2019/5/16 奄美大島を北(奄美市)から南西(瀬戸内町)に走る(D179)

今日は、島の北側にある名瀬港から西側にある瀬戸内町古仁屋港まで移動する。

いつ降られてもいいように、カッパのズボンは履いておく。
上はすぐ着られるが、ズボンは履くのに時間がかかるから。

1030 出発。

奄美大島は、沖縄のやんばる地方と同じで、ほとんどが山だ。海からすぐ山が立ち上がる。平地はごくわずか。
道路も、高台か山の中がほとんど。海岸を走るところもあるが、多くはない。

秩父を走っているような気持ちになる。
樹木の種類は秩父とは違うはずなのだが。
南国的なものは少ない。ときどき、ヒカゲヘゴやソテツが顔を出すぐらい。

高台からこんなものを発見。

機械が回って水しぶきをあげている。
止まっているのもある。

何だろう? 行ってみよう。

引き返して脇道に入る。駐車エリアでバイクを停め、歩いて向かう。

ちょうど歩いて来た人がいるので尋ねると、車エビの養殖場とのこと。
機械は水を攪拌するもの。止まっているのがあるのは、攪拌量を調整するため。
今日は小さいエビを入れるので攪拌しすぎないようにしているらしい。

許可を得て、近くまで行ってみた。

おお、回ってる、回ってる。

止まっているのをアップで。あの羽で水を跳ね上げるわけね。

水が綺麗なので養殖には適しているらしい。
沖縄でも養殖しているという話だったが見たことはない。

かごしまロマン街道 群倉 Boregura

倉にしては壁がない。屋根が大きい。

倉のひとつひとつは「高倉」というらしい。
特徴として、釘を使っていない、風通しがよい、ねずみが登れない、などと書いてある。

柱の上部。確かに釘を使わずに組み合わせてある。

柱の下部。確かに釘は使わない構造。

屋根と思ったところが収蔵室。扉が開いていて中が見える。

隣の倉も見てみる。

こちらには所有者名が書いてある。
へぇ、面白い。所有者がいるんだ。それとも元の所有者か?

いつ降り出すかわからないので、かごしまロマン街道をひた走る。

戸円ふれあい公園からの風景。

徳浜の断崖。
写真では伝わらないが、この岸壁が眼前に突然現れたときは、うわっ!となった。

1340 雨が降り出し、本降りになる。

海岸線に沿って、グルっと回る予定だったが、中止。
宿に向かって最短距離の道に変更。
山道でトンネルが多い。
滑って転倒しないよう、ひたすら慎重に走る。

1450 宿に到着。

荷物を部屋に入れ、近所のスーパーで夕飯の買い物。

1630 お昼抜きだったので早めの夕食。

飲んだり食べたりしながらブログを書く。

気がついたら寝ていた。
今日も就寝時刻記憶なし。

【本日の宿】
瀬戸内町古仁屋港付近。2連泊の1日目。

【本日のデータ】
奄美大島は平地が本当に少ない。現地に来てみての強い実感。
山岳地帯に人はいないので人口も少ない、という印象。
調べてみた。

奄美大島   4万2720人  712平方Km
石垣島    4万7560人  223平方km
沖縄本島 138万5000人 1207平方km
※2016年の概数

数値で比較すると、面積に比べて人口が少ないことがよくわかる。