山形県酒田市から真っ直ぐ新潟に行こうと思ったのだが、せっかく山形にいるのだから山寺(宝珠山立石寺)(ほうじゅさん りっしゃくじ)に立ち寄らないと。
松尾芭蕉の句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」で有名なお寺だ。
酒田市から約110km。3時間ほどだ。
最上川沿いの道を走る。
新庄市の本合海(もとあいかい)で見つけた建造物。
屋形船(やかたぶね)の形をしている。芭蕉がここから川下りの舟に乗ったという話がある。それを踏まえたものだろう。看板は何もないが、おそらく宴会場。
面白いので相棒とツーショットを撮影。
立石寺に到着。もっとずっと山の中かと思っていた。川岸の街の中にある。
全体図。右下から左へ進み、方向転換して右上に向かう、そしてまた左へ。Zの文字を逆から書く感じで進む。
石段を登るとすぐ根本中堂。通り過ぎて左手に進む。
芭蕉の句碑。「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」と彫ってあるのだが、ほぼ読めない。左上の「み入」がかろうじて読める。
大銀杏(いちょう)。山形市で一番太い天然記念物。樹齢1000年を超える。
芭蕉と曽良の像。
こんな調子で順に紹介しても面白くないので割愛。
一番上の「奥之院」まで1000ほど階段がある。雰囲気はこんな感じ。山寺という愛称?俗称?なのはわかる。
Zの左上が五大堂。展望台だ。
以下は印象に残ったもの。
仁王門
仁王が「邪心をもつ人は登ってはいけないと、睨みつけている」らしい。
本当だ。左の仁王。
右の仁王。
邪心を見透かされた。さすが運慶の弟子。
大仏殿の阿弥陀如来。幕の向こうの半眼にも邪心を見透かされた。
修理中の仏像。睨まれた。
どうもお寺は苦手だ。そろそろ宿へ向かおう。
【本日のデータ】
立石寺の入場料は300円。妥当だと思う。
1000段と言っても大したことはない。
のんびり歩いても2時間あれば十分。