2019/10/15 世界遺産 三池炭鉱を観る(D239)

今日は大牟田に行き、三池炭鉱を観る。
ここは世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

その前に、宿の近くの筑後川昇開橋(旧国鉄佐賀線筑後川橋梁)を観に行く。

橋の中央が上下に移動する。船が通るときには上がるのだ。

今は少しだけ上がった状態だ。上に人がいる。何をしているのだろう?

近づいてみる。

「故障のため通行できません」とある。
故障していなければ、1時間に1回、中央部が降下し、歩いて渡れるようだ。
渡ってみたかった。残念。

修理作業をしているのだろう。

隣には温泉。周辺の人たちは「大川昇開橋」と呼んでいるらしい。

5km、10分ほど走り、三重津(みえつ)海軍所跡に着く。
幕末佐賀藩海軍の本拠地だったところ。
世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

跡地の隣に佐野常民記念館があり、三重津海軍所の情報が得られる。

ドーム型シアター。三重津海軍所の解説動画を上映していただく。

天井いっぱいにCG動画が映し出される。なかなかの迫力。

解説VRのゴーグルを借り、裏へ出る。

向こうが三重津海軍所跡。手前は解説板。

1~6までの番号のところで解説VRが見られる。

ゴーグルを覗くとVR画像が見え、解説音声が流れる。

30km、1時間ほど走り、大牟田に着く。

宮浦石炭記念公園。世界遺産 宮浦抗跡が公園になっている。

三池炭鉱で唯一残る煙突がこれ。

月が~出た出たぁ~、月がぁ出た。三池炭鉱のぉ上にぃ~出た~。
あんまりぃ~煙突ぅがぁ高いのでぇ~、さぁぞやお月さん、煙たぁかろ。
さの、よいよい。

この炭坑節を知っているあなた、年齢がわかるよね。

坑道に入る列車。人を運ぶ。ワイヤーで引っ張るタイプ。

こちらは資材運搬用。

サイドダンプローダー。バケットが横に回転する。

フェースローダー。砕いた石炭を集めてベルトコンベアーに乗せる装置。

ドリルジャンボ。ダイナマイトを仕掛ける穴を掘る。

2km、10分ほど走り、宮原抗跡に着く。

銀色のデビーポンプとレンガ造りの蒸気機関機械室。
デビーポンプは坑内の水をくみ上げるもの。

三池炭鉱専用鉄道敷。

さらに3km、10分ほど走り、万田坑跡に着く。

本日休業。外から観ることはできるが中には入れない。残念。

銀色のがデビーポンプ。レンガ造りは蒸気機関機械室。

円柱は煙突の根元部分。

6km、15分ほど走ると三池港。

三池港閘門(こうもん)
港内の水位を調整する観音開きの扉。水圧を利用して開閉する。

クレーン船 大金剛丸。明治38年にイギリスから購入。現役。

三池炭鉱専用鉄道跡。

駆け足であちこち回ったが、ひと通り見ることができたので満足だ。
だいぶ陽も傾いたので宿に急ごう。

【本日のデータ】
万田坑跡だけが有料。410円。

【本日の宿】
熊本県山鹿市。三池港から40km、1時間。
明日はミルクロードを走るので、できるだけ阿蘇の近くに、と考えた結果。