9月19日(水)97日め 自宅に戻る

昨日から何となくテンションが上がらない。

体温を測る。36.5度。問題なし。
連泊して街をブラブラしようかとも思ったのだが。
ここは湯沢。ブラブラするところもない。

家まで170kmほどだし、いったん帰るか。
秋の畑仕事もあるし、衣替えも必要だし。

ということで、いったん帰宅することに。

相棒バイクで6時間で自宅に到着。

というわけで第2ラウンドは終了です。

第3ラウンドの前に出かけたときは番外編として投稿する予定です。

【本日データ】
新潟は思ったより近い。

9月18日(火)96日め 八海山に登る、、、?

新潟と言えば八海山。八海山といえば日本酒。

じゃなくて、修行の山。

鎖を使うところが多く、時間がかかりそうなので、山小屋に1泊する予定。

0730 宿を出発。

田んぼと八海山。新潟らしい風景。

八海山の麓。ギザギザした山頂がはっきり見える。まるでノコギリの歯だ。

八海神社参道入口。ここは通りすぎて先を急ぐ。

ロープウェイ山麓駅に到着。

山麓駅発の時刻表。

料金表。片道1000円、往復1800円。10月以降は少し高い。紅葉シーズンだから?

ロープウェイから山頂を望む。ガスって何も見えない。

チケット売り場のおねーさんがロープウェイにも乗務。いろいろ解説してくれる。画面に(たぶん山麓駅からの)距離と速度が表示される。

山頂駅に到着。

登山者は自分とほぼ同年齢の人たち。

北朝鮮のミサイルに対して、現実的な対応方法が示されている。関東よりずっと意識が高い。

山頂付近の案内図。

八海山山頂は大日岳だが、そこまでにたくさんの岳を越える必要がある。修行の山と言われるゆえんだ。

釈迦岳と摩利支岳の間にエスケープルートがある。途中で無理だと思ったらここからエスケープルートで戻ればよい。
大日岳の先にもエスケープルートがある。大日岳(八海山山頂)に着いたら、下りはエスケープルートを使えばよい。

遭難多発のお知らせ。登山カードはロープウェイの中で書いた。係員が搭乗者に渡して提出を促していた。

滑落死亡事故多発のお知らせ。

う~ん、気を付けねば。

山頂駅を出たところ。山岳遭難防止広報ののぼりが3つも。先ほどの掲示といい、よほど滑落が多いようだ。

ん? 鳥居の上側の梁?(名称不明)がない。外したようになっている。???

鳥居脇の案内板。要所間の距離と所要時間が示されている。
9合目の千本檜小屋に泊まる予定。今日中に山頂(大日岳)まで行ってから泊まるか、泊まってから明日山頂に登るかは状況しだいで考えよう。

山頂駅の展望デッキからの風景。下に見えるのは南魚沼の町。黄色いのは稲。田んぼが多いことがわかる。

登り口周辺のマップ。展望台などがある。まずはこのあたりを回ってみよう。

展望台。

展望台からの眺め。ガスって近くしか見えない。双眼鏡の出番なし。

避難小屋。下山時、ロープウェイの最終に間に合わなかったら、ここに泊まればいい。

登山口。

1010 出発。

登り始めたところ。夕べ雨が降ったらしい。ぬかるんでいる。赤土が多い。

急な坂になる。土が濡れていて、滑りやすい。慎重に歩く。

しばらく歩く。

どうもテンションが上がらない。ウキウキしてこない。
体調が悪いという感じではないのだが、、、
かったるい、歩く気にならないという感じ。

「遭難注意」の掲示やのぼりが頭にチラつく。

やめるか。

やめよう。

テンションが上がらないときに登ってもロクなことがない。

天気もパッとしないし、道もぬかるんでいるし、、、

よし。戻ろう。

1025 登り始めてから、たったの15分。

下山しながら自問自答。

おいおい。いいのか。ブログに書けないぞ。中止しました、って書くんだぞ。みっともないだろ。やれるところまでやってみたらどうだ。

う~ん、いい。やめる。

ワクワクしないのに登ってもしょうがない。

ブログ書くために登ってるわけじゃないし。

中止しました、って書くのもいいんじゃないの。

山頂駅の時刻表。次回のために撮っておこう。最終の時刻が大事だ。

山麓駅に向かう。下は見えるが上はガス。

客は登頂をあきらめたご夫婦と私。計3名。登頂断念組で話の花が咲く。

山麓駅に着く。

山小屋に電話。宿泊をキャンセル。

さて、心温まる昼食でも食べて宿へ戻ろう。

途中で見かけた標識がこれ ↓

あぶない!! こっち側に自分の車が入れるか

強烈な表現。いいね!

