2021/11/14 大井川鐵道新金谷駅でSLを撮影、富士市へ走る(D364)

今日は、富士市まで行く。富士山の南にある町だ。
途中、 大井川鐵道 新金谷駅に立ち寄る。日曜日なのでSLが走る。
時刻表を調べたら、新金谷駅発11:52だ。
浜松の宿から新金谷駅までは1時間。いつもどおり10時に出ればOKだ。

0950 フロントに行ってビックリ。

フロント前の光景。洋服やらアクセサリーやらがずらり。フロントが見えない。
大きな歌声が聞こえてくる。

フロント裏へ回るとカラオケ大会の真っ最中。

80歳過ぎのオーナーさんといろいろお話。
この建物、元はショールームだったそう。それを仕切って宿にした。
一階はカラオケルーム。週に一回、カラオケ大会を開く。
衣装・アクセサリーは売り物。カラオケをする人にニーズがあるらしい。
ヤマダ電機グループらしいが、表現が曖昧でよくわからない。
資本関係はないらしいので、親戚がヤマダ電機ぐらいの意味か。

バイクを停めたのが建物の中、衣装の向こう側。
衣装をいくつか移動してもらい、何とか外に出す。
エンジン音が迷惑かと思ったが、歌声のほうがずっと大きい。問題無し。

1010 宿を出発。

静岡といえばお茶。道の駅から茶畑が見える。
ポールの上で扇風機のようなプロペラがクルクルと回っている。
空気を攪拌してお茶周辺の空気が冷え過ぎないようにするためのもの。
川越のお隣、狭山もお茶どころ。この光景はよく見られる。

宿のオーナーと話したり、お茶畑の写真を撮っていたら、時間がかかってしまった。
SL出発の時刻が迫る。

1140 新金谷駅に到着。出発まで12分。

駅に人の行列がどんどん入って行く。
バイクを停め、またがったまま、あわてて撮影。

駐輪場にバイクを停め、カメラを持って駅に走り寄る。

SLをバックにした子供の写真を撮るおかーさん。

急いで入場券を買い、駅構内に入る。

SLの前ではファミリーが次々と記念撮影。
撮り終わるとSLに乗り込む。

客車は4~5両。満席。

いよいよ発車の時刻。みんながカメラを構えて待つ。緊張の瞬間。

出発。ゆっくりと動き出す。

しだいにスピードを上げ、目の前を通過する。

大きな車輪が目の前を横切る。凄い迫力。

客車が続く。

やがてSLが去り、喧騒も去り、ほっと落ち着く。

駅の看板をバックに入場券を撮影。(令和)3年11月14日の刻印が存在証明。

駅舎全体。

新金谷駅は大井川鐵道株式会社の本社を兼ねる。
駅舎は登録有形文化財。
社名の「鐵道」という旧字体がカッコいい。

SLポスト。

なぜ黒?と思ったら、SLと同じ塗料を使っているから。いいね。

駅舎の隣の休憩ベンチ。

「大鐵しんかなやに来ました。」
この隣に立って記念写真を撮る。SLがいるときに撮ればバッチリ。

お茶箱の販売機。
たばこではなく‥ ‥ ‥ お茶です!
駅の向かい、プラザロコ/SLセンターの入口横に設置してある。
さすが静岡。

SLセンターで、大井川鐵道沿線の観光スポットを教えていただいた。
とても丁寧、親切にいろいろと教えていただく。
SLの運行は、普段は土日だけだが、この時期23日までは毎日運航とのこと。
寸又峡(すまたきょう)や奥大井湖上駅が面白そうだ。

撮影スポットからの写真が壁に掛かっていた。許可を得て撮影。
案内パンフや時刻表など一式を入手。

SLセンター内を観て回る。

日本ステンレス直江津工場の専用線で使われていたSL。

おそらくアルコールで走る模型。1/10~1/20ぐらい。

C622
真鍮製の模型。

一番気に入った模型。色合いがいい。

HOゲージ。
だと思う。
縮尺によって呼び方が異なるので、正しいかどうかわからない。
小さい方から、Zゲージ、Nゲージ、TTゲージ、HOゲージ、Oゲージ、Gゲージ。
5つもある。
私のころはHOゲージが主流だった。

昭和の紙キップ。
高校生ぐらいまで、これだった気がする。
駅員さんが、切符切りのハサミを無駄にカチカチカチカチ、カチカチカチカチと鳴らしていたのが面白かった。

昭和レトロを演出する映画のポスター。
見え見えの演出だが、一つひとつ見て行くと記憶が蘇って面白い。
百恵ちゃんファンの私は、最上段中央の「伊豆の踊子」なんて最高です。

女性イラストのポスター。
キリンビールは顔がレトロだが、相良サンビーチは今っぽい。
どっちもいいね。

1330 さあ、富士市に向かおう。70キロ、2時間。

ルートは、ほぼすべて国道1号線。
この1号線が原付バイクにとっては曲者だった。
ところどころで、突然、自動車専用道路になる。
意味が分からない。怒りがこみ上げるが、そこは大人の対応。
ルールを守って別ルートを探す。
Googleマップには、原付バイクの設定がない。
事前の策として、自転車に設定する。

これでうまくいく、と思ったのも束の間、、、
今度は、自転車専用道路に誘導される(笑)

