2019/9/07 屋久杉自然館&滝巡り(D201)

屋久杉自然館はバスに乗るために行っただけだったので、じっくり中を観ることにした。そのあとは滝巡り。

AM 屋久杉自然館を見学

手前のは屋久杉を運んだトロッコ。
後ろの建物は屋久杉自然館。円柱形。屋久杉をイメージした意匠だ。

料金600円を支払って中に入る。

縄文杉の折れた枝。普通の杉の幹ほどの太さ。別格、という言葉が浮かぶ。

トロッコで杉を運ぶ写真。
あんなヨレヨレの線路でこんな重いものをよく運べたと思う。いろいろな事故もあったのではないか。

杉を切るチェーンソー。ムチャクチャ重い。
20.5kg! 2.08m! オレより大きい。
よくこんなもの使えたなぁ。驚愕。

杉を切るノコギリ。
目視で1.5mはある。

歯の形が独特。R状に深くえぐれているのは、木くずをかき出しやすくするため。

PM 滝巡り

大川の滝。
なかなかの迫力。

千尋(せんぴろ)の滝。

花崗岩の岩盤を落ちる。
この花崗岩、千人が両手を広げて並んだぐらいの幅があるらしい。

仲間ガジュマル。
沖縄にはもっとすごいガジュマルがあったが、ここのは形が独特。
映画の舞台にもなったらしい。

トローキの滝。
落差はたいしたことないが、海に直接落ちるので有名。
轟きの滝→とろろきの滝→とろーきの滝→トローキの滝、ということらしい。

駐車場から滝までの道には小さなカニがたくさん。
穴から出たり入ったり。
素揚げにしたらカリカリで美味しそう。

夕飯は宿の近くの有名なお店に。

カメノテと言う甲殻類を食べてみた。こちらでは有名。

一つだけアップで。
指でキュっと押すと、パキっと割れて身が出る。それを食べる。
貝と言えば貝だが、ちょっと独特。甲殻類ミョウガガイ科。
まずくもないが、美味しくもない。話のネタ、という感じ。

【本日のデータ】
すべての滝は見学無料。
トローキの滝は、見学スポットを探すのに苦労する。

【本日の宿】
昨日と同じ。安房市街の小さなビジネスホテル。

2019/9/06 ヤクスギランドを歩く(D200)

ヤクスギランドは屋久杉の中をお手軽にトレッキングできるエリアだ。
80分コース、150分コースなど、いくつかのコースがある。

入口で入林協力金500円を支払って中に入る。
小雨模様だったが、せっかくなので一番長い150分コースを歩くことに。

大小の切り株が点在する。

樹齢千年を超えたものだけが屋久杉と呼ばれるらしい。

吊り橋がいくつかある。ゆらゆら感が好き。

流された倒木。ここも歩道の一部だ。ロープに沿って歩く。

コースの分岐点。150分コースは細い山道を登るのだ。

道がしっかりと登山っぽくなってくる。いいね。

またまた大きな切り株。別の新しい樹が根を下ろしている。

ひげ長老。小学一年生が考えた名前だ。苔が髭のように見えるから、だそう。

天柱杉。天を支える柱なのか?

母子杉。二本の杉の根元がくっついている。
なぜ父子杉じゃないのか、などと野暮なことは言わないでおこう。

150分コースを3時間かけてゆっくり回った。
縄文杉ほど体力は使わないので、手軽に屋久島の雰囲気を楽しめる。お薦め。
ヤクスギランドという軽いネーミングのせいで損してる気がする。

ヤクスギランドを出て車に乗ろうとしていたら、警備員のおじさんに紀元杉を観に行くことを勧められた。

紀元杉は車で10分ほどだから行ってみなぁ。
触れるよ~。パワーがもらえるよ~。

触るの? そりゃいいね。
ということで、行ってみた。

樹高19.5メートル、胸高周囲8.1メートル、推定樹齢3000年。
すごい迫力。

遊歩道が近いのでこのように触れる。パワー、いただきましたぁ。

宿に戻る途中、5月の大雨で崩れた場所を確認。
バスが立ち往生して314人が帰れなくなった場所がここ。
現在は通れるが、まだ工事中。

【本日のデータ】
ヤクスギランドまでは車で行ける。
紀元杉まではそこから車で10~15分。
いずれも屋久島を味わえるお薦めスポット。
ヤクスギランドは500円、紀元杉は無料。

【本日の宿】
昨日と同じ。安房市街の小さなビジネスホテル。

2019/9/05 縄文杉に会う! 往復10時間30分歩き通しでヘトヘト(D199)

