2019/11/02 原爆ドーム&広島城に立ち寄り、三段峡へ(D257)

今日は、広島県の北西部、三段峡近くの宿まで移動する。明日は三段峡を歩く予定。
広島市から約50km、2時間弱なので、余裕だ。
原爆ドームに寄って行こう。

と、向かう途中、パトカーに捕まる。

直進禁止の交差点を直線してしまったのだ。
納得できず現場検証。確かに直進禁止の標識がある。
でも、道路には直進の通行帯があり、路面には ↑ が描かれていた。
直進OKなのはバスだけ、と警察官。
確かに直線禁止の標識の下には、小さく「バスを除く」と書いてある。
バスのあとをついて走り、標識をきちんと確認しなかったのが敗因、というわけだ。
う~ん、騙された! という気がするが、、、
徹底抗戦しても法律上勝ち目はない。
マラソンも札幌に決まったことだし、小池都知事と同様、合意(納得)なき決定(処罰)に従うことにした。
2点減点、反則金6000円。2日分の宿代が消えた。

赤信号で止まってもバスの直後だったら、陰になって標識は見えないのではないか。
次回、広島に行ったら現場検証してみたい。
なんてね。今はカッカしてるけど、反則金を払った3日後には忘れてるだろうな。

気を取り直して、原爆ドームに立ち寄る。

原爆投下前。広島県物産陳列館。

爆発の瞬間(イメージ)
写真左手上空600mで爆発した。爆心地から100m.

爆心地。現在は医院。

写真右上に鳥居がある(赤丸部分)。倒れていない!

神社名を書いた額(名称未調査)も残っている。吹き飛ばされなかったとは驚き!
今なら「奇跡の鳥居!」と大騒ぎかもしれない。
爆心地で偶然お会いしたガイドさんに尋ねると、広島城の入り口に移設されている、とおっしゃる。

行ってみよう。

これだ。
補修個所はごくわずか。凄い!
神社名を書いた額(名称未調査)は新しいものに交換されている。
当時のものはどうしたのだろう。気になる。見てみたかったが調査時間がない。

鳥居の向こうの広島城に向かう。

お決まりのツーショット。
天守閣は戦後のものだが、石垣は昔のもの。やはり主役は石垣になる。

天守閣(資料館)に入る。
外はそれっぽく再現しているが、中は資料館仕様。コンクリート製。

最上階(6階だったと思う)からの風景。ビルとビルとビル。

こちらはマンション。
どちらも復興の成果。眺めが悪いと言うのは筋違い。

一部にはこんな景色も。紅葉が始まっていた。

【本日の標語】
気をつけよう 広島市内の 直進禁止
気をつけよう 違反を誘う 路面の表示
気をつけよう 違反を待ってるパトカーに

【本日のデータ】
原爆ドーム:立入禁止。
広島城:入館料 180円(65歳以上の料金、若い大人は370円)。
不倒の鳥居:爆心地に近かったので爆風が真上から来た、だから倒れなかったらしい、と鳥居の近くにいた警備員さんはおっしゃっていた。
なるほど、とは思うが、それなら神社名を書いた額が落ちなかった理由がわからない。謎は深まる。(数年後の)次回訪問へ続く。
広島県警パトカー:違反多発地点を常時徘徊。職務に全力を尽くす。

【本日の宿】
三段峡近く。筒賀温泉。

2019/11/01 厳島の弥山に登る(D256)

今日は厳島(いつくしま)の真ん中にある弥山(みせん)に登る。
と言っても、途中までロープウェイがあるので30分ほど歩くだけで山頂まで行ける。

相棒バイクは置いたまま、電車で宮島口駅まで行く。約40分。

フェリー乗り場に向かう。

宮島松大汽船とJR宮島フェリーとが競い合っている。
ちなみに、厳島は宮島とも呼ばれている。正式名称が厳島、愛称が宮島、と思えばいいだろう。一方、厳島神社があるエリアは宮島町と言う。もちろん正式名。ややこしい。

