今日は、朝から雨。
犬山城へ行こうと思っていたのだが、出鼻をくじかれた。
そこで、名古屋城本丸御殿の襖絵を観に行くことにした。
名古屋の知人宅にお伺いしたときに、TV放送された襖絵復元ドキュメントを拝見したからだ。
とても緻密に時間をかけて復元しているようすを見て、ぜひ観なければ、と思ったしだい。
宿から名古屋城までは相棒バイクで15分ほど。
雨がやんだので出発。
東門から入る。
石垣の上は、すっかり秋の風情。
東門のチケット売場で500円を払い、中に入る。
東南隅櫓(とうなんすみやぐら)
重要文化財。内部非公開。
本丸表二之門(ほんまるおもてにのもん)
重要文化財。
だいぶ傷んでいる。
開いた状態の門扉を雨から守る屋根がある。
こういう造りはあまり見たことがない。
復元された本丸御殿。
昭和20年に空襲で焼失。
復元には平成21年から平成30年まで10年もかかっている。
本丸御殿に入るのに追加料金は不要。
御殿内は撮影OK。
まず、玄関の一之間と二之間。
ここまですべて、人間の手によって精巧に復元されたもの。
この虎の顔のアップは、デジタル復元されたもの。
こちらは人間の手による復元。
よく見ても差がわからない。
以下はすべて人間の手による復元。
次は表書院。
正式な謁見(えっけん)の間。
いくつかの建物を廊下でつなぐ様式。
すべて精巧に復元されている。
廊下の柱に付けられた錠。
扉を閉めて、この丸い部分に落とし金具を差し込む。
細かい部分まで忠実に再現。
次は対面所。
藩主が身内や家臣との私的な対面や宴席に用いた建物。
ここからは上洛殿(じょうらくでん)
上洛殿は家光の上洛に合わせて増築された建物。
まずは廊下側。
建物自体の豪華さも凄い。
ここからは上洛殿各部屋の内部。
欄間は透かし彫りで極彩色。天井も凄い。
ここは上段之間。
上洛殿の中で最も豪華。
あきれるほどの豪華さ。
廊下。長押(なげし)の金具が凄い。
最後に梅之間。
尾張上級家臣の控えの間。
家臣用でもこの豪華さ。
外に小天守の石垣が見える。
白い大きな角石が目を引く。
(おそらく)孔雀之間では菊花展を開催。
最優秀賞作品が並ぶ。
これは初めて見る種類。こんな菊があるとは驚き。
かなりゆっくりと観て回り、2時間30分ほど。
襖絵はもちろん建物も細部まで精巧に復元されていた。
想像以上。
まだ観ていない人は、ぜひご覧ください。これを観るためだけに名古屋に行く価値があります。
■本日のデータ
名古屋城観覧料:大人500円。本丸御殿の観覧を含む。
■本日の宿
昨日と同じ。今池駅の近く。4泊目。