さあ、今日はいよいよ念願の縄文杉だ。
今回は3度目のチャレンジ(注)。何とか成功させたい。

(注)
1度目:島に渡る前日、屋久島に降った大雨で崖が崩落。荒川登山口(縄文杉への出発点)に通じる道路が通行不能になった。縄文杉に行っていた314人が荒川登山口で一夜を明かした。詳しくは「2019/5/18 鹿児島行きフェーリーに乗る(D181)」参照。
2度目:屋久島に渡ったその日にドクターヘリで鹿児島の病院に運ばれた。詳しくは「2019/7/22 (後編)ドクターヘリで屋久島から鹿児島に!(D192_2)」参照。

0330 起床。出発準備。宿に頼んでおいたお弁当(朝・昼)を受け取る。

0420 レンタカーで宿を出発。

0430 屋久杉自然館に到着。交通規制があり一般車は荒川登山口までは行けない。ここからバスで行くのだ。

0500 バス出発。

0540 荒川登山口到着。
朝食弁当を食べ、準備体操をし、トイレに行く。

0600 記念撮影をして出発。

はたして無事に往復できるのか? 不安でいっぱいだった。

トロッコの軌道を歩き始める。
前を歩くのは、わが家の女王陛下。公務がないので私も行く、ということで同行。

インディジョーンズ風のトンネル。
写真を撮っているのは、山ガールとガイドさんのグループ。

じゃあ、私も、ということでパチリ。

朽ち果てたトロッコの車両。おそらく展示品。

斜面から流れ落ちる水。屋久島らしい風景。

花崗岩剥き出しの山肌。

手すりがなく、幅が狭いトロッコ橋。よろけると落ちそう。慎重に渡る。

小杉谷小・中学校跡。
案内板を見ているのは前を歩いていたグループ。
私たちはガイドさんなしだったが、ガイドさん付きのグループが多かった。

と、ヤクシカ発見!
ラッキー!と思いつつ写真を撮る。
動きが速く、まともに撮れたのはこれ一枚。

手すりがある幅広いトロッコ橋。
いい雰囲気なので記念撮影。

トロッコの引込線。
分岐ポイントの切替ハンドルが渋い!

0900 大株歩道入口に到着。ちょうど3時間歩いたことになる。
トロッコ軌道はここで終了。ここからは登山道になる。
トイレに行く。この先にはトイレがない。

0910 登山道を歩き始める。
これからが本番だ。ここから縄文杉まで往復4時間の予定。

岩と根の道が続く。

翁杉(おきなすぎ)

0950 ウィルソン株

屋久杉の切り株だけが残ったもの。中は空洞。胸高周囲13.8m
豊臣秀吉の命令により大坂城築城のために切られたと言われている。
アメリカの植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソンが西洋文化圏に紹介したので、この名が付いた。

ウィルソン株の中からの風景。
ハート形に見えるのは特定の一カ所だけ。その場所を探すのがポイント。

アップダウンが延々と続く。

ところどころに木製の階段が設置されている。
階段はつらい。歩幅が強制されるからだ。
膝を手で押し下げ、ウン、ウンと言いながら登る。

1045 大王杉

1050 夫婦杉

2本の杉の枝がつながっていて、まるで手をつないだように見えるから夫婦杉。
う~ん、手をつなぐ夫婦はあまり見たことがないのだが、、、

1120 老木に食べられそうになる。

何とか脱出成功(笑)

1135 メドゥーサの杉

メドゥーサはギリシャ神話に登場する髪の毛が毒蛇の女性。
確かに似ている。見たことはないけど。

1140 縄文杉に到着!

やったー!

展望デッキが少し離れていて、これ以上近づけないのが残念!
もっと近いところから、周囲16.1mという太さを感じたかったのだが。

1200 下山開始

帰りはつらい。
黙々と登山口を目指して歩く。
疲れて足がもつれる。転ばないよう慎重に歩く。
トイレに行きたくなってきた。ガマン、ガマン。

1350 大株歩道入口に到着。登山道はここで終了。
トイレに駆け込む。
お弁当を食べる。
沢の水を飲む。ペットボトルにも入れる。
屋久島の水は美味しいので有名だ。確かに美味しい。

1410 出発
ここからはトロッコ軌道を戻る。
荒川登山口到着目標を1630と決め、ドンドン歩く。

1620 荒川登山口到着。10分後に帰りのバスが出ると言う。ラッキー。

1630 バス出発

1710 屋久杉自然館に到着。車に乗り換えて宿に向かう。

1730 宿に帰還。
無事に往復できてよかった。女王陛下、お疲れさまでした。

【本日の夕食】

トビウオの姿揚げ。
羽がパリパリで美味しかった。

トビウオのすり身の薩摩揚げ。弾力性があって美味しかった。

【本日のデータ】
歩行時間:10時間30分(休憩を含む)
歩行距離:35.7km
歩行歩数:4万4599歩(起床から就寝まで)
登った階数:88階(換算値)

【本日の宿】
昨日と同じ。安房市街の小さなビジネスホテル。
夕食はこの宿で食べた。