■7月23日(火)入院2日目
経過は順調。
ICUから一般病棟へ移る。
主治医から今後の見通しを説明していただく。
・ 1週間ほどで退院可能。
・ 1カ月ほど療養が必要。
・その後は定期的検査が必要。
・ 薬は継続的服用が必要。
・ お酒は一般的な留意事項を守ればOK。
・日本一周の継続可否は心臓へのダメージ状況しだい。 今後の検査結果を待て。
■7月24日(水)入院3日目
心臓リハビリ実施(1回目)
療法士さん指導のもと、室内トレーニング自転車を漕ぐ。
60~65回転/分、 回転負荷は低め(軽め)、20分間。
楽すぎて物足りない感じ。
■7月25日(木)入院4日目
主治医からカテーテル手術時の詳細説明をしていただく。
手術時の冠動脈の状態を画像で見て、どこがどのように詰まっていたのかがよくわかった。
詰まっている個所をバルーン(風船状の器具)で広げて、ステント(網状の金属製チューブ)を入れる様子も画像で確認。
心臓リハビリ実施(2回目)
昨日と同様、室内トレーニング自転車を漕ぐ。
60~65回転/分、20分間。
回転負荷は時間とともに少しずつ高くなっていく。
少し運動した感じ。
■7月26日(金)入院5日目
心肺運動負荷試験を実施。
これで日本一周の継続可否が判断される。ドキドキ!
測定・解析の先生方(医師、療法士、技師など)が6~7名集まる。
試験専用の室内トレーニング自転車に乗り、酸素マスク、心電図測定用コード、心拍数計、血圧計をつける。
試験開始。
60~65回転/分に保ち、漕ぎ始める。
1分ごとに負荷(ペダルの重さ)が段階的に高くなっていく。
約18分後、限界ギリギリまで負荷が高くなったところで終了。
結果は好調だった。
上のような報告書をいただく(一部抜粋)。
心臓の性能は、同年齢の健常者平均を100%とすると、私は110%。
健常者平均より10%ほど良いという結果だった。
※オレンジマーカー(上)の「比(%)」の部分。
先生方としばし雑談。
おお、健常者よりもいいのは初めてだね。
ホントですか? やったね!
バイクで日本一周中なんだって?
これなら続けても大丈夫だけど、一カ月間は療養しないとダメだよ。
前にね、マラソン中に倒れて手術して、1カ月しないうちに走って、また倒れて2回目の手術をした人がいたからね。
山に登ったりもしたいんですけど、大丈夫ですかね?
心臓に負荷がかかり過ぎないように、ゆっくり登れば大丈夫だよ。
頑張り過ぎないように注意したほうがいいけどね。
みんな、つい頑張っちゃうからなぁ。
熊本県に3333段の石段があるから登ってみたら(笑)
美里町の釈迦院御坂遊歩道というところにあるよ。
そうですか、行ってみます。
ゆっくり登れば1万段だって大丈夫なんじゃないですか?
う~ん、1万段はやめたほうがいいかも(笑)
その後、リハビリ担当の療法士さんから詳しい説明を受ける。
最大運動時の強度(METs)を7.47以下、心拍数(bpm)を122以下に抑えるのがよいということだった(上図の赤枠)
数値だけではピンとこないだろうということで、運動強度と運動内容との関係がわかる対応表をいただく。
上表の左端、手書き赤字で、「M」が通常運動時、「Max」が最大運動時。
速く走るのはNGだが、ジョギングはOK。軽めの荷物を背負っての登山はOK。
上表にはないが、 スコップで穴を掘ったり土を持ち上げたりするような、瞬間的に「ふんっ!」と力がかかる動きは要注意とのこと。瞬間的に心臓に負荷がかかるらしい。
いずれにしても「身体的には」日本一周の継続はできる。
1カ月我慢するぐらいたいした問題ではない、と思うことにしよう。
だが、はたして、わが家の女王陛下から継続許可は下りるのか?
むしろ、そちらのほうが問題だ、、、
1カ月間、ゴマを擦って擦りまくるしかないだろう。
ブログのタイトルを「ゴマすり奮闘編」とでもしようか、、、(笑)
【本日のデータ】
心肺運動負荷試験の結果:健常者の110%
運動時の留意点:最大運動時の強度(METs)を7.47以下、心拍数(bpm)を122以下に抑えること
日本一周の継続:(身体的には)問題なし(ただし頑張り過ぎないこと)