フェリーに乗り、厳島に着く。

青銅色の屋根の建物は宮島桟橋(みやじまさんばし)。フェリー発着所。

宮島表参道商店街(清盛通り)を通り、厳島神社に向かう。

手をつないで歩く外国人観光客。カッコいい。
手をつなぐだけなら私もできるが、体形が、、、

手焼きもみじまんじゅうのお店。

一つ買い、お店の中で食べた。アツアツで美味しかった。
内税なので8%か10%かはわからない。

厳島で見かけた原動機付自転車のオリジナルナンバープレート。
鳥居のイラストがいいですね。

ところで「廿日市市」は何と読む?
知っている人にとっては簡単だが、日本語勉強中の外国人には難しいはず。

「廿」の訓読みは「にじゅう」。「十」が2つ重なっている状態を表している。
なのだが、「廿日」の場合は「はつか」。「にじゅうにち」は「はつか」だから。
次に、一つめの「市」は「いち」。市場(いちば)という意味の「市」。
二つめの「市」は「し」。シティという意味の「市」。
ということで、全体では「はつかいちし」。
日本語ワ難シイデスネ!

今日は満潮の時間帯なので、海に浮かぶ厳島神社、になっている。
やっぱりこのほうがいいね。

海に浮かぶ拝殿をバックに自撮りする観光客。

絵馬が並ぶ前で写真撮影をする外国人観光客。
なかなかいいポイントを狙っているね。

海に浮かぶ能楽堂。
遠く五重塔も見える。

反橋(そりはし)に続く廻廊。寝殿造りなので廻廊が多い。
太陽光が海面から反射して軒や柱がキラキラ。
やはり厳島神社は海上がいい。

さあ、弥山(みせん)に登ろう。

ロープウェイの駅がある紅葉谷公園に向かう。

10分ほど歩くと「あと一息!!」の看板。

六人乗りロープウェイに乗り込む。

ぐんぐん登る。ポツポツと紅葉が始まっている。

獅子岩駅に着く。

獅子岩展望台。
景色を撮影するダンナさんを撮影する奥さん(だと思う)を撮影する私。

手前の向かって右の大きい島が、大奈佐美島(おおなさびじま)、別名 大那沙美島(おおなさみしま)
同じく左の小さい島が、絵の島(えのしま)
向こうの右が江田島(えたじま)

手すりに取り付けられた覗きパイプ。

パイプから覗くとその島が見える。

こんな感じ。江田島の市街地が見える。いいね。

向こうに弥山山頂が見える。あそこまで歩く。30分ぐらい。

ずっと階段を登り続ける。大きな岩が見えてきた。

大日堂。
右手の階段を登り、展望台に向かう。

白っぽい大きな岩が見えてきた。

岩が岩を支えている。下をくぐる。

岩の下をくぐり、さらに登る。

降りてくる外国人観光客とすれ違う。陽気に英語で話しかけてきた。
わかったふりで、イェイ! みたいなジェスチャーでごまかす。

岩の前で記念撮影する外国人観光客。

外国人観光客でいっぱい。ぱっと見、7割が外国人。

岩の向こうに展望台。行ってみる。

展望台からの風景。

遠く、はげ山の上に人が見える。駒ヶ林。
15分ほどで行ける。ということが後でわかった。

向こうが江田島、こちらが大奈佐美島。

島々の眺めに感動する外国人観光客。
※「感動する」は推測。

昼食にしよう。

昨日の食べ残しのパン。半分ほど残ったのを持ってきた。

粒餡は美味しいが、皮がフカフカすぎるかな。

下りはロープウェイに乗らず、歩くことにした。
大聖院に向かうコースを歩く。50分ほどの予定。

水掛地蔵堂。

鯨岩。

仁王門。

厳島神社。右上に五重塔。
あずまや展望台(里見茶屋跡)からの風景。

大聖院が近づく。お地蔵さんがかわいい。

大聖院を過ぎ、厳島神社前の土産物屋通りを歩く。

焼き牡蠣を食べてみた。プリプリ。ちょっと塩気が強いかな。

千畳閣(せんじょうかく)。正式名は豊国神社(とよくにじんじゃ)。
厳島神社のすぐ隣。

入場料100円を払い、上がってみる。

たくさんの絵馬の一つ。武将が鐘を運んでいる。

立体的な木彫りの絵馬。絵じゃないのに「絵馬」でいいのか?