何だかんだで30以上もロス。
やっと、高架下の側道を走ればいい、というコツをマスター。
日没前に富士市に入る。

と、そこでは、、、

富士山が大歓迎のサプライズWelcome。
日没前の一瞬のできごとでありました。

■本日のデータ
人間万事塞翁が馬。
もし、1号線が自動車専用道路でなく、順調に走れていたら30分前に着いていた。
きっと、スーパーで半額弁当を探すのに夢中だったことだろう。
※「人間」は「じんかん」と読む。世間のこと。
新金谷駅:入場券150円。
新金谷駅SLセンター:窓口の女性は親切で美人。マスクをしていても目元でわかる。絶対に美人。

■本日の宿
富士駅近く。ごく標準的なきちんとしたビジネスホテル。
ビルの前に駐輪スペースがあり、相棒バイクを置かせていただく。
ベッドの寝心地もよく、値段もリーズナブル。一つの理想形。

2021/11/13 苗木城址に登り、浜松まで走る(D363)

※2021/11/16更新:やっとのことで通常版の公開です。

0500 起床。珈琲とパンで朝食。お茶をポットに入れる。

0610 宿を出発。途中、コンビニでオニギリ2個を買う。

0630 史料館に到着。

霧の中にたたずむ史料館。

0640 苗木城跡の駐車場に到着。

こんな早く来るのは私だけかと思っていたが、先客の車がたくさんある。
みんな好きだね。

0650 苗木城址に向かう。

足軽長屋跡に立つ大きな看板。かつての笛木城。CGで再現された画像だ。
山城ベストランキング1位、という文字が目を引く。

さらに進むと霧の中に高い石垣が見えてくる。

大矢倉跡。名称版には「櫓」ではなく「矢倉」と表記してある。意味は同じ。

天守には霧があるのか無いのか気になる。
天守のところだけ霧が無ければ、下に雲海が見える。
気になるので、天守へ直行。

途中の風景。紅葉が霧に霞む。

木製の展望台が見えてきた。昔、天守があったところ。

大きな岩を利用して作られている。なかなかの迫力。

あそこまで登ってみよう。

岩の存在感がすごい。

先客が霧の晴れるのを待っている。

天守を見上げる。岩の上にうまく作ったものだ。

脇に回り込む。なかなかの迫力。

石を削って梁を乗せてある。

こちらは、石を削って柱を乗せてある。

こちらも。

柱が乗っていた跡が残る。こちらにも建物があったということ。

石が無いところは高床式だ。清水寺の舞台と同じ構造。

展望台に上ってみる。

霧で何も見えない。

しばらく待つ。
たいくつなので、コンビニで買ったオニギリを食べ、ポットのお茶を飲む。

近くの人と雑談。
何度も来ているらしい。雲海の写真を見せてくれた。

おお~、いい写真ですね。今日はどうでしょうね。

さあ~。そのときどきで変わるからね。

しばらく雑談をしていたが、いっこうに晴れない。
霧が晴れるまで、下を見ることにする。

大矢倉跡の石垣に登る石段。広いので楽に登れる。

大矢倉跡の石垣の上。
天守を見ると、、、

霧に包まれた天守。
霧が薄くなり、朝陽が差し込む。右手には青空も。
幻想的な風景。これはこれでいいね。

霧が晴れそうなので、急いで天守(展望台)に戻る。

展望台からの風景。眼下は霧が晴れて川が見える。
上には霧のなごりが残る。

霧のなごりが面白い形だ。

周囲の景色が見えてきた。

青空をバックにした天守跡。手前にはなごりの石垣。

改めて眺める。うまく岩を利用したものだ。

馬洗岩。
この上に馬を乗せて洗い、水が豊富だと敵を欺いたところから名づけられた。
と案内板にある。

改めて天守(展望台)を見上げる。
よくあんなところに造ったものだ。

すっかり晴れた。気持ちがいい。

足元には柱が立っていた跡。

大矢倉跡を見下ろす。

二の丸を見下ろす。

紅葉の下を歩き、

天守(展望台)を望む。

武器庫跡。
柱を乗せる束石(つかいし)が整然と並ぶ。

的場。
弓の稽古をするところ。

改めて、大矢倉跡から天守を眺める。
幻想的な天守もいいが、青空の天守もいい。

1100 駐車場に戻る。

登り始めて4時間。とても面白かった。
山城の人気ナンバーワン、というのも納得。

さあ、浜松まで150キロ。5時間。一気に走ろう。

途中で出会った素敵な風景。

秋の真っただ中です。

1700 浜松の宿に到着。

山あいを走る、なかなかのツーリングコース。
バイクがたくさん走っていました。

■本日のデータ
笛木城跡:史料館で案内ガイドをもらうのがおススメ。城内マップが載っている。

■本日の宿
浜松市内。1階に昔の芸能人風衣装が並んでいる。
アパートを転用したような感じ。流し台あり。
ベッドのスプリングが痛くて寝られないので、ベッドパッドを要求。
チェックアウトしようとしたら、1階でカラオケ大会が始まっていた。
バイクを建物内に置かせてくれたのだが、廊下に芸能人風衣装が並んでいて出すのに一苦労。
カラオケ大会のホスト役のおじいさんが、宿のオーナーだった。
ヤマダ電機の系列だと言う。変な宿。
朝のできごとは、明日(2021/11/13)のブログをどうぞ。