今日は、瀬戸大橋を眺めながら、東山魁夷美術館と四国水族館を見学する。
まあ、定番の観光地だが、行かずに通り過ぎるのもちょっと寂しいかな。
途中に五色台という、長めのよい場所があるので立ち寄ってみることにする。
五色台。「またきまい」というモニュメント。
「また来てね」ぐらいの意味かな。石のハンマーで殴られている気がするんですけど。
石と石が接しているので「絆」の表現かも。まあ、好きに解釈して、ってことですね。
モニュメントの中に、遠く、瀬戸大橋が見える。
瀬戸大橋をアップで。
右手の風景。向こうが大槌島(おおづちじま)、こちらが小槌島(こづちじま)。
写真だとこちらの小槌島が大きく見えるけど、本当は向こうのほうが少し大きい。
タンカーと船がいいバランスでしょ。たくさん撮ったうちの一枚(笑)
瀬戸大橋記念館というのがあるので行ってみる。
入場無料。
ミニシアター。
正面のスクリーンに解説が上映される。
足元のガラス板の下は、四国周辺の立体マップ。
上に乗ると、落ちそうでドキドキ。
瀬戸大橋ができる前は、こんな船の全盛時代。
こんな豪華なやつも。
家に飾りたい精巧な模型。こういうの好きです。
瀬戸大橋ができたので、船はほぼ絶滅したとのこと。
瀬戸大橋の模型。10m以上ある。
本州側から撮影。向こうが四国。
アンカレイジの模型。
橋を吊るワイヤーを固定する台座。
すごい数のワイヤー!
こうやって橋は吊られているんだね。勉強になるなあ。
断面模型。
上は車、下は鉄道。真ん中には光ファイバーなどのケーブル類。
橋の外側には点検用装置。
模型じゃないと見られないから、こういうのいいね!
建造中の機材。大きな船の上に橋桁を乗せている。
垂れ下がっている細い白い線の先端には船舶誘導灯。
笑わしゃんすな百年先は財田の山から川船出して月の世界へ往来(ゆきき)する
瀬戸大橋の建造に尽力した大久保という人の言葉。
技術の将来を的確に予測していますね。先見の明がある人は尊敬します。
というわけで、宇宙エレベーターの解説がある。
大久保さんの言葉を知ったあとでこの解説を読むと、きっと実現するだろう、という気持ちになる。
宇宙エレベーターについては、ウキペディアで調べてね。
外には、瀬戸大橋建造時に使った機材を展示。上に見えるのは瀬戸大橋。
これは灯浮標。海上に浮く照明。高さ5~6mある。
これはメインケーブル。直径1m、3万4千4百本のケーブルの集合体。
瀬戸大橋タワー。回転式展望台が回りながらゆっくりと登っていく。
最上部でぐるぐる回りながら360度眺められる。
面白そう。登ってみよう。
チケット800円を買い、展望台に乗り込む。
乗客は私一人。独占状態で出発だ。
最下部からの瀬戸大橋。下から見上げる感じ。
最上部からの瀬戸大橋。見下ろす感じ。走っている車が見える。
反対側。ずっと内陸まで続いている。
さて、お昼だ。
周囲は公園なので、木陰のベンチで食べることにしよう。
昨日コンビニで買った黄色いスイカ。
宿で細かく切り分けて、氷と一緒に保冷袋に入れて持ってきた。
うん、冷たくて甘くて美味しい。シャキシャキ感は足りないけど、よしとしよう。
昨日スーパーで半額で買ったトロロ蕎麦。
讃岐うどん、なかなか食べるチャンスがない。
香川県立東山魁夷せとうち美術館。
シンプルなデザインなのは魁夷の絵と通じるところがある、のかな。
通常310円だが、65歳以上は無料。香川県はいい県だ。
主にリトグラフの展示。
1階は「風景を駆ける」というテーマで「道」「綿雲」などの有名な作品を展示。
2階は「欧州への旅」というテーマで北欧・ドイツ・フランスなどの風景画を展示。
シンプルに見える作品でも、28版とか32版とか、すごい数の版を重ねて刷っている。だからリトグラフであの雰囲気が出せるのか、と思う。
作品の数は少なめだが本物が見られるのは素晴らしい。印刷では表現できない微妙な色彩の変化がわかる。
撮影禁止なので室内の写真は無し。
1階にあるカフェからの風景。額縁に入った瀬戸大橋。
美術館出入口から瀬戸大橋を望む。
魁夷の絵を意識してシンメトリーに撮ってみたが、どうですか。
相棒バイクで15分ほど走り、宇多津臨海公園 の中にある四国水族館に着く。
入館料2,200円。
まあ、普通の水族館ですね。特に驚くようなものは無し。
若い人たちや家族連れが多かった。まあ、そうだよね。
公園内の入浜式復元塩田。
満潮時に海水をここに入れて堰き止め、干潮時に天日で水を蒸発させて濃くする。
最後は火で煮詰めて塩を作る。
公園内で見つけたマンホール。宇田津とポケモンのコラボか?
■本日のデータ
瀬戸大橋記念館:無料
東山魁夷せとうち美術館:310円、65歳以上は無料
四国水族館:2,200円
■本日の教訓
瀬戸大橋記念館は予想外に面白かった。
四国水族館は期待外れだった。
入場料と面白さは比例しない。
プディングの味は食べてみないとわからない、という英国のことわざがあるが、施設についても全く同じ。行ってみないとわからない。