【本日のデータ】
日本一周にあたっての基本方針
1. ワクワクすることだけをする。
2. ブログを目的に行動しない。
3. 臆病になる。

9月17日(月)95日め 大地の芸術祭(2)清津峡渓谷トンネル

大地の芸術祭の正式名称は「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。
その参加作品に「清津峡渓谷トンネル」がある。

えっ、渓谷じゃなくてトンネルが芸術祭参加作品?
意味わからん。

でも何だか面白そうな予感。今日はこれを最優先でみよう。

宿から1時間ほど走り、清津峡渓谷入り口に着く。

左に見える白い建物が、昨日ブログに書いた「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館(通称SoKo/ソーコ)」。旧清津峡小学校の体育館をリニューアルしている。

駐車場に相棒バイクを停め、徒歩で清津峡に向かう。

休日だけあって家族連れが多い。車・バイクは通れない。

途中の掲示板。トンネルに入る料金800円。ただし芸術祭期間中料金。

ということは待てよ、今日、芸術祭は終わる。明日は無料になる???
ついついセコイ考えが頭をよぎる。

まあ、せっかく来たのだから行ってみよう。

200mほどで入り口。

トンネル入り口。芸術祭参加作品「N-080ライトケーブ」
※Light Cave 光の洞窟

入り口全体。壁に何か書かれている。

デザインされた案内表示。

料金、営業時間、現在位置

マップの真ん中。全長 約750m、所要時間 約40分~60分。

マップの右端。見晴所が3つあり、最後にパノラマステーションがある。パノラマステーションって?

とにかく行ってみよう。

チケット売り場(常設)。通常料金600円。芸術祭中800円。200円の差は当然。

いよいよトンネル内に進む。照明はグリーン。

休憩&展示スペース。

清津峡形成の歴史。

清津峡とトンネルとの位置関係など。

清津峡の地層学的特徴。六角形の柱状節理がメイン。

先に進もう。第一見晴所まで325m。

2つめの休憩&展示スペース。証明がオレンジに変わる。

清津峡地形模型。

第一見晴台まで225m。

シャッター扉が2つ並ぶ。何だろう?

トンネル工事の際にここから温泉が出たらしい。

証明が赤に変わる。

第一見晴台に着く。左手。

進むと外が見える。

観光客が多い。芸術祭最終日だから?

柱状節理。傾き加減が面白い。

流れの上に柱状節理の断面が見える。なかなか見られない風景。

第二見晴所まで60m。

第二見晴所に着く。あの銀色のドームはなに?

通路の真ん中にドンとある。不思議な光景。

トイレだった。小さくトイレマークが見える。

外の風景。

第三見晴所まで60m。

第三見晴所。不思議な光景。

照明カバーに外の風景が映る。

左が映った風景。右が本物。面白い仕掛けだ。

パノラマステーションまで200m。

照明が青に変わる。

パノラマステーション到着。撮影する観光客でいっぱい。

床の水に人の姿が映る。壁際を進む人たち。

進み方の説明。小さくて気づきにくい。デザイン優先の弊害。

床に薄く水が張られている。水鏡(みずかがみ)。転落防止柵は透明な素材。

正面の風景。

円形の風景。素晴らしい!

デザイナーは誰だ? マ・ヤンソン。中国出身の建築家。まったく知らないが、すごい発想をするデザイナーだと思う。

800円分は十分に堪能した。

さて戻るか。

行くときには気づかなかった絵のようなもの。何だろう?

ここにもある。壁には動物の絵。床には足跡。

ここにも。壁の絵と床の足跡。

これも演出? 手が込んでいる。すごい。気づくか気づかないかの微妙な存在感ラインを狙っている。このデザイナーすごい!

チケット売り場で、この話をする。

え? 動物の絵? あれはリニューアルする前のもので、壁に書いてあったんです。
完全に消し切れてないんです。すみません。

ガクッ! 勝手な思い込み。(私の場合は)よくあるケース。まあ、楽しめたから良しとしよう。

宿に向かう。

と、、、、、こんな看板が目に飛び込む。

うまい酒あります

おお、さすが新潟! 素晴らしい。

入り口。こういう雰囲気だと外れはなさそう。

入り口上の看板。いいね!

看板の説明。なるほど。

期待通り。無濾過+原酒+生酒。この三拍子が揃っているお酒が壁にびっしり。

こっちも。う~~~。素晴らしい。

自己制限金額より少し安い。いいね! で、これをゲット。

宿に着いてさっそく開封。遮光用新聞を剥がす。

鶴齢(かくれい)。

裏のラベル。山田錦100%、精米歩合65%、アルコール分17%。

なんてことはさておき。さっそく飲んでみる。

美味しい!!!!!!!!

飲みすぎたので寝ますぅ お休みなさい~

【本日の思索】

観光とは何か:「安全に」「非日常」に出会うこと。VRではない現地で。

美味しい日本酒とは何か:無濾過原酒生酒。これに尽きる。銘柄? そんなの関係ねぇ~ 精米歩合65%? 精米しすぎない(高級すぎない?)ほうが美味しい。
お米の味が感じられるから。