7月1日(日)29日め 平泉散策(その3):素晴らしきマイナーエリア(中編)冷たい水羊羹と柳之御所

無量光院跡後ろの高台から降りたところのお屋敷で草取り中の女性がいる。暑いですね、と声を掛け、しばらく立ち話。

すると、中へ入って休んでいかない? とのお誘い。女性からのお誘いは常に快諾。お言葉に甘えてお屋敷の中へ。

植え込みがよく手入れされているなあ、と思ったら、旦那さまがまさに手入れの最中だった。

品評会に出せそうな錦鯉がたくさん。

冷たい麦茶と水羊羹をいただきながら世間話。お二人とも中学校の教員だったとのこと。旦那さまは社会科、84歳、奥さまは英語、72歳。退職してから48カ国に旅行したそうだ。娘二人は嫁いで、お二人だけの悠々自適生活。東北のおススメスポットをいろいろ教えていただいた。

例によって記念撮影。バックに写るのは築62年の家だそうだが、よく手入れされていて、そうは見えない。お二人ともまめなのだろう。

水羊羹、ごちそうさまでした。冷たくて美味しかったです。

そこから5分ほどのところにある、柳之御所遺跡に着く。藤原氏の政治の中心だった場所ということなので、どんなロケーションなのか興味があった。

小高い丘になっていて周囲がよく見渡せる。高すぎないのでアクセスがよく、権威を示す効果もある高さだ。

発掘調査に基づいて建物の位置が示されている。上の写真の2つの黒いエリア(奥と手前)に中心建物があったらしい。

金鶏山(手前の山)を望むエリアには園地(池)がある。

金鶏山に沈む夕日を見たかったのだが、次の目的地が少し遠いので先を急ぐことにした。

(後編に続く)