2019/10/16 ミルクロード&やまなみハイウェイ&湯布院から別府へ(D240)

今日は、ミルクロード&やまなみハイウェイを走り、湯布院から別府へ向かう。

快晴で風もなく、最高の天気だ。

宿からミルクロードへ向かう途中の風景。

山あいの村をゆっくり走る。

とある集落で見かけた光景。
SOS TECHNICAL SERVICE
なるほどね。

ミルクロード。今日も牛さんがいる。

ミルクロードにあるパラグライダーエリアからの風景。
外輪山と阿蘇の町を見下ろす。最高に気持ちいい!

見通しがいい道が続く。

と、、、こんな看板が。

阿蘇飛行場。
阿蘇に空港なんてあったっけ。

ギューン! ラジコンジェット機がすごい勢いで飛んで行く。

速すぎてファインダーに入らない。やっと撮ったのがこれ。

着陸後、いろいろお話。
九州で1,2位を争うジェット機の有名人らしい。

こちらは別の人のスケール機、雷電(らいでん)
ずんぐりむっくりなので、操縦がとっても難しそう。

ヒゴタイロードからの風景。

写真を撮っていたら、熊本から車で来たご夫婦から話しかけられる。
台風19号の被害地として川越の名前が出ていたので、川越ナンバーを見て話しかけたとのこと。

被害がなくてよかったですね。はい、これ、どうぞ。

と、コーヒーとお菓子をいただく。
みんなやさしい人ばかりだ。とっても嬉しい。

やまなみハイウェイを走り、湯布院を過ぎ、別府に向かう。

だいぶ陽が傾いてきた。よし夕焼けを撮ろう、ということで夕焼けがよく見える丘に向かう。

雨乞牧場展望台からの風景。最高の夕焼けだ。

30分ほど撮影するうちに、街の灯が光り出す。
猛烈に寒い。別府の宿に着いたら、すぐ温泉に入ろう。

【本日のデータ】
ミルクロード:何度走っても素晴らしい。阿蘇に移住したくなるほどだ。
阿蘇飛行場:ラジコンクラブだけでなく、いろいろな団体が利用している。グライダー、ジャイロコプター、ウルトラライトプレーンなど。もし、移住したらどれかに入ろう。

【本日の宿】
別府市街。温泉付き。高めの宿だが大奮発。

2019/10/15 世界遺産 三池炭鉱を観る(D239)

今日は大牟田に行き、三池炭鉱を観る。
ここは世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

その前に、宿の近くの筑後川昇開橋(旧国鉄佐賀線筑後川橋梁)を観に行く。

橋の中央が上下に移動する。船が通るときには上がるのだ。

今は少しだけ上がった状態だ。上に人がいる。何をしているのだろう?

近づいてみる。

「故障のため通行できません」とある。
故障していなければ、1時間に1回、中央部が降下し、歩いて渡れるようだ。
渡ってみたかった。残念。

修理作業をしているのだろう。

隣には温泉。周辺の人たちは「大川昇開橋」と呼んでいるらしい。

5km、10分ほど走り、三重津(みえつ)海軍所跡に着く。
幕末佐賀藩海軍の本拠地だったところ。
世界遺産「明治の産業革命遺産」の構成資産だ。

跡地の隣に佐野常民記念館があり、三重津海軍所の情報が得られる。

ドーム型シアター。三重津海軍所の解説動画を上映していただく。

天井いっぱいにCG動画が映し出される。なかなかの迫力。

解説VRのゴーグルを借り、裏へ出る。

向こうが三重津海軍所跡。手前は解説板。

1~6までの番号のところで解説VRが見られる。

ゴーグルを覗くとVR画像が見え、解説音声が流れる。

30km、1時間ほど走り、大牟田に着く。

宮浦石炭記念公園。世界遺産 宮浦抗跡が公園になっている。

三池炭鉱で唯一残る煙突がこれ。

月が~出た出たぁ~、月がぁ出た。三池炭鉱のぉ上にぃ~出た~。
あんまりぃ~煙突ぅがぁ高いのでぇ~、さぁぞやお月さん、煙たぁかろ。
さの、よいよい。

この炭坑節を知っているあなた、年齢がわかるよね。

坑道に入る列車。人を運ぶ。ワイヤーで引っ張るタイプ。

こちらは資材運搬用。

サイドダンプローダー。バケットが横に回転する。

フェースローダー。砕いた石炭を集めてベルトコンベアーに乗せる装置。

ドリルジャンボ。ダイナマイトを仕掛ける穴を掘る。

2km、10分ほど走り、宮原抗跡に着く。

銀色のデビーポンプとレンガ造りの蒸気機関機械室。
デビーポンプは坑内の水をくみ上げるもの。

三池炭鉱専用鉄道敷。

さらに3km、10分ほど走り、万田坑跡に着く。

本日休業。外から観ることはできるが中には入れない。残念。

銀色のがデビーポンプ。レンガ造りは蒸気機関機械室。

円柱は煙突の根元部分。

6km、15分ほど走ると三池港。

三池港閘門(こうもん)
港内の水位を調整する観音開きの扉。水圧を利用して開閉する。

クレーン船 大金剛丸。明治38年にイギリスから購入。現役。

三池炭鉱専用鉄道跡。

駆け足であちこち回ったが、ひと通り見ることができたので満足だ。
だいぶ陽も傾いたので宿に急ごう。

【本日のデータ】
万田坑跡だけが有料。410円。

【本日の宿】
熊本県山鹿市。三池港から40km、1時間。
明日はミルクロードを走るので、できるだけ阿蘇の近くに、と考えた結果。

2019/10/14 伊万里&有田を散策(D238)

