄阿寒岳。
阿寒富士とお別れのツーショット。
足寄(あしょろ)に向かう241号線はもろこし街道と呼ばれている。
あちこちにトウモロコシ畑が広がる。
足寄の道の駅。
野外ステージ?ではコンサートらしきものが開かれていた。歌っているのは素人だろう。垂れ幕も貼り紙も何もないので、何のイベントかは不明。
足寄は松山千春の出身地。千春コーナーがある。
ふるさと銀河線に関する展示コーナーも。
足寄から士幌(しほろ)に向かう。
トウモロコシ畑が続く道を快調に走る。天気はいいし、爽快だ。こういう感じ大好き。
道の脇にチラッと朽ちて置き去りにされたバスを発見。通り過ぎたが、戻ってツーショット撮影。マニアにはたまらない光景だ。茶道のわびさびに通じるものがある。
3ショット、どれも捨てがたい。ポスターにするなら最後のやつかな。2枚目のも、バスのタイヤが半分埋まっているのが分かるのがいい。
糠平に入ると士幌線の橋梁が川の上に姿を現す。タウシュベツ川橋梁だけでなく、さまざまな橋梁が残っているのだ。
これは第三音更川(おとふけがわ)橋梁。1936年建造。コンクリート製だ。
下に降りて近くから見てみよう。
橋梁に近づく。迫力がある。
橋梁のほうへ降りる細い道がある。かなり急だ。木にロープが掛けられている。これがないと降りるのはいいが、登れないだろう。
降りる途中、坂道の真ん中あたりから撮影。何枚か撮ったうちのベストショット。
川岸から。上から見るのとは違う迫力がある。
少し走ると、糠平ダムが出現。
このダムが建設されて糠平湖ができた。
宿の近くで、ひがし大雪自然館という施設を発見。資料あるある系の施設だ。立ち寄ると、駐車場で記念撮影をしている人たちがいる。自転車関連のイベントっぽい。
5人1組、8チームがレースをして、170kmを走ったとのこと。
アップダウンが激しいからたいへんだったろうが、いい天気だし、空気もいいし、楽しかっただろうなあ。お疲れさまでした。
さて、宿はすぐそこだ。早く行って、温泉に入るとするか。
タウシュベツ川橋梁は明日のお楽しみにしよう。