6月30日(土)28日め 平泉散策(その1):毛越寺と中尊寺

最初に平泉文化遺産センターに向かう。事前に下調べをしていない観光地の場合は、まず「資料あるある系」の場所に行くことにしている。ここで全体像を把握し、マップなども入手し、どこを観るかを決めるのだ。マイナーだが面白い場所が見つかることがある。それが楽しい。

で、まずはセンターのすぐ隣にある金鶏山に登ることにする。藤原氏と関係の深い山で、100mぐらいの小山だ。

登り口に相棒を置き、カメラだけ持って登る。

登り始めはこんな感じだが、だんだん急になる。

傾斜が分かる角度で獲ってみた。こんな感じ。10分ほどで頂上に着く。

遠く栗駒山が見える。

次に毛越寺(もうつうじ)に向かう。ここの庭園が有名なので楽しみにしていたのだが、、、

花菖蒲が綺麗だったが、庭園には心踊らず。わざとらしい中国風の舟が「逆」効果をあげていた(笑) 俗っぽい極楽浄土。ちょっと悲しい。

ひとつだけ興味深かったのは、これ ↓「遣水(やりみず)」 ※タッチ/クリックで拡大すれば解説文が読めます。

「発掘調査中に往時の姿そのままに発見された」ということだが、発掘調査があってもなくても、その当時からずっとこのままの姿でずっとここにあったはずだ。

有名な寺院が持つ、強固な組織的継続力、資産管理能力、そして集客力。これは信仰心とは別の「ビジネス的な基盤の強さ」というものだと思う。

これ ↓ は信仰心なのかビジネスなのか、私には判断不能。

順序からすると次は中尊寺か。どうも心が踊らない。大学生のときに金色堂には行ったし。でもまあ金ピカが再現されたというので、一応は押さえておくか。

と思いつつ、行ってみた。

特記事項なし。

お守りのバリエーションが多かった。世俗感満載。

しいて言えば、面白かったのはこれ ↓ 「金色堂覆堂」

金色堂建立後50年で覆堂とは! 「屋上屋を架す(重ねる)」とはこのこと。

金色堂を必死で守る覆堂。中尊寺で共感できたのはこれだけだった。

昼食抜きだったので売店で買った、かりんとうまんじゅう。魔が刺した、とはこのこと。

昨日で賞味期限切れ。宿に着いてから気づいた。残念!

返しに行くのも面倒なので食べてしまった。観光地あるあるネタ、と思えば腹も立たない。

(お詫び)

とアップした直後に2人の方から賞味期限7月29日だからまだ1か月もあるよ、というご指摘あり。確かに。ということで、中尊寺さん、ごめんなさい。勘違いでした。

【本日のデータ】

奥の平泉 くるみ かりんとうまんじゅう みそ味(10個入り):540円