※10月21日、香炉の写真を追加しました。

今日は伊万里と有田に行く。焼き物の里はどんな雰囲気だろう。楽しみだ。

伊万里に入る。と、橋の欄干に壺が。吉田橋。

窯元が集まる里、大川内山。その入り口。塀にお皿が埋め込まれている。

大正橋。
龍が欄干に鎮座している。

唐臼小屋(からうすごや)
水力を利用して陶石を砕く設備だ。写真は放水した瞬間。

ICで鳴る白磁風鈴 めおとしの塔。
人が近づくと優しい曲を奏でる。

鍋島藩窯橋(なべしまはんようばし)

緑と焼物の対比が美しい。

反対側。

こちらも美しい絵柄の壺とタイル。バックの電線が残念だが。

裏側には龍がいる。

橋だけではない。伊万里ではあらゆるところに焼物が。

体験センター。大皿風デザインのタイル。洒落てますねぇ。

公衆トイレ。壁にタイルが貼られている。

細やか&華やかな絵柄のタイルが並ぶ。

大川内山の案内図。
たくさんの窯元が集まる里だ。

煙突がアクセントの風景があちこちに。

どこか懐かしい風景が続く。

清正公堂入口。加藤清正が祀ってあるらしい。

清正公堂。右側の木は大イチョウ。

民家の石垣に咲く小さな花たち。繊細な風景がいいね。

鍋島青磁 長春窯。
妙に気になるので入ってみた。

入口の風景。

玄関前。風鈴が涼しい音を鳴らす。

こんには~。
バイクで日本一周中なので買えないんですが、拝見だけしてもいいですかぁ。

どうぞ、どうぞ。ゆっくりご覧ください。

ずうずうしいお願いにも丁寧に対応してくださるご主人。
とても品のいい女性だ。(おそらく)私と同年代。

奥の座敷に並んだ作品たち。

遠目にもこの瓶は素晴らしい。絵柄はユキノシタ。
お値段を伺ったら、売り物じゃないんですよ、とのこと。
二度と作れないかもしれない、とおっしゃっていた。

ご主人といろいろお話。
青磁は焼くと1/3ぐらい縮むのだそう。製作が難しい理由だ。
青磁は釉薬がガラス化するので、薄く作ると光を透(とお)す。

青磁のランプ。透ける光が美しい。

ぐい呑み。この透ける光の美しさはどうだ。うっとりする。
ああ、これでお酒を飲んだら美味しいだろうなあ。

そのぐい呑み、3カ月ぶりに店頭に出せたものなんですよ。なかなか難しくて。

透けるぐい呑みは、これともう一つだけ。
もう一つは絵柄と透け具合がこれとは異なる。私の好みは圧倒的にこちら。
う~ん、今、ここで買わないと、同じものは二度と手に入らないだろうなあ。

ということで、どうしても我慢できずに買ってしまった。
いつも使うぐい呑みが10~20個買えるお値段。
ああ、荷物は増えるし、懐は寒くなるのに。

すると、ご主人、遠くからいらっしゃったので、と青磁の香炉をプレゼントしてくださると言う。おそらく、ぐい呑みと同じくらいのお値段だと思う。ビックリ!

ホントですか。やった~!
ありがとうございます。遠慮なくいただきます。
わが家の女王陛下にプレゼントいたします。

ご主人の写真を載せたかったが、恥ずかしいのでNGとのこと。
奥ゆかしい人柄が素敵だ。いただいたから誉めているわけはないので誤解なきよう。

いただいた香炉がこれ。

ぐい呑みと香炉を抱えて、ウキウキ気分で散策開始。

天神橋。
人はほとんど通らない。が、欄干がタイル張り。う~む。

川底には美しい曲線を描いて石が敷かれている。
この美意識。ここまでやるか、と思うのは凡人の発想。だな。

登り窯。
形がよくわかる。観光用 or 体験用のものだろうが、きちんと整備してあるのがいい。

横から見たところ。絵になる風景。

裏路地の一般住宅。こういうの、いいね。

さやのせはし。
伊万里の里を出るところで見つけた橋。
もしや伊万里の最外部の橋にはすべて壺があるのかも。要検証。

15km、20分ほど走り、有田に着く。

泉山磁石場(いずみやまじせきば)に着く。

タイル製の案内板。

こちらは大きな一枚タイル。

この案内も一枚タイル。

泉山磁石場。
磁器の原料になる山があったところ。400年で山一つが無くなった跡。

周囲の山肌。磁器の原料になる土がむき出し。

街の中心地に向かう。

トンバイ塀。レンガを張った塀。

お墓。ここにもトンバイ塀。

お地蔵様のうしろもトンバイ塀。

一般住宅のトンバイ塀。
バラエティに富んだレンガの組み合わせが面白い。

夕方になってしまったので先を急がねば。
と思いつつ、味のある建物が並ぶので、ついつい撮影。

店頭に並ぶ焼物を発見。

大皿。桜が満開。

壺。桜が満開。

大牟田に向かう途中の風景。堤防の上を走るのは楽しい。

バックミラーに映る風景。

とてもいい一日だった。

【本日のデータ】
青磁ぐい呑み:価格は内緒。
青磁香炉:価格は不明。

【本日の宿】
世界遺産 三重津海軍所跡(佐賀県)の近くだが、宿は福岡県大川市。
佐世保(長崎県)→平戸(長崎県)→伊万里(佐賀県)→宿(福岡県)と移動したので、佐賀県はたった1日だったことになる。