2021/08/06 天空の鳥居(D288)

今日も朝からブログ書き。何だか本末転倒な気分(笑)
連泊なので時間は気にせず、部屋で書けるのはいいのだが、ついゆっくりしてしまう。
早く書き終えて、天空の鳥居に行こう。

1200 やっとブログ書き終了。まずは紫雲山山頂展望台へ向かう。

1245 途中、父母ケ浜に立ち寄る。

日本のユニ湖、というのが旅行雑誌のネーミング。
〇〇のXX、というネーミングはやめた方がいいと思うが、、、
「オリジナル性なし、似てるだけ」って、言ってるわけだからね。

干潮時なので、遠浅の砂地が見える。
潮が満ちて砂地を少し隠すぐらいのタイミングがベストかな。
ユニ湖には行ったことないけど、潮と凪がベストタイミングなら、いい写真が撮れるかもしれない。忍耐が必要ですね。

紫雲山に向かう途中で気になる山を発見。
左は深緑色、右は黄緑色。あの色の違いは何?
よく見ると、右の黄緑は竹林。なるほど。
今、日本の竹は120年目の花咲く時期に入っているらしい。
いっせいに小さな白い花が咲いたら、また違う色合いに見えるかもしれない。

紫雲山山頂からの眺め。遠く、瀬戸大橋が見える。
高いところへ登ったら瀬戸大橋を探す、という習性が身についてしまった(笑)

画面下の木々は桜。桜咲くころに来たいものだ。今度は二人がいいなあ。

東山魁夷が描くような風景。
大学生のころ、緑川洋一という写真家の瀬戸内海の写真が大好きだった。
たしか、こんな写真もあったような気がする。

天空の鳥居。高屋神社。
うん、日本オリジナルのいい景色だ。

アングルを変えてもう一枚。こっちのほうが天空感があるかな。

琴弾(ことひき)公園の展望所からの風景。銭形砂絵が見える。
お金は寛永通宝。江戸時代、赴任する領主を歓迎するため、地元民が一晩で作った、と解説板にある。
う~む、あらかじめ準備万端整えておけば、銭の形を一晩で作るのはできそうだが、、、
どのくらいの「準備万端」が必要なのか、たいへんな労力だったと思う。
歓迎なのか忖度なのか、自発的なのか渋々なのか、真相は不明だ。
いつの時代もどこの国でも平民は苦労が絶えない。

と、ここまで書いて気がづいた。
江戸時代は樹木がなく、単なる砂浜だったのかも。それなら準備万端は不要だったかもしれない。
今度来る殿様よ~、お金がめっちゃ好きだってよ。そんならでかい寛永通宝でも作って見せっぺか。年貢をまけてくれるかもよ。という村人の会話が聞こえてきそうだ(笑)

遠く、島と漁船のシルエットが浮かぶ。
緑川洋一さんを少し意識して撮ってみました(笑)

公園の中に仕掛けてあるイノシシ用ワナ。
イノシシは頭がいいからね、そう簡単には獲れないんだよ。って栃木のおばあちゃんが言っていた。

今日は午後からの活動だったので、あっという間にスーパーのタイムセールの時間だ。
さあ、半額のお弁当を買って宿に戻ろう。

■本日のマニアック

竜宮城公衆便所。
う~ん、出てくると白髪の老人になっているかも。入りたくないなあ。
すでに老人だろ、っていう突っ込みはやめてね。

■本日の考察
当たり前だが、海岸付近の展望台からはだいたい海が見える。
何度も展望台に登っていると、海が見えるだけでは感動しなくなる。
だから、桜や鳥居や銭形など、他の要素が必要になる。
いかにオリジナリティを出すか、そこが勝負だ。

■本日のデータ
すべて無料。
走行距離:50キロぐらい。
結局、今日も昼食抜きだった。

2021/08/04 五色台を経て瀬戸大橋へ、東山魁夷美術館と四国水族館を見る(D286)

今日は、瀬戸大橋を眺めながら、東山魁夷美術館と四国水族館を見学する。
まあ、定番の観光地だが、行かずに通り過ぎるのもちょっと寂しいかな。
途中に五色台という、長めのよい場所があるので立ち寄ってみることにする。

五色台。「またきまい」というモニュメント。
「また来てね」ぐらいの意味かな。石のハンマーで殴られている気がするんですけど。
石と石が接しているので「絆」の表現かも。まあ、好きに解釈して、ってことですね。
モニュメントの中に、遠く、瀬戸大橋が見える。

瀬戸大橋をアップで。

右手の風景。向こうが大槌島(おおづちじま)、こちらが小槌島(こづちじま)。
写真だとこちらの小槌島が大きく見えるけど、本当は向こうのほうが少し大きい。
タンカーと船がいいバランスでしょ。たくさん撮ったうちの一枚(笑)