絵馬を描いた絵馬。絵馬なのか? もはや写生画。面白い。

絵を描いたしゃもじ。青銅色のは何かわからない。

西日が射しこむ。

廊下には柱の影が長く伸びる。

西日に輝く五重塔。

小路からの風景。

さあ、広島市の宿に戻ろう。

フェリーからの風景。
残照に輝く海が印象的だった。

【本日のデータ】
フェリー:片道180円。往復360円。往復割引なし。
手焼きもみじまんじゅう:1個100円。
厳島神社:昇殿料 300円。
宮島ロープウェイ:片道1000円(往復の場合は1800円)
焼き牡蠣:2個セット 500円。
豊国神社(千畳閣):昇殿料 100円。

【本日の宿】
昨日と同じ。広島市内。駅の近く。

2019/10/31 呉の大和ミュージアム&てつのくじら館を観る(D255)

今日は、呉(くれ)の大和ミュージアムに行く。
10分の1サイズの戦艦大和(せんかんやまと)の模型が展示されているので有名だ。

広島市から26km、50分ほど。
のはずだったが、道を2回も間違えて1時間10分ほど走り、やっと着く。
通称、大和ミュージアム。正式名称、呉市海事歴史科学館。

10分の1の大和の模型が鎮座する。

大和とは何か?
時代の先が読めない人たちが発案した壮大な無駄。
大きいことが自慢の鉄の恐竜。

大和が参加した、ミッドウェー作戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、いずれも大敗北、というのが現実だ。

零式艦上戦闘機六二型。

展示内容を一通り見たが、広い視野での客観的分析はなく、単に歴史を並べるのみ。
情緒的にならないよう努めているのを感じたのが、せめてもの救い。
新しい発見もなく、退屈だった。

大和ミュージアム向かいの、てつのくじら館に向かう。

本物の潜水艦が町の中にドン!と鎮座している。大迫力。
海上自衛隊で2004年3月まで就役していた「あきしお」だ。

正式名称は、海上自衛隊呉史料館。入場無料。自衛隊の広報活動拠点。

あきしお のお尻。
ティアドロップ(teardrop、涙のしずく)型潜水艦なので、スクリューが船体断面の中央にある。ひと昔前の設計なのでプロペラは5枚。最近の主流は7枚だ。

艦内の見学ができる。隣のビル(史料館)の3階から入る。

思ったより広い、というべきか。

操舵室。観光客でいっぱい。

操舵席。外を見る窓はない。まったく外を見ずに操舵するのだ。

レーダー。目ですね。

潜望鏡。これも目ですね。浮上時しか使えないけど。
光学式の古いタイプ。倍率6倍。
新しいのはディスプレイに映像が表示されるので、みんなで見られる。

私には勤務は無理だ。
空から落ちて死ぬのはいいが、海中で溺れて死ぬのは嫌だ。

さて、広島市の宿まで帰ろう。今度は間違えずに50分で着こう。

【本日のおススメ】
広島と言えば、もみじまんじゅう。

にしき堂 生もみじ 粒餡 130円。
1個だけ買って、お店の中ですぐ食べた。
皮が生なのでモチモチして美味しかった。

【本日のデータ】
大和ミュージアム:入場料 常設展+特別展700円(常設展のみは400円)
てつのくじら館:入場料 無料。

【本日の宿】
広島市内。昨日とは別の宿。3軒隣。