瀬戸大橋記念館というのがあるので行ってみる。
入場無料。

ミニシアター。
正面のスクリーンに解説が上映される。
足元のガラス板の下は、四国周辺の立体マップ。

上に乗ると、落ちそうでドキドキ。

瀬戸大橋ができる前は、こんな船の全盛時代。

こんな豪華なやつも。
家に飾りたい精巧な模型。こういうの好きです。
瀬戸大橋ができたので、船はほぼ絶滅したとのこと。

瀬戸大橋の模型。10m以上ある。
本州側から撮影。向こうが四国。

アンカレイジの模型。
橋を吊るワイヤーを固定する台座。

すごい数のワイヤー!
こうやって橋は吊られているんだね。勉強になるなあ。

断面模型。
上は車、下は鉄道。真ん中には光ファイバーなどのケーブル類。
橋の外側には点検用装置。
模型じゃないと見られないから、こういうのいいね!

建造中の機材。大きな船の上に橋桁を乗せている。
垂れ下がっている細い白い線の先端には船舶誘導灯。

笑わしゃんすな百年先は財田の山から川船出して月の世界へ往来(ゆきき)する

瀬戸大橋の建造に尽力した大久保という人の言葉。
技術の将来を的確に予測していますね。先見の明がある人は尊敬します。

というわけで、宇宙エレベーターの解説がある。
大久保さんの言葉を知ったあとでこの解説を読むと、きっと実現するだろう、という気持ちになる。
宇宙エレベーターについては、ウキペディアで調べてね。

外には、瀬戸大橋建造時に使った機材を展示。上に見えるのは瀬戸大橋。
これは灯浮標。海上に浮く照明。高さ5~6mある。

これはメインケーブル。直径1m、3万4千4百本のケーブルの集合体。

瀬戸大橋タワー。回転式展望台が回りながらゆっくりと登っていく。

最上部でぐるぐる回りながら360度眺められる。
面白そう。登ってみよう。

チケット800円を買い、展望台に乗り込む。
乗客は私一人。独占状態で出発だ。

最下部からの瀬戸大橋。下から見上げる感じ。

最上部からの瀬戸大橋。見下ろす感じ。走っている車が見える。

反対側。ずっと内陸まで続いている。

さて、お昼だ。
周囲は公園なので、木陰のベンチで食べることにしよう。

昨日コンビニで買った黄色いスイカ。
宿で細かく切り分けて、氷と一緒に保冷袋に入れて持ってきた。
うん、冷たくて甘くて美味しい。シャキシャキ感は足りないけど、よしとしよう。

昨日スーパーで半額で買ったトロロ蕎麦。
讃岐うどん、なかなか食べるチャンスがない。

香川県立東山魁夷せとうち美術館。
シンプルなデザインなのは魁夷の絵と通じるところがある、のかな。
通常310円だが、65歳以上は無料。香川県はいい県だ。

主にリトグラフの展示。
1階は「風景を駆ける」というテーマで「道」「綿雲」などの有名な作品を展示。
2階は「欧州への旅」というテーマで北欧・ドイツ・フランスなどの風景画を展示。
シンプルに見える作品でも、28版とか32版とか、すごい数の版を重ねて刷っている。だからリトグラフであの雰囲気が出せるのか、と思う。
作品の数は少なめだが本物が見られるのは素晴らしい。印刷では表現できない微妙な色彩の変化がわかる。
撮影禁止なので室内の写真は無し。

1階にあるカフェからの風景。額縁に入った瀬戸大橋。

美術館出入口から瀬戸大橋を望む。
魁夷の絵を意識してシンメトリーに撮ってみたが、どうですか。

相棒バイクで15分ほど走り、宇多津臨海公園 の中にある四国水族館に着く。
入館料2,200円。

まあ、普通の水族館ですね。特に驚くようなものは無し。

若い人たちや家族連れが多かった。まあ、そうだよね。

公園内の入浜式復元塩田。
満潮時に海水をここに入れて堰き止め、干潮時に天日で水を蒸発させて濃くする。
最後は火で煮詰めて塩を作る。

公園内で見つけたマンホール。宇田津とポケモンのコラボか?

■本日のデータ
瀬戸大橋記念館:無料
東山魁夷せとうち美術館:310円、65歳以上は無料
四国水族館:2,200円

■本日の教訓
瀬戸大橋記念館は予想外に面白かった。
四国水族館は期待外れだった。
入場料と面白さは比例しない。
プディングの味は食べてみないとわからない、という英国のことわざがあるが、施設についても全く同じ。行ってみないとわからない。